♪ 遊戯(ゆげ)の地をからくれなゐに染めし徒の「神は偉大」と叫びたりけり
フランスのテロの前日には、レバノンの首都ベイルートで死者43人を出す連続自爆テロがあったらしい。南郊のシーア派地区を狙ったものだとか。
晩秋を彩るナンキンハゼの葉が、モノクロのアスファルトに点描の様に散っている。その紅の葉が、パリのジハードとしての無差別テロの犯人に見えてきた。
惨状を想起させ、無残に紅い色が心を刺し貫いてくる。
事件が動いている時から、イスラム過激派系のツイッターアカウントで、「パリ攻撃万歳。今日は長い夜になる」などという攻撃を祝い、喜ぶようなツイートが次々と流れたという。「#パリは燃えている」というアラビア語のハッシュタグまで出来たらしい。
ベルギーのブリュッセル北部に治安の悪い地域(モレンベーク地区)がある。彼らはそこに潜伏して、武器調達などテロ準備をしていたらしい。主犯格と見られている男もモロッコ系のベルギー人だ。
モレンベーク地区で育ったモロッコ系の人達は、イスラム教徒や貧困層が多く過激派の「温床」と呼ばれるようになった。
主犯格として浮上したベルギー国籍のアブデルハミド・アバウド容疑者(27)は、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」でインターネット上のプロパガンダを行ってきたといわれる。
今年1月、ベルギー当局が阻止した同国内の大規模テロ計画に資金提供したとされるほか、4月のパリの教会に対するテロ未遂や、8月にオランダからパリへ向かう国際列車で起きたテロ未遂に関わったとの情報もある。
世界のあちこちの国で起こるテロは「ホームグロウン(自国育ち)」と呼ばれるテロリスト。差別や就職難などで不遇を感じる人物が、欧米へのテロを呼びかける過激派(ISなど)の声に呼応して起こしている可能性が大きいという。
ジハードを名乗って自爆してしまう彼らは、正しいことをしていると信じ、神の祝福さえも疑わない。そんな相手を壊滅することなど不可能な気がしてくる。
EU全体を分断して、めちゃくちゃにするのが彼らの目的だと指摘する人もいる。貧困と差別、不公平と不信感を募らせている彼らの生きる道は、どう開かれていくべきなのか。
もう、安易にヨーロッパを旅行することなど出来なくなってしまうのだろうか。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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