如月劇場

如月劇場

2011年04月17日
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さてさて四月も遂に下旬。私の就職活動もマジでハイライト的な展開を迎えつつある。野球でいえば3-2で負けてる7回の表、ワン・アウトで走者は一・二塁。迎えるクリーンナップはこの試合まだノーヒット、と言う感じ。とにかくこの2週間くらいが一番の山場になるんじゃないかな、という限りなく確信に近い予感。


この時期は遂に内定をもらった人間が知人に出始める頃。そうかと思えば自分のごく小さなコミュニティの周りは、未だ同じように苦戦する同士がたくさんいて、本当に人生の分かれ目というものをまざまざと目にする。なるほど、ここが分岐点。事実が下る坂はとても緩やかで、それでいて非常にスリリングね。


先日ガールフレンドと話していると、彼女が「こんな大学生の現状で選べる就職先なんて不確かで、そこが正解な訳がない。転職ありきの問題だと思う」というようなニュアンスの発言をしてて(多分こういう意味だと思う)、なるほどなーと感心する半面、どこかクエスチョンマークな事項として自分の中にあったことをよく覚えている。


確かに私たちはこの就職活動を本当に一生の職として重視するあまり、多分「いずれ転職したい」というビジョンを持ってる奴って確かに少ないなー、ってかいないなーと思った。

けどこの話をしてた時、私はこのご時世で現職よりも転職先が良いところになる保証なんて何処にも無いからなぁ、という考えで聞いていた。

しかし、よくよく考えてみると「まぁいずれ転職するからなぁ」という考えを持ったまま就職活動してる自分を採ってくれる企業は例えブラックでもないだろう・・とこの数カ月でわかった。人事は全員が賢くは無いが間違いなくバカではないと思う。真剣に入りたいと考えている人間と、そうでない人間はやはり言葉の重みが違うし、それは学生の私でも感じるのだから、これは当然だろう。


しかししかし、もっとよく考えると問題はそんなことじゃないような気がしてきたのだ。ここからは私見が強く絡む、まぁ私なりの最終回答だ。


私達はこんな大学生の身分だからこそ、必死こいて企業研究して、入りたい企業を決めるべきだと思う。要は、この時を生きていた自分たちなりの答えを、悩みまくって見つけることが大切なのではないかと。


私はぶっちゃけ自分に少なからずの自信を持っていて、それは社会人として通用するかは飛び込んでみないとわからない。けれど、少なくとも同期の人間で自分よりスーパーな奴をあんまり見たことがない(と言っても私の周りなどサークルくらいしかないから周りの偏差値が低すぎるというのもある)。




「会ってもっと喋ってくれよ!」と思うからこそ、私は自分をじっくりみてくれる企業に会えると、なんというか、感謝のような気持が芽生える。「よくぞ俺を見てくれた」と。
そういった企業が、自分の最終回答として残る会社なのかは分からない。また、そこが一生勤める会社として適切なのかなんてもっと分からない。


けれど、私としては社会人のスタートを切る理由なんて、それで充分だと思うのだ。私は、もし自分のこの絶対的な自信が勘違いでなければ、慢心でなければ、その力をこの会社のために使いたいと思うはずだ。
無名の実力派用心棒を雇ってくれた大名への奉公、みたいなもんに似ている。


そこで自分が良いパフォーマンスを見せて、「お前を雇って正解だったよ」と言ってもらえれば私としては感無量。それで企業が成長すればいう事はナシだ。
結果を出すことが、私の中で自分を紙で落とした大企業への「仕返し」みたいなものとして、昇華されるだろう。

なので、大学生のひよっこだからこそ、無い知恵使って必死に就職活動すべきだと思った。
決断を下すという事が、自分への責任を持つこと、その自分の表明になるのだと私は思う。


もしそれで「やっぱ駄目だった」となれば、その時は彼女が言ったように転職すればいい。そして「大学生の頃の俺はアホだったんだなぁ」と思えばいい。けど、そのアホの道は自分で悩んで決めた道なのだから、そういった自分を認めて生きると言う事が大切なんじゃないかな、と。


ある人事に「君は機転が利く人間だから、無意識のうちにグレーゾーンに入りたがるんじゃない?」と言われ、「こやつ・・できる」ってなった。そういう人に会うと、ニヤリとする。
祇園で働くと決めた時もそうだが、私はこう見えて大切な決断はその場の直感重視である。そういう21歳の自分を、信じてみたい。仕事人間にはならんけど。








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最終更新日  2011年04月17日 22時49分57秒
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