年率200%の株式投資ブログ
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2005年の株式投資の最大のテーマは、“M&A(エムエー)”だと思います。 M&Aとは、合併(Merger)と買収(Acquisition)の頭文字をとったものです。 M&Aをもとに、私達、個人投資家も、利益を上げることができるというのが 今回の趣旨です。M&A自体は、1990年以降、年々増え続けていますが、 ここ数年は、投資ファンドによるM&Aが急増しています。 2000年には、わずか20件程度だった投資ファンドのM&Aは、 2004年には、なんと300件まで拡大しました。 最近では、村上ファンド(MAC)や、ライブドアによるニッポン放送買収など 世間を騒がせるような買収劇がニュースで報じられています。 今年から来年にかけて、M&A、なかでも買収はさらに増えていくでしょう。 それは以下の理由によるものです。 1.キャッシュリッチな割安株の存在 まず、株式持合の解消で日本の株式市場には、 まだまだキャッシュリッチ割安企業が多数存在します。 時価総額がたった20億円で、キャッシュが25億あるような企業もありますから、 この会社を買収すれば、タダで、5億円もらえて、なおかつ“事業”がついてくるわけです。 また、ソトーやユシロのような外資ファンドのビジネスの成功例が頻出したことや、 現在の銀行借入の低金利(2~5%)による投資コストの低下で 買収参加者が増加することもキャッシュリッチ割安株へのM&A増加の要因になります。 2.2006年に控えた商法改正のインパクト 2006年には、外資も日本企業を、“株式交換”という形で買収できるようになります。 これまで外資による買収は、“現金”で行う必要があったのですが、“自分の株”で相手の株を 買うことができるようになるわけです。これで外資にとっては日本企業買収が簡単になります。 外資系企業の時価総額は日本の企業と比べるとぜんぜん大きいですから、 この制度改正のインパクトは甚大です。 たとえば、武田薬品は、時価総額が約1兆5000億円あり、日本では製薬業界のガリバーですが、 世界を見渡すとファイザー製薬の時価総額は、約30兆円もあります。これは武田の7倍ですから、 ファイザーが武田を買収することはそれほど困難ではないわけです。 同様に、ウォルマートの時価総額は、イトーヨーカドーの14倍、シティーグループは、 三菱東京フィナンシャルグループの4.5倍の時価総額です。 また、基本的には今の日本の株価は、外資に比べて割安に評価されています。 ですから、外資としては、相対的に割安な価格で日本の会社を買えるわけです。 さて、このような動きの中で、個人投資家は、M&Aで狙われる企業に目をつける ことで利益を上げることが可能です。 では、具体的にどういう企業に外資ファンドは目をつけるのでしょうか? ここでは、外資ファンドのターゲット基準を4つ書いてみます。 1.割安度合い 企業の価値と価格(株価)を比較して安い、というのが投資の原則です。 企業の価値は、資産価値と事業価値から成り立ちますが、 大きなお金を動かすファンドは、安全性を考えて、資産価値を重視することが多いです。 “老舗”の土地持ち田舎企業などは、特に彼らの好む企業です。 2.キャッシュフローの安定性 外資ファンドは、安定性を好みます。 某投資銀行のCOOと逢ったとき、最後に言った言葉が 「I hate surprise!(リスクは取らない)」でした。 事業の安定性という観点では、キャッシュフローが安定的に創出できる 企業が好まれます。 キャッシュフローが安定している業種はたとえば、 食品会社やインフラ企業が挙げられます。 外資ファンドが、明星や、エバラ食品、ブルドックソースなどを好む理由がここにあります。 3.直接的な影響力の行使可能性 投資をしても投資先の経営を自由に操れなければ不安が残ります。 そこで、ファンドは多く(できれば51%以上)の議決権を取りに行くわけです。 いわゆるTOB(株式公開買い付け)がここで登場します。 また、できるだけ多くの株を買い占めるために、浮動株が多く、 特定の少数株主の割合が少ない企業を好む傾向があります。 4.“手のつけ所”が多い企業 買収後に、ダメな部分を直すことによって、価値を高められれば、株価も上がります。 したがって、奇妙な話ですが、ファンドとしては、できるだけ“今”ダメな部分が多く、 買収後に、直しがいのある企業に目をつけます。 ダメな親会社や経営者からの解放、資本政策の改善、業務非効率の解消などが 彼らの得意技です。 「我々ならもっとうまくやれる!」と思われるような企業は買収されやすいです。 以上のような条件に当てはまる銘柄を探し出し、投資をしておくと思わぬ株価上昇が 期待できるかもしれません。 ドラゴン戦略的財務集団の紹介する 必殺の投資ノウハウ本集では、あなたの投資にきっと役立つ書籍を紹介しています。 さて、このコラムはお役に立ちましたか? もしよろしければ、ランキングに一票 頂けると嬉しいです。 ↓ ありがとうございます(別ウィンドウで開きます)
2005年02月11日
コメント(4)