『頭ぐしゃぐしゃ』の彼方に・・・

『頭ぐしゃぐしゃ』の彼方に・・・

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

chang-wei

chang-wei

July 8, 2004
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
この話は、他所でも書いたことがあるし、誰かにコメントもらったこともある話でもあるので、今さら書くのもどうかと思うけど、昨日の話の流れから、書いておきたいと思ったので書きます。

かつて勤めていた会社で、仲の良かった同僚2人が、会社のお金を横領したことを理由に退職しました。
うち1人は、新人研修なども一緒に受け、社宅にも一緒の屋根の下で暮らしていた、ごく仲の良い友達のような人。
よく一緒に呑みに行ったりバカを云い合ったりしておりました。

もう1人は、新人の頃からずっと自分のことを可愛がって面倒を見てくれていた人。
先輩として慕っておりました。
ときおり差し入れをしてくれたりと、嬉しいこともありました。

横領というのは、仲の良かった同僚の場合、本社の資金移動の際、小切手の入金先を自分名義にして数回にわたり、自分の口座に入れていたとのこと。
先輩の場合は、会社の経営する店舗のレジの現金を少しずつフトコロに入れて持ち帰っていたとのこと。


先輩は、結婚後の生活の苦しさゆえ、出来心が起きてしまったがゆえのこと。
まあ、いってみれば「飢え、貧困」がゆえの犯行。

会社は、両者をハナから罪人呼ばわりし、警察にこそ突き出さなかったけれど、さらし者のように社内に触れ回った挙句、クビにしました。
ある意味、当然の報いだったのかもしれません。
同僚の間で「ヤツの顔も見たくない」という声を耳にしましたが、誰もいなければ、それを云った人のことをブン殴っていたかもしれません。

自分はこの2人を、会社がいうほど悪いことをしたと、どうしても思えなかったのです。今でも再び会える機会があれば、そのときのことなど水に流して呑みに行ったりしたいぐらいです。

もしかしたら、事件現場にいなかった者の甘い見解なのかもしれない。
だけど、本来そんなことをする人たちではなかった、と今でも信じたいと思っています。
思うに「飢え、貧困」がもたらした悪夢みたいなモンだったのではなかろうかと。

2人と、もっと話をしたかったなあ。

そもそも、会社がそれこそ潤沢な給与を与えるなり、気軽な貸付制度を作るなど、助け道を用意しておれば、2人はこんな軽はずみな行動に出なかったと思うのです。

そこからもしかしたら、2人の心に、会社に対する不信や反感が芽生えていったのかもしれません。
今となってはそんな心の動きについては知る由もありませんが。

この会社は、私はすでに何年も前に辞めてしまいましたが、今も存在しています。
そこで、私がどうしても尊敬できなかった、女性に無理やり暴行を働いて、翌日平然としているような男が幹部として働いている、という話を、人伝えに小耳にはさみました。

人の評価、というのは一概にできないものがありますし、好き嫌いで選んでいてはダメなのでしょう。

けど、その会社でのスタッフに対する扱いに対しては、今後の自分にとってのいい反面教師となっています。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  July 8, 2004 01:41:49 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

コメント新着

野鳥大好き @ Re:ちょいと試みに・・・(11/21) あのな…、解ったよん。
chang-wei @ Re[1]:やれやれ・・・(11/20) 野鳥大好きさん >やれやれ…でしたね。あ…
chang-wei @ Re[1]:やれやれ・・・(11/20) setattiさん >私のPCも時々おかしくなる…
野鳥大好き @ Re:やれやれ・・・(11/20) やれやれ…でしたね。あはは、赤ちゃんなん…
setatti @ Re:やれやれ・・・(11/20) 私のPCも時々おかしくなるから困ってるん…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: