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もう何年前だ?これ(笑)。といっても3年前? プーケット在住も貫禄の年数を数え始めたまむあんさんを尋ねて幾度となくプーケットを尋ねていたある日・・・ 「なんかね、竹が涼しげなおしゃれなクンカタ屋ができたのよね。いってみたいんだけど・・・」 と嬉しい提案。 ちなみに、プーケットではムーカタをクンカタと言う。ムーカタの具に海老があるか、ないかの違いで基本はムーカタだ。 で、プーケットって、本当に外国人だけをターゲットにしたおしゃれすぎるお店以外・・・現地の人がいくおしゃれなお店って、なんだかものすごく開放感があると言うか、広いと言うかワイルドだなってことがなんとなくわかってきた(笑)。 これもまむあんさんのたゆまぬ訓練のおかげなんでしょうか?って、訓練って行って連れて行ってもいるだけですがな。 一度、パトンビーチにあるムーカタ屋に連れて行ってもらったときは・・・いやー、キチ●イか?っていうくらい、食べて、食べて食べまくりましたねえー。 ここはおしゃれとは程遠いお店だったけど、体育館のような場所で、ステージがあって、くじ引きがあって、毎日お祭り?っていう騒ぎでした。 おしゃれな地元の人が行くクンカタ屋。むぅうう・・・。 楽しみです! で、お店に着いたところ・・・確かに!ちょっとモダンな板使い、そこにさりげなく青々とした竹をあしらった和テイストな外観! でも足を踏み入れたら・・・外観とは違って・・・やはり体育館のような(笑)無機質な空間。 に・・・無造作におしゃれなログハウス風のテーブルが並ぶ。やはりプーケットって地元っ子はこういうのがおしゃれなんだろうか。 うん、そうだろう。→勝手に決め付け系 で、ここはおしゃれであっても食べ放題。たしか120バーツ代だったっけ?なもんでとりあえず飢えた狼のように食べ物ゾーンににじり寄る。うーん。。。この前連れて行ってもらったところの方が具在は豊富だね?なんて話しながら、物色する二人。 ん? なぜかお肉ゾーンに「あら塩」が置いてある。そして、分厚くてちょっとしたステーキみたいな牛肉・・・。タイは牛肉がとっても美味しくない。硬い。なんだろう、この自信満々な置き方、そしてムーカタのルールを無視したような、焼肉みたいな方式をすすめちゃって・・・。 でも確かに他の食べ物は美味しくなさそうだったので、我ら肉食女子は、この牛肉を大量にゲット。赤々しくてなかなか新鮮そう。 テーブル周りだけちょいとおしゃれなので、セッティングすると、あれあれどうして!?ちょっとしたいい感じの日本料理屋ですき焼き食べてるみたいじゃね? で、焼きたてのビーフを、お勧めどおり「あら塩」でぱくり。 あーらーまー!!! 変な話、そのへんのタイのステーキ屋よりうまいんじゃないの?少なくともアメリカの学生向けカフェテリアで焼いてるステーキよりうまいでしょ。 「これタイだったらかなりうまい方の牛肉だよ!」「ほんとに!がりがりしてないし、ジューシーだし、塩で食べれる!」 二人は興奮して、もう、牛肉しか食べなかった。レア気味で仕上げて食べるのがコツ。そしてもちろんビールをごくごく・・・。 ぷはー、満足だー。 その後、なんだかタイ人に最も似合わないと思っている髪を金髪にした、妙にけばい男の子の集団が入ってきて、仕事後なのか、仕事前なのかわからないけど、みょーにはしゃいで食事を始めた。男なのに女の子みたいにおしゃべりだ。そういえば、日本人男子と比べてタイ男子っておしゃべりだよね? 「プーケットの男の子、ずいぶん派手だこと」 「いや、あれ、ゴーゴーボーイだから」 なぬ!? 見たことがないよっしぃは感動した。あれが噂のゴーゴーボーイなのか?想像していた人たちとはずいぶん違って明るいんですが・・・。なんか田舎の人が出稼いでるくらーくて、陰湿なイメージがあったんだけど・・・ってもパッポンの女子もみんな屈託なく明るく踊っているのが外からチラ見えするもんな。 例えると・・・歌舞伎町で見かける、けばくて品のない、まだ若くて客引きやらされてるホストみたいな。 「ここで食べて仕事に行くんでしょ」 へーーーーー。 仲間同士でみんな子供みたいにきゃっきゃ言いながら食べているのを見ると、やはり・・・前も思ったけどプーケットって、そういうお仕事に対してタイの中でもずばぬけて意識が違うんだろうな・・・と思った。天候のせい?海のせい?妙な開放感がそうさせるのか?プーケットって不思議だな。 まあ、あたしゃうまいタイ料理と酒がありゃそれで幸せ(爆笑)。 そして・・・なんでもいいけど、早くタイにいきたいでげす。 応援にぽちっと押してください。ランキング参加中~!
2011年08月08日
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プーケットでまむあんさんに連れて行ってもらったお店で、何度もリピートしたお店がある。 一番通ったお店がここ、カップクルアイ。 意味は・・・バナナの・・・なんだろう(哀)? ここに何度も戻った理由は、「安い・うまい・雰囲気がいい・トイレが許容範囲」に越したことはない。 しかしもっとずばぬけた理由がある。 「タイ料理ならなんでもある。ってか、なくても作る!」 「いや、日本食まであったりしてゴメンね、てへへ」 「生ものメニューが新鮮で充実」 「ワインがグラスなみなみで90バーツ」 と、タイで求めるレストランへのわがままがほとんど詰め込まれているから。 で、ここの店で一番多く、いや確実に毎回頼んだメニューはなんでしょうか。 どん、どこどこどこどこ~(ドラムロール)。 幸い、あたしとまむあんさんはお酒をものすんごく飲むため、好みのメニューも似ている。で、争う余地なくこれとこれだけははずせなかった。 1個30バーツの生牡蠣&90バーツの白ワイン。そして、ものすんごいたくさん乗ってるのに120バーツ(だっけ?)のサーモン刺身。 TOPS(タイのスーパー)でサーモン買ったら、これだけ乗ってたら150バーツ、エンポリなら180バーツから200バーツくらいしたと思うんだけどスーパーより安いってことかいな。 皆さんプーケット、特にパトンビーチは観光客価格で高いと思っているかもしれないですけど、スーパーより安く刺身を出すお店があるなんて、ちょっと素敵だと思いません? はいっ!あたしはすごーく素敵だと思いました。 サーモンの刺身に乗っている、まるで抹茶菓子の腐ったような色合いのものは、わさび80パーセント、醤油20パーセントと思われる物体。タイのわさびはつんとこないのですが・・・あたし的には、もうちょっと醤油率を上げていただけるとなおのことうれしいかな。たまに凍って出てくるのだけど南国の気温でとけていきますからして、タイにして「ルイベ」を味わえると思っていただけるとよいでしょう。 生ものメニューで、またまた最高に好きだったのがこちら! プードン!どどーん!→関係なし。 クンチェーナンクラーの蟹版だと、まむあんさんは説明してくれた。 生の蟹をニンニク・唐辛子・ナンプラーに漬け込んだ激辛の1品。だけど生の蟹がじゅるっと甘くて辛さを緩和。 た、た、た、たまらーん!どうすりゃいいのよ!ビールがすすむぅうう!いや、焼酎ソーダ割りをがぼがぼっといってみたい気もする。 いやん、どっちがいいかな、まむあんさん(もう次のプーケットを夢見てるぜ)。 そして炒め物が食べたいときはどこでも頼んでしまうヌア・パッ・プリックタイ。 ここのは黒胡椒の実ではなく、生のグリーンの実が入ってて、また違った風味のぺッパー味を楽しめます。これもまた、ビールがすすむぅウウウウウ! まむあんさんおすすめの揚げたナマズのヤムと、こりっとしたイカのガパオ。 こちらもまた、ビールが何杯でもいけるぅうう~。 お店にはタイ人で毎日のように賑わっていて、普通のタイ人が食事に来れるレストランということがわかります。オープンエアで道端にあるけど、とっても清潔で、かわいらしい雰囲気。 お店の人もよく気がついてお酒もついでくれます。 日本人の在住者や旅行者にも人気のようで、こんなに安いしこんなにタイ料理のメニューがあるなら、滞在中毎日ここでもいいやあ、という人もいるかも。だってメニューは絶対制覇しきれないし、高い店でびくびくしながら食べるよりは確実に美味しくて安い方がいいもんね。 プーケットのまむあんさんセレクトで最も気に入っているカップクルアイ・・・やっと紹介できました。ふぅうう。 Kaab Gluay Restaurant58/3 Phrabaramee Road Patong Beach, Kathu, Phuket 83150Tel: 076-340562 ホームページ?はこちら。 応援にぽちっと押してください。ランキング参加中です.
2010年10月25日
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実のところ海より古い町が好きだったあたし。まむあんさんにプーケットのビーチの面白さを教わる前はプーケットに行くとしたら、たまたまテレビの旅番組で見たプーケットタウンのヨーロッパと中国の入り混じった古い町並みに憧れていたこともあり、滞在時間が3泊4日と短いこの滞在(昨年4月末)はタウンの滞在を決めた。ホテルは以前紹介したこちら。シノポルトガル様式の町に似合う、古い建物を改装したホテル「シノハウスホテル」。 タウンにはまむあんさんに、時々飲みやら、ウイークエンドマーケットに連れてきてもらったのだけど、滞在して町を楽しむのは初めてでうきうき。プーケットタウンにして良かった♪。思ったとおり町は重厚だけど、カラフルで、お洒落なお店が多く、そこには働く人たちのごく普通の「タイの生活」が見えて、楽しくてしょーがなかった。まさに活気&おしゃれワールドだわ。 またプーケットタウンに宿泊する時にはスパが半額、どこに行くのも便利なシノハウスホテルに泊まりつつ、カフェやバーでまーったりするぞー、と思いつつ、プーケットタウンの魅力をば何回かに分けてご紹介していきます。 まず、空港から猿みたいな気のいいおにーちゃんの格安タクシーでホテルに到着し、その後、まむあんさんと合流し連れてきてくれたのは、まむあんさんもタウンでかなり気に入っているという一軒屋レストラン。 この日はランチを美味しいホッケンミー食堂に連れて行ってもらったものの、ビールがなかったため、もうこのまま夜までずぅーっとだらだらと飲みに行きたいねえ、という雰囲気だった我ら。 その店は、風が吹き通るような木造の壁のないレストランで、花が生い茂り、絵本の中に出てきそうな素敵な場所だったのだー。 どうですかぁああ! 日本みたいな地震大国なら震度3でもやばそうな雰囲気(爆笑)。でもとっても素敵!二階建てかと思いきや、1階、2階、中2階、3階と迷路のような階段に、ど、どうなってるんだよ!とびっくり。テラス席もあってどの席も楽しそうだぜい! 黒光りする上、ぎしぎしと軋む階段にスリルを感じつつ2階の窓際へ。 家具もアンテイークでまとめられて、窓際の鉢植えからかおる花の香りがたまらんです。お昼の時間を過ぎてますが、ここは通しで営業しているらしく、ずっとビールが呑める雰囲気はさすがプーケットだわ。バンコクだと国で決められたお酒を出す時間(12:00~14:00・17:00~1:00。大手コンビニや大手スーパーもこれを守る場所が多い。ミニマートは守らない(笑))を守る店が多く、働いているならともかく、観光客としては旅行中に好きな時間にビールを飲めないことが「くぅー」って感じだけど、プーケットはそれが皆無。リゾート客だけではなくタイ人にも例外がないとこがプーケットの懐の深さだわな。 ランチタイムはかなり過ぎているせいか客は我々だけ。やったね!貸切だ!席も選び放題♪。顔は強暴だが、客が来たらきちんと対応してくれる店員さんも、そこまでなれなれしくなく、丁度いい。エアコンはないけど、オープンすぎる造りなのでよそよと風が吹きぬけていく・・・けど足組んでると汗がたまってかゆくなるぜ。まあ、それが常夏の国、タイの良さよー。 豪華さはなく素朴な雰囲気♪。タイらしいっていいねえ。南部の料理が豊富なこのお店。既に軽く食事した我らは、ビールのおつまみを少々いただく。まむあんさんセレクトでヤムソムオーと、豚肉の煮物。 ヤムソムオーは、今まで食べた中で一番ソムオー率が高い!ほぼ、97.9パーセント(自分比)はソムオー(ザボン)。一体何個の房をむいたんだと問いかけたくなるような大ぶりかつ大量のソムオーに、申し分程度のスパイス。ヤムというよりはデザートとしてザボンに何かかけながらいただいているという感じ。揚げにんにくがアクセントでビールのさっぱりつまみにベストチョイスだ! 豚肉を煮たものはバンコクでも良く食べるカイパロー(豚と卵の角煮風ハッカク味)とはちょっと違い、ハッカクは香るけど、もっと汁を飛ばした煮詰めた濃い味で、これまたビールにぴったり。しかも豚の脂身によくあるベタベタ感は煮詰めている間に飛んでいるのか、脂身はコラーゲンを残したぷりぷり、こりこり感があるのみで、あぶらっこくないのが美味。 うまぁああああああーーーーーい! 窓の外を通る人に届けとばかりに絶叫。おいしすぎ。 今度は夜ご飯がっつり飲みコースで行きたい場所であるよー・・・。だってうまくて安くて雰囲気よすぎなんだものー!こんなにいい店紹介してくれてありがとう!まむあんさん。実はあたし、まむあんさんが紹介してくれたお店で、ガップクルアイ同様(後ほどご紹介)、雰囲気、値段、味全てで一番気に入ったのがここでございます!またぜひ! 老舗で、地元の人なら誰でも知ってるくらいの有名なお店のようなので、プーケットタウンに寄ったらぜひ行ってみて下さい♪。 タマチャートレストラン 62/5 Soi Phutorn Bangkok Road Muang Phuket ちなみにタマチャートとはタイ語で「自然」なので、英語名で「ナチュラルレストラン」と表記されておりやした。 応援にぽちっと押してください。ランキング参加中です.
2010年06月24日
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プーケットで魅惑の麺に出会ってしまいますた。激安ウマプーケットグルメハンター(なんだこの名前)、まむあんさんが連れて行ってくれたプーケットタウンのホッケンミー屋さん。 この麺のこの食べ方が、あたくしのポイントでございますた。 だって、だって、だってぇー。ほら!いためた香ばしい太目の麺に(つまりホッケンミー)、とろーり卵をトッピング。 ぱりっ、もちっ、とろーん・・・で、もう天国。 味付けもこってり目で日本のヤキソバ好きだったら、間違いなく惚れる。しかも麺が太いから食べ応え十分。焼きうどんみたいにぼそっ、と切れないこしがあるので、「焼きそばの麺がもうちょっと太かったらな」と夢にまで見ていたそこのあなたなら(いるのかよ)、まさに運命の人と出会ったような感動を味わえることでしょう! たまごちゃぁああああん! もう女子高生がジャニーズのどこぞのグループのライブにいったんじゃないかっていうような、ピンクの声を上げちゃいますが。「ええ、タイって生卵食べて大丈夫なの?」・・・ってまあ、タイ在住者何人かにそれは言われたんだけど・・・あたす、実はタイで生卵大丈夫かな?などと考えたことが一度もありません(きっぱり)。タイ人友Mさんには「カイ、マイスック、マイディー・・・ヤーキンカーイマイスック!(卵の半熟はよくないよ。半熟卵食べたらダメ!」と怒られ、ちーさんには「変態だ!変態だぁああああ!」と意味のわからない罵倒と絶叫を受けた(笑)。 おかゆにも生卵、絶対トッピングでやんすし、バンコクで我慢できなくなって納豆を買った場合、当然生卵も入れますしー、卵かけご飯も食べますた。それを見たTお嬢には「何やってるのよっしぃ!気持ち悪いナ~」と茶碗をはたかれた。 目玉焼きは当然、マイスック(完焼きではなく半生という意味)。で、プーケットの麺の話に戻しますとね(すぐ脱線する)イスラム色の影響が強くあるので、このホッケンミーのヤキソバも、日本同様、絶対に豚肉が美味しいと思って、おずおずと「豚肉で食べたいよね」と申し出ますと、まむあんさん、にやりと不敵に微笑み「ふふふふ・・・・そりゃあ、豚肉が一番美味しいわよ。」という訳で、いつものように今回もイスラムの影響を受けていない、豚肉オッケー、ビールが飲めるこの店に連れてきてくれたのだった。 わぁーい、豚最高!お酒最高。 声フェチのあたしだが、どんなに素敵な声で、渋いジェントルマンで、ケビン・ベーコンに似てたり、いや、ケビン・ベーコンだったり(本人かよ)、大杉漣に似てたり、大杉漣だったり(だから本人かよ!)しても「僕はイスラム教徒だからお酒と豚はだめなのだよ、よっしぃ。結婚するなら君もお酒と豚肉は食べてはいけないのさ。でも、君を愛してるよ(妄想)」と札束ちらつかせて言われても「酒と豚肉」(歌のタイトルにもならない)が原因で涙ながらに別れを告げなくてはならない。百歩譲ってあの真っ黒なダースベーダーみたいな布に身を包み、目だけだして生活できたとしても、酒が飲めない、豚が食べられないのは絶対いや!それだけはだめぇえええええ!ごめんね、ダーリン、あたしは、あたしはぁあああ・・・そんな妄想を楽しみながら食しましてね。うぃいいいー、ほんっとにうまいぜぇ。さいこうぅー、ぷひぃいい。お店もとびきりローカル!排気ガスで煤け、ひなびていながらなもこの活気!小腹が減った会社帰り、もしくはちょいとしたおやつに、学生さんからおとっつぁんまで美味しそうに麺に食らいついとるねえ!みんな美味しいかーい(いっちゃってる)! で、この店ではずせないのがこちら!どぉーん! ムーサテでございます。周囲のお客さんも、焼きホッケンミー+サテーをご注文このへんも大切。やっぱサテーもムー(豚)がうまいと思うの!しかもサテーのピーナツバター風味な黄色いタレの味が嫌いなあたしも、ぜんぜんいけちゃう、そんなに甘くないタレ。これがビールに合いまくりで、君はビールのために生まれたんじゃないのか?と、串に向かって囁きたいほどだよ(きもいよ)。鳥はガイヤーンのほうが好きだったりするもんで・・・。サテーは豚の方が好きだす。牛は論外。牛は日本で美味しい焼き肉、もしくはステーキ、もしくはすき焼き、もしくは・・・(うるさい)。 ちなみに、その次の機会にまむあんさんが「この前はホッケンミー焼いたじゃない?今回は汁麺行くわよ!」と、むふむふ微笑みながら連れてきてくれたのが、同じくプーケットタウンだけど、シノハウスホテルに程近い、小さな麺屋さん。残念ながらビールは飲めなかったけど・・・我らはこの後、ビールを真昼間から飲みに移動したのでマイペンライ!でも、麺が25バーツだか30バーツだかで、トッピングを全部のせても、5バーツくらいしか違わなかったような、すごい安い店だった気がする。時間帯のせいか、お客は親子連れと我らだけ。とっても清潔で居心地の良い店であった。 で、これが汁ホッケンミー♪。 驚くべきは、海老の味がびっくりするほど主張してくる!スープが海老の出汁といいましょうか。ピセー(大盛り)頼めばよかったなあと後悔するほど、もっと食べたかった。でも、あたしは焼きホッケンミーの方が好きになっちゃったーん!ホッケンミーは中国からやってきた麺だそーで、華僑の多いプーケットで頻繁に食べられるみたいです。まむあんさんいわく、むしろタイではプーケットの名物麺とも言えるとの事で、バンコクにもヤワラーに行けばあるにはあるみたいだけど、プーケットほどポピュラーでもないようだ。 バーミーだと小麦麺でも細いからちょっと物足りないなあ、と思っていたあなた。麺を堪能したいあなたにおすすめしたい麺。チャンポンとラーメンの間といった食感と太さ。もちもちっとしたあの歯ごたえをぜひ味わっていただきたい。あー・・・やっぱし、あたす、プーケットタウン好きだわあ。町も食べ物もー。いつになったらいけるのやら(しょぼん)。 応援にぽちっと押してください。ランキング参加中です。
2010年06月19日
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プーケットといえばシーフード、南部料理なんてイメージがあるかもしれませんが、実は、プーケットにはイサーンからの出稼ぎの方が多く、ローカルの方が気軽に行くためのイサーン料理屋がたーんとあるようです。あたしはコームーヤーン(トントロのあぶり焼き)が大好きなのだけど、イスラムの方が多いので、豚肉NGのお店が多いの。ナムトクも鳥で作ったり、コームーヤーンは置いていないお店も多かったりする。 でも我らはコームーヤーンなしで生きていけない(うそ)。だ、か、ら、イスラムの方には申し訳ないが、今日も豚の喉肉に食らいつかせていただくぜ(恐い)! ということで、まむあんさんに豚肉やお酒を扱わないイスラムのやっているイサーン料理屋を省くと、プーケットには意外と少ない「豚出す、酒出すごく普通のイサーン料理屋」に連れて行ってもらったんだけど、どちらも特色があって、これまた大激安でおいしー。 イサーン料理っていいよねえ。安い上にシンプル!すっきりとした味で、辛くて大好きー。 一つはパトンビーチにあるイサーン料理屋さん ドブ川沿いにある、プーケット=「リゾート地」という公式では全く想像できないロケーションのイサーン屋台。 ビーチから離れ、カタビーチ方面に向かう坂道前、少し小道に入った所にあり、もうそこだけみるとタイ東北部の田舎の商店の前のような、ひなびたムードに満ち溢れた場所。リゾート感ではなく「これぞタイ」という雰囲気を味わいたい人にはたまらない雰囲気に違いない。 ドブからの異臭はさておき(笑)周囲のイスにはいい感じに酔っ払ったヒゲオヤジや、腹を捲り上げ、あたまにタオルを巻いたオヤジが、うだうだと語り合い、日本人女子二人がやってきた途端、目をむいて「コン、いーぷん、いーぷん・・・(日本人・・・日本)」とろれつの回らない口調でつぶやく。 ・・・それくらい外国人が来ると、「ドラえもん」の主題歌がビヨンセだったぐらいの違和感。いや、ジャイアンがケンシローだったくらいの違和感。 で、お店の気の良さそうなおじさんがすっとんでやってきた。すでにまむあんさんとはすっかり顔見知りで、聞けば「コ・ピピ」のKちゃんを連れてきたり、イサーン料理好き日本人は何人かまむあんさんのアテンドでこの雰囲気を味わっているようだ。まむあんさんいわく、日本人が来ると、おじさんは張り切るそうだ。これまたおたおたと素朴な態度がたまらなくかわいいおとっつぁんだ。 コームーヤーンとチムチュムを注文し、氷入りのビアリオを注文。エアコンや扇風機などあるわけのない屋外、ドブ川に沸く蚊の群集、暑いし痒い。しかし暑い中熱いチムチュムを食べるのがオツだし、虫除けさえつけてればオッケー。運ばれてきたコームーヤーンは香ばしい感じのオツマミテイストなもの。ジューシーさよりはこりっとしたトントロ本来の歯ごたえが楽しめる逸品で、ナムチムも濃厚で、ビールに合いすぎる! さらにチムチュムのスープがうまかった!それに唐辛子がたっぷり浮いたナムチムにお椀の中で混ぜると・・・むふぅーん。うまい。 チムチュム+スープで野菜ががんがん進む。タイでの野菜不足はこれに限りますなあ。ちなみにまむあんさんはハルサメにちょちょっと火を通す、パスタで言うところの「アルデンテ」程度のゆで具合がお気に入り。そのゆで具合のコメントは「ウンセン(ハルサメ)奉行」とミドルネームをつけたほうがいいのではないかと思うほどだった(ぷぷぷ)。間違ってあたしの箸にウンセンが引っかかって全部引き上げたら「いやーぁああああ!あたしのウンセン、あたしのウンセン~!」って絶叫していた。 むおっ!?何の前触れもなく、いきなり巨大な犬2匹が現地の人も引いちゃう勢いで「仁義なき戦い」を目の前で繰り広げ始めた。 「うぉおおおーー!」「わんわんわん!」「ぎゃふん、ぎゃんぎゃん」「ぐぉわんわん!」 どちらもどちらも引く様子はゼロで、日ごろ野良犬に無関心なタイ人が「おいおいどうしたんだよ」と心配そう。そうだよ。戦い始めて、こちらの席に激突し、チムチュムの鍋に激突されて、熱いスープを犬もろともかぶるのはごめんだーい。 客層も、どっちかっていうとブルーカラー層か、無職(なまけ系)のおっさんが多い、そんなワイルドな屋台でげした。ちなみにトイレはまむあんさんも試す気がない、というほどな雰囲気のようなので、2軒目のお店まで我慢するのもいいだろう(笑)。もちろん・・・ぶっとぶほど値段は安く、こんな料金で腹いっぱいでビールも飲めちゃうなんてと、涙。 で、もう1軒は、プーケットタウンにあるお店。前での店に相反し、屋台に毛が生えたような店構えながら、道に面した開放的があり清潔な雰囲気のお店。家族連れや仕事帰りの(ユニフォームのままなのでわかる)人たちがウイスキーを酌み交わしつつ、客層も粗野な雰囲気というよりはごくごく普通の生活をしている人が、食事をつまみ、ローカル色が豊かという点ではこちらも同じ。タウンの人たちの日常の食堂という感じなのかな。 すっかり肉食モードで迎えた夜(いつもじゃんというコメントは聞き流すぜ)。こちらでは「ザ・イサーン肉・肉・オールスター料理」を注文。コームーヤーン(豚)、ガイヤーン(鶏)、スアロンハーイ(牛)・・・おいおいほんっとに「肉フルコース」だよ!肉食女子として食いちぎりまくってやるぞぉ。 「焼いてるところでお肉選んでくれば?」とまむあんさん。従業員さんが笑いながら厨房に案内してくれた。なんだか炭火の煙でもくもくと、という雰囲気ではなく、グリルのようなもので、合理的に肉をあぶりまくっている厨房で、注文があるごとに肉を切りまくっている従業員さんたちは、突然厨房に入ってきた日本人女子に目を剥いてびっくり。「なんでげすだ?」「えっと、鶏はこれで、豚はこれ、牛肉はこれ・・・」と指を指すと、あわあわしながらそれを切り始めた。どれもしっかりとタレがしみこんだような照り焼きのような茶色さ。ふーむ。こういうタイプのお肉たち、はじめて見たなあ。 テーブルに出てきたのがこれだ!どぉーん! 肉・肉パラダーイス!味は見た目どおりに、タレがしみこんでいるので、ナムチムにつけなくても「照り焼き肉たち」な味が楽しめます。ビールがぐいぐいいける濃い~味ながら、お酒飲まない派はカオニャオが進んで仕方がないかもしれないです。ただ柔らかいとはいえ、タレに漬け込む時間が長いと「じゅわっとジュージー」にはならないのかな。でもこの安さだったら100点。トイレも安心して使える丁度いい清潔さ加減と、かわいらしい家族連れや、仕事帰りの普段使いのタイ人が見れるお店の雰囲気がいい感じ。 いやー、プーケットでイサーン料理、いいですなあ。 応援にぽちっと押してください。ランキング参加中です.
2010年05月05日
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ぢゃーん。話はタイ、プーケットに戻りましてプーケット ラワイビーチで見つけた素朴なサービスのおしゃれでかわいいタイ料理屋をご紹介。マンゴスチンリゾートに泊まった時に練り歩いたひなびているけど食べ物屋には困らないと見たラワイビーチ、海沿いだからとひたすらうまーいシーフードとイサーン料理を食べ続けた結果…飽きた(爆笑)。というわけで今日は久々にオーソドックスな普通のタイ料理いってみよう!とますます力を込めてラワイビーチを練り歩く。とってもおしゃれな店ってのは残念ながら前での海沿いのカフェ&バーくらいなのだけど、ワイルドなタイ料理屋はわんさとある。 でも・・・ワイルドな店の中に、なぜか飛びぬけてお洒落な店があるのを発見。 ・・・まるで「アトリエ?」っていうくらい美しい建物にテーブルが置いてある。広大な広さなのに、誰も客がいない。 あ、いた。併設のテラスで欧米人の女子一人、ビールのみつつ読書しつつ、食事中。 かーっこいい。 ここ、そのアトリエ風の建物を中心に、プールのある庭を臨むテラス席、こぎれいな屋内レストラン、3つも建物あって席の数100席以上はあるってのに客一人! 大丈夫か?ふらふらと近寄ったら、客がいなくて暇で死にそうだったオナベ・・・うーん・・・目の焦点が合っていないというか、これまた日本で言うところの・・・ちょっとあの、書いてはいけない系。しかも、ものすんごいテンションの「太ったオナベさん」が「いらっしゃぁああい、好きな席どんぞー」って飛んできた。・・・いや、あったりまえですよ。こんだけあいてるんだからさー!最初はテラスに座ってみたの。そしたら相棒の顔に大きなやしのはっぱがぺたぺた風にふかれてあたりまくる。ぎゃははは・・・無表情に耐える相棒が哀れだ。 「あんれまあー、じゃこちらにどんぞー」とテンション振り切れ寸前200パーセントのおなべ、今度はうやうやしく、アトリエ風のとっても美しい室内に案内してくれた。天井が高いし、照明もおしゃれーって・・・。右側には数は少ないながら(それでも15種類程度)ワインストックもある。 いいんでないのー?と窓から庭を望んでいたら、あることに気がついた。あり?プールの周辺に何気に部屋号数の書かれたドアと、申し訳程度の庭先のいすやテーブル。・・・???????ここ、ホテル?えーっと庭先にあるホテルは日本のぼろ長屋風建物くらい情緒がない。でも、そのフロントっていうのが一流ホテル以上にアートかつかっちょよくて、その一角に・・・さっきのレストランのテラスから、もっと奥のこぎれいな屋内レストランとつづいてて・・・アトリエ風レストラン部分ってゲストハウスのラウンジ部分もかねている共用スペースでげした!驚き! 部屋はぼろいけど入り口だけは超おしゃれって、見栄っ張りなタイ人らしい発想!愛しい!でも・・・どうせなら逆の方が泊まりたいけどさ。・・フロント部分にまでレストランを広げるほど大勢客が入るとは到底思えないんだけど。ここだけ見る限り一流レストランにもみえちゃうほどの居心地の良さと雰囲気。ほら、素敵でしょ?わあーい、まずビールで乾杯! メニューを広げてみると・・・すべて100バーツ以下の良心価格。安いものは50バーツくらいからありますのね。おまけに客がいないからサービスも抜群。ただし客が少なすぎてグリル設備をすべて下げていたこの店。イカ焼き、コームーヤーン(トンとろあぶり焼き)、ガイヤーン(鳥のあぶり焼き)なんっていう「素材そのもの焼いてくれ!」ってメニューを頼んだら振り切れ寸前200パーセントのテンションで「まっだぁあああむ!今日はございませんでげすぅううう!」と、あのオナベが顔を3センチまでに近づけて叫ぶ。こっこわい。食べられちゃいそう。じゃ、ヤム…つまもうかと思って大好きな「ヤムマクアヤーオ(長ナスのヤム)」を注文してみたところ一度は「あるよ」って得意げだったオナベ。でも10秒後に「ねーでげす、ねーでげす、まだーむ。長ナスがやけねーでげすよ!」とテンション500パーセントにパーセンテージアップしながらわたわたとかけよってきた。はいはい、もういいです。わかったよ。焼いた物を使用した料理は何にもないんだろう?と思いつつ、オーソドックスすぎる品々をちゅうもーん!まずはパッガパオプラームック(イカのバジル炒め)、ムーパッガティアム(豚のガーリック炒め)、ヤムウンセン(春雨のヤム)を注文。じゃぁあああん。散々期待を裏切られた注文なので期待せずに食べたけど・・・おお!いずれもアロイ!特にパッガパオプラームックはとっても辛くて濃厚な味。バジルもたっぷりもしゃもしゃ入っていて、イカはこりこりでビールがとまんねぇえええええ! その辛さをおさめるのがムーパッガティアム!あたしはビールでいけちゃうけどご飯好きなら白めし5杯は欲しいところだろう。 ヤムウンセンも迎合なく青唐辛子が入って、ひぃひい言いながらいけちゃうぜ。ラワイビーチはオーソドックスなタイ料理もうんめぇなあー(^▽^)。グリル設備の残骸や、メニューを見る限りピークシーズンはヤムマクアヤーオもあぶり焼き各種もそろえ、100人座ることはないにしても大満足メニューでゲストをお待ちもーしあげてるんじゃないだろうか!?な?な?そうだっていってくれよ。で、再び、この後海沿いおしゃれバー&カフェへ移動・・・う-ん、店舗数が多いわけではないけど、優秀な店が意外とあるってことで、なじみの店を増やすと楽しい地区と見た。また行きたいなあ、ラワイビーチ! 応援にぽちっと押してください。ランキング参加中です.
2010年03月19日
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プーケットはイタリア人が開発したリゾートだそうで※まむあんさん談「シーフードもおいしいけどイタリアンも美味しいのよ!」と、連れて行ってくれたのがここ! ぱっと見、屋台か安食堂のような大衆的な雰囲気。おしゃれなお店のイタリアンもいいけれど、こういうタイらしい雰囲気の中で、海からそよいでくる潮風を感じながらいただくのもいいですなあ。 場所はホテル「TARA PATON」の道を挟んで前。 お客さんはやはりファランがほとんど。しかも「いかにも観光」というよりは、長めの滞在や住んでいる人のような和んだ空気の人が多い。まむあんさんいわく「でもねえ、この店、結構ファランバンザイ主義だから、アジア人へのサービスが手薄いのよねえ」とのこと。 ・・・実はそのへんにドンカンなあたし(自爆)。 数年前、バンコクのリバーサイドにもそびえるある某ホテルの日本のトップのおっちゃんと、ひょんなことから食事することがあったんだけど(もち、おごり)ど、その人ってば、とにかく欧米人が自分より良く扱われるのが許せないらしく、誇らしげにこうのたまわった。他の国の高級ホテルのフロントで自分より先に欧米人を通した失礼なスタッフを怒鳴り散らかしてやったと・・・チビで頑固なおっさんが、五つ星ホテルのロビーで「俺を先に通せ!俺が先だろ!」発狂したかのように怒る図って・・・むしろ日本人として恥ずかしいんですけどと思ったあたし。奢ってもらってるから、うふふと笑い心の中で「だから差別されるんじゃね?」とか元も子もないことをおもったことがある。英語ぺらぺらなんだからあえて「失礼、君、僕が先のはずだが何か都合があったのかね?」とスマートにクレームするのがよろしかろう。もしかしたら、その欧米人に先に何か頼まれていたのかもしれないし、単におじさんがチビすぎて先に並んでいたのが見えなかったのかもしれないし。人種で差別されるんじゃなくて人間で差別されるのは、自分の責任だよねー(厳しい)。人間で特別扱いされる素敵な人間になりましょうね、皆さん。 あ、それはさておき(笑)。どんだけ日本人を差別するのか、そんな話を聞いたらどきどきしていたものの、室内をむいてサービスしているホールスタッフはテラスに腰掛けようとしているあたしたちに背を向けていて気がついていないようだ。人種差別というより、気配りができないって雰囲気も(笑)。でも大丈夫。厨房のピザ職人にぃーさんが気がついて「どんぞ座って」と合図してくれた。まむあんさんはリーズナブルかつ美味しいところを極めているので、ここも驚くほどリーズナブル。グラスワインも安かったなあ。なんといっても自慢は石でしっかりと組まれたピザ焼き釜!オープンキッチンで職人がせっせと焼いている姿が見られます。こんなに素朴な店構えなのに、ものすごいこだわりを感じさせてくれる~!こういう心意気、うれしいじゃありませんかあ! そして、自慢の石釜で汗だくのタイ人にぃーちゃんが焼いてくれるピザがこちら! どぉーん!もちもちふわふわしたものが苦手なためピザはあまり食べないあたしですが、これはぱりぱりのクリスピータイプ。薄くてどんどんいけちゃいます! そしてパスタもタイでは珍しくアルデンテ。こちらはたしかツナ&トマト。あー、うめえ。あたくしパスタはツナ&トマトが大好きなのです。 そうそう!写真は撮れなかったけど、前菜も豊富にそろい、どれももちろんリーズナブル。あたしたちはスモークサーモンのマリネを注文。わりと大ぶりのサーモンが盛られてきて満足、満足。 パトンビーチって食べることや、お酒を飲むことに、ほんとに恵まれてるなあ。「ほら、朝から存分に酒を飲みたまえ、食いたまえ」と町中が誘ってるよ(妄想)。 観光客向けのお店も沢山あるけど、まむあんさんの豊富な「食データファイル」で、おいしくて現地の人も来れちゃうおいしいお店に沢山連れて行ってもらえたもの。 プーケットに来た事がないときはパトンビーチのイメージは「ファランだらけ」「観光客むけ用のものしかない」「お土産の呼び込みがうるさい」「ビーチボーイがものすごいことになってる」「おねーちゃんが踊っている。パタヤとかパッポンみたい」というコテコテのイメージだったんだけど、ホテルやお店があるってことは沢山のタイ人が普通に働いていて、彼らが普通に食べたり飲める場所や生活を感じられるという場所でもあったということ。 そして「こてこて観光」「おねーちゃんとうほうほ」のファランだけではなく(多いけど)長期でのーんびりプーケットを楽しむ自然派や、住んでいるファランの憩いの場も多く、なんだか和む。むしろリゾートホテルだけしかない、という場所よりは「タイ」を感じる場所なんだなと。 それにしてもうまかった。また行きたいイタリアンでありました。ありがとう!まむあんさん。 応援にぽちっと押してください。ランキング参加中です.
2010年03月07日
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夕方、優雅にレインツリースパのフェイシャルを終え、ほけーっとしていたところ。うううっ!腹減った!実はこの後、まむあんさんとプーケットブリュワリーのSEK LOSOのライブに行く予定で、まむあんさんはお仕事後合流のため一緒にご飯食べる時間がなかったのだ。その時のレポはこちらでどうぞ。その1 その2 その3 その4 その5・・・どんだけ長いんだよ!待ち合わせ場所にモタサイ70バーツで行けるのも、こんなんで体ぼろぼろでスパで癒していただけたのも、すべてこのホテルのおかげどすなあ おまけにライブは23:00すぎスタートで、終演は早くて1時30分、もしSEK御大がご機嫌で1000本ノック、間違った。1000曲リサイタル(そんなに曲ねぇっての)でもした日にゃ、何日かかるか(ないだろ)・・・まあ、どっちに転んでも夜中か朝方近くまでご飯が食べられないっていう話になっちゃうわけ。ライブ途中で空腹で絶命して「邦人、ライブ中に餓死」とか新聞に載っちゃうかもしれないし・・・ん?まだこの時はまだ4キロしか落ちていなくて、ダイエット中とはいえ、十分肉がついていた。現時点の体重より10キロプラス・・・あり?餓死できる資格もなかった、てへへ。しーっかしあれですよ(汗)、腹が減っては戦ができんって言うことで、でもフェイシャルしたし化粧して外に出るのもめんどくさい。そういや、併設のレストランがあるってネットで見たな、ときょろきょろしていると・・・なんということでしょう!→解決ビフォア、アフター風にどうぞ シノハウスホテル隣接のレストラン&バーはホテルや町のイメージに合わせたおしゃれで、かわいらしい雰囲気。ただしシノポルトガル様式って感じではな く、リゾート感たっぷりの白いレストラン&バーで、一人でもゆっくり寛げるソファー、大勢でも受け入れ可能なダイニングテーブルなど、居心地の良いリビングルームのような、おしゃれな家具が迎えてくれちゃいまして。照明はおしゃれでカラフルなものを使いつつ、おしゃれに光は抑えめ。流れる曲はこの日はアシッドジャスというセンスの良さ。 ただ翌日通ったら一昔前のださださファランミュージックだったので、店員の趣味で大いに変えられちまう恐れ有り。さすがにファランの多い町だけ有り、お酒も各種揃っていてバーだけの利用もいい。お料理もメニューが一杯ならんでいたので、今度は何人かで腹ぺこで挑みたいもの。さらに、今度来るときにはのーんびりしながら風に吹かれてワインを飲みたいなあ。この日は一人だったのでワンプレート飯と、ビールを注文。めんどくさかったのでパッガパオムーを頼んでみようとしたところ、メニューにはなかった・・・でも気軽に「作れますよ」とにっこりしてくれるのがタイのいいところ。ちゃんと目玉焼きもご飯もついて70バーツ。これだけおしゃれでホテル併設で普通のレストラン価格がかなりうれしい。だがしかし、パッガパオは予想外の物が出てきて唖然としてしまった。普通、豚だろうがトリだろうが挽肉って言うか、細切れっていうか小さく切ってあるはずの物が、ガパオや唐辛子と炒められてやってくる。が、しかし・・・なんだろう、この豚の角煮を彷彿とさせるでかいバラ肉は(汗)。ちょっとー、これカイ パローごはんじゃないの?(卵と豚肉の煮こみ)と突っ込みかけながら、一口、口に運んで悶絶ー! りっぱにパッガパオじゃーん!しかもお肉やわらかいんだけど!何でこんなにでかいのに柔らかくて普通においしいの?ははーん、一度煮込みように下ごしらえをしたぶたさんを、フライパンでパッガパオにしたんだね?こりゃー、新食感のパッガパオムーじゃありませんかー?とてもおいしいしゅうございます(岸朝子風)。そしてシンハービールの大瓶もご注文。こちら も70バーツくらい。うーん、これも食堂価格だよー。こんなにおしゃれだったらぜったいもう少し値段設定高くしそうだし、ホテル併設だからサービス税取られそうだけど、それもなし。このホテル、何から何まで良心的だなあ。サービスだって、とーっても礼儀正しくきちんとしてたよ。だからチップは10バーツあげたけど合計150バーツでずいぶんのんびりさせてもらっちゃえたなあ。お勧めの店なのでプーケットタウンにお立ち寄りの際は「シノハウス」を目印に行ってみてね。デートでも一人でも女同士でも野郎同士でも、おしゃれに使えます。そういえば店員さんもおしゃれな人ばかり。今度はもっとゆっくり食べたり飲んだりしたい。そんなレストラン♪ 応援にぽちっと押してください。ランキング参加中です.
2009年09月22日
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・・・と、いうわけで、後日も来てみました(笑)!いきなり某高級リゾートの車でのりつけたところ、おばちゃん、ねーさんたち大爆笑しながらかけよってきた。「なんかすげえ車で来た!」ってバカうけしてる。「あー!マイ。フレンド!」とLOSO好きなおねーちゃん、ぎゅうっとあたしの手を握る。タイ人ってこういうところが実にいい。そして果物くれたおばちゃんたちもにこにこだ。一番びびっていたのはホテルの車の運転手だった。運転している間「ねえ、どこいくの?ほんとにこっちでいいの?」と不安な顔してて「ここだよー!」と教えた瞬間、「え?こんなところで食べるの?僕もここ、よく来るよ。帰りはこの店に迎えに来ればいいの?え?電話する?わかった・・・」と苦笑い。ただ、7時をだいぶまわっていて夜何時までやってるのか気になるところだったんで・・・「何時までやってる?まだ食べれる?」と聞いたら、22時までやっているとか。「帰りはあの車どうするの?」と心配してくれるおばちゃんたち。「電話して呼ぶんだよ」というと「あーよかった。じゃあ帰れるね」とほっとした顔。・・・やさしいいなあ(じーん)。泊まっているのはけっこー、不便なところにあるホテル。ラワイビーチまでは片道180バーツ。高いけど、カロン→カタのはじっこ200バーツのタクシーより安い。ホテルなのに。不便だからそのへん考えてくれてるんだね。はっとすると、LOSO好きのおねーちゃんが奇声を発していた。「SEK LOSO かけてあげてーーー」と店の人に叫んでいる。そう、まるでビール1本!みたいな勢いで。出た!いや、あのう、その、もう夜も更けていますしー。ご近所の迷惑にー・・・そう思って「マイトン、マイトン(その必要はない)」と言うも、聞いていないどころか・・・このまえよりものすごいボリュームで・・・しかもほったて小屋が重低音でずんずん揺れるくらい(これほんと)のボリュームでSEK LOSOの曲が。ぎゃーーー!鼓膜が破れる!慌ててほったて小屋からキッチンを見ると、店の人も目を見開いて耳を押さえている。おいおいおい!でかすぎたのを自覚したらしく、びっくりしてドリフのコントよろしくあわてふためきながらボリュームを少し下げた。でも十分でかい。会話ができない(涙)。あれ?でもこれ、最新アルバムじゃん。あれー?まむあんさんと来た時、最新のアルバムないっていってなかったっけ?あれから慌てて買ったのかな?そうこうしているうちに、サバヤーンとガイヤーンと赤貝のヤム、到着。 サバヤーンは唐辛子で真っ赤になっているナムチムでいただきます。日本のサバとは違って脂はそんなに乗っていないけど、それはそれで美味しい。日本じゃお醤油で食べるけどこのナムチムで食べるとタイ風のさわやかな味。 さらに「カブトガニあるわよ」という囁きに、そーいや一度は食べたいと思いながら食べたことがないタイの珍品の中の一品・・・だったもんで注文!初物食べるときははどっちの空見てわらうんだっけ?日本じゃ天然記念物指定で食べられない。そんな挑戦心から頼んでみたところ・・・どぉおおおおおーーん!手で持ってみました(汗)。想像以上ぐろい、カブトガニ到着。うぎゃー。ダースベーダーみたいだよ、おえー!ただしぐろいのは甲羅の部分だけで、中はかわいらしい卵と、パパイヤのヤム。食べてみると・・・おおー!さわやかな味にぷちぷちっとしたヒヨコマメをかたくしたような豆テイストのカブトガニの卵。いい食感だ。すごいなあ、タイって。天然記念物食べちゃうんだもの。ま、でも一度食べたからもういいや。 にゃーにゃーにゃーって、またやってきたのよ。あの猫スケ。「毎度ニャー」って、顔に書いてあるの。で、今回わかったんだけど、サバをあげてもそんなに食べず、ガイヤーンが来たらいきなり「にゃーにゃーにゃー」ってまた膝にあがって食べさせろっていうんだよ。こいつ・・・ガイヤーンが好きなのか(驚愕)!おなかぱんぱんでほどよく酔っていると、ぞくぞくと地元のタイ人が現れた。客がいなくて貸切だったんでそろそろ追い出されちゃうかしら?っていうくらいだらだらしていたんだけど、22時に閉まらないと見た(笑)。みんなこれから飲み始めるんだもの。みーんなぞうり履きのラフな格好。仕事を終えてきたような雰囲気。そしてかかっているSEKの曲を口ずさみながらウイスキーを飲んでいる。ふぅう、良かった。これでみんながSEKの曲を共有しているんで、おいらだけのためにっていう責任からを逃れられた・・・。そろそろ帰ろうか、ということになり、みんなで記念撮影。「今度はいつくるの?え?来年?絶対来てね。覚えてるから」とLOSO好きのおねーちゃん。はっ!そーいや、まむあんさん、おかーちゃん連れてくるかもっていってたっけと思い出し、「2日前、一緒に来た友達、また来るって。多分、来月かな?」と言うと「まあ!そうなの!」と喜んでいた。ってわけでまむあんさん、ねーさんに言っておいたんで行ってね。セークの新作、入ってますた。大ボリュームでラワイの海に響かせてやってね。そして猫スケにはガイヤーンの骨をくれてやってくださいよちなみにこのお店、トイレもとってもキレイ。「こんなところだとトイレどうするのかな?」という不安はないので、おすすめでーす。散歩がてらまーっくらな道を歩いて、メインロードへ出ようとしていたら、バイクが近寄ってきた!よく見たらこの前、果物(カヌン)をくれたおばちゃんだった。買い物に出ていたおばちゃん「車ないのかい?」と心配顔。「いんや、散歩してるんです」といったら安心して「そーかい。また会いましょうね」とにこり。ラワイビーチ・・・かなり気に入ってしまった・・・。その後とってもリーズナブルな素敵なバーを発見して、他にも安くて美味しいタイ料理屋みつけて・・・また来たいなぁ。このへんのローカルで美味しい店探検したいから、メインロードの安いゲストハウスでもいいくらい。 応援にぽちっと押してください。ランキング参加中です.
2009年08月31日
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今回、どーしても泊まりたいホテルがプーケットのラワイビーチにあり、連れが来るまでまむあんさんと、ラワイ散策。で、「ラワイビーチはござで食べるシーフードが有名」と調べていたので、知ってる?と聞くとさーすが、まむあんさん「いっぱいあるよー!」とのこと。さあ、飲みがてらビーチへGO!まむあんさん。バイクで島内をしばしばぐるっとするので、よく知ってます。「でも漁村みたいでのどかだよー」・・・今日もそんなラワイで飲もうってことで、まむあんさんの相棒、「ばいくさん」と3人(?)で繰り出した。 「ばいくさん」。あたしが超デブの時に「パトンの地獄の坂越え」も頑張ってくれたのだ。12キロ痩せたから楽だよね?ね?「ばいくさん?」「うわー、確かに軽いかも!」ばいくさんの代弁はまむあんさんがしてくれた。あの坂のパンクも(!!!)、あの坂の転倒も(!!!)・・・あたしのせいかもね?ばいくさん。ごめんね、ばいくさん。それはさておき(ん?)、ひなびた漁村といった雰囲気のラワイの海沿いの道をばいくさんは走る。とてもよく飲むあたしたち、飲み屋にトイレがないのはありえない。ネットで調べたのはトイレのことだけだ(自爆)「なんかフードコートだかフードセンターっていう食堂の近くにある食堂はトイレがあるらしい」「あー、じゃあ、あのへんだわ」・・・さーすがまむあんさん。ラワイのビーチ沿いの道が途中で二手にわかれるのだけど、左側にもっと海沿いの細い道があるのを見て「多分こっちだと思うんだけどー」とすいすい。あ、ほんとだ、フードセンターって書いてあるオープンエアの店がある!そこを右目で見つつ、さらにのどかな細道を行く。だんだん「なにかこの先あるんだろうか?」というくらい寂れてきたけど、その先にやたら威勢のいい声で客引きしている一軒のお店が。え?こんなところで???人来るの?「まだーむ、すわっていってー!」「たべていってー!」というやたら威勢のいい店に、ばいくさんもびっくり。そしてあたしはばいくさんから転げ落ちそうになる。「すごいなー」「ここにするー?」タイにしちゃ珍しいほどの商売熱心ぶり。しかも人がほとんど通っていないという状態(お昼ご飯の時間はとうに過ぎていました)。 二人は海に突き出した「海の家」そのものな木とベニヤでできたほったて小屋に座った。 でもこのほったて小屋、ベニヤの床には涼しげなござがひいてあり、三角マクラ付タイ式クッションがおいてあって、照明もとてもかわいらしいものをつかい、柱には生花や貝をかざり、気を遣っている。とにかく、やたらと寛げそうな雰囲気。「あそこにおいてある食材、何があるか見に行ってみようよ」とまむあんさん。そこにはさばを丸ごと一匹焼いたやつとか、名前忘れたけど、とってもおいしい巻貝やら、イサーン料理で御馴染みの赤貝やら、うまそうなものが一杯。あまりお腹がすいてなかった二人はガイヤーン、赤貝のヤム、巻貝の焼いたやつを注文。ビールでかんぱーい!赤貝のヤムはびっくりするほど赤貝が惜しみなく投入されていて、さわやかな味。それもそのはず、ヤムにしては珍しく小口切りのインゲンが大量に入っている。食感も非常によろしい。巻貝のまいたやつはビールのおつまみに最適。 →これ赤貝のヤムまむあんさんはあたしが「ひっこんで出てこない」と爪楊枝で泣きながらつついていた貝を、時間をかけてにゅるりと出し「ほらぁ、こんなに大きかったア!」と嬉しそう。そして、何がおどろいたかって、海辺なのにガイヤーンが・・・いやーん!やわらかくておいしぃいいい!タレも十分しみこんでいて、お肉を噛むと肉汁が。焼き具合も最高! ただ気になるのは・・・座ろうとした時から爆音クラスのBGM。ものすごい雄たけび。ってか・・・これってSEKの声じゃん!?「ふふふふ。私のために」SEK LOSOを愛するまむあんさんはむふむふと微笑をうかべ、満足そうにビールをすする。いや、まむあんさん、レーダー出して、勝手にかけたでしょ?しかし、いくらなんでも・・・あーた・・・あまりにも大音響で、こちらもびびる。のどかな漁村に響き渡る、セークの雄たけび。なんだかすごい絵だ。ビールを持ってきたキュートな店員さん(細くて折れそう)に、「LOSO好きなの。新しいアルバムある?」と聞くまむあんさん。残念ながら新しいものはなさそうだった。ちぇーっ・・・と残念そうなまむあんさんだったが、次の瞬間、我々がベニヤ板から転げ落ちそうなくらい、「はずした」ことをやってくれる、ねーさん。なんだか、しみじみとした音楽に急に変えた。おまけにSEKに声が似ている。「・・・これ?SEKの声?」「うーん、こんな曲だしてないと思うけど、でもわかんない。ナイショで出してるのかな?そこまで追えない。あーっ、でも微妙に違う」「ここのビブラートなんて似てるけど、このへん全く違うよね。」「おまけにロックではないし。」それはびみょーにSEKに声が似ているプアチウィットな曲。SEKだろうが「えセーク」(久々)だろうが、前向きなまむあんさん「でも、これ嫌いじゃない」。あたしも「漁村にはむしろこの方があうような」と思わずつぶやいてしまった。環境とは恐ろしい。いや、このねーさん、もしかしてSEKと勘違いしてるのかな?いんや、「これセークじゃないでしょ?」って聞いたらわかってたな。声の「えセーク」を聴きつつビールをくびぐび・・・で、結局誰の曲なの?これ(笑)。おや?にゃんこちゃん。これまたごーろごろごーろごろないちゃって懐っこいこと。ひざの上にまでのってきて「くわせてよー、くわせとくれよー」と鳴きまくるも、毛づやのいいこと。あんたそうとうここで食わせてもらってるべな? で、ガイヤーンをあげると・・・このなつきっぷり。なんだ?お前。それを寂しげに「おれは?おれは?」と見る黒ワンコ。かわいそうに。犬はベニヤ板のところに上がってきたら店員にぶん殴られそうな勢いだしな。猫の食べかすをなげてやったら寂しげに食べていたのが哀愁。 ↑ えこひいきすんなよーと訴えかける黒ワンコ まむあんさんはのーんびりと「ごろりん」。「プーケットってこういうのがあるからやめられないんだよなー」と幸せそう。まむあんさんは、セークも好きだけと、プーケットが大好きなんだよね。 寛ぎ体制に入ったまむあんさんちょいとトイレに行って来たら、厨房のおばちゃんからおねーちゃんたちまで、みんな軒先で果物を食べててかわいらしい。おばちゃん「ちょいとねーさん、カヌン食べる?」よっしー「え?おいしいの?」おばちゃん「おいしいよー。もう一つあげるよー」よっしー「ありがとー!友達にあげるね。」タイの人ってほんっとに、こういうところ、いいよなあ。 「ねー!ここ、お友達もつれてきなよー。私もお母さん連れてこようかな」とまむあんさん・・・たしかに。このシチュエーションはすごーくいい!今日は腹いっぱいだったけどサバヤーンも食いたいし。つづく・・・ 応援にぽちっと押してください。ランキング参加中です.
2009年08月29日
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カタビーチのはずれにある、海を眺めるシーフード屋さん。「カタママシーフード」。だいぶ前、まむあんさんにこのすぐ近くの「スカバー」に連れて行ってもらって、そこから見えていたレストランなのだけど、ずーっと気になっていたので、カロンビーチに2泊した今回、プーケット最終夜に行ってみることにした。ソンテウに乗ってカロンからカタへ。子連れの運ちゃんが送ってくれた。うーむ、たしかこの辺だったような・・・遠い記憶をたどりつつ、扁桃腺で高熱の頭でふらふらしながら、やっとこさお店の入り口発見。まんずはメニューチェック。ローカル価格じゃなきゃいやだもん。「????」・・・何か鋭い視線を感じて顔を上げると・・・ぎゃー!ふ、藤原組長じゃないっすかあ?なんでこんなところにいらっしゃるので?メニューをチェックする日本人乙女に、思い切りガンを飛ばしたまま突っ立っているのは、藤原組長そのもののお顔で、金のブレスレットをした強面オヤジ。 →つまりこんな顔、でも無愛想だからこんなにかわいくない。・・・メニューはお安いし種類は豊富だからここにしよって心が傾いてるのに、組長が恐くてちびりそう。やめようかなあ・・・。くいっ。いきなり無言で顎をしゃくって入れと言う仕草の組長。うわあん、恐いよう。どうぞとか、こちらへっていうサービス業のアレを感じられないんだけど。まだ入るなんていってないのに。・・・しょーがない、入ってしまえ。組長、テラス席じゃなくって、屋根のある場所を指し、顎をしゃくる。「組長、テラス席がいいよ・・・」とぼこぼこにされることを覚悟しながら進言すると、組長は、ああん?と目を見開く。うぎゃあ、ごめんなさい。子猫のように震えながらも「いや、だって、あの、海、見たいし、ね・・・」となおも抵抗し続ける。やべえ、無事に日本に帰国できるかな(大げさ)。しかし組長は見かけによらず、石原良純よりもはるかに繊細な天気予報をしているようで、「お嬢さんよ、空を見てごらん。雨が降るはずだ。」と言う。「わざわざカロンからカタへ来たあたし、引き下がるわけにはいかない。「しょーがねーな。じゃ、雨が降る前に店の中に入ってこいよ!」・・・勝った・・・。組長に勝った。このレストランにきたかったのは砂浜が目の前の素晴らしい立地だったから。海を間近に感じられなきゃ意味がねーってもんです。あいにくの曇り空でキレイじゃないけど、やっぱリゾート来たら、海沿いで食べたいよね。 まずはトムヤムタレー(魚介のトムヤム)、ホイメンプーオップ(ムール貝の鍋ごと蒸したやつ)、定番のパクブンファイデーン、そしてー、一番気になったカニのガーリック炒めを注文。ここ、海沿いのものすごい立地でありながら、メニューはそんなに高くない。いいじゃなーい。組長。あれ?組長?組長とどんな関係なのか知らないけど、同じボーズ頭で、今度はひょろりんとしたやる気のなさそうな男が背後でメニューを伺っていた。え?ここボーズが社則?違った。もう1人は長髪だ。組長にしてもこいつにしても妙に無愛想なのが気になるが、まあいいか。で、で、で、ここ、料理うまーっ!トムヤムタレーは辛く、澄まし汁そのもののクリアなスープですっきりした大人味。 あ、写真がない。ホイメンプーオップのこのうまさといったら。もうガーリックのきいた汁をがばがばのんでしまいたいぐらいうまいし、貝の身もほどよくやわらかいぞ。で、一番の絶品はこちら、カニのガーリック炒め。ガーリック部分だけでご飯3倍、ビール10杯いけるようなコクのある味。これどうやって味付けしてるの?カニの身もたっぷりでまじでうまし!いやーん、ガーリックが香ばしくてカラごといけちゃうよ。あっ!歯に挟まった・・・カラはやめておこう。目の前では近所のお店の従業員の子供達が楽しそうにゴム段中。いいなあー、のどかで。タイって職場に子供連れてきてるから面白い。お母さんが遊ぶ子供をおっかけながらおかゆを口に入れてやってるんだけどなんで(爆笑)?ひょろりとしたボーズ君。時間がたつにつれだいぶおいらに気を許した模様。「なに人なの?そう、日本人。タイ語うまいね。どこで勉強したの?」などと話しかけてくるようになった。「僕。日本人の友達がいるんだ。名前がねー、りお。」「りお?女の子じゃない?」「ちがーう!男!」「りょう?」「日本人でもタイ人も彼女いなーい。何年もいないよ。」・・・だれもそんなことは聞いていない。「プーケットに住んでいる人?」「いんや、毎年来るんだ。でもここ数年来ない。どうしたんだろう。」・・・うーん、それは友達じゃないかもね。そんな会話を楽しんできたら夜の帳が下りてきた。 →夜も夜でいい雰囲気。しかし、いきなり藤原組長、がに股でこちらに突進してきた。やべぇ、組の若い者としゃべってたら殺されるのかな?「やい、もうすぐ雨が降るぞ!店の中に入れ!」「えーーっ。まだ大丈夫だよ」「降る、絶対降る!信じろ!」・・・コンクリート詰めにされて海に放り投げられそうな剣幕なのでしぶしぶ屋根のある席へ移動。店員は全員クロスをたたみ、空をうかがい始めた。・・・降りませんよ、組長・・・。そのうち、諦めたのかまたクロスを広げて、あらたな客をテラス席へ・・・っておい!あたしも戻りたいよーー!おもわずひょろりんボーズに「ちょっとーー!」と視線を投げると「てへっ」といってすっとぼけた顔してるし!おいおいおいおいおい!途中から出てきたニューキャラ、無愛想な上に仕事のできない女店員にもむかついてきたので、そろそろ店でようかと会計をすませる・・・と?藤原組長手を振りながらにこにこ近付いてきた。やばい、今度は薬でも売りつけられるのかな。「タイ語うまいね。」「いっ、いやちょとでゲス。」・・・実はいい人だったらしい。最初からニコニコしてくれたらいいのに。ひょろひょろボーズ君も握手を求めてきて「次はいつ来るのー?」「んー?来年かなー」などと会話しつつ、店を後に。なかなかいいじゃん、カタママ!あの女店員以外は全ていいぞ!よぉし、次に来る時にも顔を出そう。そう思っていたら、なんと土砂降り。あー、ちくしょー。テラス席のお客がドリフのコントみたいにパニックになりつつ、組長やひょろボーズが「ぎゃーすか」怒鳴りあいながらテラス席から客を店内に案内しているところが見れなかった。もう少し待ってりゃよかったなあ。・・・あ、席たりないかも。ああっ、席足りないところも見たかったーー!ん?きっとあたしが「おい、どけ、日本人」って追い出されたかも? 応援にぽちっと押してください。ランキング参加中です。
2009年08月20日
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タイの人はなぜか滝が好き。でもタイの人の思う滝は、日本人の滝のスケールとはかなり違うと思う。タイ人友Mさんを「華厳の滝」に連れて行ったときは、まるでダルビッシュが通ったくらいの悲鳴を上げて喜んでたし。カオヤイの滝もそれなりだけど、タイ人にとってはすごい滝らしい。あたしたち日本人にとっては「軽めの滝」だよね・・・。で、ここ、プーケットのカトゥ滝。まむあんさんが「うちの近くだし行こう!」と軽快にバイクを走らせてくれたのだった。「滝っていうか、川みたいなもんなんだけどね。」「乾期だから水がないかも」「い、いちお、ガイドブックにだって載ってるんだから!」と、まむあんさん、ほめてんだか、けなしてるんだかわからないコメントを語ってくれつつ、バイクはカトゥ滝へ。 ・・・!!!!!!!!たしかに、日本人女子二人から見ると、これは滝ではないのかも。でも、この川で子供連れではしゃいでいるかわいらしいご家族によると「山に登っていくと、ちゃあんと水が落ちている滝がある」そうで・・・・ 「暑いから登りたくない・・・」と我々は水辺のビールを選んだのだった(爆死)。それにしてもタイ人の子供ってほんっとにかわいい。目がくるっとしているし、表現も素朴で。きゃっきゃいいながら水と戯れているのを見ると心が和む。東京じゃ、こんな遊び方しないからなー。この川、いんや、滝周辺。プーケット=海とイメージを見事に壊してくれる。山の緑と水のせせらぎ。長野にいるみたいだ。見ている間にもローカルタイ人の家族連れ、子供達がひっきりなしにやってくる。みんな手にお菓子を持って、ずんずん上流へ。「上流になんかあるのかな?」「なんだかジャングルみたいな雰囲気しか伝わってこないけどね。」水辺沿いにはなんとムーカタ屋さんもあったりして、レストラン施設も小さな川、いんや滝ながら充実している。滝の入り口付近のお店は、ぱっと見、雑貨屋さん???でもメニューがあるぞ。おまけに川のほうにぽつぽつと席がある。ここで頼んであそこでいただくのかしら?その席は、まるでタイ人宅の庭先に置かれた質素な椅子とテーブル。でもでも、川を望みつつのんびりできる環境がたまらんーーー!決してお洒落ではないけれど、落ち着ける雰囲気だ。これで蚊さえいなかったら・・・ってこんな水辺で蚊がいないほうが無理って話。そうそう、お店の主の女の子は、めちゃくちゃ美人で、看板娘って感じだったなあ。 で、あたしのランチの定番・・・どれだけ好きなんだって言うくらい頼んでいるけど、パッガパオ、カイダーオ(目玉焼き)乗せを注文。なにせ先ほどバンコクからプーケットに着いたばかりでお腹ぺこぺこ。 お昼を食べてしまっていたまむあんさんは「エンガイトーッ」(鳥の軟骨揚げ)を注文。んまー、これがびっくりするほど美味しい!とっても簡素な作りのお店なので、そんなに期待してなかったのだけど。パッガパオムーのお肉は完全なひき肉ではなくて細切れ。あたしはこの方が好き。目玉焼きも注文どおり、いい感じの半熟。迎合なく辛く、辛いのだけど味が濃くて「つまみ飯」そのものの存在感。エンガイトーッはガーリックが存分に効いていて、というかガーリックそのものが衣にはりついて・・・これで満員電車にのったら満員だってのに自分の周囲3メートルに人がいなくなりそうな勢い。しかしですな、これまた手が止まらなくなる罪な味でしてね。これで軟骨揚げ?というお肉の多さは食べ応え十分。料理を運んできてくれたおばちゃんがこれまた面白くて「写真撮るの?」ときれいにテーブルセッティングしてくれたのも、うけるっていうか。タイ人ってかわいいなあ・・・深い緑と水の発するマイナスイオンの中いただくビールとランチ。至極のひと時でした!応援にぽちっとおしてください。ランキング参加中です。
2009年04月20日
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ムーカタ・・・。 タイ好き、タイ在住の皆様ならご存知でしょう。真ん中の凹凸の凸部分で肉を焼き、下の凸部分にスープを入れて、野菜を煮る。肉汁が滴り落ちていいだしが出て…。そんなプーケット、パトンビーチのムーカタ屋さんに連れてきてもらいました。もちろん店名も場所もわかりません!!!お肉もお野菜も魚貝も、そして、タイ料理なオカズまでとり放題。そして生ビールだってあるんだもんね。バンコクでも2度ほどムーカタ食べ放題に行きました。あれはトンブリー、ピンクラオの空き地…。なつかしぃなー。でもそこよりもはるかにお肉の種類もおかずも多いぞ。 腹をすかしきったわれわれ、さっそくお肉に群がります。タイは牛肉がまずいというけど、ここはいい肉ではないとはいえ、普通にやわらかい。味付けも多彩。で、どうでもいいようなオカズもへたなタイ料理屋より美味しいじゃないですかぁああ!お客さんもド・ローカル。で、プーケットギャルに連れられたファラン(欧米人)もちらほら。タイで結婚なさったふうの欧米人さんが、子供をあやしてると、子供大好きなタイ人の皆さん、すかさずむらがります。あたしもついつい触らせてもらったりして。タイ人のいいところって赤ちゃんとか子供をかわいがるんだよねー。甘やかし過ぎって説もあるけど、タイの赤ちゃんって、あまりヒステリー声を出さないと思う。だからそんなに気にならないし、場が和む。がんがん肉、を食いまくり、もう一度取り放題コロシアム(どこがコロシアムだよ!?)へ向うと、なぜかそこにママー(インスタントラーメン)が。「なんでラーメンがあるの?」「これね、ムーカタに入れると美味しいんだよ!」というわけで、もう肉ははいらんっていうくらいの満腹なのにラーメンを投入。ん?????うまーーーーい!!!!なんだこりゃ? もう腹いっぱいなのに入っちゃうよ!でぶだよ、おい!魚貝や肉のたっぷりの出汁が落ちたスープに、ママー。それに辛いタレとかまぜまぜして自分の味に仕上げます。止まらん、やばーい。バンコクでも毎回これやらなきゃだめだな。プーケット最終日の夕食がドローカルグルメであることに大感謝。ほんっとにありがとう!まむあんさん。ムーカタにラーメン大好きな人も、ムーカタはじめてみた!って人もぽちっとおしてください。ランキング参加中です。
2008年07月28日
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あんまりにも、タイについて奇跡的な事件が多かったので(ってか今も続いていて恐い)そちらの大きなねたを書きましたが…プーケット飲んだくれ旅行、続き、いきまーす!犬とおやぢに別れを告げ、シービューを楽しみながらバイクは進む。途中アマンリゾート近くを通り「えええええ???コ、こんな田舎に建ってるの?」と驚愕。とういのもホテル前は全部田んぼと小さなお家がぽつんぽつん。おまけにお店は「な、な、なにうってるのかな?」と思うような雑貨屋がぽつぽつ。こんなに普通の生活感しか感じられない田舎に、いきなりヴィラが建った時、現地の人は「ありゃーなんだべ?」と思ったんだろうな。そしていきなりこんなド田舎にやってくる世界のセレブ。こんなにド田舎だったら土地代そのものがものすんごく安そう。ホテルのあの値段、なーんだかぼったくられてるんじゃない?って思っちまう。お次もまむあんさんおすすめ、空港から比較的近い場所にある、ろーかるな人たちのシーフード屋さん。田んぼの真ん中をひたすら走り、やっとたどり着く船着場の近くです。店名、住所はわかりません。多分連れて行ってくれた本人もバイクを走らせて、このあたり、っていう感じで覚えているのだと思います。観光客が1000B以上払ってえびかに食べるような場所じゃないようです。 普通においしくシーフードが食べられて、海近と言えど砂浜のビーチではなく、欧米人がごろごろ寛ぐことなどムリな環境のせいか、気軽にプーケットの若者がデートできてたりして。ちょ、ちょっと!らぶらぶでないですか!? どうもこの新しい桟橋がデートスポットとなっているそうで、このレストラン周辺にはバイクでかけつけた若者カップルが数多く見受けられます。ひょーーーーー。夕日を見に来てるんですね。なんかいいなあ、素朴なプーケットのカップル達。バンコクのカップルのようにサイアムパラゴンやら、セントラルワールドプラザはないけれど、こんなに静かに夕日が見れる場所があってちょっとうらやましぃ。 欧米人の多いおしゃれなシービューのカフェ、とかじゃなくって現地の人はこういうところでデートするんだなあー、としみじみ。確かに・・・観光客のごちゃごちゃ感がないもんなあ。ってなわけで、ローカルエリアなだけに値段もローカル。生牡蠣が、この値段(30B代)?、ソフトシェルクラブがこの値段(100B前半)?と、バンコクでは味わえない新鮮さと安さ。手前が生牡蠣、奥がソフトシェルクラクラブの黒胡椒炒め。あたし、タイで生牡蠣頼むと必ず出てくるこの大量の薬味が大好き。特にガーリックがおいしい。これが暑い国ならではの生牡蠣を食べてあたらない方法なんでしょうかね。あたしはタイで生牡蠣食べてあたったことがないです。 きゃー!見て見て!ボリュームたっぷりの海老のガーリックいため!ごろごろとにんにくチップもはいってて、ビールにぴったり。 クンオップウンセン、プーオップウンセン(はるさめをエビや蟹と蒸したもの)が大好きなあたしはここでもすかさず頼んだのだけど、この料理、一番下に豚バラが入ってて、エビ&蟹とその豚のエキスでコクのある味になるじゃない?しかもその豚ばら肉、身体に悪い?と思ってもついつついちゃうのよねえ。でも、この店のクンオップウンセンには豚バラ入ってませんです。 そのかわりうまく調味料でコクが出してるんですねえ。まさにエビエキスそのものの味で、油でごまかさないさっぱりとしたはるさめの口当たりが楽しめ、これまた美味!まむあんさんによると、プーケットは南に位置するのでイスラム教の人も多く、こういった料理にも豚を使わないことがあるとのこと。なるほどー。あたしゃどちらも好きですわーー。でも何せ腹がいっぱいで、美味しい料理が残ってしまいました。まだ時間も早いってことで持ち帰りに包んでもらい(コレがタイのいいところ)、一路プーケットタウンのウイークエンドマーケットに向うのでした!プーケットのシーフードって高いって思ってたよーって言う人も、おいしそーう!って思った人もポチッと押して下さい。ランキング参加中です
2008年07月24日
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