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2015.08.29
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カテゴリ: アクション映画
0147 グレート・スタントマン

『グレート・スタントマン』オモテ面

【スタッフ】
・製作総指揮 ローレンス・ゴードン
・製  作  ハンク・ムージャン
・監  督  ハル・ニーダム

【キャスト】
・フーパー……バート・レイノルズ
・スキー………ジャン・マイケル・ビンセント
・グエン………サリー・フィールド

『グレート・スタントマン』ウラ面


・型  番  DL-01008
・製作年度  1978年
・製 作 国  アメリカ

・収  録  99分
・音  声  1.オリジナル<英語>(モノラル)
・字  幕  1.日本語字幕、2.英語字幕
・サ イ ズ   4: 3 スタンダードサイズ
・そ の 他  片面1層ディスク、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、セル専用
・発 売 元  ワーナー・ホーム・ビデオ
・字幕翻訳  高瀬鎮夫

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :ビッグ・スタントに誇りをかける命知らずの男たち。

オモテ面のイラストがステキだ。いかにもアメリカン。(笑)

ウラ面は、ざっくりした出来映え。ヘリからジャンプするフーパーの画像が半分を占めている。劇中の画像は1カットのみ。……まぁ、主要登場人物3人が揃っているから、これで十分かも知れない。
或る意味、作品を象徴する1枚の画像があれば、あとは何も要らないな。そんな時は、キャッチコピーも簡単なものほど、いい。(笑)
情報量の多い現代では、ややチープな感じはするが、それがデザインの基本だろう。

【感  想】
「寄る年波には勝てない」

老いたアメフト選手をチャールトン・ヘストンが演じた『ナンバーワン物語(1969)』は、ディフェンスに押しつぶされた主人公の深い吐息で幕を閉じた。


日本では一部地域で劇場公開された逸品である。

本作品(1978)は、スタントマンの新旧交代劇を主軸に、映画界の移ろいをさり気なく描いていて面白い。何となく『ナンバーワン物語』や『ブライアンの青春』を思い起こさせる出来映えだった。
片やシリアス、片や感動モノで、本作品はカラッと明るいアクション映画。作風は全く異なるのに、何故この2作品を思い出したのか、不思議だ。(笑)

――名スタントマンのフーパーは、長年のスタントがたたって体にガタが来ていた。プロデューサーからは有望な新人を紹介される始末。
それでも、痛み止めを打ちながらスタントを続けていたが、確実に引退の時期が近づいていた。
……というお話し。

フーパー役は、バート・レイノルズ。
『ロンゲスト・ヤード(1974)』が一番だが、本作品もなかなかだ。『トランザム7000(1977)』や『キャノンボール(1980)』に次ぐ作品だと思う。
劇中、フーパーのスタントを紹介する作品として『脱出(1972)』の一場面が使われている。

フーパーと同棲中の彼女、グエン役として出演しているのが、サリー・フィールド。『トランザム7000』に続いて気の張らない演技を披露している。
『ノーマ・レイ(1979)』でオスカーを受賞し、場違いな政治的発言をしてブーイングをくらう前だから、なかなか、……そう、なかなか輝いていて可愛らしい。(笑)

新人のスタントマン、スキー役を演じるのが、ジャン=マイケル・ビンセント。
『ビッグ・ウェンズデー(1976)』は、忘れ得ぬ作品だが、本作品も捨て難い。終始ニコニコしている。アル中のトラブルメーカーになる前だな。(苦笑)

スタントマンあがりのハル・ニーダム監督らしい作品だった。たぶんに自伝的な要素を含んでいると思う。

表舞台に立つスターとは扱いが違うとか、映画界に押し寄せる様々な規制とか、ゆっくりと時代が変わりつつある。
CGの普及はまだまだ先だが、オプティカル合成の特撮は全盛だった。スタントマンが体をはったアクションに黄昏が近づいていた。
おおらかな西部劇とスタントの世界を重ねた辺りに、監督さんの意図がうかがえる。

それに、劇中、撮影しているスパイ映画が、『007』シリーズとよく似ている点も見逃せない。(笑)
当時、シリーズは『007/私を愛したスパイ(1977)』で頂点を迎え、次作『ムーンレイカー(1979)』では、ボンドが宇宙に行くとウワサされていた。興行収入とは裏腹に、ボンド役のロジャー・ムーアは既に五十の大台にのっており、気をてらうあまり、荒唐無稽の路線を走りつつあった。誰の目にも“お祭りの後”であることは明らかだった。

それは、スタントの世界の終わりを予感させた。

そんな予感を払拭するように、本作品のクライマックスは、盛大なアクションが繰り広げられる。(笑)
カースタントも見事だった。

やがて、『007』シリーズは雌伏の時を経てピアース・プロスナンを迎えて復活。しかし、西部劇はジョン・ウェインの逝去(1979)とともに長い休みに入る。
たまに良作が封切られたりするが、まだまだ“休暇中”だ。いつかは、楽しい西部劇が陸続とロードショーされる時代が来るのではないかと淡い期待を抱いている。

『エルドラド(1966)』や『リオブラボー(1959)』、『勇気ある追跡(1969)』……。ジョン・ウェインにジュリアーノ・ジェンマ、クリント・イーストウッド、マカロニ・ウエスタンのカッコ良さにしびれたっけ。(笑)

でも、何故かバーでケンカしてもキズひとつ負わない西部劇が好きだなぁ。(でも、なんでみんなで殴り合うんだ?)

オススメ!





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Last updated  2015.08.29 06:43:19
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