夜の9時すぎのウォーキング。
街灯が点いていて明るいところへ差しかかると、突然、黒猫が後ろから足の間に割り込んできた。夜道に黒猫。何だかドラマチックだ。
やけに馴れ馴れしく、足にまとわりついて来て離れようとしない。
一体何の用だぃ?
腰のあたりを揉んでやると、寝転がって喜んでいる。かなり人慣れしているのを見ると、飼い猫に違いない。
腹を空かしているのか、飼っている猫が餌が欲しい時だけにする態度そのもののまとわりつき方だ。かと言ってニャーニャーと鳴きわめくでもない。
飼われていた家主が引っ越ししてしまい、置いてけぼりを喰らったのか。”犬は人に付き、猫は家に付く”という様に、猫は犬と違って引っ越しが苦手だ。車に乗せようとして逃げ出したのか、或いは、持て余して置いていかれたのか・・・・。
暫く付き合っていたが、何時までもそうしている訳にも行かず、先へ行こうと歩きだす。しかし離れようとせ、ずっとついてくる。
それも困る。
抱き上げて芝生の上に軽く放り投げて、走って逃げた。ちょっと追って来たが直に諦めたようで、暗がりに姿が見えなくなった。
すれ違った人がいたが、その人にも同じようにまとわりついたのだろうか・・・。
我が家の若猫アンリ、ゆうべ一晩帰らず、ついさっき戻って来た。どこをほっつき歩いていたのか。生まれた処の家にでも上がり込んでいたのか。
勝手気ままな猫の行動は、どうも読めないところがある。
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