ずいぶん前にTVで放映されたものを録画した「悪人」を昨日の日曜日に観ました。この映画は、妻夫木聡が自ら主演をしたいと言って撮った映画であり、またモントリオール世界映画祭で深津絵里が最優秀女優賞を受賞したこともあって、当時はかなり話題になった映画です。

映画のあらすじをかいつまんで説明すると・・・、長崎で肉体労働をしていて、楽しいことのない生活を送る青年、清水祐一(妻夫木聡)の唯一の趣味はクルマの運転。なお、普段は親代わりに暮らす祖父母の面倒を見る日々を送っています。
そんな青年 清水祐一ですが、ある日約束をしていた出会い系サイトで知り合った女性(満島ひかり)が目の前で別の金持ち男の車に乗り去って行ってしまいます。その後、その女性は死体となって見つかるのですが・・・・
その後、清水祐一は、メル友の別の女性、馬込光代(深津絵里)と深い仲になり、自分が殺人を犯したことを告白します。いったんは自首しようとしたのですが、光代がそれを引き留め、二人は逃避行を始めてしまう・・・というものです。
鬱屈した人生をあっけらかんとした女性(満島ひかり)にバカにされ、その場の勢いで殺人してしまう主人公清水祐一(妻夫木聡)は果たして「悪人」なのか?それとも一緒に逃げることをした女性馬込光代(深津絵里)のほうが悪人なのか?そもそも主人公の男性を小ばかにした女性(満島ひかり)が悪人なのか?なかなかに、考えさせられる難しい映画だと思いました。
なお、主人公の男性(妻夫木聡)の祖母役の樹木希林と殺害される女性(満島ひかり)の父親役の柄本明の演技がこの映画の重々しさを醸しだしていて、さすがに名優だなぁと感じました。
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