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2017.08.26
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カテゴリ: アクション映画
0875 007 オクトパシー [ブルーレイ]

『0875 007 オクトパシー [ブルーレイ]』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・原  作  イアン・フレミング
・製  作  アルバート・R.ブロッコリ
・監  督  ジョン・グレン
・脚  本  リチャード・メイバウム
       マイケル・G.ウィルソン

【キャスト】
・ジェームズ・ボンド…ロジャー・ムーア(広川太一郎)
・カマル・カーン………ルイ・ジュールダン(森田順平)
・オクトパシー…モード・アダムス(唐沢 潤)

『0875 007 オクトパシー [ブルーレイ]』ウラ面


【仕  様】
・型  番  ----
・製作年度  1983年
・製 作 国  イギリス/アメリカ
・原  題  OCTOPUSSY
・発 売 元  20世紀フォックス ホーム
        エンターテイメント ジャパン株式会社
・販 売 元  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  戸田奈津子
・吹替翻訳  谷津真理
・脚  色  ----

・リリース  ----
・収  録   131分(本編)
・サ イ ズ  HDワイドスクリーン 1920x1080p/
       シネマスコープ
・音  声  1.英 語 5.1ch DTS-HD

       2.日本語 5.1ch DTS
・字  幕  1.日本語字幕
       2.英語字幕
・そ の 他  カラー、DOLBY DIGITAL、dts-HD MasterAudio、
       dts Digital Surround、日本市場向、Blu-ray、
       セル専用
・映像特典  1.ジョン・グレン監督による音声解説
       2.MI6:機密書類保管庫
         ・スタント・シーン1:ジープの衝突
         ・スタント・シーン2:飛行機の墜落
         ・ケン・バーンズによる撮影風景
         ・ピーター・ラモントのロケハン映像
         ・限界への挑戦:空中撮影班
         ・ジェームズ・ブローリンの
          オリジナル・スクリーンテスト
         ・ジェームズ・ボンド in インド
          (1983年オリジナル版)
       3.任務遂行レポート
         ・メイキング・オブ・『オクトパシー』
         ・ドキュメンタリー:
          “ボンド映画をデザインした男”
         ・ミュージック・ビデオ
          “オール・タイム・ハイ”
         ・アニメーション・ストーリーボード
         ・魅力的なロケ地
       4.007プロパガンダ
         ・オリジナル劇場予告編集
       5.イメージデータベース:
         1983年『オクトパシー』公開当時の
         フォト・ギャラリー

『0875 007 オクトパシー [ブルーレイ]』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :007シリーズ第13弾。
      テンポの良いジェット・コースター・ムービー
      に仕上がった快作!

また、ヘリだ……。(苦笑)

前作『ユア・アイズ・オンリー』よりはマシなジャケットだが、ワンパターンだな。このシリーズのジャケットをデザインした方は、バカじゃないのか?
作品に対する愛情が全く感じられない。
事務的にデザインをしたカンジだ。
そういうのは、ファンからすると、万死に値する。

【感  想】
「壊された“ファベルジュのイースターエッグ”」

ヨレヨレのロジャー・ムーアが 6度目のジェームズ・ボンドを演じたシリーズ第13作目。(笑)
のっけからファンに怒られそうだが、撮影時は50歳半ば、一般企業なら役職定年を告げられる年齢だ。悪党をやっつけて世界を救うよりも、後進を育てて道を譲るのが責務だろう。
しかし、その潔さはみられず、老醜は次作『美しき獲物たち』で頂点に達する。当時、私たち映画スズメは「ショーン・コネリーに張り合って駄々をこねたのさ」と噂していた。S.コネリーがボンドを演じたのは 5作品。その記録を塗り替えるべく本作品に出演したというワケだ。
勿論、根も葉もない噂話でしかないが、作品そのものが、そう言われても仕方ない出来映えだったことは確かだ。

タイトル前の超小型ジェット機のアクションは、バカバカしくて好きだ。(笑) 往年の007を彷彿させて心地いい。
けれど、中盤で登場する 1人乗りの潜水艇にはガッカリ。ワニのハリボテをかぶせたのはユーモアのつもりかも知れないが幼稚すぎる。予算の関係で、ああいう形でしか撮れなかったのかも知れないが、情けない。007たるもの本物でなければいけない。然も、後から侵入する 3人の殺し屋は実にアナクロな方法で忍び込む。思わず「セルフパロディか?!」と思ってしまった。

物語は“ファベルジュのイースターエッグ”の盗難事件から幕を開ける。美しい宝飾品と精巧な贋作、まるでエスピオナージュみたいな始まり方に期待感は膨らむが、あっという間に萎んでしまう。舞台をインドに移した途端に画面から緊張感がなくなるからだ。
間抜けなことにカマル・カーンに捕まってしまうジェームズ・ボンドにもガッカリしたが、そこから脱出し、通りがかった観光船に大声で助けを求めるに至っては、なりふり構わない無様な姿に失望を通り越して呆れてしまった。「こんなの007じゃない!」と思ったものである。

どうやらカマル・カーンが悪党を手玉に取る黒幕らしいのだが、サーカスを隠れ蓑に密輸で稼ぐ“オクトパシー”や、美術品を横流しするソ連の将軍が登場して、ストーリーはやや錯綜ぎみ。オクトパシーを騙して、原爆を米国の軍事基地に送り込もうと企むのは良いとして、美術品の横領事件は置き去りにされてしまう。ニセモノを作ってまで隠蔽しようとしたのは何のためだったのか、ハッキリしない。
冒頭に英国情報部から「外貨稼ぎだろう」と言われているから、真相が“資金稼ぎ”では何のひねりもない。謎だ。

それに納得のいかないことが、ひとつ。事件は、イースターエッグのニセモノが、英国諜報部員によって盗まれるところから始まる。ボンドは、手掛かりを求めて本物が出品されるオークション会場に出向くわけだが、そこでニセモノと本物とをすり替えてしまう。(この時の手口があまりに幼稚なことは言及せずに捨て置こう) ボンドが本物を持って情報部に帰ると、Qはそいつに発信機を忍ばせる。やがて、本物はカマル・カーンに取り返されてしまうわけだが、ソ連の将軍は「忌々しい!」とか言って、その本物を叩き壊してしまう。
「え?!」
ビックリである。
「それって、ホンモノじゃないの?!」
将軍とカマル、2人とも本物であることに気付かなかったのだろうか? どうにも納得がいかない。そうであれば、ボンドがオークション会場ですり替える必要はなかった。

そうした脚本の穴やブレ具合いを見ていると、製作サイドにも迷いがあったように思える。
ファベルジュのイースターエッグ盗難事件に端を発するオクトパシーの密輸事件と、ロシアの将軍の陰謀を、ムリヤリひとつの脚本にまとめ上げた印象が強い。
イアン・フレミング氏の残した小説は長編12作と短編集 2作しかない。この時、既にネタ切れだったと思われる。「ストーリーはオリジナル」と言えば聞こえは良いが、あちらこちらから素材を摘んで一つにまとめたようで物語の流れが美しくない。
それに『レイダース』の影響もみてとれることから、撮影の最中に脚本がコロコロと変わっただろうことは容易にうかがえる。おそらく、シーンの追加や削除だけではないだろう。

リタ・クーリッジの主題歌もヒットし、興収も手堅く伸ばしたようだが、個人的には失敗作だと思っている。しかし、20作を超える人気シリーズなだけに、ミッシングリンクを作るのはよくない。
取り敢えず、オススメとしておきましょう!





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Last updated  2017.08.26 06:17:01
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