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2020.08.25
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カテゴリ: 邦画
1970 祈りの幕が下りる時 [劇場版『新参者』]


※ジャケット(オモテ面)

【スタッフ】
・原  作  東野圭吾(講談社文庫)
・監  督  福澤克雄
       (「半沢直樹」「私は貝になりたい」)
・主 題 歌  JUJU(ソニー?ミュージック アソシ
       エイテッドレコーズ)
・脚  本  李 正美
・音  楽  菅野祐悟
・エグゼクティブプロデューサー 那須田淳
       平野 隆

       藤井和史
       川嶋龍太郎
       露崎裕之
・共同プロデューサー 岡田有正
・音楽プロデューサー 志田博英
・宣伝プロデューサー 小山田晶
・撮  影  須田昌弘
・照  明  鋤野雅彦
・美  術  大西孝紀
・録  音  松尾亮介
・V  E  塚田郁夫

・記  録  古谷まどか
・V F X  小嶋一徹
・音響効果  谷口広紀
・助 監 督  北川 学
・制作隊長  山野寛道

・協  力  名橋「日本橋」保存会
       三井不動産株式会社
       人形街商店街協同組合
       甘酒横丁商店街
・製  作  映画『祈りの幕が下りる時』製作委員会
・制作プロダクション マックロータス
・配  給  東宝

【キャスト】
・阿部 寛
・松嶋菜々子
・溝端淳平
・田中麗奈
・キムラ緑子
・烏丸せつこ
・春風亭昇太
・音尾琢真
・飯豊まりえ
・上杉祥三
・中島ひろ子
・桜田ひより
・及川光博
・伊藤 蘭
・小日向文世
・山崎 努


※ジャケット(ウラ面)

【仕  様】
・型  番  PCBE-75936
・製作年度  2018年
・製 作 国  日本
・原  題  ----
・発 売 元  TBSテレビ
・販 売 元  株式会社ポニーキャニオン
・ビデオ企画 ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・監  修  ----
・日本公開  ----
・リリース  2012.07.27
・収  録  本編 119分+映像特典
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタ・サイズ
・音  声  1.オリジナル (日本語)
         ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド
       2.オリジナル (日本語)
         ドルビーデジタル 2.0ch ステレオ
       3.音声ガイド (日本語)
         ドルビーデジタル 2.0ch ステレオ
・字  幕  1.バリアフリー用
         日本語字幕(本編のみ)
・そ の 他  片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD、レンタル専用
・映像特典  予告編集(特報・予告編・TVスポット集)


※ディスク

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :『新参者』シリーズ遂に完結!!
      加賀恭一郎は、
      なぜ「新参者」になったのか――
        この事件は俺の過去と関わりが強すぎる
        事件のカギは俺なのか…?

まるで映画館の手書き看板のようなジャケット。これまでの『新参者』シリーズとしてのアイデンティティを受け継いでいないところは、ちょっとザンネンな気がする。でも、好みのジャケットだ。(笑)
ウラ面の加賀恭一郎(阿部寛)のイラストは、DVDのメニュー画面にも使われていた。
本編画像は少なめ。でも、中央の松嶋菜々子さんの背景の赤い壁面が、いいアクセントになっている。本編は、あまり好きではないが、このジャケットは好きだ♪

【感  想】
「二人で4人」

東野圭吾さんのミステリー小説「加賀恭一郎シリーズ」の1本を原作にした劇場用映画2作品目。どうやら、これで打止めらしい。

――東京の古いアパートで女性の腐乱死体が見つかる。身許は直ぐに判明、滋賀県の清掃会社で働く女性だった。警察は手掛りを求めて、彼女の営業先を聴き込みに回ったところ、学生時代の友人で、舞台演出家の浅居博美を訪ねて東京に行った可能性が浮上。早速、刑事の松宮が浅居に話しを聴きに行く。ところが、彼女の証言よりも、オフィスに飾られた一枚の写真に松宮は驚く。浅居と並んで写っていたのは、加賀恭一郎だった。
……というお話し。

東野圭吾さんのミステリー小説って、サクサク読めるので気づかないけど、人間関係やトリックがかなりアクロバティック。言い換えると、ちょっと無理矢理な感じ。(笑) ルーマニアやロシアの女子体操選手並みだ。ほとんど信じられないような動きを見せる。意外性を求めるからだろうけど、時々「何だよ」と思うことがある。

本作品にしても、偶然が多すぎないか? その偶然を納得できるかどうかで本作品の評価が変わるだろう。私個人としては、東京の女性絞殺事件が加賀の母親の失踪と死に繋がって行く展開は、イマイチ納得できなかった。何だか誤魔化された気分。(加賀が16年間、遺品を保管していたのは分かる。でも、犯人が16年間、同じようなカレンダーに同じような位置に同じようなメモ書きを残していたなんて有り得ないだろ。人は成長し、老いて行く。それと伴に生活習慣も変化する。私自身、10年以上続いている習慣など、一つもない。そもそも、どうしてカレンダーに書き込むんだ?)

それに、橋で会って、他人のフリして携帯電話で話すのって、変じゃない? 顔を見て話をしたり、抱き締めたり出来ないなら、わざわざ橋で落ち合う必要はないじゃん。それぞれが生活する場所で携帯電話で話しをすればいいんじゃないの? なぁんか、理解出来ないなぁ。最初は秘密めいていて楽しいかも知れないけれど、2回目くらいで「これ、バカみたい」と気づくんじゃないか? フツーは気づく。それが、「カレンダーに書き込まれた橋の名前」の謎の解答だと言われて、かなりガッカリした。

本作品は、「加賀恭一郎」シリーズ最後の作品らしく、いろいろなことに決着がつく。母親の失踪理由、彼が日本橋署から異動しないワケ、父親への怒りが氷解し、事件も解決。盛り沢山の内容だが、コンパクトにまとまっている。そういう意味では上手な脚本だと思う。

でもなぁ、『砂の器』に似せた構成は、ちょっと白ける。松本清張氏の作品は、根底に○○問題があるわけで、当事者には不可避の犯罪だった。でも、本作品は、不可避の状況になっていない。見ようによっては、自ら選んだ状況にしか思えない。それは、悲しいお話しでは、決してない。

よく言うではないか、一度目は悲劇、二度目は喜劇、三度目は茶番劇。本作品の犯人たちは、都合4人殺している。米国では3人以上の殺すと「連続殺人鬼(シリアル・キラー)」と呼ばれる。つまり、殺人が目的の犯罪者になるわけだ。これは、もう悲劇ではない。
金田一耕介シリーズを持ち出すまでもなく、3人目、4人目の時には、死体を切り刻み、人形焼きや甘辛煎餅で七夕祭りのように飾り付け、捜査陣の目を欺かなければならない。舞台劇のように演出してこそ、犯人の必死さが伝わるってもんだ。
そうしてこそ、『新参者』シリーズの最後を飾るに相応しい。残念ながら本作品からは、それだけの気構え、心構えをうかがうことは出来なかった。

うーん、人気があったシリーズだけど、どれもイマイチだったなぁ。(溜息)


【 東野圭吾原作作品 】
『0783 手紙 [ブルーレイ]』
『0313 容疑者Xの献身』
『0301 真夏の方程式』

【 『新参者』シリーズ 】
『1962 新参者1』
『1963 新参者2』
『1964 新参者3』
『1965 新参者4』
『1966 新参者5』
『1967 赤い指』
『1968 眠りの森』
『1969 麒麟の翼/キリンノツバサ [劇場版『新参者』]』





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Last updated  2020.08.25 05:30:06
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