『頭ぐしゃぐしゃ』の彼方に・・・

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chang-wei

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July 17, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類
最近の野球マンガとかアニメで、

野球のほうがエラいんだぜ!」
という、原作者のメッセージが聞こえてきそうなのがあるね。

あだち充の「H2」とか、土曜日の夕方、NHK教育でやってる「メジャー」がそう。
作者は決してそんなつもりはないんだと思うけど、そういうことに敏感に反応する
一部の読者や視聴者は、そういう目で見るんじゃなかろうか。

「H2」は、木根くんという男がサッカー部で、はじめのうち、主人公のヒロに対する
アンチヒーローを演じていたが、徐々にその軽薄な性格が露呈してしまい、最後は

「メジャー」でも、アンチヒーローのいじめっ子はサッカー少年で、主人公の少年と
対立した結果タイマン勝負に敗れ、結局は一緒に野球をやることになる。

なんか、あまりに簡単でアンバランスな、勧善懲悪的ストーリーが展開されている
ので、「こんな話でいいのかなあー」と思いつつも、読んだり見たりしつつ、知らず
知らず、年甲斐もなく口元がニヤけている自分がいるのに気づくとき、我ながら
情けないよな罪悪感のような、変な気持ちになって落ち着かなくなったりして、
後味の悪いことこの上ない。

なぜニヤけるのかといえば、勧善懲悪のお話を見て読んで、気分良くなるという
「時代劇ファン的心理」以外のなにものでもないのだが、その題材がこれだから
ねえ。
「だったら読まなけりゃいいじゃん!」みたいな話だけど、この手のマンガは好き


これらを見る層はおそらく、その大半が少年たちだろうから、熱心に読んでる子
の中には、知らず知らず物語に影響されちゃう子もいるに違いないだろうね。
その影響というのが、物語の本質に対してズバリであればいいのだが、それが
ちょっと歪んで野球、サッカーそのものに向けられるものだと、ちょっと嫌だなあ。
「野球やってる子→いい奴、正義」「サッカーやってる子→いじめっ子、悪」みたい

まあ、そこまで考えて見る子なんて実際はいないかもしれないし、原作者もそん
な子はいないだろうという想定で書いているのだとは思うが。

学校の先生は、これらの作品について、夏休みに感想文でも書かせてみるって
のはどうだろうか。
あるいは「総合的な学習の時間」かなにかの授業の一コマに加えて、クラスで
話し合ってもらうというのも面白いかもしれない。もちろん先生が自分の考えを
持って、それを伝えて締めくくらないと、おかしなことになるだろうけど。

・・・などと考えては見たけど、女の子には関心がないことかもしれないので、
やっぱり難しいかもねえ。
それに、ぜんぜんそんなこと問題じゃない場合にひっこみがつかなくなるしね。
ということで、この空しい企画は、野球オタクの熱血教師の中で空回りした挙句、
ボツなのであった(爆)。





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最終更新日  July 18, 2005 11:23:06 AM


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コメント新着

野鳥大好き @ Re:ちょいと試みに・・・(11/21) あのな…、解ったよん。
chang-wei @ Re[1]:やれやれ・・・(11/20) 野鳥大好きさん >やれやれ…でしたね。あ…
chang-wei @ Re[1]:やれやれ・・・(11/20) setattiさん >私のPCも時々おかしくなる…
野鳥大好き @ Re:やれやれ・・・(11/20) やれやれ…でしたね。あはは、赤ちゃんなん…
setatti @ Re:やれやれ・・・(11/20) 私のPCも時々おかしくなるから困ってるん…

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