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4月26日 中部以北の山地湿原でしか見られないというミズバショウが、高野山に咲いていると新聞に書いてあった。 「高野町 転軸山森林公園前のバス停近くの樹木医山本家の庭(約800平方メートル)の湿地。一般解放している」というだけで、詳しくは判らない。とにかく、高野山だ、転軸山森林公園前バス停なのだと、行った。 高野山への道は、いつも観光バスがのろのろ走っている。カーヴでショータンはアクセルを踏み込んでバスを追い抜く。一度、追い越した所へ対向にダンプカーが来ていて危なく衝突するところだった。衝突したらショータンの車ははね飛ばされて後ろのバスに当たり大惨事になる。新聞に大きく出る。ショータンには一利もないただのバカ。格好わるーい。 無事町へは入ったけど、カーナビは転軸山を知らなかった。高野町にカーソルで走らせると、天軸山というのがあった。「これやわ。字、間違うてんねんわ」「誰かに訊けや」 奥の院前の駐車場に入って、持って来たおにぎりを食べた。 観光バスの運転手に訊いてみたが、「知りません」とあっさり手を振った。新聞と地図を持って案内所は? と探したら、大きな案内地図があった。転軸山……ある。警察署-----町役場------の先----森林公園------近い。 ナビで、町役場の先をゴールにセットした。今来た道を引き返せという。細い道を右へ入る。進むほどに道は狭くなる。道脇の家の玄関先にいる若い女の人に、「すみませーん」と声を掛けた。「市役所、ここから行けますか?」「え?」「テンジクヤマへ行きたいんですけど」「え?」 耳が遠いのか?「市役所……」「ああ、ヤクバですか」 男の人が家の横手から現れて、教えてくれた。市役所の無い土地で市役所を訊いたってわからないわけだ。大阪の人間は、役場といえば区役所か市役所だと思っている。「そのままバックで今入ってこられた道まで戻って、左へ行って次の辻を左へ曲がります」「このままは、行けませんか?」「行けますけど、狭いですよ。こすります」 ナビはいつも、狭い狭い道を教えるんだ。ちょっとバックしたら、大きな庭のある家があった。おばあさんが干し物をしている。「ここへ入らしてもうて、ターンしたら?」 長い道バックなんて、ショータンには無理だ。「すんませーん。ちょっとここへ、入らしてくださァい」 おばあさんに声を掛けた。返事を貰う前に車のお尻を入れて、方向転換した。「ヒダリです」 と、ナビが言った。奥の院の方だ。奥の院から「ヒダリです」と言うからこっちへ来て、狭い道へ入ったのに、なんで? 警察署があった。町役場もあった。ヤクバの前の標識に、「森林公園」という字が見えた。矢印は斜め前を向いている。と見た時は、もう車はヒダリへ曲がっていた。「ないやないか」「今の辻、斜め前やった」 バックしてくれたらいいのに、そのまま走って左へ曲がり、表通りへ出て右へ行く。「ない」もう帰りたがっている。「役場の先やん」 1キロほど走ってやっとターン。さっきの所を左へ入って町役場。「ほら。森林公園。矢印はあっち」 ショータンはしぶしぶ矢印を認める。かなり走って、この道ではないような気がしてくる。「森林公園と書いてたけど、転軸山とは書いてなかった。違うのかなあ」「はっきり判かれへんとこへ、行く、言うなよ」 世界地図で大阪探すわけじゃなし、もう近くまで来たんだから……「あ。バス停」 素通り。「森林公園前と書いてた」 三叉路。観音様が立っている。霊園だ。トイレがある。「トイレへ行く」「わざわざトイレへ来たんか」 トイレを出てから、停留所の名前を見に行った。転軸山森林公園前。確かに。近くの家で訊ねてみようと、玄関の戸を開けて「ごめんくださーい」と大きな声で言った。しんとして、人の気配がない。隣へ行った。アパートだ。玄関に七、八足の靴がある。声を掛けても誰も出て来ない。道路に立って周囲を見回しても、それらしい家がない。ショータンは霊園の前に車を停めて降りて来ない。 これまで。そこまで行ってなにも見ずに帰るのは馴れている。 まっすぐ帰って来た。アサヒ新聞のホームページに文句書いてやろう。
2007.04.29
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スポットが5つあっても、ショータンは全部見ようという気はない。このコースでは高山には行けないとなると、あっさり後戻り。 飛騨川を左に見てどんどんどんどん南へ。 苗代桜は見たいけど、道を逸れて行くのならダメだなあ。 川岸の桜はまだ満開で、綺麗だった。「この辺は、あんまり鯉のぼりないねえ」 と言っていたら、川の向こう岸にかたまって泳いでいた。車を停めてもらった。桜を入れてうまく写る場所がない。 橋の袂に、「苗代桜」と書いた看板があった。「行くのんか?」「行って」 すーっと通り過ぎる。「今の橋、渡るのに。矢印書いてたやん」「そうか」 全然行く気がない。 400メートルほど過ぎてまた橋があった。「苗代桜」という看板もあった。良かった。今度は橋を渡る。道端に、旗も数本立っていた。バスの臨時停留所で、駐車場もある。簡易トイレもある。人もかなりいる。「へええ。そんなにええ桜?」 ひょいと見ると、川岸にそれらしい桜が一本。いや、二本、だそうだ。元は三本だったのが、一本は枯れて、二本になったとパンフレットに書いてあった。駐車場に車を入れる。 水に映っているのが見えるところまで歩いて行かなければならない。人が歩いているあっちへ行こうと思うのに、ショータンはこっちからと言う。農家の庭先を通って、正面に桜があった。「これだけや。写真撮り。おれ、車取ってくる」 ショータンの立っていた所からでは、水に映っていない。小さな阪道を登った。水の張った苗代があって、桜が逆さまに映っていた。写真と同じだ。 四人、男の人がいたけど、みんなぼんやりと桜を見ているだけで、誰もカメラを向けていない。地元の人達なのか---- バスが着いた時は少なくとも二、三十人の人がいて、半数は写真を撮るのだろう。 絵になる桜だった。 岐阜はいい処だ。
2007.04.28
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4月13日湯快リゾート下呂温泉 彩朝楽 10時半まで歌って、チェック・アウト。今日もいいお天気。 飛騨路桜マップを貰った。ライトアップで撮影した"苗代桜"の綺麗なポスターは昨夜見たけど、ホテルへ入ったらショータンは絶対に出かけないから、同じ写真は撮れない。 丁度見頃という桜スポットが5ケ所もある。川に沿って上の方は下旬満開の4ケ所。同じ萩原町でも、「薬師寺の桜」「永養寺の枝垂れ桜」「四美のしだれ桜」は中旬なのに、「普賢寺のしだれ桜」「無数原のさくら」「浄福寺」「吉原」は下旬とある。 川に沿うて行けばわかるのに、永養寺をナビにセットした。路を間違ったのではないかと思うほど遠かった。 門前に観光バスが駐っていて、人がたくさんいた。鐘楼の横に、見事に咲いた大きな枝垂れ桜の頭が見えた。階の右側にも大きな桜が咲いていて、「薄墨さくら」と札に書いてあった。以前から薄墨桜が見たいみたいと思っていたけど、しだれ桜を目当てに来て遭おうとは思わなかった。まずこれを、山をバックに撮った。 階を登って境内に入ると、大勢の人達が立ったりしゃがんだり寝そべったりしてしだれ桜にカメラを向けていた。カメラ同好会らしい。同じものを同じ方角からみんなで撮って面白いのだろうか? なんだか知らない大木もあった。黄色いキノコが黒い幹にいっぱい生えていた。アガリスクみたい。でも梅だとしたら、今頃葉っぱの無いのが変だ。 何枚か撮って横の方から出ると、ショータンが旅の人と笑いながら話していた。 別れ際に、旅の女性が言った。「ここまで来たんだから、タカヤマへ行ってみなさい。いいですよ、タカヤマは」 で、タカヤマへ行くことにした。 10分ほど走ると、分かれ道があった。「高山」の矢印の付いた方の道は、通行止めだった。------ああ。眠いので、あとはまた------ 今ちょっと眠っていて、気がつくと別なボードが出ていた。 書いたの消えてなくて良かった。 写真は、茸の生えた大木
2007.04.27
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4月12日 チェックインした時から布団は敷いてあった。 どういうわけか、テレビの方をアタマにして敷いてある。枕を反対側に置いて、掛け布団を引っ張る。布団を敷いた人は、寝転んでテレビを見たことがないのに違いない。 簡易ベッドぐらい、軽いのだから面倒がることないだろうに。最近は家でもウォッシュレット・トイレ、ベッド、食事は椅子テーブルという生活の人が多い。家より不便ではホテル業不勉強だ。 夜景は案外きれいだった。 携帯で日記書くつもりだったけど、携帯は無料ではないのでやめておく。編み物もパソコンも本もないので、前夜と同じく9時前に眠ってしまった。 夜中、トイレへ行くのに布団から立ち上がるのが容易ではない。先月階段から落ちて捩れた足が、まだ力が入らない。柱の所までいざって行って、襖を開け、柱に掴まって「よいしょっ」と立った。 ショータンの宿泊条件は、1、ベッド。2、温泉。3、ウォッシュレット。4、駐車場から近い。5、部屋食ではない。 私のこだわりは、1、窓からの景色。2、ベッド。3、ウォッシュレット。4、露天風呂。5、食堂からの景色。6、安い。 宿泊所周辺は、施設より景色。 朝、6時に大浴場へ行った。エレベーターの前でショータンが言った。「女湯は6階や」「それは一昨日。ここは2階」 お風呂は1人だった。部屋の窓から見るのと同じ山が聳えている。町の方々に桜が咲いている。夕日は見えなかったから、朝日が見える筈だ。 朝もバイキング。ショータンは、いつも朝はパン食なのに、こういう所へ来ると和食を選ぶ。特に美味しいものもないが特に不味いものもない。食事のあと、ロビーへ行って新聞を読む。売店の隣に図書室があるのに気が付いた。それなら昨夜、覗くんだった。インターネット・コーナーで、30代らしい男性が一人、パソコンをいじっていた。 9時に、チェックアウトのお客さんでいっぱいのフロントで、カラオケ・ルームの鍵を貰う。10時半まで。「朝からは声が出ない」という人があるが、私達はそんなことはない。後から建て増したのか、カラオケ広場が遠い。外へ出て、卓球室を通り抜けて階段を登って登って、段差のある部屋へ辿り着いた。駐車場から階段を降りるより遠かった。浴衣のままのギャル二人連れが隣の部屋に入った。 途中トイレへ行こうと廊下へ出ると、隣の部屋から思いっきり下手な歌声が聞こえた。歌ってない方の子が気の毒。 チェックアウトの前に、裏の家と塗装屋のおやじさんにお土産を買った。珍しくショータンが払った。! 写真は、永養寺の枝垂れ桜を撮る人達
2007.04.24
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4月12日 前後するけど、この記事はテーマです。 「岐阜は一番好き」というヒトがいる。 今日の宿泊は下呂温泉。ショータンの好きな"湯快リゾート"の彩朝楽本館。洋間があるのは別館だけだったので、インターネットで別館に予約した。翌日確認の電話があって、「こちらは駐車場から遠いので、おみ足のご不自由な方は本館へお願いします」と言うことで、ではと本館に変えて貰った。足が悪いからベッドが欲しいのに、本館は和室のみだという。勝浦の"越の湯"は、簡易ベッドを用意してくれる。行ってから簡易ベッドを頼めばいいと思っていた。 こっち方面の"湯快リゾート"は、昨年の秋、山中温泉"ホテル大黒へ行った。紅葉の石川県も綺麗だった。 「桜は飛騨」と聞いたので、今回は飛騨にしたわけだが、それでもショータンは「沼津から遠い」と言う。費用出すのは私なんだから、宿泊にお金は掛けない。 高速おりて北へ走ると、あちこちに満開の桜が目についた。「ようこそ。桜の郷へ」と書いた看板もある。桜も富士山もない伊豆とは大違いだ。ほんと、伊豆の旅は富士山が無ければ値打ち半分。 こぶしの花も満開だった。走る道の両側に、不連続的に植えてある。こぶしの並木は珍しいと写真を撮った。おかしなもので、ここには富士山はないとわかっているからなんの不満もない。 広い道路から横へ入って登る道の先にホテルはあった。山の斜面に建ててあるから駐車場も段々にあって、一番上まで行ってからまた、ホテルの玄関まで降りた。上で駐めると、急な石段を降りて行かなければならない。 スペース1台分に赤シャッポが置いてある。 荷物を持たずに入ってショータンは、柄の大きいフロントの女の子に、「あそこへ置かして」と頼んだ。「あそこは車椅子用の方の場所です。上の駐車場のほうへお入れください」「うちも足が悪いねん。上へ置いたら、あの石段降りるの難儀やろ」「でも」「今日、車椅子のヒト来ることになってるのん?」「さあ」「来はったら来はった時のことや。そこらに置いてる人らみんな、足が悪いのんか?」「いいえ」「足の悪ないヒトに移動してもうたらええやろ」 横にいたちょっと年配の女性従業員が、女の子に頷いた。女の子は外へ出て、赤シャッポを片付けて来た。ショータンが車を入れている間に、私がチェックインした。「簡易ベッド、お願いします」と、この大柄女に言った。「予約のとき、おっしゃっていただきました?」「いいえ。別館に予約したら、足の悪い人は不便や言わはるから、こっちに変えて貰うたんです」 別館の従業員は、私達を本館へ変えてくれた際、足が悪いと言ってくれなかったんだ。予約する画面に、「希望したいこと」という欄があればよかったのに。「先におききしてませんと……」 融通がきかない。ついでに、「明日の朝、カラオケルームお願いします」と言ってみた。「明日のことは明日にしてください」 白浜御苑のフロントマンは「はい」と言ってメモしていたけどなあ。新米だとしても、全く融通のきかないオンナだ。だからでっかくなったんだナ。顔もおおきい。 露天風呂はなかった。湯快リゾートではここだけじゃないかな? 夕食はバイキング。味覚不良の料理人が造った20点の料理より、この方がましだ。テーブルにミニコンロが置いてあって、従業員が、「コンロが熱くなっている時は気をつけて下さい」と言った。「なんのためのコンロ?」「バーベキュー用です」 ああ、バーベキュウもしてくれるのかと思った。 隣のテーブルへ坐ったおじさんは、鉄鍋を二つ取ってきた。自分でコンロに火を点けて、鍋を乗せた。「はあ。生のバーベキューセットがあるねんわ」 そこそこお皿に取ってきていたから、もう余分には食べられない。従業員も、「生のお肉がありますから、ここで焼いてお召し上がりください」と言ってくれればそうしたのに。「コンロが熱くなっている時は気をつけて下さい」なんて、なんだ。最近、テレビのおバカギャルが出て来て恥かいて笑っているけど、どこを向いてもああいうのばっかりらしい。 隣のおじさんは、鍋を持とうとして「あちちち」と言った。「なんで、お鍋持とうとしてんやろ?」「あれ下ろして、また持って来るつもりやったんちゃうか」「お替わりはでけへんわ。固形燃料一つだけしかないのに」 いい年のおじじまで…… 写真は、こぶし街道
2007.04.23
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他サイトで日記書いて、アップの時点で「不正アクセスです」と消えてしまった。 ここへ来て気力喪失。今日は6時間仕事もしたし。 昨夜書いた13日のやつ、ちょっと修正して帰ります。おやすみ------o(¨ o)(o ¨)oドモドモ 写真は、飛騨川の空泳ぐ鯉
2007.04.21
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毎日寒い。とっくにストーヴは仕舞ったから、毛糸の厚手カーディガン着て、足と椅子に電気アンカを入れてパソコンしている。 昨日は写真整理だけで一時になって、ホームページはどこも更新せずに寝た。 家のペイントは、伊豆へ行く前の前の日に終わった。足場があると無用心だから、前の日に片付けて貰った。半分負担のお金は塗装屋を頼む前にショータンに渡した。 早手回しにわざわざ渡したわけではない。 預金の利子が上がったから銀行へ定期の書き換えに行った。番号札を取って20分ほど待って、順番が来たから解約して新規の定期にした。次の番のショータンは、「950万やから50万足して1000万にしたい。向かいの銀行へ行って50万円出してくる」と言った。「でしたら、また番号札取ってお待ち頂くことになります」 と行員。また20分も待つなんて……「50万円、貸しとくわ」 私の通帳の普通預金から貸した。 で、返して貰うつもりでいたのに、三日経っても知らん顔している。「返してもうてないね」「あれか。あれは塗装屋の割り勘分にするわ。ちょうどや」 というわけで、先に取られたのだ。 今日、塗装屋を銀行まで連れて行って、払ったらしい。 写真は、山の朝日
2007.04.18
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今日は岐阜泊まりだから時間がある。「富士山はないけど箱根へ行こか」とショータンは言った。 まず、今日走る距離を確認して…とカーナビを入れてみた。300キロ余りある。推奨コースを選んでも、到着時間は17時20分と出た。「ゆっくりでけへんやないか。なんで、こんなコースに決めてん!?」 またしても文句。計画しない、金も出さないのにうるさいなあ。 高速に乗ればいいのに、下の道を走った。道脇の桜並木は葉が混じり、ひらひらはらはら散っていた。「信号無いし、走りよい道やん」 沼津ICを過ぎたところで、ショータンは「あっ」と言ってスピードを緩めた。「つきやがった」 え? と思ったら、ショータン側に青い制服の白バイが現れて、「こちらへ。こちらへ」と片手を振って誘導している。「なんぼほど来る? 一万円?」「三万ぐらいと違うか」「それやったら、高速乗っといたらよかってん」「な」 桜のそばに白バイが駐った。後ろにショータンも駐める。「運転手さん。トラック2台抜きました」「そんなにスピード出してませんけどなあ」「いや。沼津からずっと見てました。85キロでした」 なんだ。昨日は120キロで走っていたのに。「ここは、60キロ制限道路ですからね」 何処に書いてた? 大阪だったら、道の真ん中に60とか40とか大きな字で書いてある。「免許証を、お願い出来ますか」「かんにんしとくなはれや」ショータンべたべたの大阪弁。「いや。それは出来ません」「ついさっき、トラック1台追い越しただけですやん」「2台、追い越してます」「何処から付いて来てはったんでっか?」「30キロ向こうからです。免許証を……」 ショータンはしぶしぶ免許証を出した。「あー。無事故で……」「違反なんか、一遍もしたことおまへんで」「はい。大型2種も……。おらのより上等の免許証だァ」 田舎弁で。「いくらでんねん」「1万5千円です」「6千円ぐらいにまけとくなはれ」「商品売ってるのやないから、そういうわけにはいきません。もう報告してますからな。ちょっとお預かりします」 警官は、ショータンの免許証を持って白バイのところへ戻り、切符に記入した。「3万もやなくてよかった」「5千円の高速ケチって1万5千円や。もったいないし、気が悪い」「また半分出してくれ、やろ?」「うん」 この前は、2005年。大阪の家の団地の中の道路脇に15分ほど置いていて、レッカー車に持って行かれた。3万円だった。 で、富士から高速に乗った。やけくそで120キロビュンビュン。「アタマの線が切れたら一巻のオワリやな」 横走っているのがちょっと前へ来かけたり、前のが急停車したりしても、おわりだ。おわればいいけど、重症、身障となるのは困る。 カーナビが、到着予定時間16時40分と表示した。 写真は、白バイに停められた道
2007.04.12
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ここのホテルのキャッチフレーズは、「富士山わがもの顔」なのだが、昨日も今日も富士山ナシ。 ロビーの静岡新聞を読んだら、黄砂についての記事があった。「風が吹けば桶屋が儲かる」式の面白い記事だった。 日本人がゼイタクになって、アルパカを買いたがるから中国はアルパカを沢山飼育した。それで森林が食い荒らされて黄砂を止められなくなった。敵の侵害を防ぐために建てられた万里の長城がなんとか防砂の役に立ってはいるが、森林ほどの力はない。だから中国での砂嵐はザーザー音がするほどにスゴイ。日本でも山や景色がおぼろに霞む「春がすみ」というような優しいものではなくなった。 というのだ。昔昔からいう春霞が黄砂のせいだったとは知らなかった。(・・。)ん? 「黄砂に車が汚されて困る」と日記に書いていたヒトがあったけど、私の旅行に関係があるとは思わなかった。例年と違って桜は散った富士山は黄砂に隠れたでは、はるばる400キロも来ることはなかったのだ。------晩くなったから続きはまた------ 写真は浜名湖畔
2007.04.12
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車の助手席に乗っているだけで疲れて、布団に横になってテレビを見ていたら、9時前に眠ってしまった。 夜中、暑くて目が覚めた。押入れを開けてみたが、あとの2枚も分厚い掛け布団だった。敷き布団は4枚もある。部屋は10畳だけど、六つも布団並べて寝ることがあるのだろうか? 羽根布団は夏物と冬物を用意しておいて欲しいものだ。クーラーのリモコンはない。窓の端っこを少し開けた。夜気は冷たかった。重なる山の黒いシルエットに富士山はないかと目をこらしてみたが、なさそうだった。 お腹にだけ布団を掛けて寝ていたら、ショータンが小さな声で、「窓、開けてるのと違うか」と言った。「寒い寒い」 窓を閉める。共棲出来ない人種だ。車でもそうだ。私は気温に合わせて薄いシャツとブラウスだから丁度いい温度だと思っていると、ショータンはクーラーを点ける。厚地のスポーツ・シャツにカーディガンまで着ているのだから。 朝5時20分に大浴場へ行った。 思い出したけど、昨夕お風呂へ来た時、スリッパが一足も脱いでなかった。脱衣場を見ると、おばあさんが一人いた。脱衣箱の向こう側の按摩器にも一人、若い人が坐っていた。(おかしい) 自分のスリッパを拾って、脱衣籠の後ろへ隠した。浴衣を脱いでいると按摩器にいた人が来て「あら。スリッパが無い」と言った。「やっぱり。人がいてはるのにスリッパ一足も無いからおかしいと思ったんですよ。私のはこっちに仕舞いました」 うろうろしていたおばあさんも来て言った。「早い時間に来たら、手にスリッパはめて四つんばいになって帰る子供がいたんですよ。だから、私はビニール袋持って来て仕舞ってますよ」「えー。そんな子がいるんですか。信じられませんわ」「ハダシで来て、人のスリッパ履いて行くのもあるんでしょ」「部屋まで帰れませんわ。どうしたらいいんでしょうか?」「フロントへ電話掛けたらいいんやないですか」 電話を見て、私が言った。 朝。スリッパは2足あった。2人いるのかな? 3人いるのかな? 脱衣場には誰もいなかった。晩と同じに、履いてきたスリッパは脱衣籠の向こうへ隠した。浴室には1人だけ。今度は人数よりスリッパが多い。私と入れ違いに、その1人は出て行った。 露天風呂は私だけだった。昇ったばかりの朝日がお湯に映っていた。朝日が映っているお湯に浸かるのは初めてだ。ぬるめのお湯だから、ゆっくり浸かっていた。肩からバスタオルを纏った人が入って来た。挨拶しようとしたが、こちらを見もせずに横を通って奥へ行った。ちょっと普通の人ではないようだ。目で追う。奥に石の壁で囲った洗い場がある。そこへまっすぐに行った人は、肩のバスタオルをはらりと取った。背中一面に、仏像の彫物があった。(あっ。重たいもん背負うてはる…) 部屋へ帰ってショータンにこうこうと話した。「そやから、1人でゆっくり入れるとこへ来てはんねんね」「此処でも、『イレズミお断り』と書いてるよ」 オンナ湯には書いてなかった。
2007.04.12
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駐車場に車が多かったから、近頃は旅行しか楽しみのないヒマ夫婦が多いのかと思っていたが、食堂の窓際テーブルに並んだ夫婦らしいのは4組。壁際のテーブル五つに坐っているのは若い人で、なにかの研修で来ているグループみたいだった。 大きな船盛りがある。舟が大きくて、立ててある魚の頭は割りと小さい。鯛と鯵で、胴の部分に造った身が並べてある。周囲にマグロとイカとエビの刺身があって、大根と人参のケンが「ちょっと多過ぎるよ」と言うくらいウワウワ飾ってある。 ショータンは飲めない方だから、二人でビール中瓶一本注文する。大皿に小綺麗に並べた6種のオードブル。ソラマメは全然味がついていない。練り物も味なし。サザエも無味。 オンナノコがワゴンを押して来て、「ワゴン・サービスでございます」と言った。伊勢海老半身の姿蒸しと、茹でた蟹片足が山盛り乗っている。「エビとカニ、どちらかお好きな方をお選びください」「私はエビ」伊勢エビというのは、スーパーで買わないから。「おれはカニ」「食べ難そうやよ」「ほな、エビにする」 一つずつ海老をテーブルに置いて、オンナノコは隣のテーブルに移動した。「ワゴン・サービスでございます」 身になにか塗ってあるが、味はワカラナイ。「ワゴン・サービスでございます。テンプラとフライ、どちらになさいますか」「てんぷらにします」4種類の野菜てんぷら。 船盛りの造りはなかなか減らない。 「お鍋ですが……」 水炊きとすき焼き。「水炊き」 ミニコンロに火を付けて、一人前用の鍋を乗せて行く。「豚の角煮とビーフ・シチューです」 ショータンは角煮を選んだ。私はビーフシチュ-。一口食べてショータンは、「そっちの方が良かったな」と言った。「一つ、食べる?」「要りません。これも多いわ。食べられへん」 鍋はまだ煮えてないのに、お腹いっぱいになった。時間を掛けて食事すると、脳のセンサーが「食べたヨ。食べたヨ。たべたヨ」と働いて、少ない量で満腹サインが出る。「釜飯ですが、山菜と桜海老、どちらになさいますか」「私はサクラエビ」「おれは山菜」 ミニコンロに火を付けて、「約15分でお召し上がりになれます」と、それぞれのミニカマを乗せて行った。「まだ15分も? もうちょっと早ように火ィ付けたらええのにね」 秋に行った処もそうだった。まだビールの段階で炊き始めるのが丁度いいと思うけど------鍋が出来た。正確に言えば、"水炊き"が煮えた。「お腹いっぱいやから、もう、食べられへん」「お清汁とお味噌汁です」 へええ。なんでも2択だ。おすまし……お白湯だ。(記録4.16日。なんの具だったか忘れた)。 釜飯の火が消えた。御飯にも味はほとんど付いていない。エビがくしゃくしゃする。「そっちの方が良かったかなあ」 サクラエビご飯を少し食べて、ショータンの山菜ご飯を貰う。くしゃくしゃしないだけで、味は大して変わらなかった。「デザートです。ケーキとアンニン豆腐です」 判った。料理人はどの料理も自信が無いんだ。選んだのを食べて、「あ。あっちの方が良かったかなあ」と思わせる。誰もみながそう思うという仕組みだ。 写真の桜は家の近所の公園で撮ったもの
2007.04.11
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天気予報は「くもり」。「なんでそんな遠いとこへ行くねん。450キロもあるやないか」 ホテルに予約入れる前に、「沼津へ先に行く? 岐阜へ先に泊まる?」と訊いたら、「沼津でもかめへんよ」と言ったのに、出発してからなんで文句言うんだろう。宿泊代と高速料金も計算して渡してある。今回、富士山ビューのいいホテルが”楽天トラベル”になかったので、”ゆこゆこネット”を利用した。口コミで「気に入らない」と書いている人もあったが、全室富士山ビューで値段がまあまあで希望の日に空室があったから決めた。伊豆長岡の八景園。 昨年の秋、河口湖のやっぱり全室富士山ビューとうたう大きなRホテルへ泊まったけど富士山はヤスミだった。富士川エリアでは見えたのに、ホテルの部屋の窓から覗いた時は消えていたのだ。 ナビで優先ルートにすると、到着予定時間は16時40分。ショータンは節約ルート(17時38分)にした。高速を走っている間に距離を稼ごうと、120キロで飛ばす。静岡へ入っても、空は霞んだままだった。お馴染のお茶畑を過ぎて「トンネルを抜けたら富士山」という所へ来ても富士山は影も形も無い。「浜名湖でうなぎ食べよか」「もったいない。パンとお茶や」「奢りますよ」 ショータンはウヒヒと笑った。12時30分、浜名湖エリアに着いた。食堂のサンプルを覗くと、[うな重2,500円]とある。「ほれ。1,000円と違うやろ。やめとこ」「お弁当やったら安い筈や」 “うなぎ弁当”と書いた看板があった。道路に向いたカウンターだけの店。そばへ行くと、1,000円と1,500円がある。1,000円のを二つ注文した。先からいてどれにしようか思案していたおばさんが、「私、1,500円の方三つください」と言った。勝手にしぃな。ショータンがお茶ポットを車へ取りに行ってる間に、浜名湖が見えるベンチを一つ占領した。すぐ前の桜の花がはらはら散っていた。そばの花壇には黄色と紫のパンジーがいっぱい。向こうの方に数十本ある桜はまだきれいに咲いていた。名物のうなぎはやはり美味しかった。30過ぎぐらいの女性がそばへ来て、「そのお弁当、何処に売ってますか?」と訊いた。「そこ。食堂の外のお店ですわ」 旅のお昼に、2,500円もするうな重はどんな人が食べるのだろうか? ショータンはナビのルートを「一般優先」に変更した。清水で高速を降りた。道路の端に、葉っぱ混じりの満満開桜の並木がかなりの距離続いた。 目指すホテルは高い場所にあった。少年の顔をした従業員が、カバンを部屋まで運んでくれた。部屋の中へ入ってお茶を淹れてくれる女中さんなら(心ずけ)と心配するのだが、「ご用の時はフロントへお電話して下さい」とドアの前から帰って行った。うな弁の上、心ずけまでは出したくない。富士山ビューの窓からも富士山は見えなかったが、景色は悪くなかった。 建物の一番上にあるから[天空風呂]ということだった。露天風呂は広くて、眺めが良くて、気に入った。私が入った時すでに奥の端っこの方で半身風に曝しながらお喋りしていた二人連れは、私が身体を洗ってまた浸かって上がり、浴室から出る時もまだ同じ場所で喋っていた。 長くなったけど食事がちょっと特筆ものなので、続きありです。
2007.04.11
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同窓会は、超節約の「お花見弁当を食べて話す集い」になった。昔の小学校のそばの「老人憩の家」で。生まれた家の近くに今も住んでいるのは三人だけ。一人(女性)はあちこち移動した末、元の家の近くへ戻って来たということだが、一人(男性)は焼け跡からずっと同じ土地に住んでいるそうだ。あとの一人はボケて来られなくなった。 戦災から後、28回転居した私には、ずーっと同じ土地に住んでいる人は不思議だ。そういう人は、死んだあともずっと留まるのだろう。千の風には絶対になれない。 三人掛かりで買いに行ったという阪神百貨店のお花見弁当は、私の予想通りイマイチだった。以前、阪神ホテルの食堂でオムライスを食べて懲りたのだ。玉子にチーズが入っていて、スプーンでご飯を掬うとつーっと糸を引いた。オムライスにチーズは不要だろう。おかずだけの折がもう一つあって、よく見ると中身の種類が大方同じ。「なんで?」と買って来てくれた人に訊いた。「おんなじとこで買うたから」 胃を全部取ってしまった人、前立腺を手術した人、は出席していた。透析を受けている人は、2時頃に病院から来た。道に迷ったと言って、少し雨に濡れていた。運の悪い人だ。前立腺を手術した人は大腸も悪くて、また入院するということだった。でも、手相は悪くなかった。 歩いていて自動車に跳ねられた○島さんは、「2月に死んだ佐○が骨を呉れると言うたけど断って、自力で治した」と肩と腕を動かして見せた。2月に死んだ人は肺がんだったから、癌つきの骨だったかも判らない。貰わなくてよかった。 出席予定だったオンナノコは急に身体の調子が悪くなって、来なかった。4年前に会ったとき、ピンクのスーツを着ていたけど。「あの映画に出てた人、なんていう名前やった?」「--------顔はわかるけど、名前は出て来ないわ」 記憶力の良い○井さんとでも、我が家の会話と同じ。「二日ほどしたら、出て来るね」「そうや。あははは」 5時まで遊んでいた。手分けしてきれいに片付けて、外へ出ると雨がしょぼしょぼしていた。環状線の駅へ行くか地下鉄にするか、難波まで出るかとわいわい言っているとタクシーが通りがかり、気の利いた○島さんが手を上げた。「難波まで一緒に行こう。南海に乗れる」 誘って貰って、男の子二人とタクシーに乗った。難波の駅で降りて、男性二人は「もうちょっとそこらで飲もか」と相談。「baioさんは帰りはるから色気なしやけど」「まだ色気要りますか?」 私が訊いた。「要るよ、まだまだ。あなたを犯したいという気持ちもありますよ」「エ!!!」 驚いた。なんというスゴイお世辞。「きれい」とか「かわいい」とか「若く見える」とか「好き」とかぶっ飛ばしのキョーレツ! 二人と別れてひとりエスカレーターで駅へ昇りながら、「♪うれしいうーそォのォ つーけるゥウひーと……」と口ずさんでいた。 なにか? 写真はノゲシ
2007.04.07
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家の塗り替えの間、向かいのハナ・ハウスの駐車場に車を置かしてもらっている。 私は、出入りしている女の子と挨拶したこともないけど、ショータンは「置かしてください」と頼みに行った。「はいはい。どうぞ。どうぞ。空いてるとこ何処へでも置いてください」 若い店長は二つ返事だったそうだ。「お前やったら、よう頼みに行かんやろ」「よう行かん」 行くことないよ。家の塗り替えなんかしないもん。車にも乗らないもん。頼みごとというのは、どうも好きではない。お礼は先に、と缶コーヒー30本入りの箱を買って持って行った。鼻薬というのかな? ハナ・クスリ。 ついでに、作業員さんの分も買った。毎日3時にコーヒーとパンを渡している。昨日も一昨日も寒かったから、冷たいコーヒーは余計寒いだろうとは思うけど。熱いコーヒーを淹れて外へ持って行き、「おやつですよー」と呼ぶのもなんだから……ナンダ? なんたってペンキ屋さんだから、手もズボンも汚れている。足場のあちこちに立っているので、一番手前にいる人に、「おやつ、置いときます」と足場の端へ置く。「ありがとうございます。いただきます」 嬉しそうに返事してくれる。二日は壁の下塗り。屋根は三日に塗って、四日は一度塗り。今日は二度塗りが済んだ。明日は仕上げ。明日もお天気らしい。 山のプレハブも塗って貰っている。昨日、ショータンは往復一時間かけておやつを持って行った。三人来ていて、「近くにはウーロン茶も売っている処がないから」と喜んでいたらしい。で、今日は缶入りのウーロン茶とパンを持って行った。大きいところへ頼んだから、人手は充分だ。 パラボラ・アンテナにもビニールの覆いを掛けたから、衛星放送が入らない。見たい! という放送もないけど。
2007.04.05
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朝7時半に、作業員達が来た。こんな時間に到着とは、6時過ぎに家を出たようだ。仕事の遅れを取り戻すつもりらしい。 私は、注文が入っていたから大阪の仕事場へ行かなければならない。「ちょっと出かけますけど」「はい。鍵、ちゃんと掛けておいてください」 ドアもビニールで覆ってあるので、鍵穴が隠れている。めくったらビニールが覆いの用をなさないし、どうしたものか、と思案していたら、ショータンがビニールの上から鍵を刺した。なるほど。 大阪はどこもかしこもサクラ満開だった。桜は日々刻々表情を変える。ほんとに「三日見ぬ間の桜かな」だ。桜並木の、一番早く咲いたのがひらひら散っていた。しかし、桜が散る季節にしては寒い。毎日気温が下がっている。ひつこい地震はある、雨は降る、桜は咲く……コワイなあ。 4月11日、恒例の「桜と富士山」を見に静岡旅行を予定している。もう残り桜か? 八重桜なら丁度あるだろう。河口湖の桜も晩生(おくて)だ。昨年は寒くて、忍野の方はまだ道の端に雪があった。確か、24日だったと思うが染井吉野は八分咲きだった。 12日は下呂温泉の「湯快リゾート・彩朝楽本館」を予約している。目的はカラオケ。2月は「湯快リゾート・白浜御苑」へ行った。1月は勝浦の越の湯だった。比較的近いから、「越の湯」はよく行く。昼間、カラオケ無料というのがショータンはお気に入りだ。 今日の塗装屋はよく働いた。約八時間だ。私の仕事は往復の時間を入れても1時間40分。 写真は、山の上まで桃畑。電線が邪魔だった。
2007.04.04
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塗装屋は日曜日休みだった。 今朝8時半、私が表にいると、細かい雨がハラハラ……(雨では仕事が出来ないと言うてたけど、今日も休みか。大体、日曜日に休むのはあかんわ。雨降りに休んだらええのに。)と思っていたら、会社のトラックで作業員がやって来た。「おはようございます」「お早うございます。また降って来ましたねえ」「え?」と驚いて、「今降って来たんですか?」と訊く。車の窓に落ちてもわからないくらい小さな雨粒だから、知らなかったらしい。「責任者に電話してみます。沢山降ってきたら、またスケジュールが変わります」 まあ、好きにするサ。 暫くして、仕事を始めた。塗ってはいけない箇所をビニールで覆う。作業員は四人。 雨は大して降らず、弱い陽も射してきた。窓や縁の雨戸を外から半分閉めて、東へ南へ上へ下へ四人がばたばた。選抜野球のラジオを流しながら。 私の予想表では、キクガワ勝ちとチェックしてある。全体で当たり8割の確率だが、正直言うとキクガワは熊本工に勝つとは思わなかった。今年は、甲子園から見て東から来た学校が勝つということにはなっているのに、西の熊本と思ったのは、出場回数20回と2回で常識判断したから狂った。でも最終は、やはり東から来た岐阜と静岡が残った。 名前が良いから常葉菊川となる。略式でも表示している名前で判断する。大垣は初戦から点を入れたけど、面白い勝負だった。勝った菊川の生徒は、子供の顔で笑っていた。 2時に、作業員たちのおやつを買いに行った。ショータンはアンパンがいいと言ったけど、メロンパンとチーズパンとチョコレートパンにした。今の若い子はアンパンなんか食べない。「オトナや」とショータンは言うけど、みんな子供の顔している。 5時に仕事を終わって作業員が帰って行ったあと、雨戸が真ん中で固定されているのに気がついた。外も見えないほどビニールやテープべたべた貼り。ちょっと硝子戸を開けてみたショータンは、「へええ」と言った。「ろくに仕事せぇへんのに、百万円は高いなあ」 と言っていたのだから。そういえば、ハワイの大工は休憩半分にだらだらだらだら仕事をする。仕事を依頼したら、仕事ぶりを監視する日本人を雇わなければならない。 夜になると、非生産型人間のショータンはプロ野球を見ている。 写真は、ちょこっと来た今年のツバメ
2007.04.03
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