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ご無沙汰してます。『猿のごとく読み、人のごとく考える』を終了してから、ちょっと寂しかったです。新しくて、読んでくれる人のお役に立てて、楽しいブログを検討していたら、『ご利益1万倍くらぶ』https://ameblo.jp/goriyaku10000/の創設となりました。(^_^;)私は、世界で唯一の、神社に所属しない「高等神職冠位・明階」所有者として、「海外のVIPへ日本の文化や伝統、精神を教える」という仕事をしてきました。今度は、それを日本の方へお伝えするという活動を始めることになりました。前と同じように、「ほぼ日刊」なのですが、『猿読み』よりも、軽く、読みやすくしました。まだ、始まったばかりでよちよち歩きなのですが、思いっきり、ご利益を受けたい!という方にとっては、有意義で面白い話しをお届けします。新しい環境でもどうぞよろしくお願いいたします!
2018年10月16日
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【お知らせと感謝】みなさま、おはようございます。いつもなら「猿読み」を投稿しておりますが、考えるところあり、終了することといたしました。今まで、暖かいお言葉をいただき、心より感謝申し上げます。今後、コンテンツを整理し、より喜んでいただける投稿ができたらな~と考えております。準備が整いましたら、また、ご連絡いたします。544日にわたり、私の拙い投稿をご覧いただき、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします(^^)/ひろとん77こと、藤本宏人
2018年09月03日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その544・536冊目】 ・紹介する本八十日間世界一周(上) (光文社古典新訳文庫) [ ジュール・ヴェルヌ ] ・サノーさん一言コメント「地球が球体であることが事実だと認識されてから生まれた、夢と冒険。資産家の賭けの行方に世界中の人々が魅了される」【サノーさんおすすめ度★★★★★】 ・ウノーさん一言コメント「150年前の大冒険は、現代でも通用します。旅行に必ず持っていきたい文庫となります」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):「冒険」は人によって「見て楽しむ」ものであり、人によっては「やって楽しむもの」だ。 ウノーさん(以下ウ):誰もが皆、命がけの冒険を望むわけではありませんが、それを知る楽しさ、それを想う楽しさは、どちらの立場も共通していると思います。 サ:遠い昔に「世界文学全集」かなにかで読んだだけだったから、大部分が忘れていた。 ウ:「大富豪が全財産をかけて、タイムリミットを宣言して地球一周に挑んだ」という基本設定すら忘れてしまっていました。 サ:その設定が、この作品が単なる「世界紀行」ものではなく、トリックのあるミステリーとしても支持される理由となっている。 ウ:当時の、交通手段が未発達の「広大な地球」を「時間内に」旅するというスリルは、存分に楽しめますが、やっぱり「世界を旅することが可能となった文明」を賞賛し、未知なる世界へ行けるかもしれないという「希望」を与えてくれるのが、この本の魅力だと思います。 サ:そして「その気になれば、地球上どこでも行ける」という現代においては「忘れられた冒険」を思い出させてくれる。 ウ:それは「情報」としての「旅」ではなく、「冒険」としての「旅」です。未知なる土地へ「挑戦」する感覚です。 サ:それは、旅に出る動機にはなる。だが、実際は事前の情報を仕入れ、それを確認し安全を確保して「楽しむ」のが主流だ。 ウ:そこは「好み」だと思いますが、「冒険」はやっぱり「若いうち」だと、この本を読んで確信してしまいました。 サ:「知力」よりも「体力」だからな。その前提条件は、やはり年齢と連動する。 ウ:かといって、冒険を楽しめないわけではありません。体力を前提に、安全を考慮し、行きたい場所に行きたい方法で行く、それはむしろ「若くない」ほうが、色々な条件が良くなります。 サ:旅は、間違いなく「超ハイリターンの自己投資」だ。その事実では、年齢を問わない。 【了】
2018年08月30日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その543・535冊目】 ・紹介する本死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉 [ 千田琢哉 ] ・サノーさん一言コメント「人生は言葉の質と量で決まると断言する著者が選んだ、100の箴言。シンプルだからこそ、覚えておきたいコトダマ」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・ウノーさん一言コメント「20代でなくても、出逢っておくべき言葉があります。整理されたカテゴリから、自分にあったものを選びましょう」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):人生は言葉で決まる、というのは、ウチの主張に近い。 ウノーさん(以下ウ):ウチは「人生はコトダマで決まる」なので、ちょっと違います。 サ:参考となる表現やわかりやすい格言は、本当に勉強になる。 ウ:広告のコピーにも近い感覚で、短文に込められた意味を考えさせられます。 サ:世代本でなくてもいいのに、と思うが。 ウ:それは出版マーケティングとして、ターゲットを絞ったほうが手に取りやすいのだと思います。 サ:まあ、格言集は毎月のように出版されているし、埋もれてしまわないように「20代」に特化しているのは理解できる。 ウ:こちらの先生は『20代で伸びる人、沈む人』でヒットされていますから、そのシリーズという捉え方もできますね。 サ:読みやすさや整理は、さすがだと思う。 ウ:解説もくどくなく、かといって足りないこともなく、ほど良い感じで読みやすいです。 サ:「だから好き」では「愛ではない」「なのに好き」なら「愛」というのは、確かに20代向けの言葉かもしれない。 ウ:そうでもないと思いますよ。その感覚は、いくつになっても「身に着けておくべき教養」だと思います。 サ:ちなみに逆バージョンの『人生を最高に楽しむために20代で使ってはいけない100の言葉』も出版されている。 ウ:そちらは、あんまりオススメではありません。脳は「禁止」と「否定」を理解できない場合があるので。 サ:それはウチの主張だが、やっぱり接する言葉はできるだけ「良い」ほうがいい。 ウ:「コトダマ」としては、そうなります。 【了】
2018年08月29日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その542・534冊目】 ・紹介する本下町ロケット (小学館文庫) [ 池井戸 潤 ] ・サノーさん一言コメント「今や大ベストセラー作家となった著者の直木賞受賞作品。意地と夢が交錯するなかで、リアリティーが光る一作」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・ウノーさん一言コメント「大人は働きます。そして失敗と成功を繰り返しながら、仕事をやり遂げるのです。夢が希望へと変わるプロセスを学びます」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):だいぶ流行からは遅れたが、池井戸作品を読ませていただいている。 ウノーさん(以下ウ):さすがの面白さ、というか、完成度の高さに唸っています。 サ:正直、読む前は「日本社会的ファンタジー」で「大人の寓話」の印象があったが、それではこれほどの「大人気」になるわけなかったな。 ウ:しっかりした「取材」と「考証」を元に、「現実感」を育てています。 サ:「サラリーマン像」「おじさん像」が、ここまでリアルに描け、共感を得られるのは、著者の経験もあると思うが、やっぱり「才能」としか言えない。 ウ:似たような作品は「ジャンル」として確立するほどたくさんありますが、突出しているのは「違いを生む違い」があるからです。 サ:「生々しい、やりとり」や「夢と現実との葛藤」は、他の著者と比較して圧倒している「差」だと確認できる。 ウ:題材の良さも、本当に素晴らしいです。 サ:この作品では「宇宙開発」と「下町の零細工場(こうば)」という、普通は結び付かない素材が、見事に調理され、読み手に感情移入させる。 ウ:どの中小企業の社長さんも「特許を20億円で売ってほしい」と言われてみたいですし、それを断って「宇宙開発の一員として参加する」と言ってみたいものです。 サ:もちろん、支持しているのは社長だけではない。日本で働く多くの人は、矛盾を抱え、葛藤する主人公の姿に、自分の仕事、自分の生き方を重ね、前に進む勇気をもらっている。 ウ:今まで、池井戸作品を原作として大ヒットした「映画」や「ドラマ」は全くみてないのですが、ちょっと観てみたくなりました。 サ:まあ、その前に原作を全部読んでからだ。 ウ:そうですね。原作だけの魅力がありますから 【了】
2018年08月28日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その541・533冊目】 ・紹介する本スタバではグランデを買え! 価格と生活の経済学 [ 吉本佳生 ] ・サノーさん一言コメント「単なるコスト論にならない、小技の効いた経済学入門。消費者と生産者の視点を切り替えながら、日常生活に即した知識を知る」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・ウノーさん一言コメント「身近で具体的な例が、わかりやすく、経済とはなにかを教えてくれます。売る人も買う人もお得な世界を目指しましょう」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):ウチはあんまりコーヒーを飲まないので、「スタバ」に行く機会は少なかった。実家が喫茶店だったから、店で飲むコーヒーに飽きたという理由もある。 ウノーさん(以下ウ):ところが、最近になってコーヒー以外のメニューが気に入って、よく行くようになりました。 サ:本当に今更だが、都内だと要所要所には必ずあり、つい目に入ると寄ってしまう。 ウ:そして、どこも混雑してます。 サ:本のタイトルである「グランデ」は「カップが大きいサイズ」のことだ。 ウ:夏は「グランデ」でもいいんですが、冬はそんなに水分を取らないので「小さい」を選んでます。 サ:倍の容量で、差額はわずか。気づいていたが、その「理由」については考えたことがなかった。 ウ:もちろん、買う側の「お得感」はありますが、じつは売る側にとっても「お得」なんですね。 サ:「コスト」について、総合的、俯瞰的に考えると見えてくる「回答」だ。 ウ:スタッフの「手間」「稼働時間」「提供時間」「原材料費」、そして「集客」という、まだ発生していない「コスト」まで計算された結果、お客様もお店も嬉しいのが「グランデの価格設定」なわけです。 サ:コストの話しも面白かったが「価格差別」の話しも面白い。 ウ:日本の高所得者の「不利益」についてです。 サ:確かに、世の中へ貢献し、仕事の報酬として「高所得」になった人に対して、日本は「不平等」だと言える。 ウ:提案として「地位だけで高所得を稼ぐ人」を対象として「価格是正」すべき、という提案は納得しました。 サ:これからはもっと「国としての視点、世界からの視点」という感覚を養う必要がある。 ウ:つい、目先のことばかり考えてしまいますが、たまにスタバで一休みしながら、大きな視点で考えてみましょう。 【了】
2018年08月27日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その540・532冊目】 ・紹介する本秘密 (文春文庫) [ 東野圭吾 ] ・サノーさん一言コメント「誰にでも秘密がある。ファンタジーとして扱えない深度で、人間とは、家族とは、夫婦とはなにかという問いに迫る」【サノーさんおすすめ度★★★★★】 ・ウノーさん一言コメント「心と身体で、人は人として成り立ちます。それが矛盾したとき、愛というテーマが見えてきます」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):まず、この本が出てから、すでに17年も経っていることに衝撃を受けた。 ウノーさん(以下ウ):大人のファンタジーだと思って気楽に読み進めたら「あらら、複雑な話だったのね」とびっくりしたた記憶が鮮明で、そんなに時間が経っていたとは、驚きでした。 サ:当然、当時と今とでは、読後感は異なる。 ウ:昔は、いまほど様々なジャンルの本なんて読んだなかったですから、脳科学や心理学の話もほとんど理解できていませんでした。 サ:いまも、理解できているとはいいがたいが、少なくとも昔の自分よりも、今の自分のほうが「切なさ」と「悲しさ」と「新たな希望」について、理解することが出来た。 ウ:「娘の身体に妻の魂が入る」この設定で、破綻しないリアリティーと「愛」というテーマにまで結びつかせる著者の「筆力」にも感嘆です。 サ:設定は「アイデア」で、それを物語として成立させるのは「実業」だ。 ウ:どんな優れたアイデアも、それが成立するためには「それを支える根拠」が必要なんですね。 サ:「人が人を好きになる。それは心か身体か」という疑問に対し「人は意識が好きなのか、肉体が好きなのか」という置換で、読み手に考えさせる。 ウ:これは、古代ギリシアの哲学者たちが、夜な夜な議論していたテーマです。 サ:「入れ替わり」を受け入れたあとの「夫婦」のコミュニケーションは、この「問い」を模索することになる。 ウ:そして「死」という概念をどうとらえるのか、というテーマに至ります。 サ:死んだのは誰で、生きているのは誰か。それをフィクションという手法で解き明かす、「傑作ミステリー」だといえる。 【了】
2018年08月26日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その539・531冊目】 ・紹介する本きみはなぜ働くか。 渡邉美樹が贈る88の言葉 [ 渡辺美樹 ] ・サノーさん一言コメント「賛否を集める経営者が贈る、88の質問。その問は鋭く、前に進むためのヒントとなる」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・ウノーさん一言コメント「読みやすく、わかりやすく、実践しがたく。よい言葉の数々が、前に進む勇気とは、なります」【ウノーさんおすすめ度★★★☆☆】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):この人ほど、人によって評価が違う「成功した現役の経営者」も珍しいだろう。 ウノーさん(以下ウ):この本が書かれた12年前は「カリスマ新進経営者」でしたけどね。 サ:主軸である居酒屋チェーンが「ブラック」との判定が下されてから、多くの人は「その目線」からしか、見なくなっている。また、それを肯定する発言が、さらに「人物像」を固定化させた。 ウ:もちろん、全ての人ではないですし、いまでも偉大な経営者として、また「政治家」としてご活躍です。 サ:だが、この本に書かれている内容と、現在とでは、いささか「差異」が生じているように思える。 ウ:この本では「夢指数」という言葉を用いて「知識を力にする指数」「心の広さを大切にする指数」「正しく自覚する指数」の3つの具体的観点から、成功者に共通していることを解説されています。 サ:この「指数」の考え方を実践されていれば、様々な物議を巻き起こす「発言」や「指示」は発生しないのではないか、という疑問も出る。 ウ:現在の姿勢と共通しているところも、多くあります。 サ:「夢のない大人になるな。世界観のない大人になるな」とメッセージは、多岐にわたる活動を続けている「根拠」でもある。 ウ:その軸は確認できつつ、やっぱり「変わった」のだと、現在の発信された情報から、感じてしまいます。 サ:本は発刊された瞬間から古くなる。当然、この本を書いた「当時」と「現在」では、意識も含め変化しているし、それは特別にことではない。むしろ、成長による、新しい見解なのかもしれない。 ウ:でも、この本に書かれたメッセージを「忘れて」いなければ、現在のような状況ではなかったようにも読み取れます。 サ:そこが、いま、この本を読む価値があるということだ。この本に書かれている「箴言」が、どのように育ち、変質したのかを確認できることは、文字から受け取る以上の情報を与えてくれる。 ウ:「人はなぜ、わかっているのに自覚を失ってしまうのか?」その要素と会社、経営、政治をからめて考えると、この本の価値が倍増します。 サ:そして「幸福とはなにか」「成功とはどういう状態なのか」という、ウチの「命題」を解くヒントになる。 【了】
2018年08月25日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その538・530冊目】 ・紹介する本10年先を読む長期投資【電子書籍】[ 澤上篤人 ] ・サノーさん一言コメント「10年前に書かれた10年先を読む投資の話。現在という結果から、その内容を検討する」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・ウノーさん一言コメント「投資を身近に感じ、少しずつ始めるための方法と仕組みへの理解となります。堅実かつ現実的な手段を学びます」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):「投資」については、正解というものは存在せず、ただ「結果」だけが、その選択肢の整合性を証明する。 ウノーさん(以下ウ):だからこそ「感情」が大切です。自分の感情を理解し、上手に扱える人が「総合的」に「プラス」となります。 サ:その点において、この著書が展開する「さわかみ投信」は「よい回答」だと判断できる。 ウ:この本は10年前にファンドの指針を著したものですが、現在もファンドのスタイルは変わることなく、また「長期投資」においての実績があります。 サ:「ごきげん投資」という「感情」の作用を理解したうえでの表現も的確だと思う。 ウ:「すぐに、ガツンと儲かる」というのは求心力が凄いですが、単にそのときの「感情」に踊らされているだけです。 サ:その感情を切り離したうえで「短期」ではなく「長期」、「急成長」ではなく「安定運営」という「原理原則」から、ファンドの在り方、投資の在り方を提唱している。 ウ:「投資」は「社会貢献」であるという感覚も、重要な点です。 サ:株価チャートではなく、その投資先がどういう会社で、どういう仕事をして、世の中にとって、どう有益なのかを考える。その上で、全体の利益を目指す会社を応援するという図式は、本来の「資本主義」が目指した「あるべき姿」に近い。 ウ:そして「ほったらかし」という「行動」です。株価は、様々な要因で上下するわけで、それを追いかけていては「迷うばかり」です。 サ:だから「長期」なわけだ。長い期間を前提として、「短期」で下がっても上がっても反応せず、本当に適正な収益が得られるタイミングで取引を行う。 ウ:でも、これが、難易度が高い。なぜかというと「感情」が入るからです。 サ:「もっと儲けたい」「損したくない」「安心したい」それらの感情が、判断を鈍らせ、タイミングを見失ってしまう。 ウ:そこで「ファンド」という手段なんですね。自分の感情ではなく、「プロ」に任せてしまうという選択肢です。 サ:その「プロ」を選ぶためにも、読んでおくべき一冊だと思う。 【了】
2018年08月24日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その537・529冊目】 ・紹介する本天才数学者はこう賭ける 誰も語らなかった株とギャンブルの話 [ ウィリアム・パウンドストーン ] ・サノーさん一言コメント「勝ち続ける方程式は存在するのか?天才たちが挑んだスリリングな検証が、神の見えざる手の実態に迫る」【サノーさんおすすめ度★★★★★】 ・ウノーさん一言コメント「必勝法は、無数に存在します。でも、絶対的な方法が発見されたなら、それはそのゲームが終わることを意味しています」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):舞台はアメリカ大手の電話会社AT&T、物語はマサチューセッツ工科大学の天才教授であるクロード・シャノンのもとに、数学教師だったエドワード・ソープが訪れたところから動き出す。 ウノーさん(以下ウ):訪問の目的は「ブラックジャック必勝法」です。 サ:普通、バカバカしいと思う「研究テーマ」も、天才には興味あるテーマとなる。 ウ:でも、天才と言えどなかなかの「難易度」だったみたいで、研究は「シャノンの次に天才」だと言われたジョン・L・ケリーが受け継いで研究を進めたんですね。 サ:そして「ケリーの公式」という「論文」が出来上がった。 ウ:これは「オッズと掛け金の公式」を導きだし、後にソープが書いた『ディーラーをやっつけろ!』という「ブラックジャック必勝本」の元ネタとなるわけです。 サ:この本は売れた。「全て勝つ」のではなく「全体として勝つ」という結果を得られ「確立が高まる」という実績を出したからだ。 ウ:これにとどまらず「さらなる大儲け」を目指したのが「株取引のゲーム」でした。 サ:天才教授・シャノンは、28年間のポートフォリオ収益で平均年28%を現実化した。 ウ:ここで論争が巻き起こります。果たして「投資に方程式はあるのか」というテーマです。 サ:それに対する「天才たち」の執念、探求心の凄さに圧倒される。 ウ:理論展開については「これを理解できる人がどのくらいいるのかしら?」という難しさです。 サ:後半の焦点は「再現性」となる。「公式」が果たして「全てのケースで通用するのか」を証明できるか否かが「必勝法」が存在するか否かの検討と直結する。 ウ:もちろん「必勝法」ではなく「攻略法」としては成立しているのですが、それを譲らないのが「研究者」という「人種」のようです。 サ:ノウハウを得るというよりは、冒険小説を読む感覚のほうが近い。 ウ:頭の良い人の発想に驚くのは、楽しい体験だと思います。 【了】
2018年08月23日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その536・528冊目】 ・紹介する本おひとりさまの老後【電子書籍】[ 上野千鶴子 ] ・サノーさん一言コメント「人は、一人で生まれ、一人で死んでいく。的確な指摘から結婚という幻想を暴く」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・ウノーさん一言コメント「シングルを選択することに、遠慮はいりません。メリットとデメリットを確認して、自分の好みをはっきりさせましょう」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):商売柄、今まで20年以上、カウンセリングをしてきたが、今年に入ってからは新規事業もあって600人ほどの「お悩み」を聞いてきた。 ウノーさん(以下ウ):数としては多くないですが、セグメントした分だけ「濃い」相談内容が多いです。 サ:そのなかでも「パートナー」についてのテーマは、30%程度を占める。 ウ:いまの「社会制度」では、重要な選択肢であり、分岐点ですから。 サ:そんなとき、ヒントとなる本として、こちらの内容を話したことがある。 ウ:カウンセリングはコンサルティングではないので「指導」ではなく「例示」としての紹介ですね。 サ:読み方によっては「危険」だが、事実を知るという点では、とても整理され、読みやすい本だと思う。 ウ:平均寿命が男女で違いますから、女性は「長く生き残る」人が多くなり、65歳以上だと配偶者がいない「おひとりさま」は過半数を超えます。 サ:結婚や伴侶をもたない「ずっとシングル」も、離別による「シングルアゲイン」も、結果は同じという主張だ。 ウ:この本から「おひとりさま」という流行語が、生まれたわけです。 サ:せっかくの人生を「他人というコントロールできない要素」で、ムダにしてしまうことを「選択しない」という「生き方」だ。 ウ:そこだけ抽出すると、ずいぶん「ドライ」な感じになってしまいますが、決して「合理的」すぎるわけでなく「人間の矛盾」や「不思議なこころの働き」をふまえた上で、割り切って「生きる」という選択肢があることを、教えてくれています。 サ:最近、婚姻や出産について「生産性」という言葉を間違って使用して、話題になった人がいたらしいが、そういう人こそ、この本のメッセージを確認するべきだと思う。 ウ:基本的に、人それぞれの「好み」です。それは「人権」によって決められた人が集団で生きるために確保した「権利」で保証されています。 サ:もちろん、その要素だけで決定するわけではないが、実体のない「常識」や、自分の幸福につながらない「観念」などに、踊らされる必要はないということだ。 ウ:既婚男性が読んでも、良い学びが得られる一冊でした。 サ:むしろ、一番読むべき対象かもしれない。パートナーが一緒にいてくれるのは、「奇跡に近い」ことだと、認識する必要がある。 【了】
2018年08月22日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その535・527冊目】 ・紹介する本【中古】大前流心理経済学 貯めるな使え! /講談社/大前研一 (単行本) ・サノーさん一言コメント「10年前の提言が、いま、どうなっているのか。変化したものと変化しないものを検証しながら、資産とはなにかを考える」【サノーさんおすすめ度★★★★★】 ・ウノーさん一言コメント「不安との付き合い方を変えれば、日本経済は変わります。現在ではないことに集中せず、いま、なにをすべきかを考えましょう」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):ここでも何度か紹介したが、大前先生の本は「小気味よく、読みやすく、ためになる」ものが多い。 ウノーさん(以下ウ):この本も「スパッ」と日本経済の不思議を解説してくれています。 サ:書かれたのが10年前だから、現在との比較が有効なタイプだ。 ウ:当時ここまで的確に「予測」していたことに、唸りました。サ:もちろん、全問正解ではないし、予測よりも「良い」状態である箇所もある。 ウ:でも、大筋で「提言通りには推移してない」という印象でした。 サ:当時の統計では、日本の個人資産は1555兆円に達しており、預金は約500兆円だった。 ウ:10年後の2017年は1831兆円で、預金は944兆円です。 サ:提言は実行されず「状況」は10年前と変わらない。 ウ:提言は「政府は資産運用のプロとなり、国民の不安を解消して、貯金を使わせろ」でした。 サ:本の表紙にも、大きく「貯めるな使え!」書いてある。 ウ:変わらない、変れない理由は明確で、この本でも「スパッ」と指摘されています。 サ:変われない理由は、日本人の「心理」と「ライフスタイル」、とりわけ「老後の不安」という根拠のない亡霊だ。 ウ:誰でも、お金があったほうが安心ですし、老後に仕事をせずに暮らしたいなら「出来るだけ安全に、手間なく、手元に置いておきたい」というのは、当然の「感覚」です。 サ:だが、実際に「絶対安心できる金額」を確保するのは「難易度が高い」としか言えない。 ウ:そもそも、絶対安心できる金額が「いくらなのか」も、判定できません。 サ:100万ある人は1000万、1000万ある人は3000万、3000万ある人は6000万というぐあいに、不安に比例して「預金額」が上がっていく。 ウ:その結果「死ぬ前に平均3500万円の資産を抱えたまま、あの世へと旅立っていく」ことになるのです。 サ:その対策の一つが「資産運用の国技化」だ。 ウ:世界における資産運用国家として、元気のある国へ投資して、その利益で「不安」を解消しようという提案です。 サ:これが実現できない理由は、極めて簡単だ。 ウ:人の心は、経済より合理的ではなく、数字では理解できないから、です。 サ:だからこそ、政府があり、税金の使い道を考える機関が存在するんだが、その前に「選挙」という強力な「変化防止装置」が存在する。 ウ:この辺りは、現在表面化している「様々な矛盾」の原因かもしれません。 【了】
2018年08月21日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その534・526冊目】 ・紹介する本破戒改版 (新潮文庫) [ 島崎藤村 ] ・サノーさん一言コメント「根拠なき差別による苦悩と葛藤を知る。人間が成長していく過程を、矛盾する視点から眺める」【サノーさんおすすめ度★★★★★】 ・ウノーさん一言コメント「ほんの少し前まで、日本にあった差別を、生々しい感覚をもって、知り、感じることが出来ます」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):ウチは長野県出身だから、島崎藤村については「身近な文豪」というイメージがあった。 ウノーさん(以下ウ):学校の授業でも、よく取り上げられたことを覚えています。サ:だが、いまにして思えば「遠慮がち」な紹介だったように思う。 ウ:この『破戒』については、そうかもしれません。主人公は「教師」であり、舞台となるのは「学校」です。 サ:そして「ナイーブ」なテーマだから、なかなかに扱いづらいといのは、大人となったいまは、理解できる。 ウ:いまでこそ「横行」していませんが、ここで登場する「差別」は、ほんの少し前まで、確実に、日本に存在していました。 サ:いまでも「あからさま」でないだけで、完全に消失したようではないがな。 ウ:でも、少なくとも「社会」において、「通念」として否定されています。 サ:だから、この小説に書かれた「当たり前のように迫害を受ける」という感覚に驚く。 ウ:主人公の父の「戒め」である「身元を隠せ」という指示は、その背景に基づいた「戦略」だったわけです。 サ:その「戒め」と、教職員としての「理念」、友人や恋人の「状況」が、主人公の深き悩みとなる。 ウ:「人として、生きる」こと「幸福に生きること」こと「指導者として使命をおうこと」それらが葛藤の原因となり「破戒」へと進んでいくわけです。 サ:ただ、この物語を「差別」への批判や社会の矛盾に対する「告白」としてしか捉えないのは、もったいない。 ウ:主人公も友人も先輩も恋人も、全て「人間」であり、それが「通念」という「矛盾」に立ち向かう姿が尊いのは、「差別」に対してだけではないと思います。 【了】
2018年08月20日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その533・525冊目】・紹介する本「日本でいちばん大切にしたい会社」がわか (朝日新書) [ 坂本光司、坂本光司研究室 ]・サノーさん一言コメント「6000社を超える訪問調査から浮かび上がる、会社という集団のあるべき姿。大儀ではない名分を知ることにより、幸福のかたちを知る」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「会社は、誰の、なんのために存在するのでしょう?現実に存在する実例から、その問いに迫ります」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):一読すると「勧善懲悪ファンタジー」だと誤解されそうな内容だ。ウノーさん(以下ウ):それだけ、多くの会社は「迷っている」ということでしょうか。サ:実在する会社を調査し、そこから「人々の幸福に貢献する会社とはなにか?」を追求しているが、選別された実例が、にわかに「現実」だと信じられない経営者も多いだろう。ウ:ある意味、会社は「必要悪」の役割も担っていて「きれいごと」だけでは生きてはいけないと信じている人は多いです。サ:ここで掲げられている「会社経営における5人に対する使命と責任」は、誰しもが目指したいが、「幻想」に近い感覚を持つ。ウ:5人とは、社員、外注・下請け企業の社員、顧客、地域社会に住む人、株主です。サ:責任とは「幸せにする」というコミットを実現することだ。ウ:「会社は株主のもの」という概念は「勘違い」だと定義しています。サ:この「感覚」に現実感をもたせているのが、選出された会社の「実例」だ。ウ:業種は様々です。チョークのメーカーや食品加工、義肢装具のメーカー、お菓子屋さん、果物屋さんなどですが、それぞれが「ホントに?」と感じてしまうほど「うまくいって」います。サ:もちろん、紆余曲折はあったと思うが「幻想」ではなく「現実解」として、理想を追求し続けた結果だと思う。ウ:と、いうか実は「きれいごと」だとあきらめることのほうが「ナンセンス」だと思えてしまいます。サ:そこはやはり、創業者の「信念」なんだと思う。数々の試練のなかで、いかに「自分を見失わずに」「誰に何と言われようと」、信念を追求し続けた結果が、「大切にしたい会社」として存在するに至った道のりだと、理解した。ウ:これは、勇気がもらえる事例集です。「5人の幸福」を追い求めれば、大切にされる会社が実現するという現実が、次の一歩につながります。サ:「きれいごと」で大いに結構。ウ:信じて、やるだけ、です。【了】
2018年08月19日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その532・524冊目】・紹介する本完全網羅 起業成功マニュアル / ガイ・カワサキ 【本】・サノーさん一言コメント「軽妙でユーモアに溢れた表現で伝える、起業ノウハウ。行動よりも前に、自分の信念を確認することが必須であることを学ぶ」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「ちょっと皮肉も入っていますが、起業を目指す人への、凄い先輩からの素敵なアドバイスです」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):本当に「よくみかける」イメージのタイトルだが、著者は「尖がっていて」実績ある人物だ。ウノーさん(以下ウ):黎明期のアップルのエバンジェリストで、その後独立、IT系のスタートアップ支援機関、投資家として成功をおさめられた方です。サ:だから、実務者としての目線と投資家としての目線、その両方から「起業家」の選定を行えるわけだ。ウ:どちらも、なかなかに「キビシイ」基準です。サ:それはそうだろう。その基準がブレたり、曖昧だったりしたら、困るのは投資家でけでなく、起業家本人も含まれるから、これくらいのメッセージで挫けるようなら、起業を止めるほうが「賢明」だ。ウ:でも、それがイヤな感じがしないのは、やっぱり「面白い人」だからですよね。サ:例えば「雇用の過ちを避ける」方法として「就職希望者がつくウソ・トップ10」が紹介されているが、的確で面白く、ニヤニヤ読み、同意できた。ウ:同意というか、多くのウソが見抜かれていて、ちょっとコワくなりました。サ:面接のとき、ウソをつかないのは、自分にとって極めて重要な「条件」であることに気が付くだろう。ウ:そして面接する側も、それを見抜いた上で「冷静な判定」を下す必要があります。サ:スタートアップ時の「人事」は、会社の存亡に直結する。ウ:こういう「先輩たちの知恵」を入れて、準備をする必要があります。サ:だが、この本にもある通り、それよりも先に行う必要がある「行為」がある。ウ:「本当に、自分が、そうしたいか?」という自分への質問です。自分の願望に即さない仕事をするなら、絶対にサラリーマンのほうがオススメです。サ:そもそも「信念」がなければ、この「試練」には耐えられない。ウ:その事実は、把握しておく必要があると、身をもってお伝えいたします。【了】
2018年08月18日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その531・523冊目】・紹介する本お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書) [ 勝間和代 ]・サノーさん一言コメント「ますは基本を学び、実践すること。致命傷とならない投資から始めることにより、知識ではなく経験を得る」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「学校では教えてくれない、お金と投資の基本です。選択することによって増えるお金があることを、実体験から学びます」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):あいかわわらず「お騒がせ」の勝間女史だが、その背景には絶大なる「学び」と「実践」がある。ウノーさん(以下ウ):それに加えてアウトプットをずっと続けているから、第一線で仕事を続けられるのですね。サ:この本でも「資本主義とは賢くない人から、賢い人へとお金が流れる仕組みのこと」だという主張は健在だ。ウ:まあ、ある側面からみれば「事実」です。サ:ただ「賢い」の定義が曖昧だと、誤解を受ける内容だろう。ウ:そこは本を読まないと、理解できないですね。サ:お金における「賢さ」は知識だけではなく「現実を見る目」と「行動する意思」もセットになっている。ウ:投資に限らず「行動」しないと、なにも変わりません。サ:変わらないだけならいいが「衰退」してしまうことが問題なんだ。ウ:「銀行に預けるのが、もっとも安全だ」と信じ切っている人は、この「衰退」のサイクルにいることに気が付きません。サ:そこで「現実的」で「初心者にオススメ」なのが「ノーロード」と「インデックス投資」の二つのキーワードがある「投資信託」わけだ。ウ:もちろん、その商品ごとに条件は異なるのですが、選択する際になんの基準ももたないよりは、はるかに有利です。サ:ステップ別の「攻略法」も掲載されているが、前提としては「お試しで始めてから」も「ながら勉強」が必要となる。ウ:これ、ポイントです。想像やシュミレーションでは「学び」が弱いんです。サ:投資に限ったことではないが、とにかく始めてみて、感覚を養いながら、経験を積む。これが「近道」だし「必勝法」だと思う。ウ:とはいえ、これがなかなかタイヘンです。サ:でも、始めていれば、投げ出さない。ウ:投げ出せない、が正しい表現です。【了】
2018年08月17日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その530・522冊目】・紹介する本ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか [ エイドリアン・J.スライウォツキー ]・サノーさん一言コメント「利益とはなにか。どこから来て、どこへ行くのか。個人レッスンから見えてくるビジネスという砂の城」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「利益がなければ、その仕事は存在意義がありません。それはお金の話ではなく、原理原則の話でした」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):とっくに紹介した本だと思っていたが、半年に一度の本だな整理で紹介していないことが判明した。ウノーさん(以下ウ):読んだときの衝撃は凄かったのですが、昔の本なので忘れてました。サ:この本も「物語」式のビジネス本だ。ウ:主人公は「大企業デルモア」の経営企画で働く「スティーブ」です。サ:そして師匠は「ビジネスにおける利益とはなにかを理解し、それが生まれる仕組みを理解した男」謎多き「デビッド・チャオ」だ。ウ:鉄板の「テンプレート」ですが、この「背景」や「ストーリーとしての面白さ」が、難解な説明を読み進めるためのモチベーションにもなります。サ:やっぱり学術書や理論だけが書かれた本は、学校で「トラウマ」になっているから、ベストセラーになるための「雛形」として有効なんだな。ウ:もちろん、内容も「濃い」です。事例と根拠を示しながら「23の利益モデル」について学び、それを実践するための道筋が解説されています。サ:「顧客ソリューション」から始まる「利益を巡る冒険」は、事例とデータの根拠を示しながら、その有効性が語られている。ウ:それぞれの解説も素晴らしいんですが「なぜ、利益が重要なのか」という意義を再確認できたことは、大きかったです。サ:もちろん、「利益」がなければ「ビジネス」でないことは誰でもわかるが、それが、なぜ、どのようにして「そうなっているのか」を理解できる機会は少ない。ウ:「利益」があるからこそ経済は回ります。そしてそれは「社会全体の利益」でもあるわけです。サ:その理解がなければ、仕事の「意義」と「意味」に迷うことになる。ウ:ちょうど迷っていたときだったので、再読は良いタイミングでした。【了】
2018年08月16日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その529・521冊目】・紹介する本世界一やさしい問題解決の授業 [ 渡辺健介 ]・サノーさん一言コメント「一流のコンサルティング技法を、ゆるい設定で学ぶ。自分で考えるという行為を再認識するための一冊」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「かわいい子供たちが、ビジネスでも通用するソリューションを展開します。大人が学ぶための本です」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):著者はイェール大学を出て、マッキンゼー・トウキョウに入り、ハーバード・ビジネススクールも卒業し、マッキンゼー・ニューヨークで勤めた後、独立した人物だ。ウノーさん(以下ウ):絵にかいたような「コンサル・エリート」です。サ:この経歴だけで、お願いしたくなる経営者は、確実にいる。ウ:それだけの「わかりやすさ」と「求心力」が、この経歴にはあります。サ:つまり、著者は仕事をするうえで「もっとも有利」となる経歴と肩書を、はっきりと認識したうえで、しっかりと「デザイン」している。ウ:しかもそれは、子供の頃から、と言えます。でなければ、この経歴は積み上がりません。サ:そんな「エリートコンサルタント」が「世界一やさしい」とタイトルにつけたソリューション本は、中途半端な「ファンタジー」だった。ウ:まあ、ここまでの方だと「実際の中学生」への理解は難しいのは、わかります。サ:登場する子供たちが、「すでに下地ができているエリート予備軍」なので、これを普通の子供が読んだら「いや、こんな凄い友達いたら、助けてほしいわ」と思うだけだろう。ウ:でも、大人が読めば「これが、世界的コンサルティングファームの手法なのか」と感心してしまいます。サ:1限目の「問題解決キッズ」は「リーダー」のことであり、2限目の「キノコLovers」は「ソリューション」で、3限目の「タローくんのパソコン」は「演繹と帰納」の手法紹介だ。ウ:テーマや登場する「アイテム」はかわいいですが、内容は「マッキンゼー式ソリューション」で、その「ギャップ」が楽しいです。サ:「ロジックツリー」や「MESE」などのフレームや手法も「ビジネス上の課題」では「難解」だが「子供の悩み」だと、すんなり読める。ウ:「お金」についての捉え方も、勉強になります。サ:これも「いまどきの子供の現状」から考えてしまうと「幻想」だが、あくまでもファンタジーとして「自分の子供心」とあわせて読むのがいい。ウ:それでも「出木杉くん」のイメージになっちゃいますけどね。【了】
2018年08月15日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その528・520冊目】・紹介する本インテル戦略転換 /アンドリュー・S. グローブ /〈単行本〉【中古】afb・サノーさん一言コメント「世界的な大企業も、変化し続ける世界に翻弄される。戦略転換点の実例を学び、そこから知恵を得る」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「人の心が変わるから、世の中は変わるのでしょうか。ビジネスにおける勝者と敗者をわける理由を知ります」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):世界中に製品が行き渡り、世界中に関連会社が存在し、国家予算にも匹敵するほどの売上を維持する。これが現代の「企業における地球規模の成功」だと判定する要因となる。ウノーさん(以下ウ):もちろん、全ての会社が目指す「条件」ではありませんが「大企業」を目指すなら、それは「判定基準」ではなく「維持するための条件」となっています。サ:もはや「日本」という縮小する市場では「維持することすらできない」という時代なわけだ。ウ:そして、その条件をクリアした「大企業」も、それだけでは「維持」できない世界となっているわけです。サ:「インテル」は、日本でも「知らない人はいない」企業だ。ウ:ほとんどのパソコンに「Intel inside」のシールが貼ってありますから。サ:そこまで成長しても「変化」という「法則」の前に、滅びの危機に直面するわけだ。ウ:この本では「メモリ市場」で支配者となったインテルが、どう衰退し、危機を迎え、それを乗り越えて「マイクロプロセッサー」というジャンルで再び君臨することができたのかが、克明に書かれています。サ:キーワードは「SIP」、「戦略転換点」だ。ウ:製品のクオリティー、顧客満足、ブランディング、物流、それらは高い水準で維持できているのに、なぜか「衰退」していく企業が、その「根本」に気づき、「転換」する決断を行う必要性を説いています。サ:どれだけ頭のいい人たちが集まって、最高のテクノロジーを開発しても、この「転換点」は発生する。ウ:その事実は、歴史として確認できる「国の栄枯盛衰」や「文化、文明の栄枯盛衰」と同じ感覚を引き起こします。サ:この本を読んで考えたのは「なぜ、この世界は、あらゆることで変化を求めているのだろう?」という疑問だ。ウ:不思議です。「変化がない」ほうが、合理的で効率的なこともあるのに、全てにおいて「変化」が発生し、それに対応する「必然性」が生まれます。サ:その辺りは「存在」という言葉を考えるときの、大きなヒントとなる。ウ:そうなると、それは「ビジネス書」のジャンルではなく「哲学」になりますね。サ:本質においては、どちらも同じ、ということなのかもしれない。【了】
2018年08月14日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その527・519冊目】・紹介する本改訂4版 めちゃくちゃわかるよ!経済学 [ 坪井賢一 ]・サノーさん一言コメント「理解しているようでしていない経済の仕組みと用語、基礎を学び、応用に臨む」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「ニュースでさりげなく使われている用語も、意味を取り違えていました。基本を知り、経済を味方につけましょう」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):「景気」という言葉も、人それぞれに解釈が異なる。ウノーさん(以下ウ):儲かっている状況を連想する人、会社の倒産数を連想する人、デパートの込み具合を連想する人、それぞれに異なります。サ:「経済学」においては「GDPが増えているか減っているかを示す意味」以外はない、というのは、把握しておくべき「定義」だ。ウ:政府や省庁から発信される「景気」という言葉は、私たちとは「違う」意味であることを知らなければ、それを受け止め、それを解釈することは不可能です。サ:そのだ表格である「GDP」についても、正確に「意味」を把握していない。ウ:「試験で出る単語」ですので、教科書に載っていた意味は知っていると思いますが。サ:この本での解説は「民間消費+民間投資+政府支出+(輸出-輸入)」という方程式だが、重要なのは、この「意味が自分とどう関わりがあるか」を知ることだ。ウ:普通、こういった「用語」が直接的に自分に関わることはないという認識です。サ:だが、実際には誰もが「社会を構成する要員」であり、経済と関わらずに生きていくことは、ほぼ不可能な「現実」がある。ウ:だから、できるだけ広く、高い位置から「眺める」ことと、ごく微細で身近な状況を把握し検討することの「両方」が必要となります。サ:マクロとミクロの視点だ。広く高い位置か考えるのは「メタ認識」とも捉えられる。ウ:そのために必要なのは、この本に書かれている「基礎」であり「基本」の知識です。せっかく、状況を把握できる「情報」を得たとしても、その「意味」を勘違いしていたのでは、それを活用することができません。サ:活用できないだけならいいが、間違った解釈は間違った方向性をもたらす。ウ:特に「お金」です。「世界経済」も「日本経済」も「会社の帳簿」も「家計簿」も、全てつながっているのですから、基本を正しく合わせることが、自分の「経済」を整えることになります。サ:未来の地図を読むには、正しいコンパスの読み方を知らなければならないわけだ。【了】
2018年08月13日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その526・518冊目】・紹介する本LOVE理論新装版 The Ultimate Manual on Ho [ 水野敬也 ]・サノーさん一言コメント「マニュアルやノウハウではなく、行動するための根拠を伝えようとした一冊。コンセプトは明確で、それを笑える人は楽しめる」【サノーさんおすすめ度★★★☆☆】・ウノーさん一言コメント「愚直に、モテるためにはどうしたらいいのかを追求します。でも、その正解は人それぞれであることを、確認することになります」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):『夢をかなえるゾウ』のヒットのあと発刊された。ウノーさん(以下ウ):当時のベストセラーの勢いが、そのまま感じられる一冊です。サ:でも、再読してみたら、記憶していた内容より、「しっかりした」印象だった。ウ:当時は、表面しか読んでなかったことが確認できました。サ:内容は「恋愛指南」というより、「モテる」ための心構えと行動への「誘導」だ。ウ:なぜ「モテない」のかというと「モテたい」と思ってないからなんですね。サ:「動機づけ」から始まる「恋愛ノウハウ本」は、珍しいかもしれない。ウ:具体的な内容は、恋愛マニュアル本を200冊読んだ著者の「体験談」と「想像」と「感想集」です。サ:女性が読んだら「失礼ね!」と怒るような表現もあるが。ウ:そこは上手にフォローし「モテる」ように編集されていると感じました。サ:モテるためには「内面の優しさ」なんて必要なく、「酒」と「タイミング」と「決めセリフ」でオッケーというのは「浅い」気もする。ウ:いえいえ、その「浅い」とか「深い」とかいう「勝手な思い込み」が、「モテない」原因なんです。サ:とにかく行動、とにかく実践。経験だけが「モテ道」を進むために必要なわけだ。ウ:これは、恋愛に限ったことではないです。静止している状態から、少しでも「もがく」状態へと進むためには「動機」が必要で、その動機は「願望」から発生します。サ:巻末の袋とじ「戦場のメリークリスマス理論」は、映画が過去となってしまったいまでは、なかなか伝わらないな。ウ:そんなことないですよ。この理論は、映画を知らなくても、理解すべき「ロジック」です。サ:この本、実は「モテたい男性向け」ではなく「男ってバカね~」と笑える「女性向け」なんだよな。ウ:「モテる」のが幸せなのは、女性の特権ですからね。【了】
2018年08月12日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その525・517冊目】・紹介する本アツイコトバ【電子書籍】[ 杉村太郎 ]・サノーさん一言コメント「読む、劇薬。この本の表層だけを読むなら、読まない方がいい。著者の生き様と死に様を必ず確認する必要がある」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「暑い夏を忘れるほど、アツくて強い言葉が心に響きます。読んだ後の複雑な感情を受け入れることが、この本の読み方です」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):この本も、紹介して良いものか、さんざん迷った一冊だ。ウノーさん(以下ウ):ここに並んでいる言葉は、強く厳しく、自分の現状と過去の歩んできた道を「叱責」するようにも捉えられるからです。サ:だから、この本だけ読むと、「誤解」してしまう人も多いだろう。ウ:ウチもそうです。最初に読んだ後の違和感や虚無感は、禁じ得ませんでした。サ:さらにアツイ言葉として「死ぬ気でやれよ、死なないから」と伝えておきながら、著者は47歳の若さで、この世を去った。ウ:「あれ、死んじゃったの?死なないっていったのに」と、普通は思います。サ:だが、この「杉村太郎」を学び、知ると、その「事実」は、ごく一部であり、また、それが、この本に書かれている内容を受け入れられない理由とはならない。ウ:エリートサラリーマンでCDデビュー、起業し、ベストセラー作家になったあと、教え子の死にショックを受け、ハーバード大学へ留学。卒業後、さらビジネスが加速、加熱するタイミングで「原発不明がん」で、この世を去ったんですね。サ:その姿は「真剣そのもの」で、その人から発せられた言葉は、コトダマとなって、いまも生き続けている。ウ:伝えようとしたもの、実現しようとした「世界」は、「濃密な人生」を生きることの意味を体現しています。サ:だからこそ、この本を読んで「厳しい」「自分の目指す幸福とは違う」という「浅い判断」は回避して欲しい。ウ:せめて、判断の前に、遺された奥さんが書いた『杉村太郎、愛とその死』を読むか、無料でドキュメンタリー映画として公開されているから、それを観てみることをオススメします。サ:そのうえで、自分で受け入れるべきこと、受け入れるべきではないことを検討し、書き留めることが必要だ。ウ:でないと、「アツイ コトバ」に焼かれることになます。サ:自分が自分に対して負うべき責任、人に対して負うべき責任、社会に対して負うべき責任を考えるとき、この著者が遺した「教え」は役に立つ。ウ:そして、自分の生き様と死に様を想う時も、この本は役に立ちます。【了】
2018年08月11日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その524・516冊目】・紹介する本シンデレラの罠 (創元推理文庫) [ セバスティアン・ジャプリゾ ]・サノーさん一言コメント「記憶を失ったときから、主人公は一人四役をこなす。探偵、被害者、証人、そして容疑者」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「自分という存在は、自分では証明できません。数々のトリックに挑みながら、自分の過去と未来を暴く物語です」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):病院のベッドの上から始まるミステリーは、意外と多い。ウノーさん(以下ウ):この作品の世界的成功によって、世界中に広まった「テンプレート」ですね。サ:そして、主人公が「記憶喪失」である点も、たびたび使われる「シチュエーション」だ。ウ:自分がなにもので、なにをしてきて、どうなるのかを「自覚」しない状況は、謎を解きながら読み進める「ミステリー」というカテゴリーには、ぴったりの設定です。サ:ともすれば、作者の「ご都合主義」に陥りがちな設定だが、さすがに、この「元祖」というべき作品は「破綻」せず、謎解きを楽しみながら、「自分は誰なのか」を探る旅を楽しむことができる。ウ:火事により、容姿も変わってしまったという設定は、乱暴な感じもしましたが、それを「リアル」にしてしまう「根拠」が、ちゃんと「トリック」として書かれています。サ:些細な表現や、登場人物の姿が、ちゃんと「伏線」として成立し、「真相」へとつながっていく様子は、職人芸の域だと思う。ウ:よくある「遺産相続もの」とも違い、人格や個性といった「人間性を利用したトリック」にまで発展しているのは、さすがだと思いました。サ:周辺の人物の葛藤、主人公が「記憶がない」という異常事態に直面した時の「迷い」と「行動」が、ミステリーの枠を超え、人間行動の分析まで至っている。ウ:主人公が「被害者」の立場から「探偵」へと変身し、さらに「証人」となる過程は、読み応えがあります。サ:そして「真相」を追求するほど「自分が犯人ではないのか?」という疑念が大きくなっていく「仕掛け」は、本当によくできている。ウ:読み手も主人公に感情移入しつつ、途中で「迷う」ことになります。サ:そして、タイトルの意味が、最後の一行で「収束」する。ウ:「シンデレラ」は誰だったのか。その「真相」に驚かない人はいません。【了】
2018年08月10日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その523・特別編・著者に会う・鳥居祐一先生】・お会いした著者鳥居祐一先生・主な著作『お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか』『スピード・ブランディング』『あなたの夢実現を加速させる「人脈塾」』『学校で教えない億万長者の授業』一流の人はなぜ、そう考えるのかMILLIONAIRE THINKING【電子書籍】[ 鳥居祐一 ]・サノーさん一言コメント「本物だから、わかる。著作のメッセージが本物であるからこそ、著者の現在がある。ブレない成功者の姿に触れる」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「教えていただいたのは、真心で指導する賢人の姿でした。自分を客観的にみつめ、次の一歩を踏み出すための、チカラをもらいます」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):総務省統計局の発表によれば、平成28年の新刊書籍出版点数は「78113点」だ。ウノーさん(以下ウ):毎日、読んでも読んでも、紹介したい本が出てくるわけです。サ:その広大な「本の海」から、自分が読んでみて「好み」だと思えたものだけ、ここで報告している。しかしタイトル買いやジャケ買いでは、いくら時間があっても足りない。ウ:そこで、他の方のレコメンド、つまり「推薦図書」を参考にします。サ:だが、そこでも自分の「好み」は優先すべきであり、読むように勧められたり、本をいただいたりしても、書かないことも多い。ウ:鳥居先生の場合は「本」よりも先に、主宰されている交流会に参加させていただき「著者に会ったのが先」という珍しいケースでした。サ:驚いたのは、その交流会に参加している人たちの「レベルの高さ」であり「雰囲気の良さ」だった。(※その時の様子は『その518・511冊目』でどうぞ)ウ:そこから俄然興味をもち、著書を拝読して、今回のグルコン(https://ameblo.jp/torii-yuichi/)の参加へと至ったわけです。サ:そこで教えていただいた内容や、得られた気づきは、とてもここで書けるものではない。ウ:凄かったです。自分へのコンサルティングはもちろん、参加されている皆さまのお話し、鳥居先生の「コンサル」としてのお話しも個々に聞けるのですが、これは「本として伝える」内容とは「別次元の価値」でした。サ:もちろん、本で教えてくれている内容と矛盾する点はない。しかし「本には書けない」ことは、このように「会う」という機会にしか、知ることはできない。ウ:ウチも、迷っていたことを「ズバッ」と指摘していただきました。サ:おかげさまで「軽く」なった。ウ:もしかしたら先生のお手伝いさせていただける機会をいただけるかも・・・というのも、嬉しい「想定外」でした。サ:「本」は、もちろん素晴らしい媒体だし、現状で様々な本を読み日々紹介することは「意義あること」だと信じているが、やっぱり、ある側面で「会う」という行為を超えられない。ウ:「世の中には凄い人がいる」それを本から学び、実践している人物に会うことは「想像」と「現実」の「垣根を超える」体験です。サ:それもタイミングと行動が必要だ。ウ:その「偶然」に、感謝、感謝、感謝なのです。【了】
2018年08月09日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その522・515冊目】・紹介する本「1日30分」を続けなさい! 人生勝利の勉強法55 / 古市幸雄 【本】・サノーさん一言コメント「現在を決めているのは、過去の選択の結果。積み重ねることのパワーを知る」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「最初のハードルを超えれば、あとは自動的です。少しずつ前に進むための具体的な方法を学びます」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):スキルマニア、ライセンスマニアという種類の人がいて、その人たちは「趣味」として、様々な「資格」や「免許」を取るために日々勉強している。ウノーさん(以下ウ):この著者の方も凄いです。MBA、英語系の検定、教員免許、システム系の資格と、様々な合格歴が紹介されています。サ:マニアと違うのは、ライセンスを取ることが目的ではなく、その先にある「メリット」や「売上」が目的としてきちんとあることだ。ウ:もともとは、この本も「情報商材」だったんですね。その「商材」の魅力、効果の証明として、それらの「資格」は役立つわけです。サ:そういう資格に合格することは、立派な成果だからな。ウ:内容としては、具体的な勉強法と心構えとツールをうまく組み合わせて教えてくれています。サ:「ツール」は、いまは古くなってしまったものもあるが、むしろ機能が充実してなおかつ無料となったものもあるから、自分でちんと調べれば、同じ効果が得られる。ウ:色んな「数値」で、動機付けを行えるのも嬉しいです。サ:テレビを観ないと、1年間で約2か月の時間を捻出でき、通勤時間の45分に勉強すれば年間400時間となる。ウ:それはわかっちゃいるけど、なかなか踏み切れない人は、私も含め多くいらっしゃると思います。サ:そのために有効となる「自己投資」という感覚についても、解説している。ウ:大切なお金を払い、そのリターンを求めることを「モチベーション」にするわけです。サ:スケジュール、計画、目標、目的の文字化も、重要な「テクニック」だ。ウ:文字として見る、文字として確認することは、「忘れること」を防止するだけでなく、様々に影響をもたらします。サ:それは、様々な「願望実現」のためのメソッドで共通している。ウ:共通していて、みんな知っているのに、やらない、やれない。人間は不思議な生き物です。サ:「危機感」や「現実逃避」だけでは、動機として弱い。より強力な「欲求」が必要となる。ウ:それも、他人のものではない、自分だけの「欲求」に気が付く必要があります。【了】
2018年08月08日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その521・514冊目】・紹介する本蓮の露復刻版 良寛の生涯と芸術 [ ヤコブ・フィッシャー ]・サノーさん一言コメント「歌を愛し、詩作に非凡の才を現した僧の想い。淡々と世界を愛し、淡々と美を賞賛する」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「歌を送り合うことによって生まれる、美しい言葉の世界を知りました。交錯する心と日本語の余韻を楽しみます」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):良寛は僧侶だが、歌人・詩人として世に名を遺した人物だ。ウノーさん(以下ウ):74歳まで僧侶としての務めと歌人としての活動を続けられたそうですので、当時としては長命な僧侶としての業績も多かったそうです。サ:この本は「はちすのつゆ」と読む。字の通り、蓮の花に溜まる露のような、純粋な美を称えた詩集だ。ウ:昔、習ったときは良寛さんと貞心さんの交換日記だという印象があったのですが、いま読んでみると他の方の詩も多く収録されています。サ:でも、メインは「交換日記」的、詩のやりとりだ。ウ:良寛さんは、尼として庵を訪れた貞心さんを、とても喜び、暖かく迎え入れた様子がよくわかります。サ:貞心も、僧侶としても詩人としても知られていた良寛に対し「詩」という媒体をもって、好意で応えている。ウ:そのやりとりが、なんとも爽やかで、清々しい気持ちにさせてくれます。サ:西行法師への畏敬の念を織り込みながら、花のはかなさと美しさを詠ったもの、手毬をつく子供との情景を詠ったもの、写実的だが、幻想を感じさせる詩作は「尊敬する人、好きな人を喜ばせたい」という感覚から生まれている。ウ:良寛さんの飾りも偽りもない詩、「ただ、きみに会って、きみを見れることの嬉しさは、夢かと思うほどです」という告白は「純愛」の発露だとも読めます。サ:長い人生を仏法に捧げたからこそ、到達する「心の境地」がある。ウ:それは、とても穏やかで、そこから見る風景は、この詩集のように美しいようです。【了】
2018年08月07日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その520・513冊目】・紹介する本【中古】 凡人の逆襲 /神田昌典(著者),平秀信(著者) 【中古】afb・サノーさん一言コメント「非凡な結果を出し続ける人が書いた、非凡な行動力の重要性。前に進む意志が、世界を変える」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「独立・起業後は社会すべてとの闘いです。でも本当に戦うべき相手は、自分自身です」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):誰がどう見ても「凡人」ではない二人が書いた独立起業する人に向けたメッセージだ。ウノーさん(以下ウ):この本は2002年刊ですが、いまだに毎日のように「平さんからのメール」が届くのは、さすがとしか言いようがありません。サ:まあ、公表されていることが事実だとすると「ミスタージェットコースター」だけどな。ウ:サラリーマンからカリスマ経営者、そしてセミナー主催者からコーチングコミュニティーの構築、びっくりするような「ご活躍」の原点が、この本に書かれています。サ:動機と集客力とセールス力。この3つが凡人から脱却するための「最低限のスキル」となる。ウ:そして「腹を決める」という「原点」が必要となります。いくらスキルと知識を積んでも、「断固とした決意」がなければ、それは「絵に描いた餅」です。サ:この原点を確認させてもらいながら「その後」を勉強させてもらう。これは本当に貴重な「学び」となる。ウ:これは「生きるお手本」です。当時、こういう考え方で、こういう主張、こういう行動を推奨してきた「先生」が、その後10年でどのような経緯を辿り、現在どのようになっているのかを知るのは、本が提供する価値を遥かに超えています。サ:そして、改めて考える。「幸福とは」「成功とは」なにかということを。ウ:この問いを求めることが、ウチのミッションの一つです。サ:この本でも書かれている通り、現在の社会の仕組みから離脱して生きるなら「勉強する」しかない。ウ:1冊の本で自分が得られる知識が4%なら、それを効率的に見つける「最速知識習得法」は真似てみる価値があります。サ:ただ、読む目的が明確な本というのは少ない。むしろ「目的」を模索しながら、本を読むケースのほうが多い。ウ:そこは対象となる本のジャンルによると思います。「キーワード」を意識して、読む速度を上げることは、脳にとっても時間の使い方にとっても、有効だと思います。【了】
2018年08月06日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その519・512冊目】・紹介する本【中古】 ハッピーメール塾 楽しい恋のもりあげ方、教えます /織田隼人【著】 【中古】afb・サノーさん一言コメント「たかがメール、されどメール。男性心理を知りツールの特性を知るは、恋愛勝者への近道となるか」【サノーさんおすすめ度★★★☆☆】・ウノーさん一言コメント「メールは重要なコミュニケーションです。誤解を避け、より深く相手に届くためのテクニックを学びます」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):10年前と今とでは「メール」そのものが変容している。ウノーさん(以下ウ):まあ、文字情報が中心のコミュニケーションツールであることは変わりませんが、HTMLが気軽に書けたり、画像、音声、動画などの他のツールが自由に誰でも無料で使えるようになったりしたことは、大きな違いです。サ:こう考えると、通信環境、速度の進化、やりとりできる「データ量」の劇的増加というのは、本当に大きな変化であることが確認できる。ウ:でも、発信する情報の内容や求心力は、必ず「発信者」の技量に比例します。サ:いくらツールが良くなって、送受信できるデータ量が増えたからといって、内容が良くなければ「伝わらない」か「読まれない」わけだ。ウ:この本は、基本的には「女性が男性心理を知ったうえで、どういうメールを書くとハートを射止められるのか」という観点から書かれていますが、それだけではない「テクニック」も学べます。サ:まあ「恋愛」よりも「関係性強化」のほうが、順番としては「先」だからな。ウ:「ほんのちょっとの差」が、メールでも多くの「違いを生む違い」になるというのは、鋭い指摘だと思います。サ:メールは履歴が残り、コミュニケーションの「積み重ね」が確認できる。だから余計と「気を使う」必要があるわけだ。ウ:「なぜ、付き合った途端にメールの返信が遅くなるのか」という理由の解説や「どのくらいのペースなら迷惑にならないのか」という心理学を根拠とした解説も面白いです。サ:「付き合う前」「付き合い中」での「はっきりとした違い」は「知らない女性」と「気づかない男性」という構図を解説している。ウ:いまはLINEやチャットのほうが主流ですが、ここに書かれているテクニックは、いまでも充分通じます。サ:むしろ、チャット向きのものも多い。ウ:情報発信が仕事の人は、読んでおいて損はない一冊でした。サ:まあ、少女漫画が読める男性なら、抵抗感なく読めるだろう。ウ:むしろ、好きなジャンルだと思います。【了】
2018年08月05日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その518・511冊目】・紹介する本お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか MILLIONAIRE BIBLE (PHP文庫) [ 鳥居祐一 ]・サノーさん一言コメント「優しさと利他に満ちたアドバイスが説く、ビジネスにおける原理原則。その実践が未来を照らす」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「わかりやすくて、心に響くのは、その言葉が実体験と成功例だからです。大切なことを思い出しましょう」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):ことしの4月に「人脈塾」に参加させていただいたとき、こちらの本の著者は「寿司を握って」いた。ウノーさん(以下ウ):あれが「鳥居先生なの?」と、びっくりしました。サ:しかも、そのお寿司が美味しい。ウ:私が参加した回は、参加者が100名を超えていて、凄い勢いでお皿のお寿司がなくなってました。サ:でも、参加されている方が気持ちの良い方ばかりで、勉強になるお話しをたくさん聞かせてもらった。ウ:それ以来、鳥居先生とは2回ランチ会でご一緒させていただき、8月は「やっと予約ができて」、はじめてゆっくりお話しを聞くことが出来ます。サ:実は、4月に参加した「人脈塾」は、いま教えてもらっている先生のコミュニティーのイベントとして参加したので、事前にどんな人物でどんな著作なのかは、ノーチェックだった。ウ:実は、お名前も「聞いたことがある」程度で、もちろん著作も未読でした。サ:でも、その参加した会で「これは凄い人」だと、確信したわけだ。直接話したわけでもなく、セミナーに参加したわけでもないので、不思議だった。ウ:直感が「この人からは、学ぶべき」と教えてくれました。あれだけ素敵な人を「自然と」集められる人、講義や知識を披露することなく、参加した人を喜ばせる人ができる人は、なかなかいらっしゃらないと思いました。サ:そこから、メルマガを登録、著書を拝読し、グルコンの予約に至った。ウ:その間に「鳥居さんストーカー」を公言するビジネスオーナーの方にも、話しを伺いました。サ:確認できたのは、この本に書かれている「成幸のための具体的活動」を実践され続けている姿だ。ウ:「先に与える」「お金を上手に使うことを追求する」「メンターをみつける」それらの「手段」は、多くの人が教えてくれますが、目の前で実践されているのを確認できる機会は「貴重」です。サ:「成幸」のあとは「奥に隠れる」人が多いから、ウチの今のレベルで直接会える機会は貴重だ。ウ:お会いするのが楽しみです。【了】
2018年08月04日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その517・510冊目】・紹介する本饗宴改版 (新潮文庫) [ プラトン ]・サノーさん一言コメント「紀元前に繰り広げられた、天才たちの恋愛談義。恋を定義することにより、心の本質をあぶり出す」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「はるか昔、はるか遠い地でも、恋愛の謎に迫ろうとした人がいたのです。人間の思想が2000年以上前から変わらないことに驚かされます」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):紀元前、いまから2300年前、ギリシアのある家のなかで「7人の哲人」が対話を繰り返していた。ウノーさん(以下ウ):テーマは「恋愛」です。サ:出席者は「バイドロス」「パウサニアス」「エリュクシマコス」「アリストパネス」「アガトン」「ソクラテス」、そしてプラトン。ウ:神話で描かれた女神を考察しながら、人間における「恋愛」とはなにか、なぜ、そのような衝動が「生まれながらにして」備わっているのかを検討していきます。サ:まあ、当時の「恋」というのは「少年愛」を意味しているが、その「位置づけ」はヨコに置いておいていいだろう。ウ:現代では「変態」を連想してしまいますが、当時のギリシアではポリスにおける「義務」というか、「教育者の立場」からの「愛」なので、現代とは意味が違います。サ:前半はギリシア神話のなかの「恋愛の神・エロース」が話題の中心となる。ウ:これも現代では「誤解」されやすい「単語」ですね。サ:いまは全く別の「意味」だからな。ウ:でも、このなかの主張としては、現代と「同じような意味」で定義しようとしたものもあります。サ:「美」と「肉体」と「恋愛」との関係性だ。ウ:一方では連鎖であるとし、一方では異なるものだという主張です。サ:「人間は本来、男女に分かれていなかった。しかし神への無礼からゼウスにより男女に分岐した。ゆえに、本来の完全な姿を追い求める動機があり、それは自然なことだ」という考察も面白い。ウ:それに反論し、違う角度から検討したのが、「ソクラテス師匠」です。サ:「恋とは、善きものと幸福への欲望である」という主張は、その場にいる哲人たちだけでなく、2000年経ったいまでも、多くの人に衝撃を与える「定義」だ。ウ:これは、プラトンが「エロスとはなにか?それが私たちにとってどのような意味を持つのか?」という疑問を投げかけ、それに対し、ソクラテスがマンティネイアという都市に住む巫女であり預言者である「ディオティマ」から聞いた話で答えた「結論」です。サ:この討論の結論はないが、哲人たちが見出した方向性は確認できる。ウ:「恋における良さは、世間的な利益、あるいは道徳的、宗教的な善とは本質的に異なる」という指摘は、大いに同意です。サ:これが紀元前の「大人たち」が検討した「恋バナ」だ。ウ:その姿を想像しながら読むと、楽しさ倍増です。サ:ただし、これらは全て、プラトンの「解釈」によるものであることを念頭に置く必要がある。【了】
2018年08月03日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その516・509冊目】・紹介する本渋谷ではたらく社長の告白〈新装版〉【電子書籍】[ 藤田晋 ]・サノーさん一言コメント「日本のネットビジネスにおける成功事例を知る。生々しい体験談と登場人物から、当時を知り、いまを考える」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「あの人もこの人も、最初は普通の人でした。尋常ではない結果を生み出したのは、哲学と精神力の違いです」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):最近、2000年代前半の「成功者」の自伝を読むのがマイブームとなっている。ウノーさん(以下ウ):当時、どんな人がいて、どんなことをして、どのようになったかを読むのは、とても面白です。サ:やっぱり「事実は小説より奇なり」だ。「倍返し」のフィクションも、本当にあった物語の前では「つくり話」の域を出ない。ウ:「つくり話」はそれとしての面白さがあるので、どちらが楽しいかという比較はできません。それぞれに、楽しみ方が違いますから。サ:ドキュメンタリーの楽しさは、登場する人物が特定でき、さまざまな背景と臨場感あふれる当時の様子が伝わってくることだな。ウ:さらに、「その当時」と「10年後の現在」との比較が、新しい気づきをもたらしてくれます。サ:この本で書かれている「サイバーエージェント」とその「創業者」も、哲学も含め、現在ではずいぶん「変化」していることが面白い。ウ:応援してくれる先輩との関係や立場が変わっていく「経緯」と「結果」を確認できるのも楽しいです。サ:「えっ、そんなこと書いて大丈夫なの?」という内容も、この本では爽やかに書かれている。ウ:実際は「仲良し」なんでしょうね。「ここままでなら、全然平気」という基準が一般と違うから、書いても許されてしまうのだと思います。サ:企業の成長に伴って出てくる数字、金額が急に「桁違い」になるのも、注目すべき点だ。ウ:もともとが「21世紀を代表する会社をつくる」という目標だから、数字の桁が増えるのは予定通りですよね。サ:だが、それに対する動揺や不安は、一般と変わらない点に「安心」した。ウ:「こころざし」の大きさがあっても、現実に対する急激な変化は「カリスマ社長」も私たちも「同じ」というのは、知っておくべき点だと思います。サ:ゼロから出発して、行動力を駆使し、数々の協力者を得ながら、億万長者になって、女優と結婚する。このフローは「鉄板」だな。ウ:そして、いま、同じフローを現実化する「次世代」も現れはじめました。サ:と、いうことは、「同じことが再現される」ことも充分に考えられる。ウ:それを観察するのも、読後の楽しみ方の一つです。【了】
2018年08月02日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その515・508冊目】・紹介する本相場ローテーションを読んでお金を増やそう [Feb 01、 2008] 岡崎 良介9784532352974【中古】・サノーさん一言コメント「膨大な過去テータから抽出した、相場における傾向と対策。法則性から先回りした投資の実現を目指す」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「人間のやることには、全て一定のリズムがあり、それはローテーションしています。その観点から読むと、ここに書かれた法則は、正しいのかも知れません」【ウノーさんおすすめ度★★★☆☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):投資をしている人なら、誰でも考えることがある。ウノーさん(以下ウ):「ああ、このあと上がるのか下がるのか、根拠のある予測はないのかな?」と様々なデータをあさって、様々な「根拠」を求めたくなります。サ:それを「プロ」が、長い年月のデータを集計し、検討すると、今回のように一冊の本となり、売り物として書店な並ぶわけだ。ウ:歴史は繰り返され、現在は過去からのつながりで成り立ってますから、「過去と同じような状況」で「上がったか下がったか」を確認することは、有効だと感じます。サ:ここに書かれている「高確率で頼もしい9つの法則」は、そんなニーズに応えたものだ。ウ:読んでみると、やっぱり「日本経済」は「アメリカ経済」と密着しているという「事実」に気が付きます。サ:今回は「サイクル」という観点で分析しているから「期限」があるのが楽しい。ウ:「アメリカが利上げを開始してから、平均7カ月後に為替はドル高・円安へと方向転換する」や「アメリカが利上げ期間に突入しても、利上げを開始してから平均2年3ヶ月後には、為替はドル安・円高へと転換する」という法則は、根拠を求める人には嬉しい「集計結果」です。サ:この本にも書いてあるが、それは「長く激しい大ローテーション」と「短期で穏やかな小ローテーション」の循環によって「現実化」する。だから、上記の法則は「傾向」であっても、そのときのローテーションのポジションによって「成立」しなくなる。ウ:凄く分かりやすく言うと、上記の法則をふまえた上で、大小のローテーションを検討し、現在の位置を正確に把握して、未来を予測する必要があるということです。サ:それは、これらの「分析結果」が「法則」ではなく「傾向」であることを意味する。ウ:過去はこういうことがあって、現在はこういう状態で、未来はこうなるかも、というのは、この「法則」でなくても通常の予測行為であり、それに対し今回の数値が「どのくらい有効」なのかは、自己判定となるということです。サ:だが「アメリカで起きた変化」が「どのくらい後に、どのようなカタチとなって日本に現れるのか」を知っておくことは「素材」として有効だ。ウ:確かに、なにもないよりは「心強い」です。サ:その先は「自己判断」であり「自己責任」だ。これは投資に限ったことではない。ウ:勉強もほどほどに、さっさと実践して鍛えなさい、ということですね。【了】
2018年08月01日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その514・507冊目】・紹介する本響き合うリーダーシップ [ マックス・ドゥプリー ]・サノーさん一言コメント「経営とは哲学であり、リーダーとは人々を本来の幸福へと導く人間を意味している。仕事の意義と意味を考え直す一冊」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「仕事は、その人の一部であり、それ以上の存在だと捉えるのは、それが都合の良い人の主張に過ぎません。なぜリーダーには意義が必要なのかを学びます」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):一時期、一流デザイナーの家具を眺めるという行為にハマった時期があった。ウノーさん(以下ウ):ネルソン&チャーチルやイームズなどの椅子や照明器具は、予算も置く場所もなかったのに、購入を真剣に検討しました。サ:身近な「芸術」、日常の生活に彩りを加えてくれるものとして、いまでも「家具」を選ぶのは好きだ。ウ:その趣味をもっている人にとっては、この本の著者は「有名人」です。サ:著者がCEOとしてリーダーとして「ハーマンミラー社」で活躍したことは、家具業界を知る人にとっては「常識」だからな。ウ:「アート」から「ビジネス」へと発展させるのは、たやすいことではないです。サ:「芸術」は「個性」であり哲学だ。それを束ね、会社として運営していくのがむずかしいことであることは、この本でよくわかった。ウ:この本に書かれている根本的リーダーシップの表現には、シビれました。サ:「人々を解き放ち、最も効率よく人間味のある方法で働いてもらう」という「哲学」は、あらゆる立場、あらゆる現場にいる「リーダー」に届けたい箴言だ。ウ:この表現に至るまでのエピソードにも、胸を打たれました。サ:ある日、ハーマンミラー社の工場で、機械整備工として監督をしていた人物が亡くなった。ウ:その奥様へ、創業者であるデプリーの父親がお見舞いしたとき「いくつかの詩」を渡されたんです。サ:その詩の素晴らしさに、その創業者は深い衝撃を受ける。ウ:「彼は、機械工をしていた詩人だったのか、それとも詩をつづる機械工だったのか?」という答えのない疑問が、それからの「ハーマンミラー社」における哲学を生み出していきます。サ:人は、すぐ忘れてしまうが、仕事は自分の一部であり、その選択の自由は、法律によって保障されている。ウ:そして自分の願望は自分だけのものであることも忘れてしまいます。サ:だから、多くのリーダーは苦しむ。自分の選択、部下の選択、組織の選択の矛盾に直面するからた。ウ:「具体化」が有効です。「なぜ、それがあるのか」「なにが目的なのか」「その本質はなにか」これに取り組むとき、リーダーは解放され、組織も解放されるのです。サ:まあ「日々の激務」のなかでは難しいことだとは思うが、取り組むだけの価値はある。【了】
2018年07月31日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その513・506冊目】・紹介する本僧正殺人事件 (創元推理文庫) [ S.S.ヴァン・ダイン ]・サノーさん一言コメント「マザー・グースの童謡が奏でるのは、連続殺人のしらべ。数学と天文学と心理学が暴く真犯人の動機」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「推理が推理を呼び、論証が真実を暴きます。謎解きよりも、その過程を楽しむタイプの一冊です」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):童謡や民話、伝承話などがトリックに用いられる推理小説を「見立て殺人小説」という。ウノーさん(以下ウ):もともと知られている「モチーフ」があって、それが読者と「名探偵」の垣根をとってくれるわけです。サ:横溝正史の『悪魔の手毬唄』は、このジャンルの傑作だ。ウ:今回は、そのジャンルの「開祖」ですが、「マザー・グース」に馴染みがない我々にとっては、その知識を入れておく必要がありました。サ:といっても、マザー・グースの作品や詩集を読むまでのことはなく、どういう作品があって、当時の人々にとってどのような存在なのかだけ仕入れておけば、充分楽しめる。ウ:「見立て」としては「童謡」がベースなので、神秘的かと思いきや、舞台も謎解きも割と「理系」なんですよね。サ:最初の現場は、著名な物理学者である「ディラード教授の屋敷」だからな。その後の登場人物や被害者も「理系」の人間が多い。ウ:その上をいくのが、探偵ヴァンスの推理です。複雑に絡み合った要素を「数理」ともいうべきテクニックでほどいていきます。サ:小さな証拠や伏線を積み重ねて真実に迫るのではなく、大胆な仮説から「方程式」によって検証を行いながら、真実をつくり上げていく印象だ。ウ:でも、複雑で難解かというそうではなくて、登場人物が多いのでややこしい印象はありますが、ミステリーとしては明快で分かりやすいです。サ:著者は療養生活の2年間で2000冊のミステリーを読破し、自らもミステリー小説に対して真摯であり続けるために『ヴァン・ダインの20則』を創った人物だからな。ウ:この『20則』は、推理小説を書く人、読む人にとって長い間「規範」となり続けたものです。サ:「秘密結社・カモラ党・マフィア党などを推理小説に持ち込んではなない」というのは、当時ならではの主張だな。ウ:「探偵自身、あるいは捜査当局の一員が犯人に豹変してはならない」という条項は、なかなか深いです。サ:こうやって、エアコンの効いた部屋で、傑作ミステリーを読める幸せは、過去の先人たちの試行錯誤と忍耐の上に成り立っている。ウ:感謝、感謝、感謝です。【了】
2018年07月30日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その512・505冊目】・紹介する本【中古】 黒リッチってなんですか? 日本のニューリッチ「富裕四族」を徹底研究 /博報堂お金持ち勉強会【著】 【中古】afb・サノーさん一言コメント「日本の新富裕層に迫る。実像と虚像をカテゴリに分けて比較することにより鮮明になる、金持ちの姿」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「こういうノリの分析本、大好きです。難解な専門用語ではなく、イメージだけで伝わる造語が、お金持ちの生活を教えてくれます」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):軽い。その分だけ読みやすく、楽しめる一冊だ。ウノーさん(以下ウ):それぞの「ネーミング」も楽しくて、さすがは日本を代表する広告代理店がてがける本です。サ:世帯収入2000万円以上という基準は、いまでは少し「低設定」かもしれない。ウ:いまなら、副業での「成功者」もいるので、1000万から2000万くらい上げても大丈夫そうです。サ:まあ「収入」よりも「消費」に注目しているから、いまよりも「景気がいい」印象だな。ウ:「ストック」も「フロー」を追求するという視点が、すでに「お金持ち」視点なんですね。サ:「富裕4族」という分類は、秀逸だ。ウ「黒リッチ」「隠れリッチ」「守リッチ」「一点リッチ」の4つです。サ:なんで「黒」かというと、「カードの色」なんだな。ウ:いまは審査基準が下がってしまって、当時ほどのステータスはないですね。サ:店で出しても驚かれないし「高級デザイン」の一般カードも多いから、表現としては弱くなってしまったな。ウでも、ニュアンスは一発で理解できます。サ:「全方向に豪華主義、顕示欲も強い」というのは、的確に特徴を捉えてる。ウ:その「代表格」とは別に、可処分所得に比べ派手な浪費を行わず、自己投資や子供の教育に積極的な「隠れリッチ」、相続で代々の資産を「守リッチ」、車、時計などの趣味に集中する「一点リッチ」が「日本の富裕層」として確認されたわけです。サ:インタビューも楽しい。堂々と応じているのが、成功者像として相応しいわけだ。ウ:でも、やっぱり「リアル」に稼いでいる人には「違いを生む違い」がるわけで、それを探りながら読むのも楽しいです。サ:巻末おまけの普通の人による「富裕層イメージイラスト」も笑える。ウ:「あーわかるわかる「という感じと「え、そうなの?」という感じてでした。その「実像」との違いも「ポイント」だと思います。【了】
2018年07月29日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その511・504冊目】・紹介する本なぜ、イメージするだけで叶うのか? [ 白石由利奈 ]・サノーさん一言コメント「NLPの観点から伝える引き寄せの法則の理論とコツ。ほんの少しの差が、日々の現実を変える」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「イメージしているんだけど、どうも現実と違う。そういう違和感の原因を学ぶ一冊です」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):NLPは昔ほどではないが、いまも支持の強い「願望実現メソッド」だ。ウノーさん(以下ウ):現在の「ワーク」を取り入れた、いろいろなセミナーの「ひな形」は、全てNLPがお手本といっても過言ではないです。サ:というか、そこで行われるワークも、NLPが「モトネタ」だったりするから、15年くらい前に受けたワークでも、今も「しっかり」実施されている場面に出くわす。ウ:この本でもいくつか「懐かしい」感じのワークを確認させていただきました。サ:「自分の棚おろし」ワークは、いつでも、どんな人でも、有効だ。ウ:「自分」って、「自分」で思っているほど、「自分」のことを知らないんですよね。サ:それを伝えると「いや、自分以上に自分のことを知る人間なんていない」と答える人がいるが、いざ、質問したり、ワークしてもらったりすると「いかに自分が自分を理解していないか」について驚くことになる。ウ:ウチの受講生さんたちには、何度も伝えるのですが、いまの社会の仕組みや学校の仕組みは「いかに自分と向き合わないで、生きるか」に全力を注いでいるので、たまに、こういう本で「自分と向き合うとは、どういうことか」を知る必要があります。サ:知るだけでなく、実施する必要がある。多くの本、多くのセミナーは、この「実施する」部分が「自己責任」だから「やる人、やれる人、できる人、できない人」が結果として、分岐してしまう。ウ:偉そうに書いてますが、ウチも自分ひとりではムリだったから、お金という「代償」と「燃料」を出して、前に進むことが出来ました。サ:まあ、だからこそ、そういう認識を得たうえで、こういう本が次から次へと「発刊」されるようになっているわけだ。ウ:それは、けっして悪いことではありません。「新しい本」だからこそ、そのタイミングで手に取る人もいるだろうし、そこで「新しい気づき」が得られるのですから。サ:ただ、「本」が、著者の業務における「ブランディング」や、その「次のステップ」の宣伝ツールとしか機能しないのは勘弁してほしい。ウ:もちろん、この本は違いますが、「本」そのものが、それだけで「エネルギー」をもつのかは、ほかならぬ「著者の情熱」にかかっています。サ:読み手として、良い本が選べるよう精進を続けよう。【了】
2018年07月28日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その510・503冊目】・紹介する本清水義久 金運革命CDブック [ 清水義久 ]・サノーさん一言コメント「全てはエネルギーであり、経済や金銭もその具現化にすぎない。深い考察と実践から贈られる、有効なメッセージ」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「今回も仕掛け満載の一冊です。付録も充実していて大満足の一冊です」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):CDは『ゆほびかvol.36』の付録『お金持ち気功CD』のバージョンアップ版だ。ウノーさん(以下ウ):内容は同じものが多かったですが、音源も編集も違うから、今回オリジナルだといっていいと思います。サ:この先生は一貫して「全てはエネルギー」であることを伝えてくれていて、それを実感できる「ワーク」や「アイテム」の提供で、抜きんでている。ウ:もともとは「セミナー」だけで伝えていた内容、ワーク、アイテムも、ここ2年でバンバン「出版」という形でリリースされました。サ:最初は「セミナー」への誘導なのかな?と思っていたが「出し惜しみなし、大盤振る舞い」すぎるので、それは違った。ウ:以前は、セミナーに通って、ある程度「こなれてきた人」に教えてくださったことも、いまでは本となって読むことが出来ます。サ:むしろ、読み手側が「ついてこれるのかな?」という疑問があったが、どうやら「興味がある人だけ」手に取るような「仕掛け」があるらしく「なにも知らない人が手に取ってアレルギー反応を起こす」という心配はないそうだ。ウ:でも、セミナーに出たことがある人が「お得」となる「仕掛け」も満載ですよね。サ:まあ「全てはつながっている」から、違う場所、違う内容で勉強したことと、この本に書かれている「認識」が結び付くのは、楽しい読書体験だと言える。ウ:もちろん、いままで触れたことない方でも、ここに書かれている内容は「王道」であり「近道」となります。サ:昔から「豊かさ」について語られるとき、それは「エネルギー」であり「流れ」であることは定義されていた。ウ:でも、それを現代語訳し、楽しく、わかりやすく伝えるのが、清水先生の「凄さ」です。サ:ウチが嬉しいのは「やっぱり言葉が重要である」ということの再確認だ。ウ:エネルギーを感じるのも、出すのも、制御するのも、やっぱり「言葉のチカラ」が重要だという「前提」は、ウチの実践と同じです。サ:ただ違いうのは、出力の「量と質」だよな。ウ:そこは、今後の課題でもありますが、この本にあるように、天からみて「こいつ、いいやつだな」と思われることを意図して行動すれば「製造元」は認めてくれます。サ:そのためには、より行動する必要がある。ウ:教えてもらったことを「現実化」するのは、行動をおいて他にないです。【了】
2018年07月27日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その509・502冊目】・紹介する本稼ぐが勝ち〜ゼロから100億、ボクのやり方〜【電子書籍】[ 堀江貴文 ]・サノーさん一言コメント「停滞した時代の危険性を提唱し、先駆者であり続けることを宣言した異端者の一冊」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「価値観をお金で表せたなら、それはとてもシンプルでわかりやすいルールとなります。でも、それができるなら人間はもっと違った社会をつくっていたでしょう」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):ホリエモン。いまでもネットで見かけない日はないから、本当に凄い人物だと思う。ウノーさん(以下ウ):この本は「事件前」ですので、今よりも「尖がって」たし「偏って」いましたね。サ:まあ、基本的な「路線」は変更になっていないと思うが、いまよりも「現金主義」だったことは確かだな。ウ:幕末維新や大戦後の日本における若者の台頭と「自分の行動」をリンクさせて紹介しているのは、なかなかに「勇気」がいることです。サ:普通は「英雄・偉人」と「同列」に自分を語るのは「おこがましい」と考えるが、そういう「リミッター」がないからこそ、数々の実績と前例のない「判決」を受けるまでの「活躍」ができるわけだ。ウ:読んでいて思ったのが、やっぱり「頭いいな~この人」でした。サ:反論、反響、支持、反発、それらを織り込んだうえで、あえて主張している「金第一主義」は、100年後に評価されているかもしれない内容だ。ウ:すごく「表面的」なようでいて、実は「練り込んでいる」主張なんですよね。サ:勉強で身につけた「知識」をクイズの回答として使用するのではなく「実践的哲学」にまで落とし込んでいる。ウ:でも、やっぱり「同意」ではないかも。特に人間の「死」「寿命」については、それを「金持ち」になることによって解消するという「感覚」は、大いに「つまらない」です。サ:実際の医療と経済「金があれば助かる命」は存在するのだから、それほど「事実」との相違はないだろう。ウ:いえ、その点ではなく「死なない」と「勝ち」だと考えるのが、ウチの哲学とは異なるというだけです。サ:確かに、この本ではタイトルにある「勝ち」という状態、条件についての「定義」が曖昧なんだ。だから「稼ぐ」と「勝ち」だけど「なんに対して、どのように勝ち」なのかは、その時々によって「異なる」印象だ。ウ:でも、こういう方が現れるからこそ、世間は面白く、また「経済も回転する」わけですから、貴重な存在であることは間違いないです。【了】
2018年07月26日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その508・501冊目】・紹介する本1秒で彼を夢中にさせる本 (中経の文庫)[本/雑誌] (文庫) / 藤沢あゆみ/著・サノーさん一言コメント「常識や先入観を振り払い、ひたすら恋愛道を拓く著者のメッセージ。世界は誰のためにあるのかを知る」【サノーさんおすすめ度★★★☆☆】・ウノーさん一言コメント「色んな意味で衝撃作でした。でも、支持されている理由を探ると、そこには表面的ではない理由が見えてきます」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):これを紹介するのは、反対だ。ウノーさん(以下ウ):抵抗感はありましたが、この「世界観」と、それを成立させている「裏側」を推理するのは、楽しいですよ。サ:とはいえ、5分で読み終わってしまう内容は、思春期真っただ中の女子校に放り込まれたかのような感覚で、ウチが紹介していいものではない。ウ:その感覚が味わえる、貴重な本です。サ:強いて要約するなら、「彼を夢中にさせる」なら、まず「オトコ」とはなにかを知らなければならない。その為には実践的エクササイズが必要で、そのためのテクニックが72個書かれている。ウ:「オトコの人」を「落とす」には「きゅん!」とさせることが必要です。そのための方法は「誘惑する!」「喜ばせる!」「期待を裏切る!」「癒す!」の4カテゴリーなわけです。サ:まあ、心理学のジャンルでも言われていることだ。だか、そのテクニックの具体的内容があまりに「赤裸々」で、本を投げてしまうほど「恥ずかしさ」だ。ウ:実際に読んだ後「マジか!!!」と叫びましたけど。サ:「乙女チック」という言葉が適切かどうかはわからないが、少女マンガよりもはるかに濃密で、妄想に満ちた「世界観」が展開される。ウ:あまりにも凄すぎて「あ、これはヤバいやつた」と思ったのですが、最後まで読んでしまいました。この感覚は夏休みに行った遊園地での「お化け屋敷」と同じ感覚です。サ:入る前は平気、入った後は後悔、出た後で楽しかったという変化は楽しめた。ウ:それだけなら紹介しないのですが、この著者の方、そんな批判や評価を「前提」で、突っ走っている点に「凄さ」を感じたので書きました。サ:「ここまで書ける人ってどんな人!?」と興味を惹かれたあと、この本とは「全く別」の「本人像」に驚かされるわけだ。ウ:びっくりしました。「そっちがオチかよ!」と、またまた叫んでしまいました。サ:そういう「戦略的出版」を学ぶ上では、貴重な一冊だとは思うが、やはり内容だけで紹介する本は決めるべきだと考える。ウ:だから、こうやって「内容を確認した上で、著者を検索してみてください」と伝えているのです。本は、それを読むだけでは「完結」しないエンターテインメントなのです。【了】
2018年07月25日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その507・500冊目】・紹介する本前祝いの法則 [ ひすいこたろう ]・サノーさん一言コメント「日本人が受け継いだ願望実現のコツが、具体的に蘇る。現れる実績が、より強い効力をもたらす」【サノーさんおすすめ度★★★★★+★】・ウノーさん一言コメント「楽しくて、誰にでもすぐに取り掛かれる行動が、これから来る幸せをもたらします。ここまでわかりやすく書いていただけて、本当に感謝です」【ウノーさんおすすめ度★★★★★+★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):記念すべき500冊目だから、どれを書こうか迷った。ウノーさん(以下ウ):選んでるだけで、2時間近く経っちゃいましたね。サ:古典や歴史的な傑作もたくさんあるが、シンプルに今年の新刊のなかで、一番気に入ったものを選んだ。ウ:これ、既に30人くらいの友達にオススメしましたね。サ:老若男女問わず、誰にでも読め、誰にでも楽しめ、誰にでも役立つ一冊だからな。ウ:「予祝」について、ウチが初めて知ったのは20年くらい前ですよね。サ:当時、通っていたNLPのコースで、「一年後の自分をイメージしながら回答するインタビュー」というワークが最初だった。ウ:初めは「ふーん、こういう暗示もありかな?」くらいの印象しかありませんでした。サ:むしろ、その「一年後のイメージ」を具体化するほうに興味があったからな。ウ:その後、しばらくは本の中で読むだけで、そんなに重要だとは思ってなかったです。サ:『ザ・シークレット』関連やアファメーション関連の「引き寄せの法則」を勉強させてもらったときも「そういえば、以前、どこかで聞いたような」という感覚で、「予祝」という具体までは思い出せなかった。ウ:で、今回この本を読んで「うわー、凄くわかりやすく書いてある」と感激したわけです。サ:「あらかじめ、祝う」というのは、基本的に自己暗示やアファメーションの発展型ではない。ウ:「願いが叶ったかのように、振舞う」という行為とも、根本的に異なります。サ:そういった意図や意思は関係なく、この本に書かれているようなステップと内容で実行するだけで、なぜか「喜ぶべきことが起きてしまう」というメソッドなんだ。ウ:そこは「好み」なんですが、ウチはこの「予祝」を「願望実現」というよりは「波動転換」だと認識して実施していますね。サ:なんでもなくても「祝う」、極めて小さなことでも「喜ぶ」、これを習慣化し、日頃、トレーニングしておくと、「予祝力」が高まる。ウ:例えば、電車に乗っているとき「駆け込み乗車の人」を見かけたときなども「あぶないなぁ」と思うのではなく「間に合ってよかったね~」と反射的に想えるようになるまで「トレーニング」しました。サ:すると、不思議なことに「喜ばしいこと」に敏感になり、「より喜ばしいこと」がやってくるようになる。ウ:以前は、気がつかなかった「好機」に気がつけるようになります。サ:そのステップを体感できれば、予祝は習慣にできる。ウ:そうすると、以前は「恥ずかしい」と思っていた「大げさに喜ぶ」ということが、実は「大切なこと」だったことに、気が付いたのです。サ:いままで全く活用できてなかった。ウ:では、活用できている明日を「お祝い」しましょう!【了】
2018年07月24日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その506・499冊目】・紹介する本脳を活かす!必勝の時間攻略法・サノーさん一言コメント「新しい要素を追加することによって、時間の密度が高まる。この発見の成果は、この著者の実績が物語っている」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「時間管理ではなくて、新しい時間の捉え方です。わかりやすい内容で、大きな成果をもたらしてくれます」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):タイトルだけみると「ああ、いつものヤツだね」という偏見をもってしまうが、読んでみると、なかなかに新しく、奥深い。ウノーさん(以下ウ):いわれてみれば、そうですよね~という気づきの連続でした。サ:テーマは「時間」をいかに有効に、自分の「したいこと」に特化して使用できるかを検討したものだ。ウ:「時間攻略の方程式」は、目からうろこでした。サ:「1日の実質的時間=(24時間-睡眠時間-無駄な時間)×脳の活性度」これは、見た目以上に強力な方程式だ。ウ:前半は引き算なので改善しても効果は薄いですが、「脳の活性度」が乗算されることによって、ばく大な実質時間の創出が可能となります。サ:いわれてみれば「ただ起きている時間」と「集中して取り組めている時間」が「同じ価値」なわけはないんだ。ウ:つい「時間」という表現でくくってしまいますが、必要なのは「実質的な時間」であって、それ以外は「カウント外の時間」なんです。サ:なにもしない時間、休養する時間は必要だが、それも「曖昧」となってしまっては「ムダ」となるわけだ。ウ:時間管理のポイントは「脳」だということを、ここまで指摘している本は初めてです。サ:脳幹網様体のスイッチを入れる。日光を浴びる、運動をする、カフェインをとる、これらの行為が「時間を実施的に使えるようにするためのスイッチだとするのは、新しい発見だ。ウ:記憶に適しているのは「寝る前の1時間」というのも、知りませんでした。サ:「レミニセンス」が寝ている間に記憶を整理し「短期」「長期」の記憶を整理してくれるのだから、それを活用したほうが「効率的」であることは間違いない。ウ:自分の身体が「時間」というエネルギーを消費するシステムだとして、その効率を上げ、望む成果を上げることこそ、「時間活用」なのだと教えていただきました。サ:その結果が、この著者の生き様として現実化されているだから、説得力あるな。ウ:NHKアナウンサーで議員秘書で医師・・・マルチ人間はたくさんいますが、異質の「成果」だと思います。【了】
2018年07月23日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その505・498冊目】・紹介する本点と線改版 (新潮文庫) [ 松本清張 ]・サノーさん一言コメント「疑惑に迫るのは、刑事の足と交通機関。移動手段が発達した現代との差を楽しみながら、巧妙なトリックの裏にある人間の愚かさを知る」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「小さな一枚の伝票には、熟練の刑事だけが読み取れる情報が隠されていました。人間の矛盾と殺人が発生する理由を探る旅に出ましょう」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):日本全国に散らばった「点」としての証拠、証言、状況を、丹念に集め検証し、一本の「線」として真実へと結びつけていく。ウノーさん(以下ウ):清張先生ならではの「緻密さ」を楽しむなら、やっぱりこの本です。サ:幾度となく映像化されているが、原作の面白さを超えるものはない。ウ:役者さんや監督が悪いわけではなく、このトリックは、読者の頭の中で「色々な解釈」ができますから、映像にしてしまうと「制作者の解釈限定」になっちゃうんですよね。サ:それぞれの舞台となる都市や景勝地の風景も変ってしまっていて、この小説の「味」であり「伏線」となる「鳥飼刑事の眼から見た風景」と「犯人の眼から見た風景」を再現することは難しい。ウ:あとは「交通手段」が、いまとは違い過ぎます。サ:北海道をつなぐ青函トンネルはなく、なんと新幹線も開業前の時代だからな。ウ:東京から福岡まで、特急で17時間・・・想像できません。サ:だが、この交通機関の違いが、なんとも言えない「楽しみ」を与えてくれる。ウ:当時の人々の「旅情」、日本国内でも「はるか遠い土地」という感覚の楽しさは、現代では失われてしまったものでした。サ:2時間で到着するのと17時間で到着するのとでは、同じ場所でも受ける感覚は全く異なるだろう。ウ:そして、この「交通機関」を使ったトリックこそ、この本が支持され続ける理由の一つです。サ:「空白の四分間」だな。日本の推理小説で「時刻表トリック」というジャンルが確立された瞬間が、この小説に描かれている。ウ:そのトリックの面白さと、人間性を描き、罪を深く抉る哲学性。その両立があり、破綻していない。それが、希代の小説名人・松本清張の凄さです。サ:しかも、アリバイを崩した後、もう一つ仕掛けがあることも、「職人芸」を極めた先生ならではの作品だ。ウ:映像を視て、面白いと思った方は、絶対に原作を読むべき一冊です。【了】
2018年07月22日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その504・497冊目】・紹介する本『【中古】あなたに金持ちになってほしい / TrumpDonald J.』ドナルド・トランプ、ロバート・キヨサキ、メレディス・マカイヴァー、シャロンレクター著・白根美保子、井上純子訳・サノーさん一言コメント「金持ちと、そうでない人の違いを徹底的に解説する。その姿は、大統領となっても変わらない」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「どんな金持ちになるかどうかは、その人の願いによって異なります。でも、結果を金額だけで捉えるなら、これほどの勝利者はいないかもしれません」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):世の中には「凄い人」がいて、そのまた上に「凄い人」がいるが、現在生きている「凄い人」のなかでも、その権力と財力において飛びぬけているのは、間近いなく「第45代アメリカ合衆国大統領」だろう。ウノーさん(以下ウ):その経歴と行動も、もちろん「凄い」です。サ:この本は2008年発刊だから、当時は当然大統領ではなかった。ウ:でも「人生哲学」は、今と変わってないですね。サ:「敵」がいて「味方」がいる。「勝者」がいて「敗者」がいる。「味方」を求め「勝者」となることだけを徹底的に求めるという「姿勢」は、誤解されることも多いと思うが、ある意味「正義」の本質ではある。ウ:当時は「お金」の世界での「勝者」、「選挙」では候補者としての「勝者」、そして「大統領」では歴代ナンバーワンとしての「勝者」をトランプさんはただひたすら、追い求め実現しようとしていることが、この本で確認できました。サ:たから、常に「二極」なんだ。「他人」「身内」「敵」「味方」「国内」「海外」、そしてその二軸を分類するための基準が「勝者」と「敗者」だ。ウ:本当にわかりやすい整理です。このわかりやすさが、難解な政治の駆け引きに「飽き飽き」していたアメリカ国民の支持を得たことは理解できることです。サ:もちろん「勝利」はその要素だけではもたらされない。過去のデータを検証し「未来」に対し最大限の関与となり「布石」を積み上げる。ウ:それが、不動産投資でも政治でも「突飛と思える行動」で結果を生んでいるのですね。サ:いや「結果を生んでいるように見える」が正解かもしれない。投資では、10回やって、8回やられても、2回の「勝利」が残りの「敗北」を打ち消す。ウ:あれだけ「批判」され「変更」や「停止」となった政策があっても、支持され続けているのは、その「感覚」のおかげかもしれません。サ:あとは「人生はゲーム」という「哲学」だろうな。ウ:これ、言葉の印象よりも、遥かに「重い」言葉ですよね。サ:この感覚が「実感」となると、アメリカ大統領にまでなれる、という実例なんだ。ウ:あ、もう一人、表紙で笑っているビッグネームについて書かなきゃ。サ:キヨサキさんのほうは、いつも通り定番の「優しさ」だ。この人も「現実」と「理想」の垣根なんてないことを「実感」している人だ。ウ:大統領になるよりは、金持ち父さんになるほうが楽です。サ:そんな「先入観」は、彼らには存在しない。ウ:ゲームだから「難易度も自分で設定する」ということです。【了】
2018年07月21日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その503・496冊目】・紹介する本『ヴァージン』リチャード・ブランソン著・サノーさん一言コメント「世界を変える人間がたどる、試練と挑戦の日々。地球規模では留まらない、挑戦者の魂を学ぶ」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「あきらめたら、終わり。でも、窮地に追い込まれたとき、前に進む勇気がある人が、どれだけいるでしょうか」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):挫折と失敗は、成長する糧だと、多くの「自己啓発書」には書かれている。ウノーさん(以下ウ):でも、辛いことは避けたいですし、最初から最後まで「うまくいく」のがいいです。サ:だが、挫折と失敗を乗り越えることに「快感」を覚えてしまうと、その成長の速度と規模は「爆発的」に促進される。ウ:それが「今世紀最高の起業家」と称される、リチャード・ブランソンさんの姿ですね。サ:学生新聞の広告営業を、超一流の企業に仕掛ける。しかも「17歳」でだ。ウ:内容もぶっ飛んでます。コカ・コーラには、「ペプシも載せてる」といい、ペプシには「コカ・コーラも載せてる」と電話で伝えるなんて、子供の発想と行動の域を超えてます。サ:しかも、その数十年後には、自分で「コーラ」の会社を創ってしまったのだから、とてつもない「実現力」だ。ウ:その「学生新聞」では、驚くべきことに、ミックジャガー、ジョンレノンも登場しました。サ:ジョンが「曲を提供する」と言ってくれて、それを信じた著者が印刷部数を増やす手配をしたのに、提供されなかったというのは、色んな意味で面白いエピソードだ。ウ:その新聞業を通じて、顧客、読者のニーズの高さを確認したのが、「音楽」というジャンルでした。サ:そしてそれが、バージングループの初期となる「音楽産業」への進出へと繋がっている。ウ:その過程においても、試練が待ち構えていました。サ:そのどれもが「精神力」を試されるものであり、通常では乗り越えられない規模と内容なのが、この自伝の「迫力」となっている。ウ:「回天」という表現が相応しいほどの逆転力です。サ:行動を止めない、できることはすぐに行う。これをいかなる状況でも継続できるのは、生まれ持ったものもあるが、やはり「精神力」だということが確認できた。ウ:ご本人は「参加しなくてはならない。本気で取り組む必要がある。そして素晴らしい仲間をみつけ、幸運に恵まれれば成し遂げられるだろう」とおっしゃっています。サ:その哲学は普遍なものだが、実践者の体験から伝えられるからこそ、コトダマとなってこころに響く。【了】
2018年07月20日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その502・495冊目】・紹介する本図解 話を聞かない男、地図が読めない女 [ アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ ]・サノーさん一言コメント「男女は、根本から違う。だが、その違いがどこから来て、どのように違うのかを理解している人は、少ない」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「同じ人間だから、男女は、だいたい同じ。それは、犬と猫が四本足だから同じだというようなものです。人間という生き物の不思議を探ります」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):さて、男女の違いを説明する本は、数年ごとに新しいタイプの切り口で出版され、ベストセラーになるものも多い。ウノーさん(以下ウ):この本も、よく売れました。サ:つまり、それほど、世のなかの人は「男女が違う」ということについて、興味があるわけだ。ウ:現在の日本では「人間関係」「お金」「仕事」が、三大悩みですが、特に「人間関係」、しかも「男女関係」は、極めて重大な課題となっています。サ:戦争や食糧危機の状態ではその問題は遠のくから、社会が豊かであることの、証明だとも言える。ウ:でも、当事者にとっては、そんなノンキな話ではないです。一刻も早く解決したいと思っている人も多く、こういうテーマの本を、手に取ることになります。サ:この本では「男女の違い」については「根本的に、違う生物だと認識できるほど、異なる」という結論だ。ウ:人間という「生き物」としては同類ですが、思考や思想や発想、行動や能力において、決定的に違うことを、具体的な根拠から教えてくれます。サ:タイトルの通り「男性は、道に迷っても人に聞こうとせず、女性はそもそも地図を読まない」というのは、端的な例ではあるが、本質を突いている。ウ:もちろん、個人差はあり「地図が好きな女性」もいると思いますが、それは「後天的」であり、脳の構造、精神の構造からは「読めない」という結論です。サ:この違いについて、多くの人が「忘れている」か「そもそも知らない」から、余計な摩擦が起こる。ウ:知っていると「先回り」の対応ができます。サ:それを「思いやり」という。「違い」を認識し、互いに思いやることで、関係性は改善される。ウ:でも、それが難しい。なぜなら、男女は根本的に違っているから、です。【了
2018年07月19日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その501・494冊目】・紹介する本世界のどこにもない会社を創る! セコム創業者の痛快な起業人生 [ 飯田亮 ]・サノーさん一言コメント「ド真ん中、ド直球の成功自伝本。志の大きさが、会社の規模を決める」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「読んで痛快、スカッと爽やかな成功者の自伝です。シンプルでわかりやすく、そして正直であることが、人生の秘訣であることを確認します」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):いまでこそ、「警備会社」は当たり前に存在するが、最初の東京オリンピック前までは、考えられない「職種」だった。ウノーさん(以下ウ):「安全と水はタダ」というのが、日本人の感覚でした。サ:まあ、税金を警察に払っているのだから、わざわざ個人で負担する意味が分からなかったんだろう。ウ:その「概念」を覆し、「安全を買う」というスタイルを日本に定着させたのが、「セコム」ですね。サ:その創業者の視点、思想、哲学は、本当にシンプルでストレートだ。ウ:「独立の5条件」は、まさに「天啓」を受けるための条件と一致します。サ:努力すれば大きくなる仕事であること、誰もやっていない仕事であること、人から後ろ指を刺されないこと、大義名分があること、前金も取れる仕事であること、の五箇条だ。ウ:その条件は、誰でも思いつくものですが、それを徹底的に守り、行動を通じて現実にしていくことは、多くの人ができていないことです。サ:その志のもとに生れた「セコム」の成長記録も、シンプルで面白い。ウ:1000億企業も、スタートは手探りだった事実に、勇気が湧きます。サ:あの有名なキャッチコピー「セコムしてますか?」の誕生秘話もいい。ウ:当時のスーパースター長嶋茂雄を起用し、その後数十年にわたり、変更せずに使い続けた「コピー」が「赤坂の料亭の芸者さん」から誕生したというのは、驚きの秘密でした。サ:志があるから、真摯となり、真摯だから、感度が高まる。だから、酒を飲んでいても、ヒラメキが降りてきて、それを実行するセンスが養われる。ウ:「日本式」の成功哲学を学ぶのに、最適な一冊です。サ:哲学や精神も大切だが、こういうわかりやすい「姿勢」を教えてもらえるのは、ありがたいことだ。【了】
2018年07月18日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その500・493冊目】・紹介する本きみの行く道 [ ドクター・スース ]・サノーさん一言コメント「どんなに怖くても、滑稽でも、嫌われても、バカにされても、自分は、自分の進む道を信じる。心の命ずるままに、歩き続ける」【サノーさんおすすめ度★★★★★+★】・ウノーさん一言コメント「あたたかく、やさしく、つよい言葉たちが、前に進む勇気をくれます。いつでも、戻ってこれる場所となる一冊です」【ウノーさんおすすめ度★★★★★+★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):500回。想像していたよりも、遥かに面倒で、得るものもなく、自分が成長したのかさえ、判定できない。ウノーさん(以下ウ):まあ、1000回やらないと「なにも書かないのと同じ」ですね。サ:ただ、紹介できそうな本を探し、いかに安価で手に入れ、隙間時間で読むという、実践しなければ知らなかった楽しみは、確実に定着した。ウ:ベストセラーや他の方が推薦している本ではない、なんとなく手に取った本が自分にとっては良かった、という体験も、新しい発見でした。サ:500回目に紹介するこの本は、随分有名な世界的ベストセラーだが。ウ:でも、日本人で、知っている人が少ないんですよね。サ:そりゃそうだろ。絵本のコーナーに置かれているから、大人は「知らない」のが当たり前だ。ウ:大人にこそ、読んでもらいたい本です。サ:「疲れて、投げやりになったとき」「辛くて、逃げ出したくなったとき」に、この本は抜群に、効く。ウ:ウチも、ヤバいときに、何度も救ってもらってます。サ:どうして、この独特な絵と簡単なメッセージが、心に染み入るのかは、わからない。ウ:不思議な魔法が、かかっています。サ:魔法というより、「念」だな。スースー博士の「想い」が、絵と文字に込めれてる。ウ:どちらも「目に見えない」点で、一緒です。サ:メッセージは、平凡で、当たり前で、新しい発見となるものはない。ウ:でも、様々な情報、様々な操作のなかで、忘れてしまう「基本」てす。だから、この本は、いつもそばに置いておく必要があるのです。サ:この本を読むといつも考えるのが、本と出会う「タイミング」についてだ。ウ:『猿読み』を500回やってみて気づいたのも、それですね。サ:本屋に行き、膨大な本の中から、一冊を手に取る。この行動には、自分の現状を知り、次の選択を促す「タイミング」を知るとう意味をもつ。ウ:結果論ではありますが、振返ってみると、その時々の状況、課題や迷いに応じて、本を選んでいることが、はっきり確認できます。サ:そして、それは、確実に「良い方向」へと軌道修正してくれる。ウ:理想は、この読書紹介を読んで、その「タイミング」を感じてくれる人が登場することなんですが。サ:それには、1000回を超えて続ける必要がある。【了】
2018年07月17日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その499・492冊目】・紹介する本銀の匙 (新潮文庫) [ 中 勘助 ]・サノーさん一言コメント「幼少期の思い出を淡々と描きながら、現実と幻想の世界を紡ぎたす。美しい思い出が古き良き日本の社会を伝える」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「子供の頃、世界はただ広く、大人は自分とは違う生き物でした。出会いと別れが、坊ちゃまを大人へと成長させます」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):引き出しの奥の小箱には「銀の匙」が入っていて、それは、子供の頃の思い出と直結している。ウノーさん(以下ウ):追想小説は色々ありますが、儚さと美しさで、ファンの多い作品です。サ:1900年初頭の日本の姿、人々の生活が、ありありと浮かび上がってくる。ウ:ノスタルジーというと簡単ですが、なんとも言えない「懐かしい気持ち」がこみ上げてきます。サ:もちろん、ウチが生まれるよりもはるか前の「日本の姿」なのに、懐古的な印象が強い。ウ:やっぱり、自分の記憶ではない記憶から、そういう感覚が生まれるのだと思います。サ:主人公は、比較的裕福な家庭に生まれ、「坊ちゃま」として育った。ウ:当時の「神田」は、火事喧嘩泥棒が横行する「無法地帯」だったんですね。サ:ほんの100年ほど前の「東京」の姿が、あまりにも現代と違うことに驚く。ウ:でも、子供の眼からみた「世界」は、それほどの違いはありません。サ:たくさんの出会い、大人との関わり、同世代の子供との関わり、少し年上の女性へのあこがれや、兄弟ケンカなどは、時代が経っても変わるものではない。そのあたりの描写が巧みで美しいから、誰の心にも「子供時代」の情景が蘇ってくる。ウ:友達との出会いと別れ、子供であるが故の「無力感」や「焦燥感」も、多くの人の胸の奥にある「思い出」とリンクします。サ:そして、成長するにつれて、子供の頃は「絶対的保護者」だった大人が、逆に衰えて、弱くなっていく状況に直面する。ウ:暖かく、大きく、守っていてくれていた大人の手が、小さくしおれている姿に、哀しみを覚えるわけです。サ:だが、それでも人生は続いていく。日々のなにげない積み重ねが、今という状況を生み出し続けている。ウ:だから、たまに立ち止まって、自分の子供の頃を思い出すことは、大切なんです。サ:あまりにも多くの「日常」に押しつぶされてしまう前に、子供の頃の喜びや楽しみを思い出し、その上に現在があることを認識する必要がある。【了】
2018年07月16日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その498・491冊目】・紹介する本ツキの法則 「賭け方」と「勝敗」の科学 (PHP新書) [ 谷岡一郎 ]・サノーさん一言コメント「一流のジャーナリストにして、投資家である著者が挑む、運の存在と実体。新しい定義から生まれる対策」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「運やツキは、非科学ではありません。でも、その本質を捉えることは、科学ではできません。観察と研究により浮かび上がる目に見えないチカラを学びます」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):「ツキ」や「運」に関する本は、つい手に取ってしまう。ウノーさん(以下ウ):それだけ関心もありますし、なにしろウチの仕事に直結する「要素」ですので、その勉強はずっと続きます。サ:「運について」の考察は、大きく分けると「最初からその存在があることは前提で、その本質に迫ろうとしている」タイプと「証明されていない領域であり、その存在を定義し、その利用方法を考える」タイプだ。ウ:この本は、後者ですね。サ:まず仮説として「運は、人生を大きく左右し、人間の手で操作・制御することが不可能に見える事象」だと定義して、それに対する考察が展開されている。ウ:自分の内と外を世界だとして、それ対する「運」の役割や要素を解説しています。サ:20年以上、1000人以上の人生を調べ、その「見えないもの」を文字によって見えるようにしていった作業には頭が下がる。ウ:その研究から得た仮説は、「絶対に起こらないという事象は何もなく、あらゆることは起こり得る」という「世界の実態」です。サ:そして、その仮説から「運を味方につけた人々の傾向」を抽出したわけだ。ウ:運のよいとの5つの特徴として「社交性に富み」「直観力があり」「勇気がある」というのは、その表現以上に説得力があります。サ:そして「ラチェット効果」と「悲観的推測」については、新しい発見となった。ウ:ラチェット効果というのは、いち早く危険を察知し、その場から立ち去る能力です。サ:予知とも受け取れる。状況が悪化する前に、状況を変化させるか、その場を離れる選択ができる人のことだ。ウ:運がいい人は「悲観的推測に基づいて行動する」というのは、意外でした。ポジティブな感じではないんですね。サ:「それは楽観的」という言葉の意味を誤解しているからだ。真の楽観主義者は「推測は悲観的」に行い、それに備える行動をとる。それは、左脳側の機能と言える。ウ:全体的にみると、やっぱり「バランス」なんですよね。サ:運のよい人とは、見える世界も、見えない世界も、相対的なバランスをとることができる人のことだ。ウ:だから「左右対称」を、人は「美しい」と感じるのですね。【了】
2018年07月15日
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【猿のごとく読み、人のごとく考える・その497・490冊目】・紹介する本金融商品にだまされるな! 本当に正しい預金、債券、個人年金の使い方 [ 吉本佳生 ]・サノーさん一言コメント「有名銀行だから、大企業だから、そんな理由で信用していたのでは、虎の子の資産する守れる時代ではない。正しい知識が、正しい選択を生む」【サノーさんおすすめ度★★★★☆】・ウノーさん一言コメント「金融商品の規約なんて、読んだことがありませんでした。パンフレットに書かれない、本当の目的を知ります」【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):「オレオレ詐欺」は、社会問題となってからずいぶん経つが、いまだに根絶されない。 ウノーさん(以下ウ):金融機関でも対策が施され、水際で防げるようになってきたはずですが、いまだに驚くほどの金額が「詐欺」によって奪われています。サ:「親心」や「罪悪感」という「心理」を利用し、徹底的に弱点を突くことによって、第三者からみたら明らかな「ウソ」が、当事者にとっては疑うべくもない「本当」に変換される。ウ:顔の見えない電話ですら、誘導が可能なのですから、これが「社会的信用」がある機関、銀行や証券会社で行われた場合は「イチコロ」です。しかも、巨額の広告費をかけ、社会的認識を高めていば、ほとんどの人が信じてしまいます。サ:もちろん、この本の著者も「金融商品」が「詐欺」だとは言ってない。合法的な商品であり、社会に認められた「売り物」だ。でも、それを「買う」人にとって、あまりに「誤解」されるような「売り方」が行われているから、このタイトルとなる。ウ:少し前の本なので、現在はパンフレットや商品内容が若干異なりますが、大筋では、それほど変化してません。サ:銀行は、預金者の「金の動き」を把握している。大きな収入があったとき、すぐに案内があるのが「資産運用」だ。ウ:預金してても、マイナス金利です、さあ、安全に投資しましょう、というのは、銀行にとってもお客様にとっても、悪くない話です。サ:だが、それを売る際に「都合の悪い情報」を伝えていない。ウ:だって、それをしっかりと伝えたら、「それほど良い投資ではない」ことに気が付きますから。サ:リスクとリターンで考えれば、パンフレットにある記載とはかけ離れた「投資」だ。ウ:でも、それを銀行も証券会社も「売りたい」のは、なぜでしょう?サ:他の「商品」に比べ、売り側にとっての短期的なリスクが少なく、安定した手数料収入が見込めるからだ。ウ:投資で勝っても儲かるし、やられても、手数料は確保できる。ある意味、金融機関にとっては理想の商材です。サ:それが事実なのは、この本がいまだに売られている事実が証明している。ウ:まあ、売る側としては反論したくなるような表現もありますが、しないですね。サ:しないのではなく、できない、が正解だ。ウ:事実を学ばないと、大切なお金を守れないという、よい一例です。【了】
2018年07月14日
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