2012/10/02
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カテゴリ: 映画のはなし
愛するものを失った人生に、意味はあるのか。

1960年代のL.A. 

一人で生きるのは辛すぎた男の、たった一日の物語りです。



イギリス人大学教授ジョージは、水の中で裸でもがく悪夢で目覚めます。

彼は当時はまだ世間には認められていなかった同性愛者。

長年連れ添った恋人ジムを8ヶ月前に交通事故で亡くし、その悲しみから抜け出せずにいます。

ジョージは死を決意し、あと一日だけ生き抜くことにしました。



人間死を覚悟すると世界が違って見えるって言いますけど、彼の場合もそうだったようですね。

嫌いだった隣の子をかまったり、めんどくさい元カノのチャーリー(ジュリアン・ムーア)に会いに行ったり。



これが監督の意図だったのかもしれません。

なかなか人生は不思議なもので、終わりにしようと思うと逆に終わりたくない魅力的なものが現れたり終わることへの恐怖が生まれるんですね。



静かな映画なんですけど、うちに秘められたジョージの感情の起伏をコリン・ファースが上手く演じています。

物語りも『えーー!なんでそうなるの?』みたいなどんでん返しがあって、印象に残りました。

彼はこの映画で2009年の英国アカデミー賞とヴェネチア国際映画祭で主演男優賞を受賞しています。

翌年、 英国王のスピーチ でアカデミー賞主演男優賞受賞した俳優さんです。



世界的なファッションデザイナーとして知られるトム・フォードの監督デビュー作だそうで、そういえば数少ない登場人物の服装が凝ってた気がします。

『ネクタイはウィンザーノットで』

ジョージが遺書にネクタイの結び方まで指定するところなんか、ファッションに携わる人ならではのイギリス人っぽさの表現だと思いました。

原作はクリストファー・イシャーウッドの同名小説。


シングルマン









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Last updated  2012/10/02 12:59:55 PM
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