釜山つれづれ日記

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2006.07.31
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テーマ: 韓国!(17917)
カテゴリ: カテゴリ未分類
あっちぃ~
今日はここ釜山も最高気温32℃と、かなり暑い・・・

週末、義母の還暦祝いでテグへ行って来た。
この1泊2日で「韓国って大変ねぇ」とあらためて思った。

私のシデク(嫁ぎ先)は事情があって、義父がいるが私は一度も会ったことがない。
それどころか「気にしなくていい」とまで言われていて、義家族の集合場所は、うちか義妹宅だ。

私は “長男嫁環境向上委員会韓国支部” に参加させてもらってるが、韓国長男嫁にしてはかなりラクな立場(なはず)。

早めに到着し、義母と義妹夫を待っていると、

すると「オッパは、この家の長男としてどう考えてるの?」と来た。

今回の還暦祝いは本来ならば、長男の嫁である私が1ヶ月前ぐらいに義母に希望を聞き、
長男夫婦が率先して決めていくべきらしい。

えぇ~、そうなんっすか?知らなかったよ~っ。


義妹はそれを私に求めたり責めるつもりはなく、問題は実母との関係にあった。
還暦祝いを義母自らが早々と「こうして欲しい、ああして欲しい」と言い出し、それを息子と娘の両方に少しずつ言うもんだから、振り回されたらしいのだ。

義妹曰く、
◆義母は息子には遠慮があって、息子の言うことなら多少のことには腹を立てないようだ。
が、娘は違うらしい。
◆息子に言えないこと(結婚後の息子のこと、ホンネ)を言い、それに対して「もう、オンマは・・・」と言おうものならすねるらしい。

分かるわ~。息子と娘は違うね、それは義母のことも義妹のことも理解できる。

今回のことも、その時の気分によって話の変わる母につきあって「こういう風にお前がオッパに伝えてくれ」とたびたび言われ、疲れ果てたそうなのだ。
なので、ある程度は自分がフォローするけど、こういう大きなイベントの時は義母と直接連携プレーをして欲しいのだそうだ。


「オンマは変わってるから、そうそう希望を全部聞いてやれるわけがない」とか言ってる。
その辺は義妹も大いに共感するらしく、二人で話し始めた。

あぁ・・・実の母にそこまで気を遣わないといけないもんかねぇ。大変だねぇ。 (←まるで他人事のよう

で、義妹の結論は


そっかぁ、若い世代でも伝統のしがらみってのがあるんだぁ。韓国だねぇ。

もちろん祭祀(チェサ)の話も出るには出た。
が、ダンナの考えと義妹の考えとは違う。
現在は、義父(次男だと思ってたら長男だったよっ)とその兄弟たちがやってるらしい。
ダンナが継がない場合は、義父弟の長男が継ぐことになるし、
義妹としては、ゆくゆくはダンナが継がないとと思ってるらしい・・・
(ダンナは義母だけでいいと考えてる模様)

が、ダンナのご先祖様たちですけど、顔も見たことのない義父の祭祀を将来は私にやれって?

ダメ嫁発言だけど、それはどうなんだろう、と思ってしまった。
だって挨拶させないのは、シデク側の判断でしょ?
「義父弟の長男が継ぐならそれでいいじゃーん」とまで、ふと密かに思った。

ダンナはもちろん、義母に聞いても義父の話はあまりしない。
後で義妹に聞くと、なんとシデクの祭祀は年8回

えーっと、じゃあ、お正月とお盆を合わせると年10回ですか・・・

ちなみに私のお腹の子が、さらにこの祭祀を継ぐのかと思うと気の毒だ。
簡素化されたり、なくなることだってあるかもしれないけど、
少なくとも日本人母の私の祭祀はやらないでいいからね。

さて、夜になった。義母は久しぶりに会えてうれしそう
お肉を食べて、お酒飲んで、おしゃべりして、そのまま眠っちゃいました。

「わかめスープは、形だけでもオンニが作るのがいいよ」という義妹の提案で二人で夜に準備しようかと思ったけど、翌朝に延期して就寝。
結局、翌朝義母に半分以上やってもらいながら作った

義母が「朝食の後でクンジョル(韓国式のおじぎ・挨拶)をしてもらおう」と言ったので、そんなもんかと思って「ネェ~」と言うと、
一斉に兄妹が反発する。
「オンマは何をそんなに!いまどきそんなことしないよっ
義妹の嫁ぎ先は、かなり格式を重んじる家だけどそれはない!と強く反発。

小さいことも義母なりのこだわりの希望があるらしいが、言う度に「おかしい!」という兄妹。
今日どこに行くか、どう過ごすかすら、なかなか決まらない。
(一家全員が、けっこう優柔不断&深刻に受け止めるタイプらしい

化粧道具を職場に忘れた義母を連れて、義妹夫が出かけると兄妹は一斉に怒り出す。
「ったく、対策もないくせにああだこうだと、その場の思いつきで色々言って、私たちが提案するとそれは否定して、決まるもんも決まらない」と言いつつ、気をかなり遣って考えてる。

私から見ると、こうやって頭を悩ませるより、義母に“絶対に”今日したいことを尋ねて、無理なことと可能なことを言い聞かせればいいのに、と思う。強く言ってすねても仕方ないと思うのは、やっぱり外国人だから?

なんとか決めて、ケーキでお祝いした後、渓谷までドライブして冷たい水につかって、お刺身を食べに行って、ショッピングして解散した。
義母はうれしそうだった。よかった

一番の功労者は、義妹夫だろう。
普段も義母に何かあった時、近くで一番動いてきたのは彼だし、昨日は寝不足の上に一日中運転手をして、色々大変だと思う。

最後にダンナ「うちのお母さん、大変でしょ~?」。
確かに実家の母とは正反対のタイプ。若いってゆうか、天真爛漫っていうか・・・
でも今まで二人の子どもを育てるために苦労してきた人だ。
(ただ私の韓国の友人曰く、「苦労してる人じゃないよ」、そう見えるのだろう)
義妹も「オンニ、うちの母、変わってるでしょ~?あっでもまだオンニの前では大丈夫みたい」と言ってた。
私は外国人だから、どこがどう変わってるのか分かりにくい。
ある意味、その「変わってる」発言が怖いんだけど、マイペースに義母とつきあっていこうと思ってる。

今回はこのお祝いの上に、プレゼントまで合わせて超ビンボー我が家には、かなり痛い出費だった。
先週の情緒不安定期に、連絡を頻繁に取り合ってうれしそうなダンナを横目に恨めしく思ったものだ。
今年、実家の両親も還暦だった。
のに、結婚直後の赤字(今ももちろん)と私のつわりピークでお祝いも何もできなかったのが、かなり心にひっかかってるから。
両親は「いいよ、大変なんだから。期待してないよ(笑)」と言ってくれるけど、かなり申し訳ない。来年ぐらいは少し余裕を作って、温泉旅行にでも送ってあげたいなと思っています。





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最終更新日  2006.07.31 17:16:02
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