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自閉症の僕が、今も… ひいちゃんファミリーさん

May 17, 2006
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カテゴリ: 発達障害関連


なんと明るくたくましいのでしょう!
あそこまで到達するには,これまでの色々な葛藤があったことでしょう。
色々なことを乗り越えて,今ああいう風にしていられるのだと思います。
それを公開すると言う勇気にも拍手です。
少しでも理解が進んで欲しいと言う願いと,同じような状況の家族に参考にして欲しいと言う気持ちから,だと思いますが,すごいことだと思います。
せっかくのゴールデンタイムに,NHK教育テレビを一般の方がどれくらい見てくれたのか?
と言うのも気になりますが,もっと大勢の人々に見てほしいものです。

そのNHKの特集があります。
ハートをつなごうテーマ「発達障害」

5月29日(月)~6月1日(木)20:00~20:29 再放送 翌週13:20~13:49

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さて,ここからは,昨日のEduブログにアップした内容の再掲載です。

「ADHDとアスペルガー症候群」が読み終わりました。 
その前に読んでいた「自閉症スペクトル」と言う本よりも,こちらの方が読みやすかったです。

「自閉症スペクトル」の方はどうしても翻訳本と言う感じの違和感がつきまといました。

これは私独自の感じ方だと思いますが,昔から翻訳本に対してある種の拒否反応があります。
いかにも翻訳したと言うような文章に出会うと,内容以前に気になってしまうのです。

そういったところを差し引いたら,自閉症に関しての基礎知識がすべて網羅されていて,帯にあるような
「自閉症研究の最先端の成果に基づいた,最良の入門書」
と言う言葉もうなづけます。

ただ,読みやすさ,わかりやすさは,「ADHDとアスペルガー症候群」の方に軍配が上がります。
これはお勧め本です。

発達障害児を診断しているお医者さんが書いた本で,これは実際の子供たちの例にあふれています。
最近ADHDではないかと心配して診断を受けに来る(親が連れてくる)子供たちの中に,ADHDというよりもアスペルガー症候群であると言う子が増えているのだそうです。


こんな状態の子には,こんな風に対処した,そうしたらこんな風に変わって行った,と言う具体例がたくさん出ています。

年齢ごとの発達段階に応じた問題や,そのときの対処の仕方もわかりやすく区別されて出ています。



この本を読めば読むほど,前から気になっていた子に当てはまることが多いことを感じました。



普通学級3年生になったM君。

保育所年中さんのI君。

保育所年少さんのS君もちょっとかぶるところが・・・



私だけの感想ではなく,他の先生方もみんな同じように感じている,気になる子供たち。
おうちの方が,気に留めていないM君家とS君家。
ま,S君はまだ3歳なので,これから十分に変わる可能性もありますが・・・
それに反して,おうちの方もちょっと心配しているI君家。

その中でも,3年生に進級して,クラス替えと担任の先生が変わったことが重なったせいか,ここのところとても不安定になっているM君。
毎日自分の教室に戻らず校庭をフラフラしていることが多く,教務主任の先生が付きっ切りです。
昨日は,私がお昼休みで(昼食は一旦帰宅して食べます)自宅から学校に戻る時,私の車の前に両手を広げて立ちはだかるM君が・・・
校門の外の路上でした。

M君のことは保育所の頃から気になっていました。

年長さんの時に,あっという間に文字を覚え,昆虫図鑑や魚の図鑑などをくまなく読み込み,舌を噛みそうなカタカナの名前もスラスラと暗唱して,どこの国にいるとか全部覚えていました。
お母さんは,そんなM君の様子を嬉しそうに「たいして教えないのにどんどん読んで覚えちゃって」と言っていました。
でも,こちらから目の前のM君に話しかけても,全く違う方向を見て,自分の言いたいことだけを延々としゃべりまくる様子は,他のやんちゃ坊主たちとは,ちょっと違うタイプだと誰もが感じでいたのです。
1年生になって,大雨が降っていた放課後,ランドセルを背負ったまま校庭でずぶぬれになって遊ぶM君。
担任の先生が大声で呼んで注意していました。
でも,何を言われてもどこ吹く風・・・

そして,2年生でも担任が変わり,3回連続担任の先生が変わった今年。
今まで以上のM君の様子に,みんな正直戸惑っているのです。

何か原因があるのなら,頭ごなしに叱るだけでは本人がかわいそうだという思いも,先生方にはあります。
クラスで,M君だけが何をやっても叱られないというのでは,他の子供たちも納得いかないでしょう。

何かあるはず・・・

その何かがわからない。

もちろん未診断。

と言うより,家族はそれほど心配している様子は無く・・・

レッテルを貼ることだけで終わってはいけない。
でも,きちんとわかると言うことが,最初の一歩じゃないか・・・?

認めたくないと言う親の気持ちもすごくわかります。
能力的に高いものがあると余計にそうかもしれません。

何が子供のために良いのか?

そこのところを一番に,周りの大人が考えていかないと,苦しんでいるのは本人かもしれない。

外からは苦しんでいるように見えない障害かもしれない。


この本を読んでなおさらそう思いました。


それでも,「ただのわがままではないはず」と,ほとんどの先生方が理解していると言うのは,大切なことだと思います。
昔だったら,きっと,「なんてわがままなのか」「親の育て方が悪い」と言う認識しかなかったはず。


今は誰もそう思いません。

きっと,何かあるはず・・・

本人だけの責任ではないはず・・・



そう思っていながら,なかなかうまく対処しきれないと言う現実もあるのですが。


学校と,家庭と,そして専門家が,子供のために情報交換し,協力して行く体制を作ると言うことが理想ですが,その体制になるまでが容易いことではないのです。





日記背景あやめ素材: 季節の窓 さん









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Last updated  May 17, 2006 08:09:54 PM
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Re:気になる子どもたち・・・M君の場合(05/17)  
こくっぱ君のお母さん

素晴らしかったです。HPもスゴイよ~!
日々の積み重ねですね・・

勉強家だし、おおきくて、暖かくて・・・

ホント、感動しました。

ポンチョ♪さんにお知らせいただいて良かった~
感謝! (May 17, 2006 09:31:28 PM)

Re[1]:気になる子どもたち・・・M君の場合(05/17)  
ポンチョ♪  さん
つばめあさがおさん
私もHP見ました。
本も出しているんですよね。
4人の子供を育て,そのうちの二人が自閉症とアスペで,HPを管理し,本まで出すって,そのパワーもすごいし,その状況にあって,あれだけ気持ちの余裕があるって,本当にすごいです。
古き良き日本のお母さんって,印象を受けました。

めざせ,こくっぱ母さんですね・・・

※HP「こくっぱ家の人々」はNHK福祉ネットワークのページ「問い合わせ」欄から入れます。
(May 18, 2006 05:56:51 AM)

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