♪ [お帰り]と待つべき人の居ぬ夜の早や明けそめてうろこ雲浮く
帰って来るのが分かると、立ち上がって玄関へ迎えに行くピピも、何だか少し淋しそうだ。
待つとはなしに待っている毎夜だったが、観たいTVも無ければ何時もより早く床に就く。ぐっすり寝て目覚めてみれば、良く晴れた空にうろこ雲が浮かんでいた。
次男とはあまり話をしたことが無い。何かを話し掛けても多くを語ってくれず、間が持てなくなってこちらが勝手に先回りして言うような会話は、会話とは言えない。
もっともっと色んな事が話したいのに、言い出す糸口が見つからない。言っておきたい事、聞いてほしい事、言ってやりたい事など沢山ありすぎて何から話していいかが分からない。考えすぎが却ってそのチャンスを奪ってしまっている。
そうだ、手紙を書こう。そういうためのシチュエーションが、図らずも御膳立てされたのだ。
朝日新聞 9・4
この日の内容にいたく感じ入ってしまった。そうなんだよな、そういう事なんだよなぁって。
余計なこと何にも言わなくても伝わる時は伝わる。下手な助言なんかよりもこのシンプルな本音が、心にはスッと入って行くものなんだよなぁ。
無理に理解し合おうとするよりも、本音を伝えることの大切さを教えられた。
♪ 伝えたきことは山ほど鰯雲
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
■ いい天気だが・・・政治は・・ 2017.10.08
■ 安楽死という選択肢 2017.10.06
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