2011/03/07
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テーマ: 社交ダンス(9449)
カテゴリ: 映画のはなし
本年度のアカデミー賞作品賞を受賞した映画。

予告編を見た段階からウルウル来てたんですけど、実際に見た感想はクールなものでした。

むしろちょっとイラっと来たくらいです。

エリザベス女王の父親に当たるジョージ6世は、言葉が上手くしゃべれない王様でした。

原因の一つは幼少期に乳母から受けた虐待のようです。

その乳母はどうなったのか気になるところですが、そんなことは話題になってませんでした。





お話のメインは上手くしゃべれない王様がいいコーチャーに出会って、9分に渡る長い『開戦のスピーチ』を無事に出来たってところです。

ラジオを通じて流れたスピーチを宮殿前の広場で、街角で、家で、車で、イギリス国民は神妙に聞き入っていました。

その様子を見てだんだん腹が立って来た訳です。





上手くしゃべれたことに対してちやほやする周りもどうかと思いますけど、それが王様と平民の違いなんでしょうか。

王様は話せただけで喝采を受け、庶民はあっけなく命を落として忘れられてしまう。

もちろん王の星のもとに生まれて来た人はその使命を果たすしかないし、それを責めてもしょうがないことはよーく分かってます。

でも、この生まれながらに違う命の重みって何なんだって思いませんか。

昔の王様は自ら武器を取って兵士の先頭に立って戦ったから王様だったんですよね。ロード・オブ・ザ・リングみたいに。



きっとこの映画で描きたかったのは、ヘレン・ケラーがサリバン先生の熱心な指導のもと初めて言葉を発した瞬間みたいなことなんでしょうね。

歌が苦手な人は歌手になる必要はありませんが、王様は職業を選べないって言うのは確かに気の毒です。

でもお兄さんはあっさり王様やめて愛人に走りました。

やめようと思えばやめられるんですね。これもびっくりでした。




面白かったのは戴冠式に使われたウエストミンスター寺院の中を見られたことかな。

去年ロンドンに行ったとき外からしか見てなかったので。





みんなが絶賛してるのにそれに乗り切れない自分がもどかしくもありますが、私的にはそれほど面白い映画ではありませんでした。

残念…。

予告編は感動的です。

英国王のスピーチ









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Last updated  2011/03/09 12:15:48 AM
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