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ふと 価値観がひっくり返る(またはそれに近い)衝撃を受ける瞬間そして気付きを示唆する場面に立ち会うことがある、それは どこに居ても起こりえることなのだが、僕の場合は祖国よりもやはり スペインに住んでいた頃にそれを多く経験した気がする。ある冬の雨の日 セビージャ・マカレナ地区にあるペーニャで初めて聞いた「デイエギート・デ・モロン」の音。全く 無知で恥ずかしい限りなのだが スペインに住む前はモロンという土地の名ぐらいは知ってはいたものの そこに根付くフラメンコの存在など気付きもしなかった。彼の名前は知ったいたし 周辺から彼の賛美の声も聞いていたが、その頃 いまひとつピンと来ていなかったのが実情だ。そんな 彼のギターソロの会が あると聞いて 僕は足を運んだ。正直 最初は戸惑った。 足の組み方は通常とは逆で、なぜ?? となりテンポも平気でゆれるし ミスなのか意図しているのか判断できない音がどんどん 飛び出してくる・・・・「これは いいのか???}というのが正直な感想だった、しかし 目を閉じて聞いていると なぜだかどんどん心地が良くなっていく、コンパス(リズム)がまわり始め 音の一粒一粒に宿るものが見えてくるのだ、そう それは耳に届くというよりは 直接人の内面というか、内なる記憶を呼び覚ますかのような感覚になるのだ。帰り道 自分の感じたものの正体がつかめずに困っていた、何とか言語化して 自分に折り合いをつけようとするのは 僕の悪い癖というか 防御本能なのかもしれないが、彼のフラメンコの前では正直それは意味のないことに思えた、純粋に投げかけられた言葉には ただ純粋に受け止めるしかないのだ。そして ひとつのことが僕の頭に浮かんだ「僕は 今まで本当にフラメンコを感じてきたのだろうか・・?ただ ステレオタイプの情報に踊らされて(洗脳されて) 日本に入ってくる特定のレコードや 現代の耳に合致するように整理されたものだけを聞いて それをフラメンコと勝手に位置づけていたのではないか・・・と 」セビージャの風景が違って見える・・・2003年 冬 静かだけどとても大事な瞬間だった・・・
2013.10.06

先日 札幌に帰郷してきました。いつもの事ながら 家族の事情優先となり誰にも連絡を入れなかった不義理をお許し下さい。残念ながら天気には恵まれませんでしたが グレー色の低い空と雲の流れもそれはそれで印象深い風景。 少しづつ紅葉が出ていてあっという間に秋から冬になってしまうのかもしれません。北海道の四季は 関東に比べてはっきりしている、気温はもちろん 光も色彩も まるで本のページをめくるように・・・。個人的に僕は北海道の言葉が大好きで(出身だから当たり前なのですが・・)会話を聞いていると 何かしらホッとする部分があるのですが、関東出身の奥さんにとっては 時々「????」になるみたいですね、イントネーションの違いは ともかくとして例えば ごみを投げる=ごみを捨てるの意 などは想像力を超える範囲のようで混乱していた様子です。 あと 「なまら」=とても 様々な事象を強調する言葉だったり。 「わや」もしくは「わいや」=大変とか ぐちゃぐちゃ とか 広義に使用される言葉は、なかなか使いこなせないようです。言葉は面白いですね 出来るだけ事象を具体的に表すために選別された言葉これはもちろん素晴らしいのですが、、広義の意味として捉える言葉は、何かを自然に察したり、会話に何かしらゆったりとした時間を与えてくれるのかもしれません。 どちらもコミュニケーション能力には大事な要素ですね! 本当は湖の上を通る「龍」の様な雲の写真をアップしたかったのですが、上手く行かず。やむを得ず ある森林で撮影した唯一の一枚をアップします。
2013.10.02
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