Where to next ?

Where to next ?

2026.06.06
XML
ラトビア リトアニア旅13日目。
リトアニア ヴィルニュス。

私の欧州旅は、
単に旅の上澄みだけなのかもな。
それなら、そう。
私にとってのみ価値のある、
純度の高い成分を両手で掬い上げる。
軽くて結構。

結局のところ、
それぞれの国の雰囲気を掴む程度だ。
各一週間の旅で私が出来ることと言えば。
でも、
勘違いでも見当違いでも、
自分の裸眼で直に観察した事実、
それが私の揺るぎない絶対だ。

ちらっと半日程度急ぎ足で巡って、
知った気になりたくない、
私なりの礼儀。
赴き、
出来る限り泊まってみたい。
早朝から深夜迄その地に滞在して、
好きなように私の見たいものが見てみたい。

そういう、
私の好きなやり方で、
私は私の欧州旅を往く。

さて。
今朝も(!?)5時起き。
そうして。
欧州旅最後の都市移動だ。
スーツケースの半身、
荷物は土産物をパズルのようにきっちり嵌め込んだ。
後半身は、
身の回りの品だけ。
化粧が終わってから詰める。

ヴィルニュスは今朝は曇りか。
残念ながら、
朝食開始の時刻前の出立で。
早朝、皆が起きる前のチェックアウトだからか、
ロビーに誰もいなかった。
あっさりホテルを後に出来た。

ヴィルニュス中央駅のカフェで、
コーヒーと、
カスタードクリーム入りのクロワッサンを、
持ち帰りにして。
発車20分前に入線して来た列車に乗り込む。
3号車2等。
うん、これか。

席も決まってる。
今度こそ、
列車は雑じゃなかった。
国際路線の列車だから?
この予約も出発前ぎりぎりで、
販売開始。
しかしパスポートを検めることはなかった。
ふむ。

リーガ公共バスと並び、
二大困難入手だった乗車券ですね、
LTGは。
4時間の旅。

いや、
安価なバス移動もあったが。
この列車旅は、
かなり楽しみにしていた。
『欧州』と『列車』の組み合わせが移動手段にあるなら、
他の選択肢は考えられない。

リトアニア。
ラトビアもか。
きっかり定刻通り。
公共バスもそうだった。
時間調整もあった。

そうして列車内には、
コンビニエンスストアのような食事や飲み物もある。
車掌に頼み支払えば、
席へと持って来てくれる。
国や地域によって様々ですね。

リトアニア国旗とラトビア国旗の境目。
国境ね。
意識して飛び越えたい!!と、
Google Mapsを睨んでいたが。
Google Mapsって時に惑う。
しかも、
リトアニアからラトビアに入る頃、
またもSIMが不安定になって。

出た!!SIM問題、再燃。
やっぱり。
はははは。

いや、
そんな予感はしたんだよ。
リトアニア ビルニュスでは、
SIMは上機嫌で動いていたから、
離れたら反動が来そう(!?)と。
まっ、
リーガ中央駅に着いたら、
その足で、
例の携帯電話屋へ直行して、
直して貰おうっと。

ラトビアでもリトアニアでも。
バスや列車から降車する前から、
皆、すぐさま下車出来るように、
事前に立ち上がるよね。
気質なんだろう。
せっかち?
私も倣って。

列車から降りて写真を撮った。
着いたぞー!!
英姿颯爽のリーガ凱旋だ!!
私の凱旋を祝し、
快晴の中、鴎も舞っている(え!?)

通路を隔てた席にいた二人連れのお姉ちゃんらが、
列車との写真を撮り終えるのを待ち、
私も彼女らに撮って貰う。

「ね、どこから来たの?」
「日本だよ。きみたちはどこから?」
「リトアニア!!」
そうか、思えば。
「ヴィルニュスから乗って来たもんね。
リトアニアって美しい国だった。
大好き」
「あら、ありがとう。
んじゃ、良い旅をね!!」
「あなたたちもね!!」
と、バイバイ。
エストニア タリンへ向かう列車を見送ってから。

徒歩3分の携帯電話店へ急行。
何とか意向を伝えて、
リーガで使えるようにして貰った。
まっ、
こちらに知識がないのも悪いんだが。
で、結局、
法外な料金にならずに使えるのか?ってのが、
どうも分からない。

今迄、
あちこちの国の都市でSIMを設置して貰ったが、
SIM問題に日々かかずらうなんて、
どの国でもなかった。
ええ、そう、文句も言ってみた。
どっちでも使えるって説明したよね!?と。
わははは!!

仕方ないので、
最後の切り札、
Google翻訳で対処。
するとスタッフは大丈夫だと言うんだが。
どうも疑いが晴れない。

何と言っても、
今回は二週間もの期間だから。
後で、高額の請求が来たらどうしよう!?
と、気を揉んだところで。
私には分からん。
請求が来てから、
全くもう!!と叫ぼう。
そうして今は捨て置こうっと。

さて。
今回のホテルは、
カウナスに行く前に泊まったのと同じホテル。
空港へのバス22番の真ん前という、
素晴らしい立地。
いや、だから選んだ。

朝食に、
おはようシャンパンが付いているし。
浴槽もある。
空港と市内の交通、
リーガと各都市へのバス発着場も近かった。
旧市街もすぐ裏手。
この欧州旅で一番だったかも!?

まずは、
ホテルに荷物を預けて。

昼食に行こうっと。
再度大好きなラトビア大学へ行くかとも思ったが、
そうだった、そうだった。
リーガ中央市場で食べるべきだね。

ここは最初のリーガ滞在で来ていて、
フードコートで気軽にごはんをと思ったら、
常に満席で、
食事が出来なかった心残りがある。
忘れ物を取りに行こう。

なので勢い込んで来たら、
席はがら空きだった。
良かった!!
んで。
目に付いた、じゃ、
この料理と炭酸水をと。
無防備に食べていたら。

見知った顔の例の日本人女子3人と、
ここでまたも遭遇。
これで会うの、
何度目?
4回目か。
こうなると気分は大の友達です。
名前は知らないが。

そもそも。
私は日本からで約二週間の旅。
彼女らはフィンランドから約一週間の旅。
リトアニア カウナスで、
3度ばったり会って。
んで、たまたま同じ、
カウナスからヴィルニュスへと同じ経路を辿ったよ?
私は彼女らより一日遅れで。
でも、
首都ビルニュスの旧市街は、
非常に広かった。
会わなかったし、
互いに詳しい今後の旅程は聞かなかった。
だからとっくに、
フィンランドに帰ったろうと思っていた。

リーガもそこそこ広い街です。
観光客だから観光名所へ行くとしても。

では、
ホテルが同じなら会うかと言えば、
世界一周の同年代の彼女には、
ニ度と会わなかった。
まっ、彼女は。
朝食を付けていないと言っていたし。
何となく、
ラトビア大学の入り口で手を振り合ったのが、
最後だと予感していた。

リーガには、
星の数程のレストランやカフェもある。

例え、
同じ時刻、
同じ区域にいたとしても。
歩く速度や足を止めて眺めているもの、
何か一つでもずれていたら、
絶対に永遠に会わない。
いやいや、
普通、会うわけがない。

リーガ中央市場もごちゃごちゃしてるし、
広大です。
フードコートの端。
私は店のカウンターで食べていた。
私はそこで誰かに会うと露程も思っていないから、
辺りを見回すこともなかったし、
彼女らに全く気付かなかった。

しかも、
一人は気付かず私の横を通過した。
後から歩いていた二人が私に気付き、
まさかの4度目に至る。
わはははは!!
天文学的確率。

立ち話が始まると、
話しは尽きないわけです。

すると一人が、
良ければ一緒に夕飯を食べませんかと、
誘ってくれて。
私は二つ返事で快諾。
では、改めて。
リーガ中央駅前に夕方18時集合の約束をした。

この時点ですら。
互いに名前も知らないし、
何なら連絡先も交換していない。
この口約束のみ。
旅先たるリーガで待ち合わせ。
彼女らと。

有難い経験だった。
或る意味、夢が叶ったかも。
欧州の旅先で、
各自昼間別行動をし、
夜、報告し合う。
皆でワインを飲んでっていう夢です。

実時間で、
欧州に居住し、
欧州旅をしている子たちだ。
それだけで信頼に値する。
別に図ったわけではないが、
匿名に徹したのも功を奏したか。

この先、
連絡を取り合おうとする熱量がないのなら。
連絡先を交換しようなんて、
収集欲でしかないかも。
会おうとする熱量って。
単にその人に会ってまた話したい位、
好きか、
そうでないかってことだ。

私はもうそういう、
友達になるかならないか、
友達を続けるか続けないか、
当確上の、
さあ、どっち!?から下りたいのだ。

人って毎日24時間、
自分の為の時間を忙しなく使っていて。
そこには、
わざわざ私と会ったりする時間はないのだ。

いやいや、
ごめん、私も忙しい。
と、忙しいってことを、
会えない表向きの口実にしとくのが、
大人の嗜みってものか。
56にして知る。

時間に吝嗇な私は、
いくらでも生産性のある時間を作りつつ、
人に会う時間も確保出来るが。
まだ?きっと?
彼らは出来ない。
いや、うん、
不遜だが。
では、ずっと出来ないのだ。

可能と不可能と時間の相関関係、
彼らの持つ、
普通の概念に囚われているうちは。
私はそれに、
付き合っていられないのだ。
何しろ晩年なのでね。

人里で半獣がひっそり暮らすって、
本当に難しい。

さて。
約束の18時。
きちんと彼女らは現れて。
私は彼女らご用達(!?)の、
レストランに連れて行って貰った。

ここは。
一人でもふらりと入れる家族向けのレストランLIDO。
しかもめっちゃ手頃な値段設定。
彼女ら3人のうち、
2人はアルコールが飲めたので、
んじゃ、それぞれ、
小さな瓶のワインを一本ずつ購入して、
共有しようとなった。
スパークリングワインと赤と白。
やった!!

大小の皿にサラダやスィーツ等が乗ってて。
欲しければ、
スープも自分でよそう。
主菜は、
店の人に量を頼んで大皿に盛って貰う。
コーヒーもお酒も何でもあります。

え!?
何でここを知らなかったのだ、私。
リーガ市内にも幾つか店舗を展開してて、
店によって種類や価格も違うらしい。

会話の中で、
彼女らの一人が、
さらりと彼女らの呼び名を紹介してくれたし。
私もにこにこと名乗ったが。
今となっては覚えていない。

名も知らんこの子らと、
最終日前夜。
ラトビア リーガ中央駅構内のレストランで、
数時間、
和気藹々と過ごした事実だけしかない。

ほんの少し、
この一連の互いの、
ラトビア リトアニア旅についてや、
今後の身の振り方。
それぞれ自身について語り合った。
物凄く楽しかった。
充足した時間を持てた。
本当にありがとうだ。

彼女らはこれからフィンランドに帰る。
ここ迄来ると。
見送りたくなるわけ。

彼女らは荷物を、
リーガのバス発着場のロッカーに預けてて。
するとロッカーが上手く開かず。
すぐに、
乗車券売り場のスタッフに助けを求めたものの。
彼女は受付内のPC画面の前で、
何かをじっと見ているわけ。

余りの遅さに心配して見に行くと、
スタッフは、
本当に荷物を彼女らがこの区画に荷物を入れて、
精算したのか、
防犯カメラでの確認が必要で。
その為の、
確認作業をしていたのだった。
わははは!!

元々ロッカーの動作に癖があったらしく、
スタッフと我々4人掛かりで、
何とか開けられた。


私のホテルのほぼ真ん前。
だから私はここを選んだんだが。
彼女らの一人が、
もし良ければ貰ってと水のボトルをくれて。
私はバスを見送った。
じゃあね、元気でね!!と。

この別れは。
自分でも得心が行ったせいか、
淋しくなかった。

きっと今頃、
彼女らはフィンランドで。
夏の別荘へ行く計画を、
嬉々として立てているだろう。

さて、時は遡る。
私はこの午後、
昼食を終えた後。
歩いてKGB博物館へと赴いた。

ここは入口の一階部分だけ無料で、
見学可能なのだ。

人を次々に殺害していく世界観か。
人には暗黒なる部分もある。
でも、
多くの人の死の上に成り立つ征服、
その果ての栄光って魅力的かな?
私だったら心に翳が差して巣食い、
身を滅ぼすだろう。
私は楽しい気持ちで笑っている方が好きだな。

この辺りの町並みも、
堂々アールヌーボー
の建物群です。
道には画布に向かっているお爺さんもいたりして。
それをSmartphoneで撮る観光客もいたりして。
二人で笑みを交わし合う。
良いものだねと。
燦々と陽差しが降り注ぐ午後。
私の欧州旅もそろそろ終わる。

と、この時は若干感傷的になっていた。
感傷が許される位の、
ゆとりがあった。
ええ、翌日まさかの事態に陥るとは、
露程も思わず。

教会三昧の〆に。
私は最後、
聖ゲルトルート教会を選んだ。
ここは、
旅行者の守護聖人が祀られてて。
ふむ。
欧州を旅する私に、
最も相応しい欧州旅の終着点ではないかと。

中に足を踏み入れると。
二人の老婦人が静かに立ち話をしていた。
こんにちはと声を掛けると、
二人は歓待の声で挨拶を返してくれ。
どうぞ、見て行ってと、
笑みを浮かべた。

彼女らの一人は、
この教会の人だと出る時に分かるんだが。

ラトビア リトアニア含めて、
割と皆よそよそしくて冷たい印象だった。
声を掛けても一瞥か、
無視か。
それでも、
そこを突破して一歩踏み込むと、
微笑んでくれたり。
話し掛ければめっちゃ盛り上がることもあった。

しかし、
この教会で番をしていたお婆さんには、
キリスト教徒の矜持があった。
さすが旅行者の無事を祈り、
守護する為の教会だ。

教会内も趣きが他とは違ってて。
赤が基調なんだね。
木彫が主なのもラトビアらしいなと。

満喫して辞そうと、
見せてくれてありがとうと英語で声を掛けると。
彼女はラトビア語で、
恐らく私にこう言ったのだ。
「これからも良い旅をね!!」と。
優しい顔でにこにこして。

さあ、
チェックインには丁度良い頃合い だ。
最後のホテルにチェックインしよう。
おっと、その前に。
薔薇レモン味の炭酸が飲みたいし。
残りの土産の菓子類を買おうと、
スーパーマーケットに入った。

ラトビアやリトアニアの、
大手のスーパーマーケットは。
入口と出口が一方通行。
会計後に貰ったレシートの一枚に、
QRコードがあって、
機器にかざし、
晴れて退店する仕組みなんだが。
これはたまに日本でもある。

私は上手く出来ず、
滞在中、地元の人に何度か助けて貰った。

すると、
そこでお婆ちゃんが、
上手くかざせないでいた。

勿論私は、
よし、私の出番だ!!と手助け。
二人して無事に出れました。
そう、全員が全員、
各自レシートをかざさないと、
出れないわけじゃないのだ。
ありがとうねと言うお婆ちゃんと微笑み合って、
別れた。

ああ、良かった。
これまでの恩をここで返せた。
これは符合だとも思ったし。

さて、
部屋で荷物整理し、
まったりしてから、
彼女らとの夕飯を楽しもう。



2026.5月。欧州一人旅。
ラトビア リーガ。
リーガ中央駅に到着。
SmartphoneのSIMは繋がってないけれど、
リーガへの無事の凱旋、
旅の喜びに満ち溢れている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2026.07.11 11:48:34


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: