＜第６２話＞硫酸亜鉛

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2004/10/23

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テーマ：社交ダンス(8731)

カテゴリ：社交ダンスA級への道

ダンスよりも長く、１０代のころから続けているライフワークがもう一つあります。ロックバンドです。始めた頃は、「３０過ぎてバンドなんかやってたら、化石だぜ。」なんていってましたが、もう、とっくに化石を通り越してしまいました。今でも月に１回集まってセッションを続けていますが、メンバーはいろいろ入れ替わって、今のメンバーになったのは丁度ダンスの競技会に出始めた頃からでした。バンドの名前はZinc Sulfide （硫酸亜鉛）といいます。

2000年になって、「久しぶりにライブやろう」という話で盛り上がり、６月と７月の２回、都内のライブハウスで演奏することになりました。その時のメンバーは私も含めて４人、ドラム、ベース、ギター、そしてヴォーカルです。私（ヴォーカル）以外はみんな独身男性で、プロになってもいいくらいのすばらしいテクニックを持った、かっこいい男達です。キーボードはどうしても見つからなかったので、私がショルダーキーボードを抱えて、必要最低限のキーボードを弾きながら歌うことになりました。

いつものんびり演奏している私たちも、ライブが決まると演奏する曲を絞って、ゴールデンウィークが終わったころから練習のペースも普段の月1回からだんだん増えていきました。メンバーはそれぞれみんな仕事を持っていますし、職場も住んでいるところもバラバラなので、集まるのは必然的に週末。

主人はバンドをやっていませんから、私だけが週末不在で、せっかく「週末練習できるダンススタジオ」を確保したにもかかわらず、ダンスの練習からはますます遠のいていきました。

メンバーに時々、
「ラテンバンドやろうよ。パーティで週末バイトできるよ。」
と、いったりしますが、ヘビメタ（ロックの中でも、最もうるさいジャンル）や、プログレ（クラシックとロックの融合のような、１曲が長く、変拍子があったりして踊れないジャンル）の好きなこのメンバーには無理。

「ロックで社交ダンス踊んないでよー。」
メンバーは、私が社交ダンスを始めたことを知っているので、こんなことをいわれました。リズム的にはジャイブはロックンロールですし、チャチャチャもポップロックです。バラードでルンバも踊れます。スタンダードは、さすがに無理ですね。ジャンルが違いすぎます。

ライブをやるにあたって、
「衣装、どうする？」
ということになりました。待ってました！
「私のダンスウエア貸すよ」
ダンスをやっている母からもらったダンボール２箱分の衣装がありますから、選り取り見取りです。

練習の時に、いくつか持っていってみんなに見せたところ、思いっきり引かれてしまいました。ヒラヒラ、キラキラ、スケスケ。
「勘弁してくれよ。友達来るのに見せらんないよ」
ライブだってダンスだって、お客さんに見て喜んでもらうってとこは一緒なんですから、派手なほうがいいと思ったんですけどね。

結局、ダンスウエア着て、ダンスシューズ履いてライブに出たのは私だけでした。バンドに関する面白い話はまだまだたくさんありますので、追々書いていきたいと思っています。社交ダンスのテーマから逸脱しない程度に。

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今日、新潟で大きな地震がありましたね。私たちは、月に1度のセッションの日。地震があったときは、多分エアロスミスで盛り上がっていて、全く気がつきませんでした。終わって外に出ると、スタジオの受付にいた人が｢地震あったの知ってます？｣といわれて、東京も震度４だったことを知りました。ドラム担当のサンちゃんは、お父さんの実家が震源地になっていたので、いつものスタジオのあとの飲み会には参加せずにあせって帰りました。

＜ドラムのさんちゃんからのメール＞　父方の実家が、新潟県小千谷市三佛生・・という所でして、 Studioでニュースを見た時はビックリ！！被害の大きかった場所は、小千谷市の国道17号線（山側）で親戚は、信濃川を挟んだ平野部分という事で、全員無事でした。みなさん、ご心配をおかけしました。

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