♪ 雨のごと葉を散らす樟 壊しては変わりつづける吾が細胞の
こんな神秘で高度な、人知の及ばない崇高な世界を、創り上げた神はいったい何処から来たのか。
まあ神はともあれ、この生物学者の話を読んで見てください。
◆ 福岡伸一 の動的平衡 「壊すこと」の意義「つくることと壊すこと。どちらが重要か。20世紀、生物学者は、細胞内でたんぱく質がつくられる方法を追究し、DNA情報が伝達される精妙なプロセスを発見した。ところが 21世紀の今、生物学者が注目しているのは、意外にも、細胞内でいかにたんぱく質が壊されるかの方である。
故障したり、不用になったりしたものが壊されるのではない。 できたてほやほやの新品でも、まだまだ使えるものでも惜しみなくどんどん壊されている。 しかも壊し方・壊す場所は何通りも用意されていた。 細胞はつくること以上に、壊すこと・捨てることに一生懸命なのだ。 どんなときでも壊すことだけはやめない。 なぜか。
高速道路のトンネル内のランプ。高価であるにもかかわらず、寿命が来る前に絶えず新品に交換されているという。トンネル内をいつも一定の明るさに保って、事故をふせぐためだ。 万物は流転する。消耗し、風化し、錆び、ダメになる。エントロピー増大の法則。
それに先回りし、自ら壊すことによって、細胞は内部に無秩序が広がることを回避している。絶えず前もって故障の芽を摘んでいる。 つまり生命は壊すことによって時間をつくりだしている。 変わらないために、変わり続ける。 壊すことはつくることよりも実は創造的なのである。 」 (ボーダーライン、文字色は筆者による)
生命の維持・管理のためにこんな先鋭的な戦略を持って、我らの細胞は日夜休まず活動しているんだねぇ。先の先まで見通して、先手先手のメカニズム。
ベテランの数と新鋭の数のバランスが取れない人間社会。政治もさることながら、人口比率にしてもしかり。老いた無用のものなどサッサと駆逐して、新しいものを次々と流入させることこそ重要なのだろう。
人道という倫理と種の保存・維持をうまく調整するようなシステムを早晩創り上げる必要が出てくるだろう。それを成し遂げた国が、今後は生き残っていくのじゃなかろうか。
ISはイスラム帝国の復活を目指して、壮大な計画(2000年から2020年とう長いスパンで)をもって着々とそれを実行しているらしい。恐ろしい事に、この組織ならそんなシステムを案外簡単に創り上げそうな気がする。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
◆ 満10年となりました。 2016.05.07 コメント(2)
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