Aug 29, 2005
XML
カテゴリ: 日本のこと
「夕凪の町 桜の国」という漫画を読んだ。被爆3世代にスポットを当てて、原爆の「その後」を描いた作品だ。インターネットで知って、どうしても読みたくて、アマゾンで注文し配達先を実家にして、実家から送ってもらったのだ。


皮肉なことに、モントリオールに来てから「ヒロシマ」に向き合うようになった気がする。
モントリオールと広島は姉妹都市だ。理由は知らないが、最近は「紅葉」つながりかなぁ?と考えている。ともあれ、8月のモントリオールでは、原爆がらみのテレビや展示会が多かった。日本時間の8月6日午前8時15分には、広島から贈られた「平和の鐘」をモントリオールでも鳴らした。
それから、連日テレビでは「Hiroshima」というタイトルの映画を放送している。実際の戦争映像に、カラーを施して、被爆者の体験、米国側の主張を織り交ぜて作った映画だ。原爆投下のシーンは、実際の航空機から爆弾が落とされて、小さくなっていく爆弾を見ながら頭がクラクラした。

たぶん、初めてだと思う。学校の課題でもなく、原爆の本を自分で購入したのは。

「夕凪の町 桜の国」には、私のような現代に生きる被爆次世代の女性が登場する。外見も健康上も何の異常もなく暮らしても、彼女の中にも確実に原爆は棲んでいる。だって、たったの60年前の話なのだ。彼女の町が死の町になったのは。原爆そのものの悲惨さではなく、被爆者本人の苦しみではなく、私が共感できるのは彼女のような「原爆を知らないけれども、どこかで知っている」世代。それを気づかせてくれる本にはこれまで出会わなかった。いつも自分と原爆を切り離して、別の世界の出来事として考えてきた。

だけど、たったの60年前なのだ。
私の町が、死の町だったのは。

夕凪の街 桜の国





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Aug 30, 2005 09:49:51 PM
コメント(2) | コメントを書く
[日本のこと] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

あひる@ 自転車欲しい~ はじめまして! Emploi-Quebecから始まっ…
sakura@ 日本映画がグランプリ獲得! モントリオール映画祭で日本の映画「長い…
sakura@ 日本映画がグランプリ獲得! モントリオール映画祭で日本の映画「長い…
yuko in Hiroshima@ こっちからコンニチハ PCの整理をしていて久しぶりに、訪問して…
Diet@ 久しぶりですね。 このブログ、もう閉じられるのかと心配し…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: