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私はご飯をよそう。
二人分のコーヒーを淹れて、食卓につく。
夫はパン、私はご飯。
子どもたちは、それぞれの時間に起きてくるので、まだ姿が見えない。
生活リズムが違うから、朝ごはんを何時に食べているのか、私にもよくわからない。
早い時間に出かけるときは、台所からシェイカーを振る音が聞こえることがある。
何かいろいろ入れているらしい。
そんな音を聞きながら、夫とコーヒーを飲む。
テレビでは天気予報が流れている。
今日も暑くなるらしい。
窓を少し開けると、まだ夏の暑さはあるけれど、風がほんの少し違う。
パンを食べる音と、食器が触れる音。
特に話すこともない朝だけれど、こうして夫と並んで食卓にいる。
子どもが小さい頃は、朝ごはんの時間ももっと慌ただしかった。
「早く食べて」
「もう時間だよ」
そんなことを言いながら、食卓の周りを行ったり来たりしていた気がする。
あの頃は、それが毎日の普通だった。
今は、それぞれが自分の時間で朝を始めている。
少し寂しい気もするけれど、ずいぶん楽になった。
食卓に座っていると、廊下から誰かの足音がする。
起きたのかなと思う。
でも、こちらには来ない。
まあ、そんな朝もある。
食べ終わった食器を片づけながら、そろそろ夏のものをしまおうかと思う。
思うだけで、まだ何もしていない。
外は今日も暑そうだ。
秋は、もう少し先らしい。
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