2023/03/01
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テーマ: 社交ダンス(8420)
カテゴリ: アニメのはなし
1970年代にドラマ化されたエドモンド・デ・アミーチスによる物語が、劇場版としてリメイクされた長編アニメーションを見ました。

イタリアから9歳の少年マルコが、単身アルゼンチンまで母親を訪ねていく物語。

子供の頃に本で読んだ気がしていたんですが、記憶違いだったようで結末を知りませんでした。

結局、お母さんに会えたのか、会えなかったのか?

皆さんは覚えておられますか。





そもそもマルコがイタリア人だったところから知りませんでした。

1800年代の後半、ジェノバの人々は不景気に喘いでいて、多くの人たちが出稼ぎや移民として南米に船出したんです。

マルコの父親は貧しい人たちからお金を取らずに診療所を営んでいたため、経営は苦しく、母親が一人アルゼンチンに出稼ぎに出ることになりました。

ブエノスアイレスで仕事についた母親から毎週のように手紙が届いていたんですが、それが突然プッツリと途絶えます。







しかし母親の安否がどうしても気になるマルコはペットの猿アメディオと共に密航を試みるんです。

マルコの固い決意を知ってついに父親も折れ、小さな子供には過酷な遠い船旅に出すことにしました。





ちょっと疑問に思ったのは、イタリア人のマルコがスペイン語圏のアルゼンチンで言葉が通じたのかということ。

まあ同じラテン語系の言語だし、イタリア語を話す移民も多かったんでしょうね。

嵐の海を越えてようやくブエノスアイレスにたどり着くと、母親がコルドバという数百キロ離れた場所へ引っ越したことを知らされます。

警戒心の緩い子供ですからスリに目をつけられて、知り合いもいない見知らぬ土地で無一文となってしまうんです。





絶望的な状況ですが、マルコはついてる男です。

先に旅立ったペッピーノ一家に偶然出会うんですよ。

旅芸人ですから一緒にコルドバまで馬車で送ってくると言ってくれます。





コルドバに行き着くまでも色々あって大変だったんですが、着いてみると母親はさらに遠いトゥクマンという所に引っ越したと言われ、なかなか会えないんですね。

雪の降る山道を金もなく、靴は破れ、お腹も空いてボロボロの状態で歩いていて、このまま フランダースの犬





三千里というと12000キロですが、飛行機や通信の発達した今なら大したことないのかもしれませんが、そう言ったものがない時代ですから9歳の少年でなくても命懸けの旅ですよね。

これでハッピーエンドでなかったらどうしてくれようという感じです。

劇場版 MARCO 母をたずねて三千里は、1999年製作の映画で、楠葉宏三監督作品です。

いい話でした。シーナ・イーストンがテーマ曲歌ってます。






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Last updated  2023/03/01 06:46:41 PM
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