2020/12/22
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カテゴリ: TVのはなし
2018年放送のNHKスペシャル「人体」第7集 “健康長寿” 究極の挑戦の再放送を見ました。

テーマは細胞が出すメッセージ物質 『エクソソーム』 についてでした。

電子顕微鏡で見ると細胞がピカピカ光って大きさはわずか1万分の1ミリのカプセル状の物質エクソソーム (Exosome)を放出しているのが分かります。





以前はゴミだと思われてたようなんですが、今から13年前にスウェーデン人の科学者ヤン・ロトバルさんがエクソソームの中に重要なメッセージが含まれていることを発見しました。

マイクロRNAという遺伝物質で、遺伝子の働きを制御することが知られています。





例えば傷ついた細胞を修復するために『もっと血液送って』と言うメッセージカプセルを受け取ると、その細胞に向かって毛細血管を伸ばしたりするらしいです。

エクソソームはあらゆる細胞が出していて、身体の中を100兆個以上流れていると考えられています。

まるで世界中をメッセージが飛びかう情報化社会のようですね。







自分が増殖するために『もっと血液送って』メッセージを送りつけて騙し、毛細血管を作らせて栄養分を取り込んで増えていきます。

転移にも使われていて、厳重にガードされているはずの腹膜のあちらこちらに『お前の役目は終わった』メッセージを送りつけ、ガードを緩めてがんの腹膜への転移を許してしまうのだそうです。

怖いですね。

現実社会にもいろんな詐欺被害がありますが、体内でもそんな詐欺行為が行われていたとは知りませんでした。





これに対処するために、ガンから発せられたエクソソームに目印をつけると言う治療法が開発されているそうです。

悪いやつだと見分けられるようにカプセルに目立つ旗を立てるイメージです。

マウスの実験ではこれで増殖を抑えられると言う結果が出ているようです。

2年前の番組ですから、もう治療に使われているでしょうか。





生物の進化ってすごいなと思いますけど、必ずしも自分に都合の良い環境ばかりではないので適応できずに絶滅のピンチを迎えた物も数多く存在します。

直面しているコロナウィルスもそうです。

何も対策を立てなければ人類滅亡のピンチを迎えたかもしれません。

人間には知恵という武器があって、それを共有することで生き残るための対抗策を編み出し、存続してきたのだと思います。









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Last updated  2020/12/22 08:13:34 PM
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