2023/10/25
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テーマ: 社交ダンス(8420)
カテゴリ: アニメのはなし
100年前に魔族と人間の戦いが終結し、人間は定期的に魔族の王へ生贄を差し出す取り決めになりました。

二つの世界は完全に分断され、お互いに敵意識を持ち続けています。

99番目の生贄として魔族の王に捧げられた少女の名はサリフィ。

生贄の儀式が行われる秘密の部屋に入ったサリフィは、魔族の王ではなく、美しい人間の姿の王と出逢いました。





魔王は普段は大きなライオンのような姿をしています。

どの魔族よりも強い魔力を持つ王の家系の血を受け継いでいて、多民族を支配する魔族国家オズマルゴに君臨していました。

しかし魔族と人間の混血なので、魔族世界の空を覆っている瘴気(しょうき)が消える天啓の日には人の姿となってしまいます。





この秘密は王以外誰も知ることはなく、これまで生贄として差し出された娘たちは全て食されることはなく密かに逃し、王は自分の血を流すことによって儀式を演出してきていました。

それを知ったサリフィは、魔王に勇敢な心(レオンハート)の名前を与え、彼と共に王宮に留まることにします。







王宮の家臣たちは大反対でした。

よりによって忌み嫌う人間の少女を王妃候補として選ぶなど、国民たちも納得するはずもありません。

オズマルゴの宰相シリウスは、幼い頃から王の側近として仕えていて、なんとかしてサリフィを追い出そうと画策します。





聖獣を召喚させたり、気難しい属国の王をつつがなくもてなすよう試練を与えたり、人間にはかなりハードルの高い無理難題を次々と出してきました。

サリフィには両親もいないし、最初から生贄にするために育てられたブランド牛のような存在ですが、その立ち場を完全に受け入れているので、もう怖いものがないんでしょうね。

そして何より、どんな姿であれ、王様を愛していたんです。





『贄姫と獣の王』(にえひめとけもののおう)は、『花とゆめ』に連載された友藤結による少女漫画が原作のアニメです。

2023年4月から全24話が放送されました。





千夜一夜物語や、美女と野獣の物語を思い起こさせるような話だなあと思いながら見ていたんですが、魔族と人間の対立や偏見・差別などが、現代の多様性問題にも通じる気がしてだんだん面白くなってきました。

古い慣習や思い込みで行き詰まりを感じる登場人物たちに、サリフィが優しく語りかけ、角度の違うものの見方でさりげなく気付きを与えるので周りも次第に彼女を受け入れるようになります。

最後に明かされる王の出生の秘密にも予想外の驚きがありました。





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Last updated  2023/10/26 07:54:15 PM
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