♪ 昇龍の抜け殻浮かぶきさらぎの空にひしめく合格祈願
人生が決まってしまうわけではないが、ある方向性が固まるのは確かなこと。学校の数が増えた一方で受験生の数は減りつづけ、希望のレベルを下げれば誰でも入れる時代になった。
学歴と職業は一致しない世の中となりつつあり、不況のために大学を卒業しても就職できない人が増えている状況も深刻だ。
就職率は、昨年8月の文科省調査で、リーマン・ショック後の雇用悪化により下落幅が過去最大を記録した2年前から2年連続の微増。
やや改善傾向を示す一方、派遣社員やアルバイトなど安定的な雇用に就いていない人は2割余りの約12万8千人に上っている。
昨春の大学卒業者55万9030人のうち、就職したのは35万7285人で、就職者を卒業者で割った就職率は63・9%。就職者のうち契約や派遣など正社員でない非正規雇用の調査も初めて実施したところ、2万1990人で3・9%だった。
アルバイトやパートなど「一時的な仕事に就いた人」(1万9596人、3・5%)と「進学も就職もしていない人」(8万6638人、15・5%)と合わせ、 22・9% が安定的な雇用に就いていなかった。
進学も就職もしていない人の内訳も初めて調べ、「就職や進学準備」が5万3054人(9・4%)、就職や進学準備もしない「ニート」が3万3584人(6・0%)だった。
今年は、やや景気も上向きとなり、就職率も少しは上がることが予想されるが、それでも厳しい状況は続く。
★
振り返ってみれば、団塊の世代は最も恵まれた時代を生きてきたと言える。
皆が横並びの貧しいところから出発して、景気と社会がどんどん良くなっていき、給料と共に生活が年々向上していく夢のような時代だった。
サラリーマンは大した努力をしなくても首にもならず年収は増えつづけ、不祥事さえなければ2~3千万の退職金が出る。厚生年金だって満額貰える最期の世代だ。
自営業の我々にしても、この景気があってこそ生き延びてこられた。この不況時には喰うに困っているというのが現状なのだから、雲泥の差だ。
社会がどんどん変化している中で、政治はそれを後追いしているに過ぎない。
レーガノミクスが失敗に終わったという歴史を顧みず、アベノミクスなどという大風呂敷を広げて、借金しまくりの大判振る舞い。大穴狙いのラスベガスだ。
♪ 目くらましの予算を決めて大バクチを打ちて歴史の人となるとや
もしこれが裏に嵌ったら、いよいよこの国にも餓死者が出るかもしれない。雇用を増やすには戦争しかない、などと言いだす奴が出てくるかもしれない。
貧乏人とシェアしたくないアメリカのティパーティーの連中や、ギリシャやスペインなどの引き締め政策に反対する人々が求めているものは・・・。一つ間違うとあらぬ方向へ行きかねない。
そんな時代を生きて行かねばならない若者たち。これからの日本を、はたまた世界の荒波を乗り越えて行かねばならない。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」と
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
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