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2020.06.20
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1904 ジャッカルズ


※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ケヴィン・グルタート
    「ソウ6」「ソウ ザ・ファイナル」「ジェサベル」
・製作総指揮 トミー・アラストラ
         「THE ICEMAN/氷の処刑人」
       アーヴィン・ワイマー
・脚  本  ジャレッド・リヴェット
・撮  影  アンドリュー・ルッソ
・音  楽  アントン・サンコ



            「ゲーム」「サイレントヒル」
・ジミー(三上 哲)…………スティーヴン・ドーフ
           「ブレイド」「バック・ビート」
・アンドリュー(赤城 進)…
    ジョナサン・シェック「マローダーズ/襲撃者」
・ジャスティン(赤坂柾之)…ベン・サリバン
・サマンサ(松本佳奈)………チェルシー・リケッツ
・キャンベル(阿井カツノリ)…ニック・ルー


※ウラ面

【仕  様】
・型  番  NSD-6770
・製作年度  2017年

・原  題  JACKALS
・発  売  ニューセレクト株式会社
・販  売  ニューセレクト株式会社
・協  力  ----
・価  格  ----

・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・監  修  ----
・日本公開  劇場公開作品
・リリース  ----
・収  録   86分
・サ イ ズ  シネスコ
・音  声  1.オリジナル <英語> (Stereo)
       2.日本語吹替 (Stereo)
・字  幕  1.日本語字幕
       2.デカ字幕
       3.日本語吹替用字幕
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD、レンタル専用 中古販売禁止
・映像特典  予告編収録


※ディスク

【ジャケット】
・オモテ面:あなたが目撃するのは、
      史上最悪の《バッド・エンド》
        「ソウ」シリーズ「ジェサベル」
        ケヴィン・グルタート監督作品
・ウラ面 :これが実話だと、
      あなたは信じられますか?
        恐怖トラウマ級の
        《ホーム・インベージョン》
        スリラー!!

パウエル家の庭に集まったカルト集団のメンバーが、ブランコを背景に仁王立ちしている。ジャケットのオモテ面は、なかなかの迫力だ。でも、作品そのものが描くのは、パウエル家の家族の姿なので、ちょっと違和感がある。
そういう意味では、ウラ面の出来映えは、いい。キチンとストーリーと、その背景に見え隠れしている家族の関係が見えるようなレイアウトになっている。

【感  想】
「アヌビスとタナトス」

ジョン・カーペンター監督の名作『パラダイム(88)』を彷彿させる作品だった。善と悪の規範を問う構図になっている。もともと人の裡にある悪を否定せずに、現代社会の中にある家族の在り方を否定する。

――カルト集団から息子のジャスティンを連れ戻すことに成功したパウエル家。山荘に閉じ込めて洗脳を解こうとする。
父親のアンドリューと母親のキャサリン、兄のキャンベル、そして、恋人のサマンサと赤ん坊の子ゾーイもいる。対カルト集団の専門家である元海兵隊員ジミーの話しによれば、家族がキチンと愛情を見せることが大切だと言う。
けれど、ジャスティンは家族を否定し、自分の名前は「タナトス」だと叫ぶ。やがて、山荘の周りをジャッカルの面を着けた大勢の男女に取り囲まれてしまう。手には武器を持っている。ジャスティンを奪い返しに来たことは明らかだった。
……というお話し。

本作品のカルト集団は、ジャッカルの面を着けている。そのリーダーの姿カタチは、まるでエジプト神話の冥界神アヌビスにそっくりだ。
ジャスティンもまた、自らをタナトスと名乗る。これもまたギリシャ神話の「死」である。
プレオープニングで信者が母親の髪を切ってから殺害するが、「タナトスが、寿命を迎えた人間の髪を切り取ってハデスに捧げ、魂を冥界に誘う」ことに由来しているようだ。

そうした死や冥界を信奉するカルト集団に対して、キャンベル家は、次第に不実さを露呈し、鬼畜ぶりを見せて行く。
父親は浮気をして離婚の原因を母親に押し付ける。母親は長男を溺愛し、酒に逃げる。長男は横暴で自分勝手。恋人のサマンサは未婚のまま子供を産み、ジャスティンへの依存を隠そうとしない。ズルい女だ。決して、善良な人たちではない。山荘に侵入して来たカルト信者を殺しても、平気な顔をしている。然も、両親はジャスティンをカルト集団に差し出してキャンベルを助けようとする。
単に愚かだっただけかも知れないが、或る意味、普通の家族だし、心の奥底で働く価値基準はカルト集団と何ら変わらないのかも知れない。

対カルト専門家のジミーも又、洗脳を解こうとする様子からすると、まるで布教をするエセ牧師みたいだ。現代社会の規範に準じて動いているところは正義の味方っぽいが、やっていることはカルト集団と変わらない。

そうした物語と登場人物の設定は、カルト集団が起こした諸々の事件をモチーフにして、『パラダイム』を換骨奪胎させたように、私には見える。おそらく「実話」との触れ込みも、特定の事件を指しているわけではないだろう。

『パラダイム』を模した映像も散見できるし、音の入れ方も似ているような気がする。J.カーペンター監督作品のファンならニヤリとするかも知れない。

もう少し脚本と演出を推敲すべきだったとも思うが、まずまずインパクトのある作品だった。
ちょっとだけオススメ!(個人的には、サマンサ役のチェルシー・リケッツの顔立ちが好みだった)





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Last updated  2020.06.20 05:30:07
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