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自閉症の僕が、今も… ひいちゃんファミリーさん

March 19, 2008
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18日の卒業式が終わって、何だか翌日は休みのような気がしてしまいました。
とにかく式が終わってからドッと疲れが出ているようで・・・
いつも朝一緒に出かけるわっち☆も、出かけることもなくゆっくりと起きて来ましたし。

さて、この日は、知的**学級A君の交流学級(3年生)で、お別れ会が開かれました。

実は、4月からA君は特別支援学校へ転校することが決まっているのです。
これは保護者の希望で、もう1年前から準備を進めてきました。
A君のお母さんも、A君も、何度も特別支援学校の説明会や体験入学などに足を運び、要望を伝え教育委員会とも連絡を取って、やっと決定にこぎつけたというところです。

小学校の特別支援学級では、特別支援学校と違って学習(算数や国語)指導の時数が多くなります。入学当初は鉛筆で線を引くこともままならなかったA君が、今ではお手本の字を見ながら一人で字が書けるようになっています。ひらがなも全部読めるようになっています。(まだ一文字ずつですが)
算数も、1~5までの数唱ができるようになるまで1年半かかりましたが、今では20までならスラスラと数えられるようになりました。

特別支援学校にお子さんが通っているお母さんに話を聞くと、特別支援学校に行けば身辺自立が早くなるということです。
「最初から特別支援学校に行けばもっと色々できるようになったのに」
と言う方もいます。
3年生でトイレが自立していない子は、特別支援学校の動ける子ども達(肢体不自由ではない子ども達)の中には一人もいないということです。

A君も最初から行っていれば、とっくにできるようになっていたんでしょうか?

お母さんも、そこのところを期待して転校させるようです。
「学習面よりも性格とか行動を何とかしたい」
と言うお母さんの考えがあって、転校を希望したようなのです。

特別支援学校に対する一般的なイメージが、就学前の親にとって「できれば地域の普通の小学校に行かせたい」と言う思いになっているような気がします。
特別支援学校の良いところがあまり世間に伝わっていません。

私自身ほとんど知りませんでしたが、そこの保護者の方に話を聞いたり、namiママさんやyassyさんのお話を楽天ブログで伺うと、認識不足だったなあと思います。

本当は、特別支援学校のと同じような専門家による指導や支援が普通の学校でも受けられるようになれば良いのでしょうけれど。

この三年間、A君とのバトルの中で、トイレの自立に関しては私もかなり頑張ってきたつもりです。
出てしまった時刻(と言うより気づいた時刻になってしまいますが。「出た」ことを本人が申告しないので)の記録を取って、毎日同じ時刻に確認したりトイレに誘ったり、トイレでお腹をさすって一緒にいきむ練習をしたり・・・
それでも一日に三回も四回も出てしまう日もあれば、一度も出ない日が何日か続いたり。

トイレだけでなく、色々なバトルがありました。
本当は、もっと色々覚える力あるはずのA君ですが、一旦ヘソを曲げると超がつくほどの天邪鬼君になってしまうので、それをなだめたり叱ったり、持ち直すのが大変でした。
そういう反面、とても幼くて1~2歳児のように甘えてきたりしてかわいい面もたくさんありました。

交流学級でも、物を手当たり次第投げたり、授業中に教室内を逃げ回ったり、周りに迷惑をかけることが多々ありましたが、それでも最後にはお別れ会を開いてくれて、A君のために歌を歌ったり一緒にゲームをしたり、クラス全員の子がお手紙を書いてくれたりしました。
ゲームもA君に合わせて、A君が鬼になったらみんなゆっくり走ってくれたりして、花を持たせてくれました。
A君も本当に楽しそうに参加できました。

前日のわっち☆の卒業式に続いて、この日はA君の卒業式のような気がしてしまいました。

地域の学校ですごした3年間は無駄ではなかったはずです。
「買い物に行って、Aくんに会ったよ!」
と報告してくれた交流学級のAちゃん。
地域の学校で、交流学級で、過ごして来たからこそ、そうやって声を掛けてもらえるわけですから・・・

A君のお母さんとしては、そのうちまたこちらの学校に戻って来たいと言う気持ちも少しはあるようです。そんな日が来たとしても、全く知らないよりは知っている子がたくさんいてくれるので安心でしょう。

向こうの学校でどんな風に過ごすのか見てみたい気もします。
どんな風に指導・支援していくのか?

A君と過ごすのは、24日の修了式までです。

今、A君のおもいでの写真をA4サイズ2枚分に編集しているところです。
修了式の日にプレゼントするつもりです。






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Last updated  March 22, 2008 07:28:46 AM コメントを書く
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