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Aug 6, 2005
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台風が来るというので、帰宅せずシティホテルに泊り込むことにした1日。彼女も仕事を持ち込んで、
僕を待っていてくれた。前日ネットで探したホテルには、シャンパンのサービスがあり、思いのほかサービスもよく彼女は喜んでくれた。
 台風はその日の夜、本州を縦断するというので、自宅も心配だったが、妻には何かあったら携帯に電話するように伝えて、その晩は交通マヒも考慮して泊まることを告げた。疑ってはいない様子だったが、後ろめたさは残った。
 早々と仕事を切り上げて帰る同僚を横目に、時間まで僕は社内に残っていた。それからタクシーを飛ばして彼女が待っているホテルに急いだ。
 部屋では、彼女がサイドデスクに書類を広げて仕事の真っ最中だったが、僕が入ると、
すぐ抱きついてきた。そして深いキスを交わした。でもそこまでだった。
バスを一緒に浴びようとの僕の誘いに「もう少しで仕事終わるから先に入っていて!」とすげなかった。
 僕はどうしても一緒に入りたかったので、仕方なくTVで台風の状況を見ながら待った。幸い台風は、本州をわずかにそれて関東への直撃はなくなるようだった。
 「ああやはり集中できない。お風呂はいろうかな」との言葉で、僕は生き返った。ラベンダーの香りの入浴剤をたっぷり入れて、2人で1時間ぐらい入っていただろうか。お互いマッサージをし合って気持ちよかった。

 散々酔って部屋に戻ってから、ベッドに倒れた彼女の服を脱がせるときに、先ほどのラベンダーの匂いとアルコールの匂いが混じり、僕を欲情させる。そして彼女の素肌はいつものように全体にピンクに変化し美しい。一糸も纏わず、大胆に伸びた彼女の四肢の隅々まで僕は夢中で愛した。翌朝遅く、ベッドの中で目覚めて、台風は北海道に抜けたことを知った。





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最終更新日  Aug 13, 2020 12:56:57 AM
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