グリーンデポ すずき店長のブログ

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2025年10月17日
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テーマ: 家庭菜園(61430)
​​ ​​今回は、ほうれん草を2種類、タキイ種苗(株)の 「冬ごのみ」 と(株)サカタのタネの 「寒締め吾郎丸」​ です。


​​

​​​​両方とも昔からある 日本ほうれん草タイプ で、アクが少なく、甘くて柔らかいほうれん草です。
従来の日本ほうれん草は病気に弱いという弱点がありましたが、こちらのほうれん草は
改良され、 ベト病に強くなりました。


どちらも味が良く育てやすいので、グリーンデポの店舗でもおすすめなのですが、この2つ、どういった違いがあるのでしょうか?

​​
今回は​​​​​
​​ ​​​​​​​​ 「冬ごのみ」 「寒締め吾郎丸」 の2種類の特徴を比較しながらご紹介させていただきます。​​






 まず 「冬ごのみ」 45ml  のパッケージの表です。



「冬ごのみ」 のパッケージの裏の説明です。



​~~~当店でもお取り扱いがございます~~~

​  冬ごのみ 45ml 






 次は 「寒締め吾郎丸」 25ml  のパッケージの表です。



「寒締め吾郎丸」 のパッケージの裏の説明です。



~~~当店でもお取り扱いがございます~~~

寒締め吾郎丸 25ml 
寒締め吾郎丸 お徳用ボリュームパック 70ml





​​​​​​​​​​​​​​ じつは 「冬ごのみ」 「寒締め吾郎丸」 の2種類のほうれん草、あまり大きな違いはなく同じ系列のほうれん草なんです。

違いとして注目したいのが、 ​​ 播種期 ​​ 寒締め​ と​ いう点です。


比較しやすいように下に2つのほうれん草のパッケージの裏に記載されている作型表を並べてみました。

 播種期 について
「冬ごのみ」 は播種期がとても長く、トンネルやハウスがあれば、 中間地や暖地では2月ぐらいまで 蒔くことができます。
特に日本ほうれん草は基本的に秋まきなので、寒い時期に蒔けるのは珍しいです。

一方 「寒締め吾郎丸」 10月の末まで が播種期です。
ということから 「寒締め吾郎丸」 の方が低温伸張性がやや弱いのではと思われ、 10月末までに種蒔きをして、寒くなる前に株をある程度成長させておく必要があります。



​​​​​​​​
​​ 寒締め について
「冬ごのみ」 パッケージの説明欄を見ると暖地ではトンネルは必要ないようですが、中間地ではトンネルが必要です。
ということから 「冬ごのみ」 は霜に強いわけではなく、もしかしたら葉が霜焼けを起こすかもしれないと考えられます。
トンネルやハウスを使って霜を避けるようにしてください。

一方 「寒締め吾郎丸」 ​名称に「寒締め」とあるように、霜に強いようです。
メーカーさんに聞いてみたところ 「収穫の5日ぐらい前にトンネルを外して霜にあてて甘味を増すと良い」 ということです。



​​
簡単にまとめてみると・・
  「冬ごのみ」
​    ・中間地や暖地では2月まで蒔ける。
   ・霜焼けに注意。トンネルが必要かも。
  「寒締め吾郎丸」
​寒くなる前に株を育てたいので10月末までに種蒔きをする。
   ・収穫前に霜にあてて甘さを増すことができる。
・・というところが2つのほうれん草の違いかと考えられます。






両方とも昔ながらの日本ほうれん草で、味が良く柔らかく、ベト病に強いとても良いほうれん草です

播種期の長さや霜への強さなど、良いところ、注意すべきことがありますので、それらを合わせて考え、種選びをして頂けたらと思います








↓こ ちらは当店トップページです。 ​​​​​ ​​​​ ​​​
家庭菜園用、直売店用、伝統野菜、プロ農家向き、新品種など、
他にもたくさんの種を取り揃えております。 ​​





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最終更新日  2025年10月17日 14時33分29秒
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