伊豆高原で小さな宿を営むオーナーの地元情報

幼少期に兄妹の中でひとり両親と離れて，妾（めかけ）の家で育てられたことから，母・八重（樹木希林）に捨てられたと思い込んで生きてきた長男で，小説家の伊上洪作（役所広司）が主人公。

妻と琴子（宮崎あおい）ら3人の娘に囲まれながら，衝突しながらも明るく，賑やかで幸せな家庭を営んでいた。

母と父は，長女夫妻と共に伊豆に住んでいたが，ある日，父が亡くなると，母の記憶が次第に失われ始める。洪作の家に連れてくると，都会の生活に馴染めず伊豆に戻りたがる母。琴子のアイデアで，伊豆に似た軽井沢の別荘で暮らさせることに。ボケていく母の世話を通じて，大家族ならではの絆を強く感じさせられる。

さらに，妻から明かされた母の思慮，母が大切に持っていた洪作の幼少期の品などを介して，母の愛情を確認することに。

映画の中で，出演者が，成長し，あるいは老けていく様が巧妙に演じられている演技力に凄さを感じる。
















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