1957年創業のダイエーがついに上場廃止になるそうです。業績が悪化したダイエーはイオンの傘下に入っており、イオンの岡田社長がその旨を発表したようです。

イオングループとしてもこれ以上ダイエーが赤字を垂れ流すのを見逃せなくなったというところでしょうか。
ダイエーと言えば、日本中で知らない人はいないだろうと思われるスーパーです。日本で初めて売上高の1兆円を超えた小売業であり、創業者の中内功氏もカリスマ経営者としてもてはやされました。
たしかに、少しでも値段の安いものを売りたいという執念のようなものがあり、事実、ダイエーの出現により、日用品はかなり安くなったと思います。
それゆえ、一般市民の日常生活に果たしたダイエーと中内氏の功績は大きなものがあると思います。
僕の卒業時期にはダイエーが最も輝いていたころで、就職先の上位にも常に位置していましたが、僕のような出来の悪い学生では到底入社は無理だろうと思われるような優良企業でした。
ひところは飛ぶ鳥を落とすような勢いがあり、プロ野球球団を所有するまでの大企業に育ちましたが、その後の経営多角化と本業であるスーパーの業績不振により、あっという間に凋落してしまいました。
今年優勝を争っているソフトバンクホークスの前身がダイエーホークスだったことを覚えている人も多いと思いますが、あのダイエーが、ついに上場廃止にまでなってしまいました。
企業の寿命は30年という説もあるようで、その栄枯盛衰はいろんな企業でも見られましたが、ダイエーはどこで道を誤ったのでしょうか?
創業者の中内氏の暴走を止めることができなかった経営陣にも責任はあるでしょうが、なによりも創業者自身が思い違いをしてしまったということでしょう。
人間は誰しも権力を得たり、成功したりすると「あの人は、ヒトが変わってしまった」と良く言われます。
このダイエーの栄枯盛衰を思うに、創業者つまり経営トップは常に「自分は誤っていないかどうか」を自問自答して、ことに当たらなければならないという重責を担っているということを痛感します。
僕の知り合いにダイエーに就職した人はいませんが、あの当時、ダイエーに入社できるような人は、かなり優秀な人でした。
その人たちは、今頃どこでどうしているのか、他人事とはいえ、少しばかり気になります。
フリーページ
コメント新着
New!
和活喜さん