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今日最後の残っていた幼虫に蛹化の兆候が見られ,わっち☆とはっち☆と私が見守っていましたが・・・
やけに時間がかかっていました。
そしてとうとう背中が開かず・・・・
蛹化失敗でした。
これまでも,蛹化の途中で癒着していたり,体内の排出物が残っていて,それが幼虫の皮と蛹の体の間にあったために,うまく脱ぎきれなかったことはありました。そしてその栄養豊富な体液にはカビがつきやすく,そこからカビが発生して,蛹全体の色もつやが無くなってしまっています。
きっと成虫になることは無いでしょう。
けれど,全く脱げなかったのは今回が初めてでした。
途中で,もうダメかもしれない・・・と言うのがわかりました。
少ししてから,わっち☆が自分から言いました。
観察中ではなく,別の事をやっている時に急に言い出しました。
「お母さん,カブトも人間も同じなんだよね・・・」
カブトの観察を通して,蛹化が順調に行ってきれいな蛹になるもの,途中で失敗してしまうもの,そして最後には全く蛹になれなかったものを見てきました。
その蛹になれなかった幼虫も最後の最後まで中で一生懸命もがくように動いて,なんとか脱出しようとしていました。
そう言う姿を見て,わっち☆なりに感じたことがあったのかもしれません。そんな風に表現した事にびっくりしました。
はっち☆も,懸命にもがき続ける幼虫を見ながら
「すごいね・・・まだあきらめてないんだ・・・」
と言っていました。
それでも,厳しい自然の淘汰です。
弱い固体は生き残れない。強いものだけが生き残って,次の強い世代を作る。
種の保存と言うより個の保存,だと聞いたことがあります。
強い個を残すことが,種自体を保存することにもなるのでしょうが。
「人間は弱くても,病気があっても,お医者さんが治してくれたり,周りが協力すれば生きていけるけど,自然の虫や動物は,弱かったら誰も助けられないんだよ。幼虫が皮を脱げなくても,手伝うわけにはいかないんだよ。」
と説明しました。
予想以上の自由研究になりそうです。
さあ,次は羽化です。
無事に蛹化したうち,どれくらいがさらに無事に羽化できるのでしょうか?
早ければ一週間以内に羽化が見られるかもしれません・・・
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