上海の伯爵夫人

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2008/05/08

(8)

テーマ：社交ダンス(8693)

カテゴリ：映画のはなし

舞踏会でウィンナー・ワルツを踊る美しい紳士淑女。

物語はそうして始まります。

1936年、第２次世界大戦に向けて世界が大きくゆれ動いて行った時代の上海には、革命を逃れ、貧しい暮らしを余儀なくされたロシア貴族が多く住んでいました。

ソフィアは、伯爵夫人でありながらバーで客のダンスの相手をして一家を養っています。

一方、アメリカで家族を失い盲目となった元外交官ジャクソンは、バーのオーナーとなって上海に暮らしていました。

日本軍の侵攻が始まった上海で二人の運命は交錯します。

実は私、甲乙つけがたい大好きな男優さんが世界に二人いるんですね。

そのうちの一人がこのジャクソン役のレイフ・ファインズでして、彼の出ている作品はほとんど見ています。

まだ見てないのはハリー・ポッターの最新作くらいでしょうか。

もう一人、ずーっと昔から好きな日本人俳優がいるんですけど、なんと信じられないことにこの二人が共演してるんです。

その日本人俳優は真田広之。

20年以上前にもらった真田さんのサインは、いまも家宝として実家においてあります。

この映画の中では当時の日本を陰で動かしていたマツダという役をやっていて、なんと二人は友人同士。

不思議な感覚でしたね～。

しかも、社交ダンスも絡んでくるし。何なんだこれは。

映画の解説には、「風と共に去りぬ」や「カサブランカ」に匹敵する壮大な作品とか、大人が楽しめる超一級のエンターテインメントなんて紹介されてますが、私としては元カレと本命が親しく話してるようなとでもいいましょうか。

今一つ物語に入り込めないものがありました。