歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2023.09.05
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カテゴリ: 景色・風景・情景

♪ コーヒーを右手で飲んで左手でマウス動かす机(き)に木瓜の花


 ときどき夜明けとほぼ同時くらいにキジバトがあの独特な野太い声で啼いていることがある。今朝も小雨の降る中、6時前後から何を言っているのか、しきりに啼いていた。

 雉鳩の啼き方はいくつかあるようだが四拍子で鳴くことが多い。ウォーキング中に三拍子で啼くのを聞いたことがあるし、今朝は遠くで二拍子でせわしく啼いているのも聞こえてきた。

 啼き方にも2種類あって、個体差なのか伝えている意味が違うのかは分からない。あるいは何かやり取りでしているのだろうか。


4拍子

3拍子


 四十雀は軒下の巣箱に営巣したことが何度かるので、その啼き方の違いを4つぐらい聞き分けることが出来た。互いにコミュニケーションしていることがよく分かったが、雉鳩は一方的に啼いているだけで、コミュニケーションしている様には思えない。

 いや待てよ、二拍子で啼いていたのがそれなのか?これだって初めて聞いた啼き方で、ウォーキング中にも聞いたことがない。今度、あの声がしたらもう少し注意して聞いてみよう。


 ハシブトガラスとハシボソガラスの鳴き声に大きな違いがあり、顔と声のイメージが逆だと知って、面白いものだと思う。

 あの嘴が大きく体も一回り大きいハシブトの方が、いかにも烏らしい明るい声で啼く。街の周辺に棲息していて、生ゴミや人の周りで残り物を探したりするので目につきやすい。ハシボソより頭が良いので話題になりやすいく、漫画や絵本に出てくるのはほとんどがこれ。



 一方のハシボソは農耕地、河川などで見られることが多い。細くて丈夫な嘴で、木の実、草の実、野菜類、昆虫類、海岸や川辺で見つかる魚やけものなどの死体など、なんでも食べる。
 低いだみ声でまくし立てるように鳴くので、姿を見なくてもすぐにハシボソだと分る。



 名鉄の高架下の草刈り。市を通して名鉄に依頼してもらった。これで3回目。市から職員が二人やって来て、「早急に刈るという返事はもらってあります。」と言いながら、しかし、また聞きの形になるので今後は直接言ってもらう方が良いと、担当部署の電話番号を書いたものを手渡された。太田川駅にその部署があるらしい。


 先日、県の道路管理の担当部署の電話も教えられたばかりで、今度もそういうことになった。何度も同じ人からの依頼なのでその方が良いという判断なのだろう。依頼者本人にゲタを預けた方が話が早いということだろう。
 まあこっちもその方が、言いたいことが直接言えるので都合がいい。「こっちから言わなくても、毎年やってくれないと困る」「年2回、最低1回はやってほしい」と。

 何をするにも縦割り行政が邪魔して、身動きがとりにくいのも確かで、メンドクサイ仕事はなるべく減らしたいのも人情だ。甘んじて受けてやろうじゃないの。


 隣保班に若い家族が5軒増え、皆さん右も左も分からないはず。古株というか地の主みたいな存在の爺が、良い環境にするための率先して行動するのは当然の事。

 夏井いつきさんの「瓢箪から人生」を読んでいたら出てきた言葉。
「サンガイ ジウナコ ラギ」。ネパール語で「みんなで生きるために」という意味らしい。

 山を越えて三日もかかる病院にお婆さんを背負って運んでくれたネパール人の青年。なぜそこまでしてくれるのかと、病院に医療支援活動に来ていた岩村博士が問うた。その時の青年の答えがこれだったという。

 この言葉は絵本にもなっているらしい。この青年の様な立派なことでなくとも、「みんなで生きるために」という思いは私にもある。小さなことの積み重ねがジグソーパズルのように繋がっていく。そのピースの一つ一つに細胞の核のような思いが宿っている。

「サンガイ ジウナコ ラギ」。濁音が三つも入っていて、ぎくしゃくした響きだが「みんなで生きるために」とセットにすると柔らかくなる。心に留めておきたい言葉だ。





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最終更新日  2023.09.11 06:14:30
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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