♪ 天井が回りフロアが立ちあがる壁が机がぶつかって来る
昭和9年生まれの今年81歳。このぐらいの歳になっても意気盛んな妖怪、いや大御所。様々なタイプの本を世に出してきたこの作家が、「書く」という行為が如何に好きかという事が、梅干しを一個しゃぶった時の様にジュワーと伝わってくる。
この本は彼独特の世界がまるで北朝鮮のミサイルの様に、予測不可能な展開を持って「世の中って色々よ」とばかりに空想的、メタ的、破滅的、非常識的、揶揄的、冗談的言葉が斜め後ろから迫って来る感じ。
中でも文章力に感心し、その面白さに大笑いしたのがこれ。酔っぱらった経験(それも酩酊級の)ある人ならよーく分かる。その経験のない人にはサッパリ分からない捧腹絶倒の譚。
世の酒好きの酔っぱらい経験者に送る7ページちょっとの筒井ワールド。コピーしたので読んでみてください。
どうです?
あの時の感覚が蘇って来たんじゃないですか?
私はこれを読んでから、酒にまつわる良くない思い出が沸々と脳裏に満ちて来、“ 経験に勝るものは無い ”などと、アサッテな感慨に更けったのでありました。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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