
その磯田さんですが、かつて「武士の家計簿」という本を書いていて、これは映画化されてヒットしました。
さて、勤務先近くのブックオフに立ち寄った際に、磯田さんの著作を見つけたので、早速購入して読んでみました。
その本ですが「無私の日本人」という題名で、穀田屋十三郎、中根東里そして大田垣蓮月の3人の江戸時代の人物が取り上げられています。
この3人ですが、とくに有名な人たちではないのですが、それぞれ「無私」の人たちで、自分のことではなく他人のことを第一に考える純粋すぎるほど純粋な人たちです。
穀田屋十三郎は仙台伊達藩の、ある宿場町の商人、中根東里は詩文家そして大田垣蓮月は女性歌人です。
なかでも、穀田屋十三郎は、自分が住んでいる宿場の困窮を見かねて、千両のお金を工面して仙台藩に貸し付け、利息を取って宿場の人間に配ろうと画策します。
これは実際にあった話で、あの江戸時代に藩にお金を貸して、その利息を取ろうということをよくぞ考え付いたものだと思います。
そのお金を工面するに当たっては、自分一人ではとても千両は集められないので仲間を募りますが、その仲間たちもまた「無私」の人たちで、自分が蓄えたお金を惜しげもなく差し出します。
ちなみに、この物語は「殿、利息でござる」という題名で映画化されました。殿様役でフィギュアスケートの羽生結弦くんが出演していることでも話題になったと記憶しています。
この映画はまだ観ていないのですが、TVで放送されることがあったら観てみたいと思っています。
谷口克広 著「信長軍の司令官 武将たち… 2026年08月14日 コメント(3)
作田学 監修「大切な人がパーキンソン病… 2026年07月18日 コメント(3)
京須偕充 編「志ん朝の落語 2」を読んで 2026年06月07日 コメント(5)
フリーページ
コメント新着
New!
和活喜さん