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階下でショータンが雨戸を繰っている。時計を見た。6時前だ。昨夜2時半に、「4時間半しか寝られへん」と思って寝たのに、1時間も早い。 階下へ降りて、「なんで早ように起きてんの?」と訊いた。「『朝までテレビ』見て、もう寝られへんから起きてん」 昨夜私が部屋へ行く時、ショータンはテレビを点けたまま反対の方を向いて寝ていた。「朝までテレビ」なんて、ショータンは大概、テレビを点けて見ていない。「録画しといてお昼見たらええのに」と言うのに、絶対に録画しない。 朝御飯食べてから、ちょっと居眠るか…… ショータンが朝早くに起きたって、庭に水撒くわけじゃなし、掃除も洗濯もするわけじゃなし、散歩するでもなし、新聞読むだけなんだから、ダイニングの雨戸だけ開けて静かにしていればいいのに。睡眠3時間半はきついわ。イケズ。カサ高いねん。 ショータンのパン、私のパン、別別のを一枚ずつお皿に乗せて、マグ・カップにミルクを9分目注ぐ。ショータンがパンをトースターに入れ、ミルクをレンジで3分温める。私はインスタント・コーヒーにコーヒーミルクとザラメをしっかり入れて飲む。ショータンにはベーコンを三枚焼く。赤玉葱のスライス、トマト、蜂蜜を混ぜたブルガリヤ・ヨーグルト。私はピア・ソーセージにからしを塗ってパンに乗せる。キャベツの刻んだのを少しとトマト。ヨーグルトはキライ。好みが全然違う。トマトだって、私はそのまま食べるけど、ショータンは塩をつけて食べる。西瓜にも塩を付ける。苺はスプーンで潰して、練乳を垂らして食べる。私はそのままで食べる。 同じ大阪なのにずいぶん育ち方が違うと思ったら、ショータンのお父さんは奈良でお母さんは山口県の人だ。私の両親は大阪。「ゆうべ、またなにか叫んでたんと違うか?」「ああ。そうや。言うてた」 家の中にヘンな侵入者がいる夢を見て、大きな声で人を呼んで自分で目が覚めたんだった。「あの声で起きて、それからテレビ見てたんや」 すると、ショータンの早起きは私のせいか……。 写真は、奇形の十薬の花
2007.06.30
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「店員」と言ったらいけないそうだ。従業員……ぴったり来ない。「dokomoの子」だなあ。話す言葉が何故聞き取り難いのか? 声が小さい。声が細い。母音がはっきりしない。この子がキライな理由はもう一つ。束ねているようで散らした髪の毛が、棕櫚の幹の皮みたいに剛くて真っ黒。「60歳以上の割引、あります?」「あい。ふぁいりーはりいきで、おかおくのあたとようつうでおうかいいたあくとやくごゆう5えんにありやいて」 auの子が見せていたのと同じようなパンフの値段表を広げた。ファミリー割引だと言っているのだろう。「共同で使うことは、ありませんわ」「ほうくにひるふすこあんとかえもいいんえすお」「東京でも?」ショータンが訊いた。「はい」「どこもかどうかわかりまへんけどな」「おひらえいやしやす」 ショータンがミッチーの番号と名前を言うと、dokomoの子はパソコンに打ち込んだ。「ありやえんね」「ああ。会社の名義かも判れへんなあ。ハワイにも一人おるけど」「はわいはおこもとはひがうとほもいあす」 結局、年割引しかないということだ。ほにゃへにゃ言葉が気に入らないし、顔に掛かるシュロの毛を時々指で払うしぐさも気に入らない。「やっぱり、解約します」「ぽいんとはほうひまひょ。1600ついてあすえお」「ああ、それも、よう判れへんかったんですよ。ポイントの通知はメールで来てましたけどね……2年前ぐらいは……なにに、どうして変えるのか判りませんでしてん」 そのメールも最近は、全然来ない。使ってないから。「はいやくはれはうと、ほいんとはえんぶきえてひあいあす」「貰う、いうても、どこものグッズばっかりでしょ?」「あい。そうえすね」「要りません」 みんなぶん投げだ。 「えんわきはおうされあす?」「置いときます」 一万円近く出して買ったのに、ヒトのものどうするつもりなんだ? カメラとして使うことは出来る筈だ。 解約した。長い付き合いをプッツンと断ち切るのはいつの場合もココロが傷む。 外へ出て、「あのひと、なに言うてんのか全然わかれへん。もっとちゃんと判ったら、無理に解約せんでも良かってんけど」と言った。「けど、べっぴんさんやった」「へええ。顔なんかどうでもええ。言葉がはっきりしてやな、あかんわ。店員は」「ほいでもブスよりは別嬪さんの方がええ」 車に乗ってから気がついた。道の向かい側にauショップがあった。でもショータンはさっきの店までバス停三つ分ほどを走り、店へ入ると言った。「ベッピンさんの顔、また見にきましたでぇ」 という理由で、ケイタiの番号は新しくなった。まだ誰にも知らせていない。それにしても、請求料金は絶対に間違いないか、チェックするのは面倒なことだ。大丈夫?
2007.06.29
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貯金通帳を見ていたら腹が立ってきた。 1月31日3475円、2月28日3485円、4月2日3482円、5月1日3440円、5月31日3440円------- 使っていない携帯電話の使用料金だ。ピーピーピーピー時とんぼなしに鳴って嬉しそうに抱え込むバカメールを消すだけの電話に、なんでこんな料金が掛かるねン!? このところ携帯電話など何処へもかけたことがない。なのになんで、75円や85円や82円なんてハンパがつくの? 昔、駅前に「立ち食いうどん」というのがあって、おばさんが一つのうどん玉からうどん一本だけ横へ取っていた。お客さんは見ていても、うどん一本ぐらいと誰も文句言わない。何人分かくすねると、一人前出来る。 85円、75円、82円なんて、見過ごすか(ちょっとおかしい)と思っても調べるほどのこともないと放っておくほどの金額だ。しかし、電話局にしたら、顧客全員からこんな風にかすめとったら千人で85000円、1万人で85万円もある。私のように使っていないケイタイだから85円75円だけど、よく使っている人なら2、300円でもわからないだろう。kodomoのケイタイ料金を払っている親なんか、絶対にわかりっこない。「やめや! アウにするッ」 すぐさまauショップへ飛んで行った。「料金は、1年目、2年目、3年目、とだんだんお安くなります」 そうやそうや。dokomoもそんなこと言っていた。しかし、何年経っても全然安くなっていない。「申請するんですか?」「いいえ。こちらで計算します」 ケイタイなんか要らないといえば要らないくらいのもンで、知らない処へ行く時や、待ち合わせに遅れそうな時あれば便利かなーという程度だ。メールなんか、迷惑極まりない。「子供さんと60歳以上の方なら、ファミリー割り引きがあります。1550円です」 そんなのは、dokomoでは聞かなかった。「あ。ほんならオレも持とうかなあ」ショータンが言った。「あんた、電話要る?」「要らんけど」「1550円×2やで」「そうか。なーんや」「メール機能は、要りませんわ」「それなら、無料の機種があります」 今持っているのは、メモリー・カードつきのやつで、一万円越えていたのを9700円ぐらいに負けて貰ったのだ。メモリーカードでパソコンのデータを供用できる。けど、使っていない。「電話番号、今のままで使われるのでしたら、手数料2100円かかります」「しょうむないメール、ばっさり捨てるチャンスやから、番号も要りませんわ」 なんでもタダはタダということはあるけど、まあ一遍使ってみようか。一つ前の機種は、パソコンに写真送るのも有料だった。パソコンと繋ぐならケーブルを買えばいい。 dikomoでもう一度割引料金のことを聞いてから、どうするか決めよう。dokomoの店へ行った。入り口に立っていた背の高い女の子が頭を下げて、「ふにゃふにゃ」と言った。「え?」「ふにゃふにゃふにゃ」「え?」「ご用件は? と言うてはんねん」 解るまで聞くつもりだったのに、ショータンが横から取り次ぐ。途端に、解約と決めた。「ああ。カイヤクしたいと思うんです」「ほひひやへほいほ」 一番奥のテーブルに案内された。「ふにゃふにゃ」は案内だけで別の人が応対してくれるのかと思ったら、「ふにゃふにゃ」が前へ坐った。85円75円の不明割り増しは、こんな子に訊いても判らないだろう。「年毎の割引いうの、あります?」「はい。ひちえんえ、にへんへ……と、だんだんに」「それは、どうしたら下がって行きますのん?」「ほにゃほにゃいたはけはなあ……」「え?」「おとどけいあたらやしたら」「届けないと、割り引いてくれはらへんのですか?」「はい」 ほら! 黙っていたらそんなことしないんだ。------時間切れ-----続く
2007.06.28
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先週の木曜日、8時半に歯医者へ行こうとしていたら、「送ったるやん」と言うので送って貰った。予約は10時。車だったら9時20分に出ても充分間に合った。 でも、帰りに「遅い」とか「遠い」とか「下手な歯医者や」とか「客引っ張るために余計な治療してるのが解れへんか」とかぐずぐず----。やっぱり電車でいく方が気分いいと思った。ショータン留守番だったら、お昼の外食は私一人だけだし、ぐんと安く済む。 結局は、ガソリン代が欲しいのだと判って、それならと料金を決めた。往復の交通費が1940円だから、1回2000円で……ということに。 今日、歯医者の予約は2時40分。大阪の家へ行って仕事もしたいからと、朝から出た。「テレビアンテナ取替えの許諾書にサインが要ります」という連絡がポストに入っていた。郵便の中に振替の入金通知があった。「お前とこは、金が入って来るからええなあ」 生活費出さないショータンも、かなりええと思うけど。 先日の旅行は、私が8万円出した。ショータンは2万円足らずだったろうか? 裏の家へのお土産をショータンが買ったので、私はここの町会費を払った。お土産は2400円。町会費は3000円。 1時まで仕事をして、瓶屋へサンプル用の点眼瓶を1000個送って欲しいと注文した。1個15円。代金は品物が着いてからでいいとのこと。 運転代2000円先払い。 1時に仕事を終え、郵便局へ。余分に作っていた通帳を解約して、一つの通帳に入れて貰った。また通帳の残高が増えてしまった。 マクダノへ行ってお昼を食べ、洗面所で歯を磨いてから歯医者へ行った。先週仮歯にした歯の隣の差し歯を潰した。「二本とも、虫歯になってます。今痛いことはありませんけど、放っておいたら治療できなくなります。今やっておくと、あと10年は大丈夫です」(10年ねえ。その後はどうするのかなあ) ドクターは虫歯を削っただけで、衛生士が歯型を取り、仮歯を入れた。目の化粧がすごかった。クロやなごテツこみたいに上下マックロ。付け睫ビーッ。春にいた子は目がきれいだったけど、マスクを外したら「げー」だった。 今日潰した歯を、プラスティックで覆って嵌めてくれた。「いま外したカネの歯ですから、ちょっと黒いですけど」 いーっとして鏡を見ると、ねずみ色だ。 お見合いの予定もデートの約束もないからいいけど、カネって、そんなに扱い難いの?へたーッ
2007.06.25
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6月11日 倉敷の"瀬戸大橋温泉"。瀬戸大橋が開通した記念に、"瀬戸大橋温泉・やま幸"にしたのだそうだ。なんの関係もなく、近所のコンビニの人も知らない。 いま、「宿泊の感想」というのを楽天トラベルの方へ書いて来た。「評価」の点数私がつけたのと、文章に付いているのとが全然違う。私が☆いっぱいつけたと思われてはイヤだから、あとでここに書いておこう。 まず、玄関で靴を脱いで自分で靴箱へ入れ、キーを持つ。靴下ハダシで廊下を歩いて、エレベーターで6階に案内された。方々のホテルへ行ったけど、靴下ハダシで歩くところは初めてだ。万一火事でもあったら、ハダシで逃げなければならない。まあ、6階だったら、私はダメだろうな。 6階なら景色がいいかと言うと、遠くの山が見えるだけ。屋上の周囲に目隠し囲いがあって、田園も町並みも見えない。天然温泉でツインであまり高くない処と探したら、思う日に空き室のある所がここしかなかったのだ。 大きなダブルベッドとシングルベッドが入っていた。分厚い冬布団。もう昼間の気温が25℃超えたら、薄い肌布団一枚でジョウトウだろうに。スパイダー・マンしか来れない6階の窓だから、開けて寝たらクーラーの電気料金がかなり節約出来る。それでネーム入りタオルを作る。貸しタオルはいけない。女はつまらない病気が移り易いから、どんなに綺麗に洗ってあっても他人の使ったタオルは使ってはいけない。貰っても貰えなくても、持参のやつを使う。 浴衣をみたら、大寸ばっかり三枚あった。オトコ三人が、ダブルベッドとシングルベッドの部屋で寝るのか? 持参の、パジャマを着る。ホテルのエレヴェーターは2階では停まらないようになっている。フロントの前を通って、もう一つの玄関ホールへ出て、階段またはエレヴェーターで二階へ上がって大浴場へ。エステや温泉だけ利用している客がかなりいる。グリーンピア並み。ホールの真ん中に、ヤサイがいっぱい並べてある。大きなスイカ3000円。小さいスイカ1500円。 露天風呂はぬるくて、長いこと浸かっていた。 ショータンは、ぬるい風呂が気に入ったと言った。食堂を覗いたら、タタミの部屋だった。 ホテルの前に「焼肉」の看板が有ったので、行ってみた。韓国料理店だった。3軒おいて在る「焼肉店」は、潰れていた。 最初に見た隣の店へ入った。「ランチ----1290円」が、「ディナー----1780円」に変わっていた。大きな綺麗な店で、お客は私達しかいなかった。壁に貼ってある札を見ると、"5000円""7000円"とあった。「タッカー」 で、「6月のディナー」といのを注文した。刺身、天婦羅、一人前用しゃぶしゃぶ、山菜釜飯、普通のホテル夕食みたいだった。 戻ると、フロントのおばさんが、「隣で食べて来られたんですか」と不服そうに言った。食事ナシの条件だから、何処で食べようとこっちの勝手だろう。 シングルベッドの方は、洗いっぱなしでアイロンをかけてないシ-ツを巻いてある。ショータンが選んだダブルベッドの掛け布団シーツは、少なくとも一ヶ月は洗っていないと見た。 私の評価 部屋=3、風呂=4、食事=3、サービス=2、備品1、 従業員=3、 文章についた評価 部屋=4、風呂5、食事=4、サービス=4、備品=4、 従業員=4、 「牛肉」と称する豚肉より違いが大きい。 写真は、壷阪寺のシャクナゲ
2007.06.22
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写真整理してyahooにアップしていたら、日記書く時間無くなった。旅日記もまた遅れている。どうしょうもねえ。
2007.06.21
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昨夜の日記、文章が抜けていたので補足していたらアシタになった。月日の経つのが早くて困る。 よく降った。 庭の水撒きしなくても助かっている。紫陽花が茂って、紫式部も大きくなって、門から出ないと横からではガレージへ行けなくなった。カリンも先月新しい枝を切ったのに、またニューニュー伸びて、雨の降り出す前に挟を入れた。 昨日歯医者へ行った。 痛くもなんともない歯が二本、中で虫歯になっていると言って、高価なセラミックの差し歯をキーキーと切り取った。もっと人の歯に近いソフトな素材の歯と入れ換えるとか。ほんとに悪いのかどうか、よく判らないけど。 送ってくれたショータンが自分のかかっている病院へ行ったので、バスと電車で大阪の家へ帰ったら、2時間半もかかった。歯医者を出てバス停に着いたのが11時10分だったのに、10分発のバスはもういなかった。その後が46分。1時間二本しかない辺鄙な住宅街だ。 電車は、急行を1台見送って次のに乗ったらやっぱり急行だった。三つ向こうの急行停車駅で降りて、各駅停車に乗って引き返した。乗り損ない、乗り越し、幾つになっても治らない。 提げて行った文庫本が面白くて、また家中あちこち持って歩いて読み続けている。昨夜一時にベッドへ入って、10分以上読んでいた。 昭和52年発行のヘレン・マクロイ著="暗い鏡の中に"。一度読んだのに、ストーリーは完全に忘れている。 今読んでいるのは、エラリー・クイーンの「Xの悲劇」「黄金の13/現代篇(クイーン)」、「歯と爪」、「ミケランジェロのだまし絵」。どれもテレビより面白い。 写真は、組み立て前の十一面観音
2007.06.19
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昨夜、9時半に帰って来た。帰り、大方寝ていたにも関わらず、メールチェック1箇所がやっこらさで居眠り居眠り……一時過ぎにはベッドへ這いこんだ。 江戸から京都まで早籠飛ばした人が半死半生だったという。籠に比べれば車はラクチンなのに、どうして疲れるのだろう。 留守に仕事が入っていたので、今日は大阪へ行って、7時間仕事をした。2000キロほど、一人で運転したショータンは、私が仕事している間寝ていた。温泉旅行は、気分転換にはなるけど骨休めにはならない。 夕飯後、別サイトの迷惑コメントをやっつけていたら12時になってしまった。英語のトラックバックが消せない。真面目なやつなら構わないけど、H 宣伝ばっかり。どういう人種が来ているのか---- 旅で出遭った外人は、みんな真面目に、日本の名所を楽しんでいたみたいだったのに。写真は、壷阪寺の巨大釈迦涅槃像
2007.06.15
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入梅したということだけど、快晴。 三泊四日の温泉旅行、第一日目の今日は倉敷泊り。昨日、鳴門温泉と書いたけど、瀬戸大橋温泉の間違いだった。うちの母は、「右」と「左」を言い間違えて、「西と東やったら大間違いやけど、右と左ではあんまり違いおまへん」と言っていた。電話で家までの説明をした時だった。1時間で来れる道のりを3時間も掛かって尋ね探して来た人に。 午前9時15分。カーナビをセット。推奨ルートで到着予定時間15時37分。「岡山なんか、すぐそこや」とショータンは言うけど、名古屋より遠い。 須磨公園でお弁当を食べる。私の作ったお弁当が一番美味しい。 例によってうつらうつらしていたら、「ゴールの周辺です」とカーナビが言った。「おい。探せよ」 前の車のカーナビは、「ゴールです」と言ったけど、電話番号でセットしてもこのナビは、絶対に「ゴールです」とは言わない。「ゴールの周辺です」って、なんなんだ? プリントした地図を持って、コンビニに入った。赤い字のホテルの名前を見て、レジの女性はアハハと笑った。「瀬戸大橋温泉? 全然見当違いですわ。ここから20キロほどありますよ」「え? カーナビは『ゴールの周辺です』って言うたんですけど」「えー?------ああ。済んません。やま幸さんですか。これでしたら、次の信号を曲がってヒダリです」 20キロとスグソコは大違いだ。「次の信号を曲がって左やて」とショータンに言うと、コンビニのすぐ横の信号を曲がった。「次の信号やと思うけど……」「今の信号やろ」「次の信号」「ここと違うんか」 あっ。"瀬戸大橋温泉やま幸"と書いた看板があった。「次の信号と言うたらこの信号の次やねんけどなあ」「なにごじゃごじゃ言うてんねん」 玄関の前を過ぎて、建物の横の駐車場へ車を入れた。"活け魚料理やま幸"と看板のある料亭風の建物がある。「準備中」と、「歓迎!○○様」という予約の札が出ている。「晩は、此処で食べたらええねんな。ランチ、1280円、割と安い」 16時12分だった。「ちょっと聞いてくる」 ショータンは手ぶらで玄関へ入って行った。後からついて行って行くと、フロント係りらしい青年に足元を指差され「土足厳禁です」と注意されている。スリッパは見当たらない。ショータンは出て来て、「近くにバラ園があるねんて」と言った。「スリッパ無しで土足厳禁やったらなんや、いうたらハダシやねんて此処は」 方々のホテルへ行ったけど、ハダシというのは初めてだ。汚い破れスリッパの有名ホテルがあったが、いっそ無しの方がいいかも知れない。 "バラ園南口"と書いた標識がある。南口というからには東西南北ありそうだ。車で行ったほうが良さそうだと思ったが、ショータンは「歩いて15分ぐらいやから歩く」と言った。15分でバラ園に着いて、園の中をうろうろしたら40分以上歩くことになる。足、大丈夫だろうか? 15分歩いても、それらしいのがない。道路の向かい側に大きな樹がずらりと植わった処がある。「あれと違う?」「ハウジング展示場と書いたある」 前を通り過ぎる。かなり遠くに、花の絵を描いた看板が有る。「あれやわ」「あれも、ハウジング展示場や」 回れ右して後戻り。信号待ちしているおじさんに訊いた。「バラ園は何処ですか?」「そこですよ。そこ」 おじさんは、大きな樹の植えてある所を指差した。ショータンが引き返して来た。向かい側へ渡る。車がいっぱい駐めてある。 ハウスの展示場は右側で、左側にバラ・ショップ。正面にバラ園の切符売り場があった。バラ園の端っこを、ハウジングが借りているのだ。「展示場」の字がやたら大きくて主客転倒しているらしい。「入園料要るのん?」「6百円やて。やめとこ。なっ。何処のバラも写真撮ったら一緒や」
2007.06.11
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旅行、まだまだ先のことだと思っていたけど、いつの間にか明日になった。11日鳴門温泉、12日三段峡、13日道後、 14日はフェリーで帰る、という予定。 今日はカメラに溜まっていた写真をパソコンに入れて整理した。5時間も掛かった。早く寝ないと、また車の中で寝て「もう帰ろか」と言われる。義兄の運転は前後左右にゆすぶり倒すから必ず酔うのだが、ショータンの運転では酔ったことがない。 車や電車の中で寝るのが好きだ。テレビの前で居眠るのも好き。ベッドで寝るのはキライ。 昔、近鉄奈良線で、上六から上六まで寝ていたことがある。ミニ・スカートの時分だった。奈良から万博まで通勤したこともあった。終点から終点までだったから、やっぱり寝ていた。 腰掛けて寝るのがいい。半分覚めていて、此処はどの辺かなあ、次の駅はどこかなあ、と考えているのがいい。テレビの声が聞こえているのもいい。お坊さんのお経を聞きながらもいい。誰かの講演を聞きながらもいい。パソコンのキーボードに指を置いてうつらうつらもいい。「不眠症です」という人はみんな、布団で横になっている。 では、4日間留守にします。 写真は壷阪寺の"釈迦涅槃”。 お昼寝ではありません。
2007.06.10
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ゆこゆこの温泉案内誌が来た。見ていたら、行きたくなった。「道後へ行こか」 と言った。5月の気持ちの良いお天気の日だった。「うん」「陸廻りで倉敷一泊……?」「うん。ほいで、安芸やなあ」「安芸まで行ったら、フェリーに乗らんならんよ。尾道やったら車で四国へ渡れるのに」「倉敷まで行って広島へ寄らなどうするねん。この前、錦帯橋見えへんかったやろ」 道後が目的で、倉敷一泊は運転手へのサービスのつもりだったのに、最近my driver 贅沢になった。「あんたいっつも予約してから文句言うから、ホテル自分で決め」 雑誌を差し出したが手に取りもしない。文句は言うけど面倒臭がりなんだ。倉敷は瀬戸大橋の傍として、今頃は花も無いからホタルにしようと、広島は三段峡を選んだ。「三段峡でええね」「うん」「こっちのホテルとこっちの旅館、どっちがええ?」 雑誌を開いて見せた。ショータンは手に取って眺めたが、フンと返して寄越す。「どっち?」「どっちでも」 やっぱり自分では決めない。インターネットで詳しく調べ、空き室と温泉と値段を確認して、楽天で倉敷と道後、ゆこゆこで三段峡のホテルを決めた。結局はいつものパターンだ。 ホタルを狙って6月11日、12日、13日、と予約した。 5月の快晴の日だったから、梅雨のことは忘れていた。それから4、5日して、「沖縄入梅」宣言があった。「あ。梅雨真っ最中かなあ」「そうやろ」「日にち、変更しよか?」 私の好きなお月さんも痩せ痩せになるし。「まあええやん」 3箇所も日にち変更するのはタイヘンなことだ。下手すれば、ホテルも替えなければならない。「まあ。ええか」 どうせ、出発してから文句言うんだろう。いつものパターンだ。 今日、テレビの「週間天気予報」を見た。11、12、13日、広島四国はなんとかお天気らしい。 琵琶湖の水がめが、今月末には干上がるとか…… 午前1時15分。いま雷が鳴っている。ザーッとすごい雨が来るぞー。
2007.06.08
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向かいの家の小さな前庭に、ホタルブクロの花が10本ほど咲いた。白ばっかりだけど、すごく花数が多い。「どんなもんだいっ」って感じ。山の崖なんかに生えているのは、一本の茎に三つ四つしか花が付いていない。俯いて、淋しそうに咲いている。 高野山の花園村という所の村の花が、ほたるぶくろだ。白、紫、うす紫、小豆色、うすあずき色などがある。つりがねぐさともいう。 姉が子供の頃「つりがね草」の歌を教えてくれた。 ♪…つりがねぐさのあの鐘は 誰が撞くのか小さな鐘 うすむらさきの小さな鐘 つりがねぐさのあの鐘は 星の小人がそっと来て 露をこぼして鳴らす鐘…♪ もう一つ、宗七草とも葬式草とも言うらしい。 10年前、花園村で、根の付いたのを三色貰ってきて、山の仕事小屋の前に植えた。みんな根付いて咲くのを楽しみにしているのに、ショータンが草刈を頼んでいる梅のおじさんが、蕾の頃にきれいに刈ってしまう。 「小屋の前はそのままにしておいてください」と言うのに、親切のつもりのおじさんはホタルブクロもほうずきも龍のひげもアケビも残さない。ビシーッと刈ってしまう。がっかりだ。梅の花が咲いたら実を売る計算している人だから、お金にならない花はただの雑草なのだ。「草刈り、頼まんといて」 とショータンに言っても、「草ぼうぼうにしとけるかッ」と聞かない。草刈り賃と梅5キロで一万円。梅は"やっちょん広場"に売っているので充分なんだけど。
2007.06.06
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先日買った薄手パンツの裾上げをした。 アイロン仕上げが必要だ。廊下の物入にあるアイロンは、前にゴタゴタ置いてあるから取り難い。一つは私の部屋のロッカーの上の棚に乗せてある。ミニ脚立を持って来た。登って、アイロンの箱を取ると奥に積んである衣装箱の一番下に、「夏ズボン ジャケット」と書いた箱があった。薄手のパンツ、この間出して十六本ほどロッカーに吊るした。(どんなんが残ってたかなあ) 重ねてある箱を上から、ポン、ポン、ポン、と床に落としていった。一番下の箱を持って、脚立を降りた。 「ふわー!」自分で縫ったのが三本とマチを入れて裾幅を広げたのが二本と、普通のが五本、計十本もあった。 空になった箱に合い物のジャケットやパンツを入れた。下ろした衣装箱を一つずつ開けてみた。サマー・ヤーンで編んだツーピースが2着とブラウスが6枚あった。ツーピースとしてはもう着ないけど、上着がちょっと窮屈みたいだから編み直そう。------そういえば、編んでない夏糸がいっぱいあったなあ。 衣装箱の横に重ねてあった箱を4個下ろした。生地と毛糸だった。夏糸は無い。衣装箱を一つ一つ、脚立に登ったり降りたりして元通りに収めた。夏糸。夏糸と…… アイロンが手の届かない所に置いてあるというのが不便なのだ。(中段の箱を上へ置いたらええねん) 中段の箱を開けた。夏のブラウス数枚とパジャまと帽子が入っていた。毛糸の服と冬の帽子とに入れ換えた。 春、毛糸を買おうかなあと思っていたけど、服いっぱいあるからとやめた。サラの毛糸こんなにあったのか。編んだものを着るということより、編むことが好きなのだ。 部屋中いっぱい散らかった。 ロッカーの奥の方にトランクがある。(あの中にも毛糸が…)と引っ張り出した。底の金具が2個、ビスが抜けてバカになっている。捨てるか……。大型ゴミに出すのは手続きがあって厄介だ。山の仕事場へ持って行って、庭で焼くか……。中の毛糸を全部出した。(あそこに入る余裕があったかな?) 下段の奥の大きな箱を出した。これにも毛糸がいっぱいだった。解いて洗ったカセもかなり有る。トランク一つ分の毛糸が簡単に収まるわけがない。 (毛糸入れぐらいやったら、接着剤で貼っといてもええねんな) 階下から接着剤を持って来た。トランクの、ブラブラになった金具を底に貼る。あ。いけそう。 「夏糸」と書いた箱があった。若い頃買って、編まない内に派手になった色がある。編み掛けの服もあった。広げてみたけど、続きを編んで仕上げようという気はしない。(ほどこか?) ショータンが覗いて言った。「晩御飯の支度、せーへんのんか?」 夕飯のあとすぐに二階へ上がって、整理の続き-------。 夜中の1時半までごそごそやって、ベッドの周囲に箱や袋を置いたまま寝た。腕が痛い。腰が痛い。脚も痛い。 わざわざ起きて、my酵素油を身体のあちこちへ塗った。 それが一昨日。 昨日は朝から梅酒の入れ換え。夕方から部屋の整理続行。 なかなか片付かない。 夕飯のあと、テレビ見ながら居眠り。 8時にふらふらしてベッドに入った。4時に起きてホームページ更新しよう。 と思っていたけど、4時に起きてトイレに行ってまた寝た。ほんとに起きたのはいつもと同じ6時50分だった。10時間も寝るなんて、三年に一度もないことだ。一昨日も昨日も夜なにも食べなかったから、さぞかし体重が減っていることだろうと計ったら、なんと! なんと! 増えていた。なんで? 今日は大阪の家まで行って、注文の家伝薬を発送。貯金局から振込み通知が来ていた。開けて、ショータンは「ウッシッシ」と言った。「旅行費用がちゃんと来てる」
2007.06.05
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簡単に書いて寝るつもりだったが、ひょいと見たらアクセス数前から読んでも後ろから見ても同じになっていた。38783それがどうした、ってもんだけど……滅多にないことは、記録しておくことに。
2007.06.01
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このところ、睡眠不足が溜まっていた。モーレツに眠い。たまらん。たった3行書くのに30分かかっていた。寝ればいいのに、寝るのがキライ。別サイトのブログを2つ書いて、コメント一つ書いて、友達にオリジナル・フォト・メールを送って、ここへ来てオワリ。です。早寝は世の為人のため。
2007.06.01
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