2004/08/28
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テーマ: 社交ダンス(8433)
スタンダードは持久力。何が大変かといって、姿勢を保つのが大変です。男性は自分がハンガーになったように両ひじをはり、まっすぐに胸をはった姿勢で踊ります。女性と男性は二人の腕で輪を作るようにホールドし、お互いの右ボディでコネクションをとりながら踊ります。

踊っているうちにだんだん腕が重くなってきて床と水平に保っているのが苦痛になってきます。女性は顔を斜め左上方にむけたままずっと踊るので、首や肩がものすごく凝ってきます。

みんな決まったルーチンしかできませんから、箱の中でチョロQをたくさん走らせるようなもので、あっちでもこっちでもガンガンぶつかります。ぶつかるとよけい男女の組んでいる姿が崩れて、慣れていないと心理的にも動揺するのでなかなか練習のようにはいきません。

ぶつかったからといって落とされることはありませんが、あまり頻繁でしかも故意だと、たとえそれが「よけられないから」といっても審判に好印象を与えることはできないので、ぶつかりそうになってよけられないなら止まる、止まれなくてぶつかったらあやまる、でしょうか。

大切なのはぶつかった後にいかにすばやく気持ちを切り替えてまた音楽にのるかだといわれたことがあります。ぶつかるとどうしても目立ちますから審判の目がそちらを向くので、そのあと上手に踊れば間違いなく点が入るのだそうです。

私は先輩のアドバイスに従って、ずっと2階観客席を凝視して、口で「い」の形を作ったまま踊り続けました。午前中のラテン競技同様、「笑顔で好印象」を狙ったわけです。腕は重いし首は凝るし、はっきりいっていっぱいいっぱいでしたが、後から聞くと「余裕で踊ってたね」「楽しそうだったね」なんていわれてしまい、この作戦はわりと成功だったことが分かりました。

そして、結果はなんと準優勝!「ひょっとして私たちって才能あるの?」これはとんでもない誤解なんですが、このときはそれで有頂天でした。





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Last updated  2004/09/14 01:37:43 PM
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