2017/08/23
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カテゴリ: 映画のはなし
南極の基地で料理人を務める人ってどんな人なんだろうと思ったことがあります。

雪と氷に閉ざされた地で一年中寒いわけでしょ。娯楽もあまりないだろうし。

材料だって現地調達できないし、かと言ってあり合わせのものという訳にいきませんよね。

極寒の地で仕事されてる方々はエネルギー消費量が普通の人より多いはずですからその胃袋を満たし、かつ飽きのこないバラエティに富んだ食事を出さなくてはいけない。

料理人にとっては凄いチャレンジだと思います。





1年をフランス南極基地のシェフとして勤め上げた女性がいたんです。

これは実話です。

しかもその女性は、南極に赴く前の2年間、フランス大統領の専属シェフを勤めていました。

史上初の女性シェフだそうです。







フランス料理というとちょっと敷居が高い気もしますが、『フレンチの神様』とも呼ばれるジョエル・ロブションの名前をご存知の方も多いかと思います。

日本にも何件か店を出していてミシュランガイドでも三ツ星獲得してますね。

そのロブション氏の紹介ということでミッテラン大統領のお抱えシェフに抜擢されたのが、この映画の主人公オルタンス・ラボリでした。





ミッテラン大統領って、政治家じゃなかったら料理人になってたというくらいレシピ本を子供の頃から愛読されてたようです。

大統領が望んでいたのは豪華なフランス料理ではなく、田舎の家庭料理だったんですね。

パリのエリゼ宮殿に突然呼び出されたオルタンスは、自分にそんな大役が務まるだろうかと悩みます。





宮殿に働く何千人もの料理を用意するシェフたちは男性ばかり。

彼らのやっかみもあって人間関係ではうまく折り合いをつけることはできないんですが、素材から厳選する彼女の料理は大統領の舌を満足させるものでした。





2年目に入り、大統領も高齢ということで専属の医者に彼女の料理がダメダシされるようになるんです。



様々な重圧に疲れ果てた彼女は、2年で職を離れることにするんですね。





『大統領の料理人』(原題:Les Saveurs du palais)は、実在の料理人ダニエル・デルプシュをモデルとした2012年のフランス映画。 クリスチャン・ヴァンサン監督作品です。

素朴な家庭料理といっても大統領の食卓を飾るものですから、私から見たらみんな凝ったご馳走でしたよ。

デザートも美味しそうでした。

険悪な空気を和ませる大統領の話術も感動的です。


大統領の料理人







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Last updated  2017/08/23 06:13:25 PM
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