『頭ぐしゃぐしゃ』の彼方に・・・

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chang-wei

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October 6, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今週の「週刊文春」、小池百合子大臣の生い立ちの記事はすごく面白い。

タイゾー、ノムさんらの話を押しのけ、今週のピカイチオススメ記事です。
それはともかくとして。

今の野党の議員さんって、「アンチ○○ファン」に似ているな。
あるいは、ツッパリ中学・高校生にも似ているな。
結局のところ、自ら動いて何かやるわけでもないもんな。
文句云ってることが生きてる証であり、パワーの源であり、自身のみが認め
うる存在意義なわけだもんな。


野党が叫ぶ非難の勢いは、非難のターゲットである与党が何かするたびに
高まるが、高まるだけにとどまってしまう。
つまり、そこから何か建設的なものが生まれることはほとんどない。
野党はその理由を、すぐ与党のせいにして非難を重ねることによって、さらに
後ろ向きでマイナスのエネルギーの出力にばかり時間を費やそうとする。

だから結局のところ、現野党は国政に関して建設的な物事を、いまだに何
一つとして生み出せていない(ように見える)。
そのへんが、野党が国民の支持を得られず、ひいては政権を確立できない
最大の理由でもあると思う。
それをよそに、与党は「郵政民営化」を旗印に「改革」をうたう選挙をやって
国民に大いにウケた。本来野党が「改革」を打ち出すべきなのに、なんだか


今、すごく問題だなあと思う点というのが、国の打ち出す政策が殆ど、与党と
野党が、はじめの草案から策定の段階まで完全に対立し、孤立していると
いうこと。
あるいは、昔からそうだったのかもしれないけど、現在に至ってその欠点が
如実に浮き彫りになっているように感じる。


「郵政民営化」ということ自体に対して、賛成の考えをもつ野党議員だって
いた筈だ(と思う)のに、「自民党の(コイズミ首相の)考えたことだから」と
いう理由によって、党の偉い人たちが「オカダさんの顔をつぶすな、民営化
に賛成のヤツはクビだ」などと圧力をかけるものだから、仕方なく反対せざる
を得なかった、という人も少なからずいたんじゃないだろうか。

年金改革についても、与党と野党第一党の案は、ノッケから別々に考えられ
ているから、対立したまま時間の経過とともに与党案が推進されていき、野党
はそれを指をくわえて見ながら、ときどきイチャモンをつけているだけで、何も
手を貸そうともしない。
もしある程度現与党による年金改革が進んだ時点で、現野党に政権交代した
としたら、その党のやり方で、過去の積み重ねを無視して、また一からやり方
を変更するとでもいうのか。
そんな政党間の勝手な事情に、国民はつきあえるわけがないじゃないか。

与野党の立場とか気持ちはわからなくもないけど、それでは全然ダメじゃん。
現行のやり方で、このまま与党案の先行を甘んじて許し続ける限り、現野党
に「改革」なんて永遠にできるワケがない。
「与党の考えたことなんかに協力できない。全部与党で勝手にやれば?
俺たちは全部それに賛成しないから」
などとそっぽを向き続けるつもりならば、政治家なんか辞めたほうがいい。
存在自体が公約違反なんじゃないかとさえ思う。

そうはいっても、たぶん草案の段階から野党が口をはさむことというのは、
現行のシステムでは、とても難しいことなんだろうなあとは想像できる。
たぶん過去からの因習とか、いろんな複雑な事情があって、すごく大変なん
だろうとは思う。
だけど、いつまでも現行のタテワリ体質を引きずったまま、何事も与党と野党
が独自に別々に決めて、相容れないまま形を固め、そこでようやくぶつけ合う
方式のままだと、良い案など永遠に出ないのではないかと思っちゃう。

「政党間をまたいでのプロジェクト方式による政策」みたいなものが、国会の
場でできるのならば理想的だが、できないのならばやり方を改めるべき。
すなわち、国会審議以前から歩み寄る体制がもっと必要ではないか。
そうして歩み寄った結果成立した年金改革制度や税金の制度ならば、現状
よりももっと、国民が納得できる内容の制度になるのではないだろうか。

いろんな政策や法案の草案を創出する仕組みがよくわからないんだけど、
仮にもし国会の席でそれができないのならば、たとえば与党主催の懇談会
だとか首相の諮問機関みたいなものを、野党の懇談会などともリンクし、主催
者を与野党で持ち回りにすることによって、皆で草案から作っていくような形
に段階的に変えていくとか、何か、はじめから互いに絡める仕組みを考えて
欲しい。

この方法が妥当なのかどうかはわからないので、機会があればもっと勉強
してみようと思うけど、やり方はどうあれ、今日の、いろんな意味で切迫し、
困窮する世の中にあっては、政府が与党も野党も一体となって、一つ一つの
の課題を協力し合い、迅速かつ柔軟に解決していく姿を、個人的には見たい
し、国民も見たいんじゃないかと思うけれどどうか。

それには与党の体質を改める必要も当然あるだろうけど、たとえば「コイズミ
チルドレン」の中からそんなことをしようと思う人が、果たして出てくるだろうか。
もし少しでも体質改善を図りたい人がいるのなら、そういう与党議員を味方に
して、野党のほうから与党にはたらきかけるべきなんじゃないのかな。

もし野党にそういう発想があって、実行しようという意欲があるのであれば、
これこそが「構造改革」だと思うし、政治家が、これをきっかけに少しずつでも
信用を取り戻す結果にも結びつくだろうと、個人的には思うんだけどなー。





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最終更新日  October 6, 2005 12:49:37 PM


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コメント新着

野鳥大好き @ Re:ちょいと試みに・・・(11/21) あのな…、解ったよん。
chang-wei @ Re[1]:やれやれ・・・(11/20) 野鳥大好きさん >やれやれ…でしたね。あ…
chang-wei @ Re[1]:やれやれ・・・(11/20) setattiさん >私のPCも時々おかしくなる…
野鳥大好き @ Re:やれやれ・・・(11/20) やれやれ…でしたね。あはは、赤ちゃんなん…
setatti @ Re:やれやれ・・・(11/20) 私のPCも時々おかしくなるから困ってるん…

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