マーケティングは、人間には盲点があること前提しています。
人は見てても見えない部分が必ずあるのです。
しかも、それ以上に問題なのは、本当は見ていないのに、
人間の脳は、勝手に想像や解釈をして、
欠けている情報をつなぎ合わせ、
独自の現実を作ってしまうのです。
私たちは、常に自分の現実を疑って、基本枠組みを組み立て直すクセを
持ち続けるべきです。
最も陥りやすい勝手な現実認識は、
「自分本位」というワナです。
人間はどうしても、私本意で世界を組み立ててしまいます。
どんな企業もこれを克服するために、マーケティングを導入しているのです。
でも、会社なら、これを忘れると企業業績でモロに跳ね返ってきますので、
ある程度チェックはききます。
ところが、「教育」の場合、子どもの都合よりも
大人の都合を押しつけることが、正義になってしまいます。
子どもの立場に立つことが、とっても危ういのです。
ここにこそ、教育危機の根っこがあります。
(と、寅さんは、独断的に見ています。)
これは、子どもに迎合することではなく、
子どもが本来持っている、「良くなりたい」という気持ちを尊重することです。
簡単なチェック方法は、
言葉の主語を「私」とか、「先生は」をやめ
「子ども」を主語にするのです。
つまるところ、子どもの立場でモノを考えることです。
当然、子どもの動機を重視することです。
そこから、必ず、画期的なブレイクスルーが生まれるはずです。
(共感いただけました方は、クリックをお願いします。)人間中心主義の政治と教育 2009.09.22 コメント(4)
買わないのは、お客が悪いのか? 2009.08.29 コメント(2)
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