2006/04/11
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カテゴリ: 競技会関連
海へ向かう道は、とても急な下り坂でした。最寄り駅は熱海の隣の来宮(キノミヤ)というところだったんですが、そこから約1キロほど、ひたすら転がらないように坂を下って行きます。

しばらく行くと、細い道沿いに床屋さんを見つけました。競技会に向けて散髪しようかなと言っていましたので、『床屋さん、あるよ。』と、彼を見ると、その視線の先にはもう一件の床屋さんがありました。

「床屋さん通りだね!」

車一台とおるのがやっとの、強烈な坂の中腹に2件も床屋さんがあるなんて面白いと私は思ったのですが、

「床屋さん2件くらいで『床屋さん通り』はないでしょ。うちの近所なんか、もっといっぱいあるじゃない。」


ドールハウス「理髪店」 レトロ調/時計、ランプ付


確かに。でも、この坂は、他に店が何にもないのに、床屋さんだけ2件ですよ。まあ、あんまり深く追求してもしょうがないんですが、その2件を通り越した先に、実はもう1件あったんです。

とりあえず、日が暮れないうちに観光しようということで、床屋さん通りを通過し、海に向かう遊歩道に入りました。

この遊歩道は、実にユニークです。細い川に沿って奇麗に整備されていて、カラーのタイルが敷き詰められているし欄干も並木も美しいんですが、ときどき変わったオブジェが登場します。

干上がったタコがぐったりしていたり、牙を剥いた豹がいたり、これはいったいどんなコンセプトで作られたのか作者の意図が全く読めない、非常に興味深い遊歩道でした。

たこわさ



熱海ムーンテラス ムーンテラス

ものすごい風です。多分、瞬間最大15mくらいは行ってたと思います。

私たちは、折角来たんだから『熱海の海岸、意地でも散歩』して、貫一&お宮の像までたどり着くぞと暴風の中、砂にまみれて歩いて行きました。

お宮

テープが回っていて、多分この像の由来なんかを説明してくれてるんだと思うんですが、風の音がすごくて全然聞こえません。側に碑文があって、尾崎紅葉の 金色夜叉 が新聞の連載小説として人気を博したことなんかが書いてありました。

昔、文庫で読んだ記憶があるんですが、ようするに、両親の薦めで金持ちの男と結婚することになったお宮と、それまで恋人同士だった貫一が、未練たっぷりに別れたのがこの熱海の海岸だった訳です。
「來年の今月今夜になったならば、僕の涙で必ず月は曇らして見せるから...。」

何だか話題がどんどん社交ダンスから遠のいて行きます。ところでタイトルの「わさび」って何でしょう。明日はそのお話。

(つづく)

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Last updated  2006/04/11 11:58:59 PM
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