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2009.10.18
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カテゴリ: 読書



浜江さんとは20年以上前に、荒川洋治さんや正津勉さんなどの詩の教室でご一緒したことがある。
浜江さんはパワフルで才気にあふれていて、私などは近寄りがたい存在であったが、剛毅さと繊細さを併せ持つお人柄に魅かれていたので、朗読会に一度はお伺いしてお目にかかりたいと思っていた。
が、私事にかまけてまだ果たせていない。

その案内で知ることになった、第五詩集である

●「飛行する沈黙」  思潮社 2008年発行

が、第42回小熊秀雄賞を受賞されていたのだ。
おめでとうございます

それで以前頂いていた、第二詩集



も取り出してきて、2冊の詩集を読んでみた。


昔読んだときは、内在するカラッポ、とは子宮をイメージしていたのであるが、
実は、バタイユやメルロポンティなども内在している哲学する“カラッポ”
だったのだ。

比喩する言葉でさらけ出し、はじけて飛んで着地し、ねじふせる。
強弱に、存在する何ものかをひそませているような。
種のような実のような。

拝読して力量はすでに認められている通りだと納得したし、栞やネットの批評でも読む糸口は得られるので、ここでは私の力量ではポカンと立ち止まって困惑してしまった箇所を挙げてみたい。


 蒼ざめた顔が連続する悲劇を
 逆転するある律動のなか
 白昼片隅に見つける    (白昼の爪)


      できれば私もそれを見つけたい。笑


 茅の目をした少年

     *“茅の目”のイメージが定まらなかった。


 盲目の木

     *3、6、9連目に“ナ”ではじまる木の名前が9個でてくる。

  ナナミノキの眼もなくなり
  ナナカマドの眼もなくなり
  ナンキンハゼの眼もなくなり

   以下、ナツツバキ、ナガジイ、ナツコガ、ナシ、ナンジャモンジャ、ナギ。

      この意味するところがよくわからない。      

      だいたい木に眼があるのだろうか。
      なぜ“ナ”ではじまる木の名前ばかり選ばれているのか?
      “内在も不在もゆっくり腐っていく”
      沼から泥への流れは好きでした。


ということで、失礼を省みず稚拙な感想を書いてしまいました。
好きな詩が沢山あって、
総じて私はちょっと興奮しながら、読ませていただきました。



ますますのご健筆を、さらなる飛躍を










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Last updated  2009.10.18 11:49:17
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