川本美器のお買い物ブログ

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2009年09月03日
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9月に入って、秋めいてきました。

いえいえ、スイーツ三昧。……と、楽しみ方はさまざまですが、私はやっぱり読書ですね。
寝る前のほんの少しの時間、読書をするのが昔から好きです。
仕事や学業とはまったく関係のない推理小説を読んだり、ノンフィクションを読んだりします。
ときには、興奮して真夜中まで読み続けていたこともあったりしますが、大抵はナイトキャップがわりのお酒を用意して読んでいると、いい気分になって寝てしまいます。
それで、次の日に「あれ?どこまで読んだっけ?」ということになったりして。
お酒は気分次第ですね。梅酒お湯割りのときもあれば、ホットミルクティーにブランデーを少し多目に入れたり。よく飲むのはアマレット・リキュールです。
独特の、アーモンドフレーバーが心を落ち着かせてくれます。杏仁豆腐のような香といったらいいでしょうか?

グラッパレットというグラッパとアマレットの混成酒もあるくらいです。

さて。
焼酎アマレットのお湯割りを飲みながら、この間読み終えたのが、北森鴻『瑠璃の契り』です。
「冬狐堂シリーズ」の短編集第二弾。
主人公は、旗師(店舗を持たない骨董商)の宇佐見陶子。
長編シリーズが初めて出た頃は30代後半の設定だったので、今はアラフォーですね。背の高いクールビューティでバツイチ。
骨董業界では「冬の狐」と呼ばれ、信頼した人間でなければ深い付き合いをしない孤高の旗師。陶子のキャラクター像もかっこいいのですが、周辺の人物も個性的で面白い。表題の「瑠璃の契り」では、陶子の親友であるカメラマン横尾硝子が江戸切子をめぐっての謎の事件のキーパーソンとなります。
北森氏の博学、入念な伏線を引いた構成にも、いつも感心させられます。また、読了後、事件の解決にすっきりするとともに、単純な「めでたしめでたし」ではなく、登場人物たちには今後どういう心境の変化が訪れるか、また環境が変わっていくのか、さまざまな想像をさせる余韻が残ります。
そして、今ひとつの楽しみは、小説の随所に美味しい食とお酒の話題が出てくるところ!

他の作品ですが、『花の下にて春死なむ』のビアバー「香菜里屋」のマスター工藤が作るメニューは、いちど食べてみたいものばかり。
「かたく水切りをした豆腐を四ツ割りにし、さらにそれぞれ二枚にスライスしまして、中に四種類の具……洋辛子と焼き海苔、明太子の生クリームあえ。生うに、生ハムとホースラディッシュを別々に挟んで揚げてみました……」

食べたい食べたい、すきっ腹を抱えて寝るしかありません。
アマレットと一緒に楽しむお酒は、

小正醸造 熟成古酒オールディーズ

原酒を長期熟成させたものです。でも、意外に軽やかな飲み口。
と思ったらl減圧蒸留でした。見た目も香もちょっとブランデーぽいので、アマレットとブレンドするのに最適です。





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最終更新日  2009年09月03日 09時05分32秒


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