Flatのガンプラ製作日記

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2024.06.15
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「仙文閣の稀書目録」です。


仙文閣の稀書目録(1) (角川文庫) [ 三川 みり ]

仙文閣なる場所があると言う。
その場所、ありとあらゆる本を所蔵しており、時の
朝廷の干渉も受けないと言う伝説のような場所。
正確な場所を知る者は少なく半ば伝説として語られる
聖域。


無邪気にそこに行ったらたくさんの本が読めると
ワクワクしたものでした。
しかし、老師である柳老師がいわれのない罪で処刑
され、彼の書いた本もすべて焚書されそうと認識し、
文杏には新たな目標が生まれます。
老師の書いた本を仙文閣に預けて、焚書から逃れる
ことです。
何とか仙文閣に辿り着いた文杏でしたが、仙文閣の
蔵書になっても、永久に残るわけではないと言われ、
仙文閣に不信感を抱きます。
労使の残した最後の言葉が書かれた本です。預けて

いきません。
文杏は仙文閣の本質を見極めるために、仙文閣に
住みこむことにしたのでした。

私は「本が永久に残るわけではない」とは紙なので
だんだん傷んでくるとか、権力者が実力で本を奪いに

かと思ったのですが、また別の意味でした。
本の命はその本の存在を存在すると認知すること。
どこにあるか把握しているから適切なタイミングで
読めるのであって、場所も分からないのであれば
存在しないのも一緒。
目録が以下に大事であるかということでした。

そして、老師を殺されて、生きる目的を失いつつ
あった文杏には、本に永遠の命を与えるかのような
目録作りという仕事が非常に尊いものであると
感じるのでした。

本好きにはとても楽しいお話だと思います。
続きあっても良い気もしますが、続編は出てない
みたいですねー





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Last updated  2024.06.15 12:19:47
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