♪ 五秒後も二時間前も芋づるの芋としてあるアナログの我
デジタル時計の数字を見ていると、何だか自分を細切れにされている様で落ち着かない。連綿として繋がっている時間は流れるように進行しなければ嘘だ。
使っている歩数計はデジタルなので、そこに表示される時間は1分ごとに数字が変わっていく。1分と1分の間の経過が読み取れず、何の前触れもなく突然に変わる。こんな理不尽なことは無い。
どれぐらい過ぎたのか、あとどのぐらい有るのかを知りたいと思うのは、時の概念を持った人間の特権だしごく自然な欲求でもある。結果だけが分かればいいというもんじゃない。
結果ではなく経過が重要というのは、生活の中で最も重んじなければならないものの一つでしょう。「結果がすべて」なんて言うのはものの本質を分かっていない人の言う科白だ。
長さも質も個々に違う時間がどういう内容をもって流れたのか、それが結果となって現れるに過ぎない。因果応報は時間と共にある。
空を流れてゆく雲や体中を駆け巡っている血液、ななつ星やクイーンエリザベス号も、時間という流れに沿って動いている。例え船が停泊していようとも時間という経過の中に取り込まれている存在に過ぎない。
時間を細切れにして場合によっては中抜きだってするデジタルは、自然無視的行為だし人間の本質からは程遠い。そんなことなら砂時計の方がまだましだ。
24時間式砂時計を作って、全部落ちたら自動的に(鹿威しの様に)くるっと回転して元へ戻す。細かい目盛りを付けておけば事足りるし、多少の誤差なんか気にしないで月に一回修正すれば事足りる。
実際に一年式の砂時計があるらしい。こんなに仰々しいものになっちまうんだねえ。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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