毎日を 愉快に暮らすできごと日記

2012.02.29
XML
カテゴリ: 映画
原題  Extremely Loud and Incredibly Close







監督からのメッセージ
“この映画を作りながら思ったことは、私たちは失ったものを完全に忘れて乗り越えることはできないということ。
いかにその喪失の感覚を受け止め、喪失感と共にどのように生きていくかを学ぶことが大切なのだと思います。”



2005年に発表され、「9・11文学の金字塔」と評されたベストセラー小説です。
原作では書籍ならではのさまざまな視覚効果を使ったビジュアルライティングの手法も話題に。

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
ジョナサン・サフラン・フォア 著
近藤隆文・訳
定価:2,415円(税込)

ISBN978-4-14-005603-5


映画のストーリー
「9.11同時多発テロで父を亡くした少年オスカー(トーマス・ホーン)は、
父の突然の死を受け入れられずに日々を過ごしていた。
そんなある日、彼は父の部屋のクローゼットで、封筒の中に1本の“鍵”を見つける。
この鍵は父が残したメッセージかも知れない。
オスカーはその鍵の謎を探しに、ニューヨークの街へと飛び出した……。」


キャスト・スタッフ

キャスト:トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン、マックス・フォン・シドー、ビオラ・デイビス、ジョン・グッドマン、ジェフリー・ライト、ゾーイ・コールドウェル


監督:スティーブン・ダルドリー

製作:スコット・ルーディン

製作総指揮:セリア・コスタス、マーク・ロイバル、ノーラ・スキナー



撮影:クリス・メンゲス

美術:K・K・バレット

衣装:アン・ロス

編集:クレア・シンプソン

音楽:アレクサンドル・デプラ




傷の深さと複雑な心情を 見事に表現し 映像化に成功していると思いました。
生きることに不器用な少年が 父の残した鍵の意味を 探し続けます。
さまざまな人の人生や思いを ぎゅっと濃縮して一瞬に見せます。
少しでも目を離せば 見過ごしてしまう。
少年の再生の旅を 急がず焦らず 静かに見つめるのは…。

愛する人を失う心の悼みから 立ち直るには 自分の足で立ち上がるしかないのだと 
いうメッセージ。
自分の悲しみに籠もることしかできなかった少年が 他者に思いを馳せれるように
なれた時、鍵を渡した時、静かに見守っていた人の存在を知った時、大きく成長した瞬間。
この映画は暖かい。
たんたんとつぶやかれるストーリーの中に 大きな痛みの中から心が再生していく実感を
わからせて貰えます。

華々しくもないし エンタテイメントでもない、けれど映画好きにとって
長くいつまでも人々の心に残り 静かに味わいたい映画だと思いました。

マニアックな映画館で 過去の名作として上映されるシーンをはやくも浮かべてしまいました。




よろしければポチッとお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキングへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012.03.01 00:16:27
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

パパ メイアン

パパ メイアン

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: